黒い白鳥 (PART 1 OF 3)
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デンマンさん。。。 日本でも黒い白鳥が発見されたようですわね?
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そうですよ。。。 僕もネットで調べてみるまで全く知りませんでした。
。。。で、今日は行田市にも黒い白鳥がやってきたお話ですか?
いや。。。 そうじゃないのですよ。 ちょっとウィキペディアの記事を読んでみてください。
コクチョウ
コクチョウ(黒鳥、学名:Cygnus atratus)は、カモ目カモ科ハクチョウ属に分類される鳥類。
「ブラックスワン」とも呼ばれる。
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オーストラリアに生息する固有種。内陸部の乾燥地帯と、ヨーク岬半島を除く全土に生息している。
オオハクチョウなどのように渡りを行わず、季節や環境の変化により移動を行う漂鳥である。
オーストラリア唯一の固有のハクチョウ属であるが、コブハクチョウが移入されている。
西オーストラリア州の州の鳥。
また、ニュージーランド、ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダ、スロベニア、シンガポール、日本(茨城県、宮崎県)に移入されている。
成鳥は全長110cmから140cm、体重は5kgから6kg、最大で9kg、翼開長は2mである。
くちばしは赤く、先端付近に白色の斑点がある。虹彩は赤色。
羽毛は全体が黒色だが、初列風切羽から二列風切羽の外側にかけてが白色である。
幼鳥は羽毛は白色でくちばしは黒色、成長するにつれて羽毛が黒くなり、くちばしは赤褐色から赤色へと変わっていく。
虹彩は褐色。
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食性は草食性で、主に水草を食べる。
また、水辺に近い場所や陸上でも、採食することがある。
繁殖期は場所によるが4月から9月。
つがいは一生の間、継続する。
コクチョウは大抵、湖の浅瀬か島に草を積み上げた直径約1.5mの巣を作る。
普通、毎年同じ巣を利用し、必要があれば修復したり立て直す。
通常、4-6個を産卵し、雌雄ともに抱卵する。
オスとメスは共に巣を守り、一旦ひなが飛べるまでに育つと、家族でえさを探す姿が良く見られるようになる。
乾燥期に湖沼の水が少なくなると水を求め、数百羽の群れになり移動を行う。
夜間飛翔することが多い。
英語にはかつて、無駄な努力を表す言葉として、「黒い白鳥を探すようなものだ」という諺があった。
しかし1697年に実際にオーストラリアでコクチョウ=「黒い白鳥」が発見された事は、当時人々から驚きをもって迎えられたという。
出典: 「コクチョウ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上の記事がどうだと言うのですか?
あのねぇ〜、英語にはかつて、無駄な努力を表す言葉として、「黒い白鳥を探すようなものだ」という諺があったと、書いてあるでしょう。。。 ジューンさんはその諺を聞いたことがありますか?
ええ。。。もちろん聞いたことがありますわ。
何と言うのですか?
That's as likely as a black swan! と言うのですわ。 つまり、「そのようなことは黒い白鳥を探すようなものだわ」という意味ですわ。 つまり、そんなことはあり得ないという事です。
1697年にオーストラリアで「黒い白鳥」が発見されてから使われなくなったわけですね。
でも、その事実を知らない人もたくさんいるようだから、今でも通用しますわよ。 デンマンさんだってぇ、最近になって「黒い白鳥」がいることを知ったのでしょう?
そうなのですよ。 うへへへへへへ。。。 実は最近、次の本を読んだのです。
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オーストラリアで発見されるまで、旧世界の人たちは白鳥と言えばすべて白いものだと信じて疑わなかった。
経験的にも証拠は完璧にそろっているように思えたから、みんな覆しようのないぐらい確信していた。
はじめて黒い白鳥が発見されたとき、一部の鳥類学者(それに鳥の色がものすごく気になる人たち)は驚き、とても興味をもったことだろう。
でも、この話で大事なのはそういうところではない。
この話は、人間が経験や観察から学べることはとても限られていること、それに、人間の知識はとてももろいことを描き出している。
何千年にもわたって何百万羽も白い白鳥を観察して確認してきた当たり前の話が、たった一つの観察結果で完全に覆されてしまった。
そんなことを起こすのに必要なのは、黒い(それに、聞いたところだとかなり醜い)鳥がたった一羽、それだけだ。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
3ページ 『ブラックスワン (上)』
著者: ナシーム・ニコラス・タレブ
2009年7月3日 第2刷発行
発行所: ダイアモンド社
つまり、「黒い白鳥」を知らない日本人がたくさんいるようなので、わざわざ「黒い白鳥」というタイトルを掲げて この記事を書くことにしたのですか?
いや。。。違いますよ。 実は、次の本を読んだからなのですよ。
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誰も気づいていないことだが、実は世界の中で日本だけが20年間貧乏になり続けているのだ。 (略)
この20年間の国民全体の家計所得を見ると、日本はマイナス12%。
ほかの先進国も見たようなものだろうと思っているかもしれないが、フランス、イギリス、アメリカはこの間に2〜2.5倍になっているのだ。
新興国にいたっては10倍ぐらいにもなっているから、これはもう比較の外というしかない。
要するに国民全体の家計所得が正味で減ったのは先進国では日本だけ。
だから、日本復興計画という前に、なぜ日本だけが減ったのか、この原因をきちんと解明しないといけないのである。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
110ページ 『日本復興計画』
著者: 大前研一
2011年5月10日 第2刷発行
発行所: 株式会社 文藝春秋
あのねぇ〜、大前さんは「誰も気づいていないことだが」と書いているのですよ。 これは、あまりにも不注意だと僕は思うのですよねぇ〜。 なぜなら、僕は10年以上も前から気づいていましたよ。 ジューンさんはどうですか?
わたしも もちろん気づいていましたわ。
じゃあ、「黒い白鳥」が2羽も出てきてしまったのだから、大前さんの書いたことは否定されてしまったと言うことですよね。 (爆笑) 。。。で、ジューンさんは、どういうわけで日本が貧乏になり続けていると気づいたのですか?
簡単なことですわ。 もうずいぶん前から次の YouTube のクリップが出回っていましたわ。
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世界で最も住みやすい街バンクーバー
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日本は一時は経済大国にはなったけれど、生活の質は決して良いとは言えませんでしたわ。 交通費や宿泊費は高いし、東京で暮らすことを思うとバンクーバーで少なくとも3倍のお給料を稼がないと、東京で暮らす意味がなかったのですわ。 だから、経済大国当時でも、暮らしのレベルは貧しいと感じたものですわ。 。。。で、デンマンさんは、どのようにして日本の生活レベルが貧しいと気づいたのですか?
あのねぇ〜、僕はその事で3年ほど前に次の記事を書いていたのですよ。
(すぐ下のページへ続く)