真紀子落選(PART 1)
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ケイトー。。。 田中真紀子さんが落選したことを喜んでいるのォ〜?
いや。。。 僕は真紀子さんの心情的支援者だったのですよ。
あらっ。。。 ケイトーは真紀子さんを応援していたのォ〜?
でも応援していたのは、もうずいぶん昔のことですよ。
昔ってぇ、いつ頃のことなの?
真紀子節が日本国民の間で、もてはやされていた頃ですよ。
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真紀子節と角栄節
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あらっ。。。 この当時は真紀子さんは日本国民の間で人気があったのねぇ〜。。。
そうなのですよ。 お父さんの角さんの演説もロッキード事件の前には人気があった。
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「門前の小僧習わぬ経を読む」という諺をシルヴィーは聞いたことがある?
お寺の門前に住んでいる子供が習わないのに自然にお坊さんのお経を記憶してしまうと言うことでしょう?
その通りですよ。 真紀子さんは角さんの血筋を引き継いでいるけれど、政治のことは角さんの演説を聴いたり、角さんの世間話を聴いたりしながら自然に身についたのですよ。
それで政治家2世として選挙に当選したのね。
そういうことですよ。 初めの内は真紀子さんに政治指導をしてくれる参謀のような人が居たのですよ。 だから、真紀子さんもその参謀たちの言うことを聴いて問題なく議員活動を続けていた。 真紀子節も国民に受けて、だんだんと人気が出てきたのですよ。
でも、やがてその人気が下火になってきたの?
そうですよ。 周りの参謀の人たちがやがて目障りになってきた。 いろいろと忠告をしてくれるのだけれど、自分の人気が出てくるにつれて参謀の忠告をウザいと思うようになってきた。 それで参謀の首を切り捨てるようになった。
つまり、真紀子さんに有益な助言をしてくれる人が居なくなってきたのね。
そうです。 角さんは自分には学歴もコネもないことが解っていたから助言をしてくれる人の言うことには耳を傾けるタチだった。 ところが真紀子さんは角さんと違って苦労したことがない。 だから、どうしても身勝手で我侭(わがまま)になりやすい。 そのようなわけで自分の息子とも衝突するようになってゆく。 家庭がうまくゆかなければ、政治の世界で人を惹きつけるような魅力のある人物になれるわけがないのですよ。
それで、真紀子さんは政治の世界でも問題を起こすようになったのね。
そうです。 外務省の官僚との諍(いさか)いも、元をただせば真紀子さんの見識不足なのですよ。
どういうこと。。。?
『角さんと原発と天罰』の中でも話したことだけれど、角さんは総理の座を原発の金で射止めたと言うのですよ。
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■『角さんと原発と天罰』
(2013年1月5日)
総理の座を原発の金で射止めたのォ〜。。。? まさかァ〜。。。 そんな事があり得るのォ〜?
あのねぇ〜、 角さんは学歴も金もコネも何もない人なのですよ。 その人が複雑で汚れた政界の中で頭角を現すには普通の事をやっていたのではとても総理大臣になれない。
それで原発に目をつけたの?
そうです。 なかなか目の付け所は良かった。 確かに日本はエネルギー問題で苦労していたのですよ。 オイルショックなんて事があってね。。。石油が出ない日本では外国の石油に頼るしか仕方がない。 その石油は主にアメリカが日本へ供給していた。 アメリカに石油を頼る限り日本はいつまでたってもアメリカの子分になって、何でもアメリカの言う事をハイ、ハイと聴かなければならない。 それじゃあ駄目だと角さんは思ったのですよ。
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つまり、角さんは「日本のエネルギー自立」を考えた。 ちょうどその頃、アメリカ大統領のニクソンが日本の頭越しに中国と国交を樹立した。 日本国民はびっくりした。 アメリカがそう出るならば日本だって中国と国交を樹立しようじゃないかと言うので、角さんも中国で毛沢東と会った。
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ところが、角さんの狙いは中国の石油にあったと言われているのですよ。
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つまり、アメリカに頼らずに中国と石油を共同開発して日本のエネルギーの自立を図(はか)ろうとしたのね。
その通りですよ。 でも、それに気づいたアメリカはムカついた。
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日本が石油を自力で開発することにでもなれば、アメリカの日本コントロールがうまくゆかなくなる。 それでアメリカは角さんを政界から追い落とす陰謀に出たのですよ。
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その証拠でもあるの?
あるのですよ。 ジャーナリストがアメリカ政府の機密文書を手に入れた。
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「日本が石油で自立してアメリカに依存しなくなると言うことはアメリカの国益に反する。 そのようなことになれば田中角栄の政治生命には重大な危機が訪れることになるだろう」 上の機密文書には、そう書かれてある。
つまり、これが後のロッキード事件に発展してゆくのね?
その通りですよ。
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アメリカの目論見(もくろみ)通りに角さんは政界を追われることになったのですよ。 真紀子さんも、その辺の事情を知っていて次のように語っていますよ。
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CIA 検察問題 政権抗争
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でもねぇ、それ以前から、角さんのやり方に外務省の官僚たちも反旗を翻(ひるがえ)していた。 アメリカのやり方に賛同している官僚が少なからず居たのですよ。 それで、何かにつけて角さんに嫌がらせをしていた。
嫌がらせってぇ、例えばどのようなことを。。。?
海外での会談などにかなり無理なスケジュールを組んで角さんの体調を崩すかのように冬のカナダから夏のオーストラリアに、そのすぐ後に厳寒のモスクワに、それが終わると夏のタイにと。。。
マジで。。。?
角さんも外務省官僚のやり方にムカついて真紀子さんにグチをこぼすようになる。
それで真紀子さんが外務大臣になると角さんの敵討ちで官僚イジメをしたのね!?
そういうことなのですよ。
つまり、外務省官僚とは親の代からの確執があったのね?
そうです。
でも、今回の選挙で真紀子さんが落選したのはどういう理由なの?
真紀子さんは民主党が駄目だと言っているのですよ。 つまり、民主党の政治家が駄目な事をしていたので自民党議員に国民がなびいてしまったと。。。
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真紀子さんは文部科学大臣として知名度も充分あったのにもかかわらず新潟5区で自民党前職の長島忠美氏に敗れてしまった。 1993年の初当選から連続6回当選していたのに、支持者の高齢化もあり、角さん以来の地盤を崩されてしまったのですよ。
つまり、真紀子さんは民主党総裁のリーダーシップのなさを理由にしているの?
直接そう言った訳ではないけれど、野田総理は明らかに閣僚の人選を間違ってしまったのですよ。
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日本記者クラブ主催 「党首討論会」
2012.11.30
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野田さんもその責任を感じているのですよ。 要するに、民主党の人気は選挙前に急速に落ちてしまった。 でもねぇ、真紀子さんが落ちたのは自業自得なのですよ。 もともと政治的な才能があるわけではなかった。 だから、大学問題でヘマやってしまった。
田中真紀子に
『なんですかその態度は!?』
馳浩議員が激怒!
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この映像をテレビやネットで見たら真紀子さんの人気はガタ落ちになってしまいますよ。 しかも選挙の直前ですよ。 真紀子さんが落選するのも当然のことなのですよ。 大学関係者や大学に入学しようとする人たちに迷惑をかけた。 しかも、心からその人たちに詫(わ)びてない。 国民に背を向けた政治をするとどうなるか? その見本ですよ! やっぱり、政治は自分のためじゃない! 国民のためにしなければならない!という教訓ですよ。
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