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愛は大海原を越えて(PART 1)

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愛は大海原を越えて(PART 1)
  

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デンマンさん。。。 出だしから めちゃ大袈裟なタイトルを掲げましたなァ〜。。。


(kato3.gif)

あきまへんか?

ちょっと大袈裟すぎますやん。

さよかァ〜。。。? そやけど、わては夕べ、次の箇所を読んで えろう感動したのやがなァ〜。。。



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21歳の時、父が亡くなり、私の世界が変わった。
夏だった。
蝉の声が、じりじりと上がる一方の気温に急かされるように、街いっぱいに広がり始めていた朝だった。
しかし午後になると雨が降った。
私は父の遺体が運び込まれた仏壇のある部屋でこの雨の音を聞きながら、お通夜の準備のために忙しく出入りする人たちを見ていた。
私だけが遠いところに居るような気がした。

私は長女である。
2歳下には妹、そして8歳下に弟がいる。
父は妹や弟のことは、ただ可愛がり、甘やかしていたように思う。
しかし私には何かにつけて厳しかった。
初めての子ということもあり、自分の子はこうあってほしいという願望も人一倍強かったに違いない。
行儀や言葉遣いまで、私が最もがみがみ言われた。
だから、父に娘らしく無邪気に甘えた記憶はほとんどない。
照れもあったが、それよりも、父は私にとって甘える対象ではなく、空のようにあり、海のようにある存在だった。
見えなくても、いつも必ず側にあるもの、私の帰るべきところ。

(読み易いように改行を加えています。
赤字はデンマンが強調。
写真はデンマン・ライプラリーより)



8-9 ページ 『父中上健次と熊野』
著者: 中上紀
2004年7月30日 初版発行
発行所: 株式会社 河出書房新社




上の文章を読みはって、あんさんは感動しやはったん?



いや、ちゃうねん。。。 「父からの手紙」という小文が、このようにして始まるのやがなァ。。。 この本の著者の中上紀(のり)さんも、彼女の父親の中上健次さんも日本では名前が知られた作家のようやけど、わては初めて耳にする名前やった。

あんさんは浦島太郎になってしもうたさかいに、知らないのも無理あらへんわァ。

とにかく、この中上紀さんは15歳の時にお父さんに連れられてカリフォルニアのパサディナへ行ったのやァ。

いつ頃のことやねん?

1986年やァ。

何のためにカリフォルニアへ行きはったん?

このパサディナという町はロサンゼルス郊外にあるのやけど、そこにあるカソリックの女子高校に入学するためやがなァ。


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なしてアメリカの女子高に入学させはったん?



彼女の父親の中上健次さんは、その当時の日本の教育に不安を感じ、それで より良い教育を受けさせようと古い修道院が経営するカソリックの女子高校に留学させたのやがなァ。

教育パパやのねぇ。

そのことやがなァ〜。。。 めれちゃんの場合は、お母さんが教育ママやった。 めれちゃんは3人姉妹の長女で、お母さんは、ちょうど中上健次さんのように、めれちゃんに対して初めての子ということもあり、自分の子はこうあってほしいという願望も人一倍強かったに違いない。

あんさんは、わたしの家の家族構成まで、よう知ってはりますねんなァ。

めれちゃんとの付き合いも2004年からやでぇ〜。。。 めれちゃんの家庭の事もいろいろと聞かせられたやないかなァ。

それで、中上紀さんとお父さんの関係が、わたしと母の関係に似ていると、あんさんは思いはったん?

そうやがなァ〜。。。 中上紀さんは次のように述懐してるねん。


父が生きていた頃は反発もしたし反抗もした。
友だちのお父さんたちとは考え方もやっていることも明らかに違う父をうさんくさい目で眺めたこともある。
勉強しろと言わないかわりに、いいかげんな態度を見せると怒鳴られた。
旅ばかりしている不規則な生活と、言っていることが矛盾だらけに思え、叱られても納得できなかった。
酒の匂いをさせて帰ってくると、またか、とあきれた。
家中が本だらけだったから、本を見ただけでうんざりした。
なのに父不在の今、欠点としか思えなかったそれらが、じわりと私に移行してきている。

(22ページ)




めれちゃんの場合、お母さんにはずいぶんと反抗したやないかいなァ。



そうですう。。。 わたしは母に反抗して16歳の時に 好きな男の人と駆け落ちみたいにしたさかいに、それ以降、わたしと母は水と油のようになってしもうてぇ。。。 かれこれ5年以上も口をきかんことがありましてん。

そうやなァ〜。。。 そやけど、めれちゃんのお母さんも、めれちゃんが憎うて、ガミガミ言うたんと違うのやでぇ〜。。。

今では、解ってますやん。

中上紀さんの場合にも、父親に対して納得できないこともあってぇ、10代の頃にはずいぶんと批判的だったらしい。 わてが感動したというのは、中上紀さんが女子高を卒業する頃に、お父さんからもらった手紙のことやねん。

どないなわけで、お父さんが娘に手紙を書きはったん?

あのなァ〜、中上紀さんが寮生活をしていた女子高では、最上級生になると、カイロスと呼ばれる合宿が行われるそうやァ。 山の上にある合宿所で一人一人がカーテンで仕切られた個室を与えられ、4日間そこで自分を見つめるねん。

それで。。。?

その合宿の最後に、生徒全員に親から預かっていた手紙を一人一人に渡すということやァ。 中上紀さんは、その時 次のような手紙を受け取ったのやがなァ。


お父さんが結婚したのは、23歳の終わりです。
紀は24歳の時にうまれたわけです。

いまから考えると、ものすごく若いお父さんです。
みんな遊んでいる頃です。
でも、その時も今も、ひとつも他の者をうらやましいとは思いません。
紀がもし生まれていなかったら、お父さんの生活はいまとまるで違ったものになっているかもしれませんが、そんなことは想像力が働きません。

 (中略)

人を愛する事、自然に愛する事、その愛の相手から何も求めない事、おそらくどの親、誰の親でもお父さんの気持ちを分かるだろうし、そのうち紀だって分かる時が必ず来ます。
絶対の尊厳とその愛を言ってもいいでしょう。
キリスト教も仏教もイスラムも、ユダヤ教も、それを実に丁寧に説いています。

さて、その絶対の尊厳の愛の対象の紀様
もう将来の勉強の課題は決まりましたか?

志は高く、なるたけ遠くに、持った方が良いと思います。

(10-11ページ)




4日間、自分を見つめ続けた最後の日に、上の手紙を受け取って読んだとき、中上紀さんは、お父さんが初めて愛ということに触れた手紙を読んで 涙が止まらんかったそうやァ。



。。。で、上の手紙を読みはって、あんさんも感動しやはったん?

いや。。。 もうちょっと あとやねん。 確か、めれちゃんがお母さんのことについて書いていたのを思い出だして、わては次の記事を読み始めたのやがなァ。


美女にゃ
 
 

(cat300.jpg)
 

我が家の長女猫です!

親バカですが、

とびっきりの美猫です

おまけに頭脳明晰!

ふと気付くと、

見とれていることも…
 
 
by めれんげ

2008.07.20 Sunday 14:10



『即興の詩 美女にゃ』より
(旧サイトは閉鎖)

『私の国では火あぶりです』に掲載
(2012年9月17日)

 

姿がいいねぇ〜


(jbeauty7.gif)

うん、うん、うん。。。

猫らしい猫だよね。

姿がいいねぇ〜。

テレビ出演できるよう。

\(^Д^)/ギャハハハハ。。。。

しかし、長女と次女の違いが

ものすごいねぇ〜 (爆笑!)


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まさか同じ親から

生まれたんじゃないよね?

\(@_@)/ キャハハハ。。。

長女も次女も個性的だけれど、

あまりにも違いすぎるよね。

でも、小説を書くとしたら、

ボクちゃんは

次女猫をモデルにしたいよう。

なんか、とっても面白い

小説になりそうジャン。

うしししし。。。


(cat102.jpg)

でも、一番かわゆいのは

やっぱり三女猫だよね。

まだ、個性がなくて

不安そうな様子だよう。

こういう不幸な国に生まれて

どうしたらいいニャン?

本能的に、日本の本質を

見抜いたような不安が

表情に見えますよう!

なんだか、3匹のうちでは、

一番哲学的にオツムが

良くなるような印象を

ボクちゃんは持ちますよう。

うしししし。。。

この三匹の猫を相手にしていたら、

1日退屈しないよねぇ〜。

くだらない男と付き合って、

人生を無駄にするよりは、

三匹の猫ちゃんの生態を

じっくりと眺めながら、

小説を書いた方が

表現者のめれちゃんの才能が

花を咲かせると言うものですよう。

うしししし。。。



3匹の猫ちゃんは、めれちゃんに

幸せをもたらすために、

この世に生まれてきたのですよう。

ボクちゃんは、マジで、

そう信じていますよう!

ところで、平安朝の小説できた?

それもいいけれど、

『めれちゃん一家女三代記』

この方が素晴しいと思うよう。

めれちゃんのおばあちゃんの話が

特に面白そうだよう。

でも、『三匹の猫とめれちゃん』

これが、ミーちゃんハーちゃんには

最も受けるよう!

うへへへへ。。。

♪┌(・。・)┘♪ キャハハハ。。。

題材が何であれ、

めれちゃんは、間違いなく、

面白い小説を書くと

ボクちゃんは信じていますよう。

応援していますからね。

ノーベル文学賞も夢じゃないよう!

頑張ってね。

めれちゃん、バンザ〜♪〜イ

三匹の猫ちゃん、ばんにゃ〜♪〜い

(≧Д≦)ノ彡 ニャ〜オウ。。。

(≧Д≦)ノ彡 プニィ〜♪〜

(≧Д≦)ノ彡 ニャンニャン

by デンマン

2008/07/20 6:08 PM



うちの三姉妹は、血はつながってないです〜
長女はペットショップで

次女は「猫もらって下さい」の貼り紙を見て

三女は純粋の野良ちゃん

確かに次女を主人公にすると楽しそうですね!
メタボなのに、運動神経
抜群なんですよ!
そして甘え方が、最高に
可愛くて…
(今もわたしに寄り添って、のどを鳴らしてます!)

小説のほうは、進んでいません…(;Д;)
勉強する習慣が、疎かになってしまっています

うちのおばあちゃんには
楽しいエピソードが
たくさんあります♪
そして母も、かなりユニークな人なんですよ
父と母の夫婦漫才を
聞きながら、成長したわたしです

by めれんげ

2008/07/20 6:53 PM




(foolw.gif)

うん、うん、うん。。。

どう見ても血がつながっているようには

見えないよね。うしししし。。。

\(^_^)/キャハハハ。。。

でも、素晴しい組み合わせですよう!

次女猫がとにかくユニークで面白いですよう。

文学的に魅力のある小説は

やっぱり、『めれちゃん一家、女三代記』だと思うよう。

これならば、直木賞か芥川賞は間違いないね。

うん、うん、うん。。。

僕ちゃんが太鼓判を押しますよう。

でも、選考委員を誰も知らないから、

裏金をつかませないと、ダメだよね。

うへへへへ。。。

でも、そこまでして、めれちゃんが

直木賞と芥川賞を欲しいとは思いませんよう。

やっぱり、狙うのはノーベル文学賞だよね。

ん。。。?

話が大きすぎるゥ?

そうかもねぇ〜〜

あまり大きすぎると、

次女猫が呆れて、

また眠ってしまいそうだよねぇ〜。


(cat110.jpg)

オイ!次女猫!

眠ってる場合じゃないぞォ〜

起きて、めれちゃんの小説のモデルになれ!

素晴しい作品をめれちゃんに書かせてね。

デンマンからのお願いィ〜♪〜

聞いてよにゅ〜♪〜あん。。。

デンマン!

いつまでも、バカやってる場合じゃない!

バンクーバーは午前4時になるんだよう!

では、めれちゃん、おやすみなさ〜♪〜い

次女猫も、しっかりと眠ってね。

じゃあね。

\(^o^)/ キャハハハ。。。

by デンマン

2008/07/20 7:54 PM




(merange42.jpg)

次女猫は、ぷーぷー言ってわたしに甘えた後、
ぽちゃぽちゃの身体を
横たえて寝ていますよ♪

さっきまでは、壁のぼり
上までのぼったら、
腕の力で、ドアの上の壁
にぶらさがって移動

すごい運動神経です…

by めれんげ

2008/07/23 3:19 PM




(laugh16.gif)

次女猫は、本当に楽しくて面白そうな

キャラクターだね。

1日中見ていても飽きないね。

次女猫の記事がたくさん書けそうですよう。

『めれんげと猫三匹ブログ』を書いたら、

きっと面白いものができあがるよう!

個性的な三匹の猫と

三人の異なる女が同居しているような

めれちゃんと織り成す愉快な物語。

考えただけでも楽しそうですよう。

うしししし。。。

めれちゃんも、時間が余って退屈したら、

そうゆうブログを立ち上げてね。

期待していますよう。

うへへへへ。。。

\(^_^)/キャハハハ。。。

by デンマン

2008/07/23 5:31 PM



猫ブログ。
楽しそうですね!
ん〜。良さそうな所
探してみようかな?

by めれんげ

2008/07/23 6:26 PM



『即興の詩 美女にゃ』のコメント欄より
(旧サイトは閉鎖)

『私の国では火あぶりです』に掲載
(2012年9月17日)



 (すぐ下のページへ続く)



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