愛と人生の陰で(PART 1)
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デンマンさん。。。 今日は どうして“愛と人生の陰で”なのですかァ?
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あのねぇ~、僕は、先日次の記事を書いたばかりなのですよ。
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■『愛と人生のスパイス』
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上の記事が どうだと言うのですか?
あのねぇ~、ちょっと次のスクリーン・ショットを見てください。
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■『実際のカタログページ』
これはバンクーバー市立図書館のDVDを紹介するページです。 実は、9月21日に この上のDVDを借りて ギリシャの映画『A Touch of Spice』を観たのですよ。
あらっ。。。 デンマンさんは英語でコメントまで書き込んでしまったのですかァ~!? ギリシャ映画ということは、もしかして。。。、もしかして。。。、デンマンさんはギリシャ語もペラペラなのですかァ~?
僕がギリシャ語をペラペラしゃべれるわけがないでしょう!
でも、確か デンマンさんは、かつて34カ国を放浪したのではありませんかァ?!
そうです。。。そうですよ。。。 でもねぇ~、外国語は使ってないと忘れてしまうのですよ。 だから、ギリシャ語は忘れました。。。と言うより ギリシャ語は、もともと話すようになるまで学習したことがありません。
それなのに、どういうわけでギリシャの映画を見たのですか?
だから、『愛と人生のスパイス』のためですよ。
つまり、上の映画は“愛と人生のスパイス”についての映画なのですか?
そうです。 本国ギリシャでは大ヒットした感動作品なのですよ。 日本でも上映されたのですよ。 小百合さんは観ましたか?
いえ。。。 知りませんでしたわ。。。で、どういう内容なのですか?
あのねぇ~、隣国トルコとの複雑な歴史を背景に、料理好きなギリシャ人のファニスという少年と“スパイス”を通して人生を教えてくれたおじいさんの話なのですよ。 もちろん、それだけじゃつまらないから、ファニス少年の愛の物語がある。
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この上の写真が、そのファニス少年とおじいさんですよ。 1960年代、話はトルコのイスタンブールから始まるのです。 このおじいさんはイスタンブールでスパイス店を営んでいるのです。 このファニス君も当時は おじいさんと一緒に住んでいた。 この少年の幼友達が可愛いサイメちゃんです。
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このサイメちゃんが どうしておじいさんの前で踊っているのですか?
あのねぇ~、サイメちゃんは踊りが好きなのですよ。 ファニス少年も サイメちゃんが踊るのを見るのが好きだった。 暖かい家族、大好きな友達に囲まれてファニス少年は育ってゆく。 特に屋根裏部屋でおじいさんからスパイスの効用や天文学の話を聞くのが好きだった。
それで、どうなるのですか?
そんなある日、戦争の煽(あお)りでギリシャ人強制退去の命を受け、「後で追いかける」と言うおじいさんを残して、一家はアテネへ移住するのですよ。
しかし、おじいさんとは会えないまま時は過ぎ、ファニス少年は料理の上手な子供から青年へと成長してゆき、大学を卒業すると天文学者になる。
サイメちゃんもアテネへ一緒に移住したのですか?
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いや。。。 サイメちゃんはトルコ人だから 駅で別れて、そのままイスタンブールで大人になってゆくのです。 やがて、おじいさんから移住の連絡が入る。 しかし大人になったファニスさんが歓迎の料理を作り、家族皆でおじいちゃんの到着を待つ席で電話のベルが鳴るのです。
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何が起こったのですか?
おじいちゃんが重い病で倒れてしまったという連絡ですよ。 それでファニスさんは単身、イスタンブールを訪ねて、昏睡状態のおじいちゃんと再会します。 でも、病状は回復しないまま、亡くなってしまう。 彼は、おじいさんの最期を看取ることになる。
。。。で、大人になったサイメちゃんはどうなるのですか?
ファニスさんは葬儀で幼なじみのサイメちゃんに再会するのです。
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。。。で、再会した二人は、めでたく結婚するのですか?
小百合さんも、そのように考えるのですか?
だってぇ~。。。 誰だって、そう思いますわよう。
でも、人生は、なかなか思うようにならないものですよ。 この場合も、そうはならない。 実は、サイメちゃんは、すでに、近所に住んでいたムスタファさんと結婚していたのですよ。 二人の間には幼い娘がいた。
つまり、ファニスさんとサイメさんの愛は実らずに終わるのですか?
でもねぇ~、サイメさんとムスタファさんの結婚生活は破綻しかけていた。 やがてファニスさんもその事実を知る。
つまり、サイメさんとムスタファさんは離婚するのですわねぇ~。。。 そしてサイメさんはファニスさんと再婚する。。。 そうでしょう!?
残念ながら、そうはならないのですよ。 この3人は子供の頃、一緒に遊んだ幼友達だった。 でも、ファニス君とムスタファ君は、それほど親しい仲ではなかった。 現在、ムスタファさんはトルコ軍の軍医になっている。 ムスタファさんは、自分の妻とファニスさんが子供の頃から愛し合っているのを知っている。 ある日、ファニスさんはムスタファさんを誘って 蒸し風呂で男同士の話をする。
ムスタファさんは、「よりによって、どうして蒸し風呂なんかで話をするんだい?」とファニスさんに尋ねる。
。。。で、ファニスさんは、どう答えるのですか?
「腹を割って男同士の話ができるのは蒸し風呂に限るよ!」。。。 日本でなら“裸の付き合い”というところでしょうね。。。
。。。で、ファニスさんはムスタファさんに離婚を迫らないのですか?
せまらない。
。。。で、どういう話をするのですか?
「人生は料理と同じだよ。 深みを出すのは ひとつまみのスパイスさァ」。。。 ファニスさんは そう言うのですよ。。。 なかなか意味シンな話でしょう!?
それで、どうなるのですか?
イスタンブールの駅で、ファニスさんはサイメさんとハグして別れるのですよ。 ムスタファさんは、新しい任地へと妻と子供と共に去ってゆく。 そしてファニスさんは、一番大切な「人生のスパイス」を手に入れようと心に決めるのですよ。
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実に、いい話だと思いませんか?
それで、その事が“愛と人生の陰で”と関係あるのですか?
もちろんですよ。。。 昨日、僕は2つのスパスを持って小百合さんと1年ぶりに「さきたま古墳公園」でピクニックを楽しんだのですよ。
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この“ロマンの香り”と“愛のスパイス”で 小百合さんとのピクニックを盛り上げたのです!
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でも、このようなお話は、読まされている人は白けると思いますわ。
確かに、白ける人も中には居ると思いますよ。。。だから、そういう人は白けてもらってもいいのです。 僕が言いたいのは小百合さんと1年ぶりに「さきたま古墳公園」で会ってピクニックを楽しんだ、と言う事ではないのですよ。
。。。だから、何が言いたいのですか?
僕は気分良く実家に戻ってテレビの前に座った。 そしたら、次のニュースが目に飛び込んできた。
鎖で小2長男監禁
半径1m余しか動けず
10月9日 14時02分
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8日に滋賀県長浜市の住宅で、小学2年生の長男が鎖で柱につながれているのが見つかり、両親が監禁などの疑いで逮捕された事件で、男の子は鎖でつながれた柱から半径1メートル余りの範囲しか動くことができない状態だったことが警察への取材で分かりました。
8日午後4時前、長浜市千草町の住宅で、この家に住む小学2年生の8歳の長男が腹に鎖を巻きつけられて南京錠で柱につながれているのを訪ねてきた友だちが窓越しに見つけ、警察は長男を保護するとともに、近所にいた父親で無職の宮島保名容疑者(32)と母親の茜容疑者(27)を監禁などの疑いで逮捕しました。
長男に大きなけがはありませんでしたが、衰弱していたため病院で点滴を受けたということです。
警察のその後の調べで、長男は鎖でつながれた柱から半径およそ1メートル50センチほどの範囲しか動くことができず、長男の近くにはおにぎりとおまるだけが置かれていたことが分かりました。
逮捕された両親は容疑を認め、「トイレは、鎖につないだままおまるでさせていた」などと供述しているということです。
警察は長男が日常的に虐待を受けていた疑いがあるとみて詳しいいきさつを捜査しています。
男の子の自宅近くに住む70代の男性は次のように話していました。
子どもたちが何人も家の前に自転車を止めていて、『男の子を助けてあげて』と言っていた。
家の中を見ると、男の子のおなかに鎖が頑丈にまかれて柱につながれているのが窓越しに見えてびっくりした。
その後、一緒にいた別の男性が、駆けつけた警察官と鍵のかかっていない窓から家に入り、工具で鎖を切断して男の子は保護されたということです。
その男性は次のように話していました。
妻がパンと牛乳をあげたら喜んですぐにたいらげた。
男の子に『大丈夫か』と声をかけたら、返事はなかったが比較的落ち着いた様子だった。
ただ男の子の顔にはあざのようなものがあった。
SOURCE: 『NHK News WEB』
この夫婦は、自分の子供を完全に犬と間違えているのですよ。
そうでしょうか?
だってぇ、それ以外に考えられないでしょう!? 一番大切な「人生のスパイス」を失うと、夫婦は、こうなってしまうのですよ。
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(すぐ下のページへ続く)