人の輪が生み出した奇跡(PART 1)
(roten003b.jpg)
Subj:無事に帰ってきた
小百合さんのために
僕のプレゼントがありますよ。
ヽ(´ー`)ノキャハハハ。。。
Date: 18/03/2008 2:16:33 AM
Pacific Daylight Saving Time
日本時間: 3月18日 午後6時16分
From: barclay1720@aol.com
To: fuji@adagio.ocn.ne.jp
山の家はどうでしたか?
無事に帰ってきた小百合さんのために僕のプレゼントがあります。
そうです!僕の心の歌です!
僕の小百合さんへの賛歌ですよ!
心の奥から搾り出すようにして歌っています。
まさに、僕の萌えるような気持ちが込められているのですよう!
うしししし。。。
では、聴いてくださいね。
Charade by Matt Monro
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Charade by Henry Mancini
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■『忘れられない、心にしみる歌』
フルートの前奏が小百合さんの心の琴線を
優しく震わせます。
メランコリックで、しかもロマンを感じさせるメロディー
“山の家”にもどって、一人でじっくりと聞きたくなるような。。。
小百合さんの心の中に眠る
夢見る乙女をそっと目覚めさせ、
厳しい現実の中の癒しを身近に感じさせてくれるのです。
夢とロマン!
そうです!
小百合さんのための曲なのですよ。
\(@_@)/ キャハハハ。。。
じゃあね。
by デンマン
Subj:3月19日 あの曲を聴いたら
寂しくなりました。
Date: 18/03/2008 5:49:34 PM
Pacific Daylight Saving Time
日本時間: 3月19日 午前9時49分
From: fuji@adagio.ocn.ne.jp
To: barclay1720@aol.com
映画音楽っていいですね。
本当にデンマンさんが歌ってくれてるようでした。
あの日本の景色が動画になってる曲は
日本人もカバーして 昔 歌ってましたね。
別れの朝 (ドイツ語原曲)
by Udo Jurgens
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テレサ・テン - 別れの朝
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私があまりにも子供の頃で良く覚えてない。
デンマンさんは大人で素敵な人と映画でもいってたでしょうね。
でもあの曲を聴いたら寂しくなりました。
今 朝なのに気持ちは夕方
朝 コーヒーを飲み、
YAHOOファイナンス外国為替情報で
カナダ$ をチェックして
100円を割らないで欲しいと願って!
メールの返信を打って、
1日のスタートが始まるのだけど、
ところで、たらの芽 ふきのとう が出始めました。
クレソンは まだでした。
山には4本桜があります。
1本は 色の濃い 八重桜です。
ぜひ この次 山小屋に来てください。
時間があったら 軽井沢にも
今日は税金の事、実家の相続の事で出かけます。
ノー天気? 脳転記?
主人が私に良くいうけど何なの?
どうゆう字を書くのか 知らない全然
いい意味でないのは分かってますが・・・
小百合より
『別れの朝』より
(2008年3月21日)
デンマンさん。。。、また、このメールですか。。。ちょっとくどいのではありませんか?
あのねぇ〜、今日も音楽の話なのですよ。
それで「シャレード」と「別れの朝」を含んでいる上のメールを持ち出してきたのですか?
そうですよ。
。。。で、今日は「シャレード」と「別れの朝」について語るのですか?
いや。。。また「上を向いて歩こう」ですよ。
でも、6月27日に次の記事を書いたばかりではありませんか!
■『九ちゃんとコメンテータ』
(2012年6月27日)
ちょっとばかり言い足りない事があったのですよ。
でも、どうしてジューンさんがおばさんパンツを穿いて、露天風呂に入ろうとしている画像を持ち出してきたのですか?
いけませんか?
つまり、ジューンさんが関わっているお話なのですか?
いや。。。ジューンさんは全く関係ないのですよ。 同じ画像を貼り付けると無視されるかもしれないので、チャーミングなジューンさんの写真を持ち出してきただけです。 うへへへへへ。。。
そのような紛(まぎ)らわしい事をしないでくださいな。。。で、「人の輪が生み出した奇跡」ってぇ、どのような奇跡ですのォ〜?
あのねぇ〜、今でこそ日本の漫画とかアニメが世界に広まっているけれど、そもそも日本の文化が太平洋戦争後、世界に広まった最初のものが「上を向いて歩こう」だったのですよ。 大袈裟に言えば日本の文化が戦後初めて世界的に認められたのです。 アメリカで『上を向いて歩こう』が大ヒットしたのが1963年です。 ソニーやパナソニック、ホンダやトヨタよりも先だった。
でも、それは単なる偶然だったのでしょう?
うん、うん、うん。。。そう考えている人が多いのですよ。 だから、先日『九ちゃんとコメンテータ』を投稿したのですよ。 当時、文化人とか教養人と言われていた人までが次のような事を恥ずかしげもなく言っていたのだから。。。
(izawa2.jpg)
飯沢匡: これは強調しておきたいんだけれども、あれがアメリカで受けたのは、九ちゃんの力じゃないですよ。 作詞の永六輔でもないですよ。 中村八大の作曲がいいんです。 だから「上を向いて」が「スキヤキ」になったんです。 九ちゃんの声はどうでもいいんで、イヌが鳴いているのと同じことなんだから。 (笑い) すぐに坂本九だ、永六輔だって出てくるけれども、おかしいですよ。 中村八大の作曲ですよ、問題は。 歌に関する限り、メロディーなんです。 歌詞なんか、ほんとうはどうだってかまわないんです。 (笑い)
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安岡章太郎: しかし、歌詞がさきにできて、それに曲をつけたんだろうから。
(sono2.jpg)
曽野綾子: それがあの二人でつくるときは、ちがうらしいですね。 さきにメロディーがあって、それに歌詞をつけるんですって。
飯沢: 二人でいてね。 中村八大がボロロンとやると、永六輔がつけるんです。 だから、♪ウエオムーイテでしょう。 日本語ではムーと低くなることはない。 ムイテとイが上がるんですよ。
曽野: ムーイテは、ミカンの皮をむくみたい。 (笑い)
飯沢: そうなんです。 ラッキョウをむくみたいな、そんなのないですよ。 これをみても、メロディーがさきだということがわかるんです。
安岡: ♪ナミダガ、コボレ、ナイヨオオオニイなんていうのも、おかしいな。
飯沢: そういう点では、歌詞としては不備なところがあるんだ。 中村八大は損してますよ。 ヒット・メロディーの作曲者としてとりあげてやっていいな。
安岡: そんなことをいうと、われもわれもと作曲家志望が乗出すだろうな。
荒垣秀雄: 中村八大は国際水準からいうとどうですか。
飯沢: とにかく「スキヤキ」が売れたんだから、そうとうなんでしょう。
(写真はデンマン・ライブラリーより
赤字はデンマンが強調のため)
132-133 ページ 『上を向いて歩こう』
著者: 佐藤 剛
2011年7月13日 第1刷発行
発行所: 株式会社 岩波書店
この上の対談は1963年12月27日号の『週刊朝日』に載ったのですよ。 安岡章太郎さんと曽野綾子さんは小説家で、荒垣秀雄さんは朝日新聞の名物コラム「天声人語」を20年以上も書き続けていた論説委員です。 この4人は、誰も音楽の専門家じゃない。
安岡さんが「♪ナミダガ、コボレ、ナイヨオオオニイなんていうのも、おかしいな」と言っていますけれど、デンマンさんもおかしいと思いますか?
いや。。。僕は、あまり詞にはこだわらないから。。。でも、おかしいとは思いませんね。 これを読んでいる人に判断してもらいますよ。 まず、九ちゃんの歌を聴いてみてください。
坂本九〜上を向いて歩こう
(qchan02.jpg)
<iframe width="500" height="350" src="http://www.youtube.com/embed/ws7-RN9ztXs" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
飯沢さんも言っているように、「上を向いて歩こう」はアメリカでも記録的な人気が出たのだけれど、初めは九ちゃんが日本語で歌っている歌が受けた。 だから、確かに日本語の詞はアメリカ人にとってはどうでもよかったのでしょうね。 でも、イヌが鳴いているようだとは思わなかったはずですよ。
英語の歌詞では歌われなかったのですか?
いや。。。やがて英語の歌詞で歌われるようになった。 英語版を聴いてみてください。
Sukiyaki (Live)
English Version
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英語版も、なかなかいいですわね。
確かにメロディーがいい。 僕も、どちらかと言えば飯沢さんのように歌はメロディーだけを聴いて、あまり歌詞には関心がない。 でもねぇ〜、「上を向いて歩こう」は歌詞が先にできたのですよ。
でも、飯沢さんは「これをみても、メロディーがさきだということがわかるんです」と言ってますわよ。 曽野さんも「あの二人でつくるときは、ちがうらしいですね。 さきにメロディーがあって、それに歌詞をつけるんですって」と言ってますわ。
だから、この二人は完全に間違っているのですよ。
その証拠でもあるのですか?
ありますよ。 上の本の中でも次の対談を紹介して詞が先にあったことを中村八大さんが認めています。 その対談を読んでみてください。
(endo2.jpg)
遠藤周作: 作曲をなさるときは、いつどこでなさるんですか。
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中村八大: 全く決まってないですね。
遠藤: 「上を向いて歩こう」のときは?
中村: あれは三田のアパートにいて、そこの自分の部屋でやったんです。
遠藤: そういうときは、どうするんですか。 ピアノを弾きながら?
中村: いや、ピアノは、作曲のときには使わないんです。 大体、頭の中で固めていきます。
遠藤: 頭の中にメロディーが浮かんでくる?
中村: 浮かんだり、消したり、浮かんだり、消したり。 いろんなやり方がありますけど、あのときは、坂本九が歌うことは、決まっていたわけです。
<略>
遠藤: それは詞がさきに出来ていたわけですね。
中村: 詞があったわけです。
(写真はデンマン・ライブラリーより
赤字はデンマンが強調のため)
134 ページ 『上を向いて歩こう』
著者: 佐藤 剛
2011年7月13日 第1刷発行
発行所: 株式会社 岩波書店
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