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飛鳥坐神社(PART 3 OF 4)

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飛鳥坐神社(PART 3 OF 4)





あらっ。。。ずいぶん真面目な記事ではありませんか?



小百合さんも、そう思いますか?

。。。で、デンマンさん以外にも「あすかざじんじゃ」と読んでいる人が居るのですか?

調べてみましたよ。





「あすかざ」と入れて検索すると驚いたことに 1、010,000件も引っかかるのですよ。 しかも僕が書いた記事がトップと2番目に表示されるのです。(苦笑) でもねぇ、次の記事の中でも「あすかざじんじゃ」と読まれていますよ。




『桜井から飛鳥へ』




次の記事でも「あすかざじんじゃ」と読まれていますよ。



『卑弥呼の里観光案内』




まだあるのですよ。 次の記事の中でも「あすかざじんじゃ」と読まれています。



『いくらところ電話』




でもねぇ、飛鳥坐神社のホームページを見たのか? あるいは『ウィキペディア』で調べたのか? 「あすかざじんじゃ」と思っていたが「あすかにいますじんじゃ」と読むのだと書いてあるぺージもありました。



『飛鳥坐神社おんだ祭り』



次のページでは「あすかじゃじんじゃ」と読むのではなく「あすかにいますじんじゃ」と読むのだと分かって一人で感動しているのですよ。 (爆笑)



『宇奈多理坐高御魂神社』



次のページでは「あすかざじんじゃ」と読むのではなく「あすかにいますじんじゃ」と読むのだと明言しています。 (微笑)



『そよ風と秋の飛鳥をぶらり』



それにしてもデンマンさんは、よく調べましたわね。



いや。。。別によく調べたわけでもないですよ。 GOOGLEで検索してトップから一つずつ見ていったのですよ。

。。。で、デンマンさんも納得したのですか?

納得しましたよ。 でもねぇ、固有名詞といえども、名前というものは時代とともに変わってゆくこともある。

マジで。。。?

例えば、次のように。。。


19世紀末にアメリカに移住した(ユダヤ人の)ブレークシュタイン一家

一家は姓をアメリカ風に変え、ブレークストーン家とブレッグストーン家に分かれた。

前者は乳製品で有名になり、後者のフィリップ・ブレッグストーンはシカゴで判事となった。



87ページ 『多民族の国アメリカ』
著者: ナンシー・グリーン
1997年3月20日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 創元社




でもねぇ、その名前の本人が、こう読んで欲しいと言ったら、その呼び方に訂正するべきだと僕も思いますよ。



つまり、飛鳥坐神社の神主さんが「あすかざじんじゃ」と読んでもかまわないと言ったら、そう読んでもよいとデンマンさんは思うのですか?

当然でしょう? でも、歴史家の中には間違っていることを認めないで被害者本人の気持ちを無視して精神的に苦しめている研究者も居る。




東中野の論法は、被害者の証言にたいしてもつかわれる。 南京事件当時、八歳の少女だった夏淑琴さんが一家九人も殺害され、四歳だった妹とともに孤児として生きなければならなかったことを証言したのにたいし、東中野は「夏淑琴が事実をありのままに語っていれば、証言に食い違いのおこるはずもなかった」、証言内容に「一点の食い違いがあってもならない」と、証言記録(これも本人ではなく聞いた者が記録したもの)によって年齢や家族数が一致していない、として夏淑琴さんを「ニセ被害者」と書いたのである。 この論法は、東中野が聞き取り調査資料の扱いの基本も知らないことを意味している。 聞き取り調査の場合、証言者の数や年、月日に関する記憶の誤りはさほど問題にならない。 大切なのは基本的な体験記憶である。 夏淑琴さんの証言ではこの体験記憶は一致している。

さらに、ドイツ外交官ローゼンの外交文書にあった夏淑琴さんの家族の惨劇の場面の報告で、夏さんを bayoneted とあるのを「銃剣で突き殺した」と訳して(「銃剣で突き刺した」と訳すべきところ)、夏さんが死んだことにし、その後に the 8-year old girl が負傷して生き残ったと記されているのを、the(その)とある意味が理解できずに、生き残ったのは夏さんでなく、別の少女である、つまり夏淑琴さんは死んだはずなので、負傷して生存したと証言している夏淑琴さんは「ニセ被害者」であるというのである。 英文の初歩的な誤訳にもとづいて、夏淑琴さんを「ニセ被害者」と断定してはばからないのである。

日本人の研究者に「ニセ被害者」と書かれた夏淑琴さんは心に大きな衝撃と傷を受け、憤りと無念さで精神不安定な状態に陥った。 その怒りと悲しみから東中野の本を名誉毀損で提訴したのである(2006年6月)。 夏淑琴さんが来日、東京地裁の法廷に立って、「東中野に直接申し上げたい」と証言したが、東中野は法廷にあらわれることなく、準備書面で自分は「学問的な見解を述べたまで」と繰りかえし、自分の言論が被害者の夏淑琴さんの心を傷つけた「第二の罪」を犯しているという自覚はまったくない。

同裁判の東京地裁の判決が2007年11月2日に出され、夏淑琴さんの名誉毀損を認定し、慰謝料など400万円の支払いを命じた。 判決文は「被告東中野の原資料の解釈はおよそ妥当なものとは言い難く、学問研究の成果というに値しないと言って過言ではない」と言い切った。 東中野の研究者としての資格を否定する厳しいものである。 東中野は「非常に心外だ。控訴する方針だ」とのコメントを出したという(『朝日新聞』2007年11月3日)。

(注: 写真はデンマン・ライブラリーより
赤字はデンマンが強調)



247 - 249ページ 『南京事件論争史』
著者: 笠原十九司
2007年12月10日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 平凡社

『冠詞の悲劇(2011年6月5日)』に掲載




でも、上のお話は名前の読み間違いとは違うと思いますわ。



もちろん、僕も分かっているつもりです。 僕はただ、間違いを認めるか認めないかの心の問題を取り挙げたのです。 本人の気持ちが大切だということですよ。 要するに、飛鳥坐神社の神主さんが「あすかざじんじゃ」と読まれると、ご神体が不機嫌になるから「あすかにいますじんじゃ」と読んで欲しいと言えば、神主さんの気持ちを尊重して僕は呼び方を変えるべきだと思ったわけですよ。

つまり、デンマンさんは素直に「あすかにいますじんじゃ」だと認めるのですわね?

いや。。。「あすかにますじんじゃ」と呼びますよ。

コメントに書いてあったからですか?

いや。。。GOOGLEで調べたら、「あすかにますじんじゃ」の方が、めっぽう多かった。







「あすかにいますじんじゃ」は 86,300件。 「あすかにますじんじゃ」は 5,690,000件なんですよ。 これだけ使われていれば、「あすかにますじんじゃ」と呼ぶほかないでしょう。


 (すぐ下のページへ続く)

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