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唐から来た14歳の少女(PART 2)


 
 
唐から来た14歳の少女(PART 2)


「しんわ楊貴妃伝説」

今から千二百年あまり昔、竜洞山の一画にこつ然と見事な家が建っていた。
その家には一人の美しい女性が住んでいた。
あまりの美しさに村人たちは女性を恐れた。

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(yang04.jpg)

ある年の夏、疫病が流行し、村人は困っていた。
それを知った女性は、唐の国から持って来たという薬草を村人に与え、疫病に苦しむ人々を救った。
村人は女性を尊敬した。
女性は「楊貴妃」と名乗った。
そして、唐の国から皇帝の迎えの使者が来るのを待っている身であると打ち明けた。

ある日、一天にわかにかき曇り、雷鳴とどろく中で、巨大な竜が山頂に舞い上がった。
竜とともに女性の姿も消えていた。
家も一瞬にして無くなった。
ただ、女性が用いていた匂い袋が一つ山中に残っていた。
女性の家があった跡地は「楊貴妃」と呼ばれるようになった。
これが「しんわ楊貴妃伝説」である。
竜が舞い上がった山には竜が住んでいたという洞穴があり、「竜洞山」の名がある。

(イラストはデンマン・ライブラリーより)



『楊貴妃伝説』より


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つまり、天草郡西仲嶋に漂着した「唐から来た14歳の少女」がこのような伝説として村人に語り継がれたとデンマンさんは思うのですか?

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その通りですよ。 その方が歴史的に考えて納得がゆきます。 藤原清河の娘の喜娘は実際に日本へやって来て勅撰史書『続日本紀』(しょくにほんぎ)に史実として残っている。

でも、どうして「喜娘」が「楊貴妃」になってしまったのですか?

日がたつにつれて、世界的に有名な唐の「楊貴妃」が歴史的には知名度の低い「喜娘」を押しのけてしまったのですよ。 

そうでしょうか?

だってねぇ、聞く人だって「喜娘」の名は知らないけれど、「楊貴妃」の名前なら知っている。 だから、伝説が語り続けられている1200年のうちに、唐で生まれた「喜娘」がいつしか「楊貴妃」に代わっていったのですよ。 そう考えても、ちっとも不思議ではないでしょう!? 卑弥子さんも、そう思いませんか?


【ジューンの独り言】

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ですってぇ〜。。。

確かに面白い説明ですわね。

それにしても、男でも尻込みするのに、

よく遣唐使船に乗って

日本へやってくる気になったと思いますわ。

勇気があったのでしょうね。

それに、お父様から日本のお話を

しばしば聞かされていたのでしょう。

喜娘にとって、日本は「夢の世界」、

「希望の国」だったのかもしれません。

死を覚悟してまで行ってみたい国だったのに

違いありません。

たぶん日本語もお父様から

教わっていたかもしれません。

ところで、外国人が日本語を勉強するのに、

最も難しいのは何だと思いますか?

敬語の使い方です。

日本人でさえ適切に敬語が使えない人が

増えていると聞いています。

だから、やっぱり敬語は難しいのですわね。

英語にも敬語が無いわけではありません。

でも、日本語ほど体系的には使われていません。

ヨーロッパ近代語に敬語があるかないかは

敬語の定義次第です。

敬語を広く「人物間の上下関係や

親疎関係を反映した言語表現」と定義すれば

英語で丁寧な命令文に

please を付ける例を始め

学校で生徒が教師に、

軍隊で兵士が上官に対する応答の文末に

sir や madam(ma'am)を付ける例があります。

英語の二人称代名詞である you は

もともとは敬称でした。

英語話者が家族であろうと親しい友人であろうと

常に本来敬称であった you のみを

使うようになったために

you が敬称としての意味を失い、

敬称でない形の thou が忘れ去られたのです。

現在では敬語表現としては

次のような形を使って表現することが多いです。

Could you ...?

Would you ...?

May I ...?

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ところで、卑弥子さんが面白いサイトを

やっています。

興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして

覗いてみてください。

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『あなたのための笑って幸せになれるサイト』

とにかく、今日も一日楽しく愉快に

ネットサーフィンしましょう。

じゃあね。バーィ

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ィ〜ハァ〜♪〜!

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