Quantcast
Channel: デンマンのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 12413

友情と国際感覚(PART 2)

$
0
0




 
友情と国際感覚(PART 2)





729(神亀6)年に起こった「長屋王の変」ですよ。 藤原不比等の死後に不比等の娘で聖武天皇の生母・藤原宮子の称号を巡って天武天皇の孫である長屋王と藤原4兄弟が衝突する。 これがきっかけで、藤原4兄弟は長屋王が煙たくなった。 漆部君足(ぬりべのきみたり)と中臣宮処東人が「長屋王は密かに左道を学びて国家を傾けんと欲す」と密告した。 それをうけて藤原宇合らの率いる六衛府の軍勢が長屋王の邸宅を包囲し、舎人親王などによる糾問の結果、長屋王はその妃吉備内親王と子の膳夫王らを縊り殺され服毒自殺した。 古麻呂はこのような藤原氏の横暴を見続けてきた。




つまり、古麻呂さんには反藤原体制を構築しようとする野望があったのでござ〜♪〜ますか?

僕はそう信じていますよ。 要するに、席次に拘ったのは、ある意味では古麻呂の演技---大芝居だったのですよ。

大芝居。。。?

そうです。 反藤原体制を構築しようとするための旗揚げですよ。。。大伴氏の存在を周りの者に意識させたのです。 やがて反藤原氏の活動を開始する。 でも、残念ながら、計画は漏れてしまう。 挙句の果てに杖で何度も打たれる拷問の末、絶命した。 これが「橘奈良麻呂の乱」ですよ。

藤原氏に立ち向かったけれども結局、反藤原体制を構築することはできなかったのですわね。

残念ながら大伴古麻呂の計画は実を結ばなかった。 でもねぇ、古麻呂の意思は従弟の大伴家持に受け継がれたのですよ。


(otomo01.gif)

大伴家持にですか? どのように。。。?

万葉集の編集長として、家持は藤原氏の出自を暴(あば)いている。

どのように暴いているのですか?

だから次の記事で書いたでしょう!


(yang01.jpg)

『光明皇后の韓国』

(2012年6月13日)



大伴家持が万葉集の編集長として、藤原氏の出自を暴(あば)いているって、どういうことでござ〜♪〜ますか?



次の短歌ですよ。



 
 
 
大船に 真楫繁貫き この吾子を
 
 
韓国へ遣る 斎へ神たち
 
 
 
光明皇后 (万葉集 卷19−4240)

(読み: おおふねに まかじしじぬき このあこを

からくにへやる いわえかみたち)


意訳:

櫂(かい)をずらりと並べた偉容を誇る大船に、
親愛なる甥を遣唐使として唐へ遣わします。
そのような訳で、どうか神々の皆様、
この人に祝福をお与えください。





「韓国へ遣る」となっているのは、もともとは「唐国へ遣る」となっていたのではないか?



それを編集長の大伴家持が「韓国へ遣る」と変えたとデンマンさんは言うのですか?

そうです。。。確証はないけれど。。。


【ジューンの独り言】



デンマンさんの仮説は

確かに面白いです。

でも、果たしてそうだったのでしょうか?

万葉集は万葉仮名で書かれているので

わたしにはさっぱり解りませんわ。

万葉仮名はまるで中国語と

変わりがないように見えます。

ところで、外国人が日本語を勉強するのに、

最も難しいのは何だと思いますか?

敬語の使い方です。

日本人でさえ適切に敬語が使えない人が

増えていると聞いています。

だから、やっぱり敬語は難しいのですわね。

英語にも敬語が無いわけではありません。

でも、日本語ほど体系的には使われていません。

ヨーロッパ近代語に敬語があるかないかは

敬語の定義次第です。

敬語を広く「人物間の上下関係や

親疎関係を反映した言語表現」と定義すれば

英語で丁寧な命令文に

please を付ける例を始め

学校で生徒が教師に、

軍隊で兵士が上官に対する応答の文末に

sir や madam(ma'am)を

付ける例があります。

英語の二人称代名詞である you は

もともとは敬称でした。

英語話者が家族であろうと親しい友人であろうと

常に本来敬称であった you のみを

使うようになったために

you が敬称としての意味を失い、

敬称でない形の thou が

忘れ去られたのです。

現在では敬語表現としては

次のような形を使って表現することが多いです。

Could you ...?

Would you ...?

May I ...?


 
ところで、卑弥子さんが面白いサイトを

やっています。

興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして

覗いてみてください。



『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。バーィ






ィ〜ハァ〜♪〜!

メチャ面白い、

ためになる関連記事




■ 『きれいになったと感じさせる

下着・ランジェリーを見つけませんか?』


■ 『ちょっと変わった 新しい古代日本史』

■ 『面白くて楽しいレンゲ物語』



■ 『軽井沢タリアセン夫人 - 小百合物語』

■ 『今すぐに役立つホットな情報』



『夢とロマンの横浜散歩』

『愛とロマンの小包』

『下つきだねって言われて…』



『銀幕の愛』

『パリの空の下で』

『愛の進化論』

『畳の上の水練(2011年3月15日)』

『軍隊のない国(2011年3月21日)』

『アナクロニズム(2011年3月27日)』






Viewing all articles
Browse latest Browse all 12413

Trending Articles