迷い、決断、そして行動(PART 1 OF 3)
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こんにちは!!!(^^)!
デンマンさんは今日も気持ちの良い朝を迎えていますか?
わたしのお祖母ちゃんの記事読ませて頂きました。
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■『真由美ちゃんの命の力』
記事を読みながら、お祖母ちゃんを思い出して、
会いたくなりました(*^。^*)
私も小さい頃から、お婆ちゃんはいつも朝早くから食事の支度などで早起きをして、一日中動いていて何かしら作業をしている印象しかありません。
まだ外も真っ暗い中、みんなの食事の支度をしている働き者のお婆ちゃんは私も心から尊敬をしています。
文句の一つも言わず、動いていられるから幸せなんだよ。。といつも言っているお婆ちゃん。
そんな風に考えられる事が素敵だなと思っています。
話は変わりますが、
デンマンさんにいくつかアドバイスをお願いいたします。
私がカナダに行く時に必要なお金を現金で持っていこうと思っています。
何故なら、日本からの送金などは家族の手間や、手数料の事を考えると、それがいいのかなと思ったからです。
ただ現金を持ち歩くのは危険ですか?
カナダに着いてから銀行を開設するのに、RBCという銀行があるようですが、ご存じでしょうか?
これは日本でも口座開設が可能と記載されていたので、
デンマンさんはどう思いますか??
それともう一つですが、
航空券ですが、往復チケットにしても、片道にしても時期的にかなりの違いがあるので、
そして、航空会社によってもこんなに違いがあるものなのですか?
航空券は出発日が確定していないと決められないのは分かっていますが、
そこの会社を選んだらいいのかが分かりません。
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■『カナダへの履歴書』
今仕上げた履歴書を暗記できるように、
とりあえず履歴書だけでも暗記しなくてはと。。。何回も読み上げたりしているのですが、
まったくのカタコトな感じで。。。
自分で大丈夫なのか、不安になっています。
そして今日少し落ち込む事がありました。
カナダに行く事に関して、マイナスな意見を言われ、自分の中で、落ち込みました。。。。
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いろんな意見がある中で、感情を押し殺して、生きていくのはとても大変ですよね。。。?
すみません。。。こんなお話を。。。
独り言だと思ってここは聞き流して下さい。(笑)
それでは。。。
Life is what you make of it!
I will give it a try!
Have a nice day!
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真由美より
Wednesday, August 20, 2014 0:33 AM
(Vancouver Time: Tuesday, August 19, 2014 8:33 AM)
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真由美ちゃんがカナダで暮らそうと準備を進めているのに、マイナスな意見を言う人がいるんだァ〜。。。
そうなんです。。。 親切心から言ってくれていると思うのですけれど。。。 マイナスな意見を言われると、やっぱり落ち込みますよねぇ〜。
うん、うん、うん。。。 わかりますよ。。。 10人いれば、5人は 「カナダで暮らすなんて素敵ねぇ〜」と、羨(うらや)ましがるかもしれないけれど、あとの5人は、「でも、英語も よくしゃべれないで、苦労するんじゃない?」と、半分は やっかみな気持ちから、同情するように見せかけて、けなすかもしれないよねぇ〜。。。 それが世間というものですよ。
こういう時ってぇ〜、どうすればいいのでしょうか?
あのねぇ〜、たまたま夕べ バンクーバー市立図書館から借りていた本を読んでいたら次の箇所にぶち当たったのですよ。
私の神経は次第に荒っぽくなっていった。
精緻な思考を拒否するようになった。
いかなる認識論も倫理学も「死」にまっこうから立ち向かっていない。
いかなる人生論も幸福論も「死」をごまかして平然としている。
事実は単純じゃないか。
「勝手に生まれさせられて、アッという間に死んでしまう」という不条理だ。
これを解決するにはどうすればいいのだろう?
私はほとんど夜毎にそう考え、身を震わせ、「やっぱり駄目だ。何をしても駄目だ」と呟(つぶや)きつづけていた。
大学紛争華やかなころで、安田講堂事件とか浅間山荘事件とか三島由紀夫の自決とかの「おぞましい」事件が世間を彩(いろど)っており、そんな私にとってはなかなか心地よかった。
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私の足は次第に大学から遠のき、毎晩のように夜の街を飲み歩いた。
このままずっと、軽薄に軽薄に何も考えずに生きつづけよう。
「死」が怖くなくなるほど、徹底的なアホになろうと意図した。
世界を放浪して、のたれ死にしようか。
とにかく他人が厭(いや)だった。
だから、ひとりで生きることだ。
だが、こうした青年に典型的なように、頭で考えていることは華々しいのだが、実際の行動はまるでたくましくなく世間が無性に怖いから、一転して自分の部屋に閉じこもるようになり「死んだように生きよう。 ずっと寝て過ごそう」という考えが支配するようになったんだ。
【著者紹介】
1946年生まれ。
東京大学教養学部並びに法学部卒業。
1977年同大学院人文科学研究科修士課程修了。
1983年ウィーン大学基礎総合科学部哲学科修了(哲学博士)。
現在、電気通信大学コミュニケーション学科教授。
専攻は時間論、自我論、コミュニケーション論。
また哲学好きな一般の人たちを対象に哲学の道場「無用塾」を主宰している。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
106-107ページ
『働くことがイヤな人のための本』
著者: 中島義道
2001年3月22日 第5刷発行
発行所: 日本経済新聞社
現在では、恐らく定年退職して、哲学の道場「無用塾」で悠々自適な生活を送っているのかもしれないけれど、この本の著者の中島さんは1960年代の後半から70年代の前半には部屋に閉じこもるようになり、「死」が怖くなくなるほど、徹底的なアホになろうと意図したのですよ。
つまり、若い時には、誰もが思い悩むものだと、デンマンさんは言いたいのですか?
長い人生のうちに悩む時があるとすれば、やっぱり、10代の後半から20代にかけてでしょうね。
でも、三島由紀夫さんが悩んで自決したのは40代ですよね。
そうですよ。。。 だから、中には10代の後半から40代まで悩み続ける人もいるわけですよう。 統計を見ると、最近では意外に分別盛りの50代に自殺者が多いのですよう。
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SOURCE: 『年齢別にみた自殺』
デンマンさんは死のうと思ったことはないのですか?
あのねぇ〜、僕は記事にも書いたけれど、死にたくないけれど死ぬような状況に追いこまれたことが何度もあるのですよ。 その一つが次のエピソードです。
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■『デンマンの死@玉淀』
デンマンさんは奇跡的に助かったのですか?
そうなのです。 僕は死にそうになるたびに不思議に不死鳥(フェニックス)のように蘇(よみがえ)るのですよ。 だから、神様がいるならば、神様が僕に「オマエは、今死んではならぬ! オマエにはやるべきことがあるはずだ!」。。。と言って僕を生かし続けているのではないか? (爆笑) そう思っているのですよ。
つまり、そのやるべき事と言うのが、こうしてブログを書くことですか?
それも、僕のやるべき事の一つだと思っているのですよう。 (微笑) 【一瞬、あなたは白ける!】
それで、中島さんが生きようと思った転機は何なのですか?
次のように書いてありましたよ。
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ウィーンに行ってさらに大学生活を4年続けるわけだけれど、私は社会性を身につけ、すっかり強くなっていたよ。
予備校教師として2年余り働いたことが、私を鍛えてくれた。
ウィーンでも日本人学校の教師として働くことになるんだが、それを不思議なかたちで予備校は準備してくれたことになる。
さっきは言わなかったが、じつは私が引きこもっていたとき、どうせ家から外に出なかればならないのなら、ここは気持ちを大きく構えて、いっそのことずっと「外」である外国に行ってしまおうとも考えた。
そこには自分を知るものは誰もいない。
ああ、いいだろうなあと思った。
だが、布団から出てすぐにウィーンに飛んで行っても、だめだったことだろう。
軽薄で過酷な予備校教師時代が次のステップを準備してくれたんだ。
そのときには無我夢中で何も見えなかったけれどね。
だから、A君。
私の経験から言えることは、どうにか耐えられそうな職場を見つけて、とにかく働きだすことだよ。
そうすれば、イヤでもオウでも人間関係のうちに入ることになる。
その中で自分を鍛えることだよ。
そうしながら、自分の目標を実現することをあらためて考えてみるのだ。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
134-135ページ
『働くことがイヤな人のための本』
著者: 中島義道
2001年3月22日 第5刷発行
発行所: 日本経済新聞社
デンマンさんも引きこもっていたことがあるのですか?
いや。。。僕には引きこもりの経験がない。 第一、部屋に閉じこもって3年も5年も出てこないなんて、僕には絶対にできません。。。退屈するのが何よりも嫌いだから。。。
それで、デンマンさんの場合は、日本では退屈するので、いっそのことずっと「外」である外国に行ってしまおうとも考えたのですか?
その通りですよ。 だから、真由美ちゃんもねぇ、落ち込んでいる時間があったら、バンクーバーにやって来て、その中で自分を鍛えることだよ。 そうしながら、自分の目標を実現することをあらためて考えてみることだよ!
(すぐ下のページへ続く)