失われたバレンタイン(PART 1 OF 3)
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The Lost Valentine (Trailer)
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あらすじ
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舞台は第二次世界大戦中のアメリカ。
慎ましいながらも愛に溢れていた新婚夫婦のキャロラインと二ールでしたが、二ールに出征命令が届き、妊娠中のキャロラインを残して戦線へ向かうことになります。
二人はUnion Stationで、1944年のバレンタインデーの日に別れるのでした。
しばらく文通で近況をやりとりしていた2人でしたが、ある日、子どもが生まれる前に二ールの乗った飛行機が太平洋に墜落したという電報が届きます。
そして現代。
あれ以来、キャロラインは毎年、バレンタインデーの日にUnion Stationを訪れ、二ールのことを思い出していたのですが、それが地元テレビ局で働くスーザンの耳に入ります。
スーザンは興味を抱いて、キャロラインを取材することに。。。
二ールは“行方不明”のままで、その後どうなったのか全く解らなかったのですが、スーザンの取材によって明らかになる、というお話です。
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デンマンさん。。。 今日はアメリカ映画のお話でござ〜♪〜ますかァ〜?
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いや。。。 タイトルを「失われたバレンタイン」と書いた時に、「そう言えば、これに似たアメリカ映画があったっけぇ〜。。。」とふいに思い出したのですよ。
それで、わざわざ“The Lost Valentine”の予告編ビデオ・クリップを貼り付けたのでござ〜ますか?
そうですよ。。。 バレンタインにふさわしい映画だと思ってねぇ〜。。。 卑弥子さんも、上の映画を観てみたくなったでしょう?
。。。んで、今日は その映画のことで もっと詳しくお話になるつもりなのですか?
いや、違いますよ。 僕の「失われたバレンタイン」の話をしようと思っているのですよ。
あらっ。。。 デンマンさんも赤ちゃんが生まれる妻を日本に残して太平洋戦争に出征したのでござ〜ますかァ?
卑弥子さん! 笑いを取ろうとして、そのような時代錯誤のことを言わないでくださいよ! 誰も笑いませんよう。 僕は戦後生まれですからね、んもおおおォ〜。。。 僕のオヤジの話ならば、いざしらず、僕が太平洋戦争に出征するわけがないじゃありませんかア!
そう言われてみたら、デンマンさんのお父様は沖縄の宮古島で戦ったのですわね。
そうですよ。 アメリカ軍は宮古島を無視して 沖縄本島だけを集中的に攻撃したのですよ。
それで、デンマンさんのお父様は生き延びて、埼玉県の行田に復員して、やがて、どうにか結婚相手が見つかって、それで、遅ればせながら、デンマンさんが生まれたわけでござ〜ますかァ?
話を簡略にまとめれば、そういうことになるのですよ。
。。。んで、今日はお父様の「失われたバレンタイン」のお話でござ〜ますかァ?
やだなあああァ〜。。。 違いますよう。 当時の日本は英語を使ってはダメでしたからね。 それに、“バレンタイン”などという敵性行事など 日本人には許されない行為だったのですよ。 だから、僕のオヤジに「失われたバレンタイン」の話があるわけがないでしょう!
じゃあ、つまり、デンマンさんの「失われたバレンタイン」のお話ですか?
だから、そう言ったでしょう!
でも。。。、でも。。。、じゃあ、デンマンさんはベトナム戦争にカナダ兵として志願して参戦したのでござ〜ますか?
なんでぇ〜。。。、なんで、僕がカナダ兵として志願してベトナム戦争に行かねばならないのですか!?
だってぇ〜、“The Lost Valentine (失われたバレンタイン)”は戦争と関わる映画でしょう?
だから、それはアメリカ映画の話ですよゥ。
じゃあ、デンマンさんの「失われたバレンタイン」のお話は、戦争とは全く関係ないのでござ〜ますか?
全く関係ありません!
じゃあ、デンマンさんの「失われたバレンタイン」のお話では、デンマンさんは行方不明にはならないのでござ〜ますか?
なんで僕が行方不明にならなけらばならないのですかァ!?
だってぇ〜、わざわざアメリカ映画の“The Lost Valentine”を持ち出してきたということは、デンマンさんのお話でも、どなたかが行方不明になるのでしょう?
誰も行方不明にはならないのですよ。 でもねぇ〜、僕はまさに死にそうになったのです。
あらっ。。。 死ななかったのでござ〜ますかァ〜?!
卑弥子さん! 残念そうな顔をしてぇ〜。。。んもおおおォ〜。。。 僕が死んだ方がいいのですかァ〜?
いえ。。。 でも、デンマンさんご自身が「死にそうになった!」と言うから。。。 ついつい、期待してしまったのですわ。 うふふふふふ。。。
あのねぇ〜、このような時に笑っている場合じゃないのですよ。
分かりましたわ。 じゃあ、その死にそうになったというお話からどうぞ。。。
卑弥子さんが、それほどまでに期待するのなら、まず小百合さんのメールから読んでください。
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Subj:ハッピー、バレンタイン!
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日本時間: 2014年2月14日(金)午前9時9分
Date: Thurs. 13/02/2014 16:09
(バンクーバー時間)
Pacific Standard Time
From: sayuri@hotmail.com
To: denman@coolmail.jp
CC: barclay1720@aol.com
デンマンさん、お元気ですか?
早いものですね。
去年の10月にお会いしたと思っていたら、もうバレンタインですね!
“ルート66の奇跡”でデンマンさんは死ぬほど驚いたようですが
ちょっとオーバーですよ。
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■『ルート66の奇跡』
でも、デンマンさんのおかげで
日本では手に入らないアイリッシュ・クリーム・フレーバーの待望のコーヒーがいただけて
懐かしいバンクーバーを思い出しながら
香りと味を充分に楽しみましたわァ。
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デンマンさんが滞在した1ヶ月は
“光陰矢のごとし”
なんだか アッという間に過ぎてしまったような気がします。
「さきたま古墳公園」でのピクニックが昨日のように
思い出されます。
私が「ツナ缶のLemon味も忘れずに!」とメールに書いたので
デンマンさんが わざわざlemon-pepper味のツナ缶を
日本へ持ち帰ってくれました。
ありがとう!
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10月16日の水曜日は、とっても天気がよくて
まさに秋晴れの行楽日和でした。
デンマンさんが lemon-pepper 味のツナをのせた“カナペ”を作ったのには驚かされましたよ。
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私も ウキウキして白ワインなどを持ち出して
“とっても美味しいわァ! 素敵だわァ〜!”なんちゃってぇ〜。。。
うふふふふふ。。。
。。。というわけで、お返しと言っては何ですけれど、
デンマンさんのためにバレンタインの小包を
船便で送りました。
ちょっと遅れるかもしれませんけど
近いうちにお手元に届くと思います。
\(*^_^*)/
では。。。
デンマンさんが死にそうになった事をもっと詳しく話して欲しいのですけれど。。。
あのねぇ〜、その事はすでに記事の中で書いたことなのですよ。 それに、小百合さんも「オーバーですよ!」と言っているので、ここでわざわざ話すまでのこともないのです。 興味があったら、上のリンクをクリックして、『ルート66の奇跡』をあとで読んでみてね。
じゃあ、どなたも死なないし、行方不明にはならないのでござ〜ますかァ〜?
いや。。。 誰も死ななかったけれど、行方不明になったモノがあるのですよ。
誰が行方不明になったのでござ〜ますか?
じゃあ、次のメールを読んでください。
Subj:まだ、小包が着いてないの?
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日本時間: 2014年2月26日(水)午前9時44分
Date: Tues. 25/02/2014 16:44
(バンクーバー時間)
Pacific Standard Time
From: sayuri@hotmail.com
To: denman@coolmail.jp
CC: barclay1720@aol.com
先日、たまたまカナダのラジオを聞いていたら、
郵便配達が あまりにも負担が大きくなったと言うことで、
カナダの郵便局では 人件費を減らすためにも、
小包みを個別に配達しなくなった。。。
というようなことを言ってましたよ。
みんな、個人でポストオフィスに取り行く制度に変わったと言うことでした。
だから、デンマンさんも郵便局に電話して訊いてみたら?
小百合より
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Subj:小包が着いたという知らせが
カードで届くのですよ
日本時間: 2014年2月26日(水)午前9時44分
Date: Tues. 25/02/2014 16:44
(バンクーバー時間)
Pacific Standard Time
From: denman@coolmail.jp
To: sayuri@hotmail.com
はい、はい、はい、。。。
僕のマンションのメールボックスは小包が入りきらないので、
このマンションに住み始めた20年前から、
ポストオフィスにとりに行くことになっていたのですよ。
小包が郵便局に到着した“お知らせカード”が届きます。
今でもそうです。 きゃははははは。。。
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今、バンクーバー時間で午後6時15分。
いつものようにバンクーバー市立図書館で、あさっての記事を書いているところです。
閉館時間の午後9時までここで書いてます。
今夜は、なんだか郵便屋さんがバレンタインの小包が到着したことを知らせるカードを
僕のメールボックスに入れるような気がします。
きゃははははは。。。
僕の従妹の娘で 社会人になった まりちゃんが夕べ栃木県の日光から電話をよこしました。
3日前に弟が 彼女がどうしても「カナダに行きたいので質問したいことがあるから電話したい」
そのようなことを伝えたので、カナダ時間で午後9時以降に電話してほしいと伝えたのでした。
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■『まりちゃんのブログ』
それで夕べ まりちゃんが電話をよこしたのでした。
日光市でベーグルを作る会社で働いているんだって。
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1時間ぐらい話したけれど、できればカナダに移住したいって言うんだよね。
でも、英語はできないんだって。。。
日光市は小百合さんの家の近くだよね?
若い人はどんどん海外へ出て行くべきだと僕は思っているから、
まずバンクーバーの大学の3ヶ月ぐらいの初級語学教室に入ることを勧めました。
じゃあね。
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(すぐ下のページへ続く)