自動翻訳裏話
デンマンさん。。。今日は自動翻訳の話をしやはるのォ〜?
そうなのやァ。 つい先日、英語で記事を書いたのや。
■"Love & Death of Cleopatra"
(April 5, 2011)
これがその記事やのォ〜?
そうなのやァ。
すべて英語を使って書きはったん?
ほとんど英語を使ってるねん。 日本語はほんの少しだけやァ。
あんさん。。。すごいやんかァ。。。ちょっとばかり、あんさんを見直したでぇ〜。。。
さよかァ〜? うししししし。。。
喜んでる場合じゃありまへんがなァ。。。どうせ、あんさんは自動翻訳をつかって書きましたのやろう?
あのなァ〜、わても自動翻訳で事が済むならば、そうしようと思ったのやァ。
済まへんかったのォ〜?
自動翻訳はほとんど使いものにならへんかった。
どうして。。。?
実は、上の記事のかなりの部分はすでに日本語で書いた記事を英訳したものなのやァ。
■『クレオパトラの殺し文句』
(2011年1月17日)
『クレオパトラの殺し文句』が、その元になった日本語の記事やのォ〜?
そうやァ。
どないにすると自動翻訳を使うことができるん?
GOOGLEの自動翻訳を使うのやァ。
http://translate.google.com/
まず上のリンクをクリックして入力画面を立ち上げて、それから日本語の記事のURLを書き込むのやァ。 そして翻訳ボタンをクリックすると英訳されたページが表示されるねん。
上の画面が、その英訳されたページやのォ〜?
そうなのやァ。 でもなァ、英訳されたページを読んでみると、何を言ってるのか全く分からん。 そのままでは使い物にならへん。
それで、あんさんはどないしやはったん?
一つ一つの文を確かめながら自分で訳さにゃならんと思うたさかいに、対訳されているページをゲットしたのやァ。
そないな事ができるん?
できるのやァ。 英訳されたページの上でマウスを右クリックすると次のようにポップアップ・メニューが飛び出すねん。
赤丸で示したSelect All (すべてを選択) をクリックすると全ページがクリックボードに保存されるねん。
そのあとで、どないしやはるの?
クリップボードに保存されたページをノートパッド(notepad)に移すねん。 わてはノートパッドを使うけれど、ワープロならばどのワープロでもかまへん。
ノートパッドを使うのが一番簡単で便利やから、わてはこのようにしてノートパッドを立ち上げて、クリップボードに保存されたページをすべてノートパッドにペーストするねん。 そうすると、一つ一つの日本語の文に対応する英文が表示されるのやァ。
こないにすると、一つ一つの日本語の文を読みながら、それに対応する英文を確かめながら、間違いを訂正してゆけるねん。
あんさんは自動翻訳が使い物にならへんと言うたけど、その根拠になるような具体例でもあるのォ〜?
次の英訳を見れば、わての言う事がめれちゃんにも、はっきり分かると思うのやァ。
あらっ。。。ホンマやわァ〜。。。「うしししし」が"Cow and Lion"に訳されてますやん。 うふふふふふ。。。
おもろいやろう!?
そやけど、どないなわけで「うしししし」が"Cow and Lion"になるん?
「うし」が牛でCow。。。「しし」が獅子でLion になるねん。 うへへへへへへ。。。 全くバカバカしい自動翻訳やろう!? 人間が見れば「うしししし」は、すぐに笑い声だということが分かるねん。 ところがコンピューターは、そこまで考えるようにはプログラムされておらへん。
それで自動翻訳は何から何まで人間がプログラムした通りに訳してしまいはるわけやねぇ?
そういうこっちゃ。 それからなァ、ガーベッジ(garbage)を入れると自動翻訳されてもガーベッジが出てくるねん。 garbage in garbage out.
どういうこと?
つまり、間違った日本文を英訳すれば、必ず間違った英文が出てきよる。
それは、当たり前やんか!
でもなァ〜、その間違っている日本語が正しいと思い込んでいる人には、自動翻訳されて出てきた英文を訂正するには大変な時間と労力がいるねん。
たとえば。。。?
次の翻訳例を見ると、よう分かるのやァ。
「アレオティス湖」を"lake Areotisu"と翻訳しておる。
。。。で何が問題やのォ〜?
「アレオティス湖」の“アレオティス”は固有名詞やから、自動翻訳のプログラムはカタカナをそのままローマ字に変えただけやねん。 恐らく、湖のもともとのエジプト名は最後の"u"をとって"Areotis"やと思うねん。
そういう名前の湖がアレクサンドリアの町の南の方にあるのォ〜?
確かに街の南の方に湖があるねん。 そやけど、わては特に湖に関心などあらへんから湖の名前が記憶にあらへんかった。 そやからGOOGLEで"Areotis"を入れて検索してみたのやァ。
Ariotis という名前はあらへんやんか。
そう言う事なのやがなァ。 つまり、“アレオティス”はガーベッジやったから、自動翻訳されて出てきた英語もガーベッジやったと言う事やァ。
要するに“アレオティス”は間違っていると言う事なん?
そう言う事になるわなァ〜。。。
つまり、あんさんが間違って“アレオティス”と書きはったのやねぇ?
わては間違って書いたとは思わんから名前を見た本のページを見つけて確かめてみたのや。 本が間違っていることだってあるやんかァ。
そないな事よりも、あんさんが間違って書いたという可能性の方が大きいねん。 それで、どないになってたん?
“マレオティス”と書いてあったわ。
やっぱり、あんさんが間違えて書いてしもうたのやねぇ。
わては帳面に“マレオティス”と書いたのや。 ところがパソコンに向かってノートパッドに書き写す時に、自分が帳面に書いたカタカナの“マ”を無意識に“ア”と書いてしもうたのやがなァ。 “マ”と“ア”は似ているよってになァ。
それで“マレオティス”という名前はマジであるん?
念のためにGOOGLEで検索してみたのやァ。
あらっ。。。ちゃんと出てますやん。
そうなのやァ。 分かるまでにずいぶんと時間をつこうてしもうたのやァ。 こういう間違いってあるものなのやなァ。
あんさんが初めに帳面にしっかりと書かんから“マ”を無意識に“ア”と書いてしもうたのやァ。。。
そうなのや。。。せいているから、ついうっかりして書き写す時に間違ってしもうたのやァ。
そいで、マジで“マレオティス湖”は地図に出ておるん?
念のために確かめてみたでぇ〜
アレクサンドリアの街の南の方にちゃんとあるねん。
ちょっとした間違いから、ずいぶんと遠回りをしましたのやなァ〜?
そやけど、こうして記事が書けたやんかァ。 うししししし。。。
【レンゲの独り言】
ですってぇ~。。。
転んでも只では起きず
デンマンさんらしいですわね。
確かにカタカナの“マ”と“ア”は間違いやすいですよね?
自分で帳面に“マ”と書いておきながら
あとでパソコンに向かってワープロに打ち込む時に
“ア”と書いてしまう。
あたしにも、そのような経験がありますわ。
あなたも似たような間違いをしたことがありますか?
とにかく、次回も面白くなりそうですわ。
あなたもどうか、またあさって読みに戻ってきてくださいね。
では、また。。。
メチャ面白い、
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■『アナクロニズム(2011年3月27日)』
こんにちは。ジューンです。
英語でも同じような間違いを
やらかすことってありますよね。
大文字の"O" と "Q" は間違いやすいですよね。
小文字の'i' と "l" も間違いやすいです。
それから小文字の "m" と "n" も。。。
時間がなくて手元の帳面をみながら
ワープロに書き込む時などに
ついついあせって書き間違えてしまうのです。
あなたにも似たような経験があるでしょう?
ところで、卑弥子さんが面白い記事をまとめました。
楽しいから、ぜひ読んでみてくださいね。
■ 『笑って幸せな気分になれるサイト』
では、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。