海外飛躍遺伝子 (PART 2)
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驚愕の"王の館"の全貌!
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この“王の館”がどうだと言うのでござ〜ますか?
僕の母親の実家は南河原村(現在、行田市に編入)の犬塚という地区にある旧家なのですよ。 その本家筋に当たる家が南河原村の“西新井”という所にあって、僕の叔母(九条多佳子)が子供の頃に祖母に連れられてよく遊びに行ったと言うのです。
その本家がどうだと言うのですか?
その本家は、ものすごく大きな家で、塀に囲まれ、さらに堀を廻(めぐ)らしてあったと言うのです。 つまり、“王の館”にそっくりだったと言うのですよ。
デンマンさん! いい加減にしてくださいましなァ。。。 そのお話が本当だったとしても時代が違うではござ〜ませんかア! “王の館”は6世紀から7世紀のお話ですわ。
もちろん、時代が違うことを僕は理解していますよ。 僕が言いたいのは、その本家の祖先は高句麗からやって来たということなんですよ。
マジで。。。?
もちろん、僕は大真面目ですよ。 このような時にウソやデマカセを言うことはできません。
でも、その証拠があるのですか?
あるのですよ。 あのねぇ〜、埼玉県日高市に高麗神社(こまじんじゃ)というのがあるのです。
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この神社が証拠なのでござ〜ますか?
そうですよ。 716年に武蔵国に高麗郡が設置されたのです。 現在では、日高市・鶴ヶ島市のそれぞれ全域と、飯能市・川越市・入間市・狭山市のそれぞれ一部が高麗郡にあたるのですよ。
その高麗神社がデンマンさんのお母様のご本家とどのような関係があるのでござ〜ますか?
あのねぇ〜、668年に唐・新羅の連合軍に高句麗は滅ぼされてしまったのです。 だから、高句麗の人は多くの人が難民となって日本に亡命したのです。
それで、その人たちが現在、埼玉県にある、昔の“高麗郡”に移住したというのでござ〜ますか?
その通りですよ。 703年に 高麗若光が朝廷から王姓が下賜されたという話が伝わっているのです。 この高麗若光も朝廷の命により高麗郡の設置にあたって他の高句麗人とともに高麗郡の地に移ってきたのです。 そして、この高麗神社は、この高麗若光を祭っているのですよ。
つまり、デンマンさんのお母様の祖先は高麗若光なのですか?
いや。。。 直系の祖先でないとしても、高麗若光と同じ頃に高句麗から共にやって来た人たちの内の一人ということですよ。 だから、未だに高麗神社にお参りに行きます。
つまり、デンマンさんの体内には 百済からやって来た父系の血と 高句麗からやってきた母系の血が流れていると言いたいのですか?
そうですよ。 しかも、その血の中には“海外飛躍遺伝子”が息づいているのですよ。 それで、今の僕は歴史的に見れば百済と高句麗から埼玉県にたどり着き、さらにバンクーバーに流れ着いたと言うわけですよ。
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どうですか、卑弥子さん。。。 これで“海外飛躍遺伝子”が僕の家系に息づいていることを信じることができるでしょう?
イマイチでござ〜ますわァ。
じゃあ、駄目押しに、もう一つのエピソードを。。。 僕の叔母(九条多佳子)の事は、僕の記事にもたびたび書いたのですよ。
■『九条多佳子の出てくる記事』
その叔母様がどうだと言うのでござ〜ますか?
その娘に加奈子という僕の従妹がいるのです。 この加奈子は埼玉県北本市の中学を卒業すると バンクーバーの私立高校に留学したのですよ。
それで。。。?
高校を卒業すると、日本のテンプル大学に入学したのだけれど、どうしても馴染めないと言うので、1年で退学。 アメリカのオハイオ大学に入りなおして、卒業してからは香港とシンガポールで重役秘書として働き、その後 日本の外資系の会社の副社長の秘書になって、その秘書に見初められて結婚して現在ではシアトルに住んでいるのですよ。
あらっ。。。 バンクーバーから車で2時間ほどの町ではありませんか!
そうですよ。 郊外にはマイクロソフトの本社があります。
つまり、デンマンさんの家系には“海外飛躍遺伝子”が流れていると言いたいのですわね。
それもあるけれど、叔母が嫁いだ九条家というのは、百済からやって来た藤原氏の家系なのですよ。
あらっ。。。 マジで。。。?
藤原北家嫡流の藤原忠通の三男である九条兼実を祖とする家系ですよ。
つまり、加奈子さんの体内には百済からやって来た藤原氏の血も流れていると言いたいのでござ〜ますか?
いや。。。 藤原氏の血はどうでもいいのです。 加奈子の体内には“海外飛躍遺伝子”が2重にも3重にも組み込まれていると言いたいのですよ。
信じられませんわ。
“信じる者は救われる!”と昔の人は言いましたからねぇ〜。。。 卑弥子さんも信じた方がいいですよ。
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ですってぇ〜。。。
あなたは 信じることができますか?
1400年も昔のことを穿(ほじく)り返しても、どうなることではありませんけれど。。。、
でも、たまには古代の日本について考えてくださいまし。
あなたのために平安史、古代史の記事を用意しました。
ぜひ お読みください。
では。。。
■天武天皇と天智天皇は
同腹の兄弟ではなかった。
■天智天皇は暗殺された
■定慧出生の秘密
■藤原鎌足と長男・定慧
■渡来人とアイヌ人の連合王国
■なぜ、蝦夷という名前なの?
■平和を愛したアイヌ人
■藤原鎌足と六韜
■古事記より古い書物が
どうして残っていないの?
■今、日本に住んでいる人は
日本人でないの?
■マキアベリもビックリ、
藤原氏のバイブルとは?
とにかく、次回も興味深い記事が続きますわ。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、またねぇ〜。。。
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ところで、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。
卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。
■『曲屁(きょくべ)』
■『天神様と東日本大震災』
■『日本は良い国か?』
■『日本人はどこから来たの?』
■『卑弥子も待ってます』
■『卑弥子の源氏物語』
■『源氏物語もエッチなのに』
■『失意の紫式部』
■『めちゃムカつく足枷』
■『床上手な女になりたい』
■『日本へ、紀元前のメイフラワー号』
■『日本の死海文書』
■『今さら聞けない、床上手』
■『兄妹の恋と大乱』
■『えっ、ヒトラーはベジタリアン?』
■『外人に乗っ取られた日本?』
■『失われたバレンタイン』
■『軽井沢夫人@日本王国』
■『都知事になれなかった男』
■『落選男の正体?』
■『カナダはカエデの国なの?』
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