肥後ずいき人気(PART 1)
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デンマンさん。。。 今日は、“肥後ずいき”を使った料理の話やのォ〜。。。?
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ん。。。? “肥後ずいき”を使った料理の話。。。?
そやかてぇ〜、おいしそうな料理が4つも並んでおりますやん。 どれも“肥後ずいき”を使ってますのやろう?
確かに、上の4品は どれも“肥後ずいき”を使っておるねん。
そやから、誰がこの記事を読み始めても、当然 “肥後ずいき”を使った料理の話やと思いますねん。
そやけど ちゃうねん。
そんなら どないなわけで おいしそうな料理の品を並べやはったん?
あのなァ〜、この記事を読む人に 楽しい驚きを与えるためやんかァ〜。。。
楽しい驚きってぇ〜、いったい、どないなことやねん?
ちょっと次のリストを見て欲しい。
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これはライブドアの わての『徒然ブログ』の8月1日から27日の27日間の「リンク元URL」のリストやねん。。。 赤枠で囲んである箇所を見れば解るように “肥後ずいき”がタイトルに含まれている記事を読みはったネット市民の皆様が仰山(ぎょうさん)おるねん。
あらっ。。。 4番の『肥後ずいきと龍之介』というのんは、芥川龍之介が“肥後ずいき”を使った料理を好んでいたということを書いたものやのォ〜?
何度も言うように、“肥後ずいき”を使った料理とは関係あらへん!
。。。んで、4番のリンクをクリックすると どないなページが出てくるのォ〜?
次のページが出てきよる。
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■『実際のページ』
リストの6番目に『肥後ずいきと龍之介』が出てくるねん。
あらっ。。。 やっぱり、“肥後ずいき”を使った料理の写真が出てきますやん。
あのなァ〜、上のページのタイトルを見てみィ〜なァ〜!
“江戸の性具”と書いてありますやん。
そうやァ〜。。。 そやから、上のページも“肥後ずいき”を使った料理を紹介しているわけやあらへんでぇ〜。。。
つまり、江戸時代の大人のおもちゃかいなァ〜。。。
そういうこっちゃがなァ〜。。。
つまり、芥川龍之介も江戸時代の“大人のおもちゃ”を愛用していたと、あんさんは言わはるのォ〜?
めれちゃんも、そう思うのかァ〜?
ちゃいますがなァ〜。。。 わたしは、あんさんに お尋ねしてますねん。 はよう答えんかいなァ〜!
あのなァ〜、実は記事の中でめれちゃんと対話しているのやでぇ〜。。。 めれちゃんはすっかり忘れてしもうたようやなァ〜。。。 とにかく、その箇所を書き出すさかいに、じっくりと読んでみたらえ〜やん。
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芥川が「知っている」書の中に、『如意君伝』なるタイトルが見える。
この本は、作家・駒田信二氏によれば、「中国風流本の四大奇書」の一書だそうである。
他の三書は『痴婆子伝』 『肉蒲団』 『杏花天』 だそうで、芥川は全部読んでいたことになる。
駒田氏の教示に従い、『如意君伝』の素性を紹介しよう。
この本は中国では禁書となり、押収されて滅びてしまった。
ところが、わが国に伝わり、宝暦13(1763)年に日本橋南通3丁目の小川彦九郎、同庄七の手で和訓本の体裁で発行された。
その4年後、翻訳書が出版された。
『通俗如意君伝』である。
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翻訳者は「自辞矛斎蒙陸(じじむさいもうろく)」という。
中野三敏氏の研究では、この狂号のぬしは山口輝雄(きゆう)という。
通俗は、わかりやすいという意味である。
(中略)
本編の主人公は、独裁者、則天武后である。
この恐るべき女傑のお相手をつとめるのが、「如意君」、彼は何者であるか?
薛敖曹(せつごうそう)という。
背が高く、色白のはなはだ美しい若者で、色男に似ず頭が優れており、読書を好み諸芸に通じ、おまけに酒が強い。
変わっているのは、「肉具ハナハダ壮大ニシテ常ノ人」ならず、男の一物が馬鹿に大きかったというのである。
何でも頭から根まで筋ばっていてミミズのようで、怒ると頭は蝸牛(かたつむり)の如く、竿は皮を剥ぎたる兎の如し、突き立つ雁首に一斗の粟(あわ)を入れた袋を下げてもたるることなし、というから力も強い。
遊郭の女は皆恐れて、叫びながら逃げ去る。
(中略)
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「頃(このころ)太后スデニ六十余歳に及ビ玉ヘドモ。 淫心サカンナルママニ」肉具の大なる男を召し入れては寵愛する。
牛晋卿(ぎゅうしんけい)という宦官(かんがん)が、武后のかすかな溜息を聞き、恐れながら、としゃしゃりでる。
声をひそめて奏上することは、かの薛敖曹のことである。
武后の目が光る。
晋卿の郷里の者という。
聞くに従い、よだれをが流れだした。
そなた、早速その者を連れて参れ、と命ず。
(中略)
晋卿、ささやきていわく、君の肉具に合う容器は武后以外に無し、この機会を逸すと君は、人道(男女の交わり)を知らないで終わるぞ。
この時、敖曹、30歳である。
晋卿の、人道うんぬんに、たちまち心がぐらついたというのだから、まあ大した男ではない。
もっとも大した男だったら、春本に登場するはずがない。
春本の読者にすれば、こんな嬉しい人物はいないのである。
(中略)
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奈良後期の女帝、孝謙帝に重用された、河内の人、弓削道鏡(ゆげのどうきょう)は実在の僧だが、彼は宮中に入って病気を治した功で帝に信頼されたのだった。
このくだりは、ロシア帝政末期の怪僧ラスプーチンと似ている。
道鏡は太政大臣禅師に昇任し、ついには法王にもなった。
野望はさらに募り、宇佐八幡のお告げと称して皇位の継承を企てた。
孝謙帝が亡くなられて失脚したが、道鏡が女帝に目をかけられた理由が巨根だったから、という俗説は、恐らく『如意君伝』がわが国に伝えられてからのことと考えて間違いあるまい。
『如意君伝』が成立したのは明代らしく、日本の室町時代である。
いつごろ原本が伝来したのか不明だが、江戸期には知識人の間で読まれていた様子である。
紹介した『通俗如意君伝』が出版された前後から、道鏡と巨根を結びつけた川柳が、続々と詠まれている。
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「道鏡はすわるとひざが三つ出来」
「ちんぽこめらと公卿(くげ)を嘲弄す」
「公家めらがやきおりますと道鏡言い」
(注: 写真とイラストはデンマンが貼り付けました。
読み易いように改行を加えています。
赤字はデンマンが強調のため)
175-187ページ 『春本を愉しむ』
著者: 出久根達郎 2009年9月20日発行
発行所: 株式会社 新潮社
『肥後ずいきと龍之介』に掲載。
(2012年7月7日)
上の小文を読んでも“性具”が出てこんやないのォ〜?
そやから、上の記事で不満になったネット市民は更に GOOGLE で“肥後ずいき”を入れて検索するねん。
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“肥後ずいき”を入れて検索すると『肥後ズイキが性具になったきっかけは?』が出てきよる。
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■『実際の記事』
でもなァ〜、この記事は2005年の3月7日に投稿したものやがなァ〜。。。
字ばっかりでぇ〜、写真を一枚も貼り付けておらんやないのォ〜。。。 なんやァ、つまらんわァ〜。。。
そうやろなァ〜。。。 わても そう思うたさかいに、上の記事を目指して読みにやって来るネット市民の皆様のために更新したのやがなァ〜。。。 ちょっと、次の検索結果を見て欲しい。
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■『現時点での検索結果』
赤枠で囲んであるのが その更新した記事やがなァ〜。。。
22時間前と書いてありますやん。
そうやァ〜、昨日 更新したばかりでぇ〜。。。
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■『実際の記事』
上の記事を読むと不満を持った人たちも満ち足りた気分になれるん?
めれちゃんも、絶対に ワクワクしながら読めるねん。 なぜなら大奥のビデオ・クリップも貼り付けたさかいになァ〜。。。
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(すぐ下のページへ続く)