不幸を求める理由(PART 3 OF 4)
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■『喪失した愛の日記』
。。。で、どないなわけで、また2005年の5月の日記を持ち出してきやはったん?
先週の次の日記の続きやんかァ~。。。
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■『素敵なビキニを買います』
上の記事の中で2005年の5月の前半の日記を紹介したのやがなァ~。。。 今日は、その後半を紹介するねん。
そやけど、わたしの日記を期待して読む人がおるやろかァ~?
おるのやがなァ~。。。 ちょっと次のリストを見て欲しい。
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■『拡大する』
これはアメブロの わてのブログの記事に付いた“いいね”のリストやねん。
つまり、あんさんが12月1日に投稿しやはった『素敵なビキニを買います』(PART 1)に“いいね”が 18個付いたので、5月の後半の日記を紹介する気になりはったん?
そういうこっちゃァ。。。 めれちゃんの日記を読んで 多くのネット市民の皆さんが共感して“いいね”を付けたのやがなァ~。。。
そやけど、たったの18個ですやん。。。
あのなァ~。。。 他の記事と比較して欲しいねん。。。 “いいね”が18個というのは、アメブロのわてのブログでは、ダントツなんやでぇ~。。。
それで、あんさんは、2005年5月の後半の日記を持ち出してきて、何を言おうとしやはるのォ~?
あのなァ~、めれちゃんの上の日記を読んで、わては“不幸を求める理由”に共感したのやがなァ~。。。
わたしには不幸を求める理由がある。
幸福は自分をすり減らすものでもあると考えているからだ。
不幸の中でしか見出せないものがあると思えてしかたがない。
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いわゆる「世界がバラ色」な状態では
見落とすものが多すぎると思う。
見落としたところで
何ら問題のない物ばかりかもしれない。
見落とす事そのものを問題視する精神が
すでに異常だとも思える。
そして自ら好きこのんで幸福な状態に
背を向けて不幸へと走っていく。
不幸の中で不穏な精神状態へと
自分が落ちていく事を意識しながらも、
安心感に似た気持ちを感じてしまう。
あんさんは、わたしが書いた上の箇所に共感しやはったん?
そうやがなァ~。。。 わては、めれちゃんが「幸福は自分をすり減らすものでもあると考えているからだ。 不幸の中でしか見出せないものがあると思えてしかたがない」と言うてるのを聞いて、なるほどォ~、と思うたのやがなァ~。。。
マジで。。。?
こないな時に、悪い冗談が言えるかいなァ~。。。
。。。で、あんさんは不幸の中で どないなものを見出しはったん?
あのなァ~、わては12月7日にバンクーバー市立図書館で DVD を借りて映画を観たのやがなァ~。。。
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■『実際のカタログページ』
つまり、あんさんは、上のリストの赤枠で囲んである映画を観やはったん?
そうやがなァ~。。。
あんさんは自分で不幸を舐めるのが嫌やから、現実から逃避して、映画の中で“不幸”を味わったと言わはるのォ~?
そうやァ~。。。 何も好き好んで不幸の中に自分を沈めることはあらへん。。。 映画の中だけで不幸は充分やんかァ~。。。
それで、どないな映画やねん?
次のページを見て欲しい。
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■『DVDカタログ ページ』
つまり、12月7日にバンクーバー市立図書館で上のフランス語の映画を観て英語で感想を書きはったん?
そうやァ~。。。。 うへへへへへへ。。。
要するに、あんさんは英語とフランス語が解ると自慢したいん?
ちゃうねん。。。 そないな事を自慢するために、この記事を書き始めたのとちゃうでぇ~。。。 わては、マジで めれちゃんの“不幸を求める理由”が理解できたさかいに、こうして記事を書いておるねん。
そやったら、どないな感想を書いたのかァ、ちょっと訳してみたら ええやん。。。
めれちゃんが そないに言うなら 日本語に訳してみるさかいに、めれちゃんも読んでみィ~なァ。
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This is a 1964 French musical film directed by Jacques Demy.
Its famous theme music was written by Michel Legrand.
The film dialogue is all sung as recitative, even the most casual conversation.
Jacques Demy has turned the basic drama of everyday life into a gripping opera full of bittersweet passion and unforgettablel charm, featuring a timeless performance from Catherine Deneuve.
I seldom cry while watching movies, but on this one my tears came out at the somewhat-happy-yet-melancholic-and-thought-provoking end.
この映画は1964年に公開された、フランスのミュージカル仕立てのジャック・ドゥミ監督の作品です。
あの有名なテーマ音楽はミシェル・ルグランによって作曲されました。
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ジャック・ドゥミ監督は、毎日の人生の中で起こるドラマを、ほろ苦い感動と感銘を与え、人の心を捉(とら)えて離さないオペラに仕立てました。 カトリーヌ・ドヌーヴの時代を越えた名演が見ものです。
僕は映画を観ても まず涙をこぼすことはないのですが、この映画は例外でした。
映画のクライマックスでもある最後の場面では、不幸の中にも幸せを感じさせる、人生を深く考えさせる余韻を感じさせられて、涙が込上げてきました。
。。。で、どないな話やねん?
次のようなスジやねん。
あらすじ
•第一部 旅立ち 1957年11月
アルジェリア戦争ただ中のフランス。
港町シェルブールに住む20歳の自動車整備工ギィと17歳のジュヌヴィエーヴは結婚を誓い合った恋人同士。
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ギィは病身の伯母エリーズと、ジュヌヴィエーヴはシェルブール雨傘店を営む母エムリ夫人と暮らしている。
エムリ夫人は2人が若過ぎる事を理由に結婚に反対するが、2人は将来生まれて来る子供の名前(女の子だったらフランソワーズ)を考えたり、自分たちのガソリンスタンドを持つ夢を語り合ったりと、幸福な恋愛を謳歌していた。
そんなある日、ギィに召集令状が届き、2年間の兵役をつとめることになった。
尽きる事無く別れを惜しむギィとジュヌヴィエーヴ。
その日2人は結ばれた。やがてギィは幼馴染みのマドレーヌに伯母の世話を頼み、シェルブール駅でジュヌヴィエーヴに別れを告げて入営する。
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•第二部 不在 1958年1月
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莫大な額の納税に苦慮したエムリ母娘は金策のために宝石店に行った。
僅かな宝石をも売りに出さねばならない程に切羽詰まっていたのである。
店主との交渉は難航したが、たまたま居合わせたローラン・カサールがその場で全て購入してくれた。
カサールはジュヌヴィエーヴを見初めていたのだった。
2月、ジュヌヴィエーヴの妊娠が判明する。
手紙で妊娠を知ったギィからは「男の子だったら名前はフランソワ」と喜びの返事が届くが、戦争は次第に激化、手紙も途絶えがちとなる。
ジュヌヴィエーヴはギィを待ち続けていたが、ついにカサールの求婚を受け入れて店を処分し、母共々パリに移住する。
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•第三部 帰還 1959年1月
足を負傷し除隊となって帰郷したギィはシェルブール雨傘店を訪れるが、店は所有者が変わっていた。
ジュヌヴィエーヴの結婚と移住を聞かされたギィは自暴自棄となり、復職した整備工場も些細なトラブルで退職して酒と娼婦に溺れる。
朝帰りした彼を待っていたのはエリーズ伯母の死の報せだった。
マドレーヌの支えもあって立ち直ったギィは、伯母の遺産でガソリンスタンドを購入、マドレーヌと結婚する。
•エピローグ 1963年12月
時は流れて、ある雪の夜。
妻マドレーヌと息子フランソワがクリスマスの買い物に出ていった後、一台の車がギィのガソリンスタンドに給油に訪れる。
運転席にはジュヌヴィエーヴが、助手席には3,4才くらいの女の子が乗っている。
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入営の日、シェルブール駅で別れて以来の再会だった。
事務所で短く言葉を交わす2人。
ジュヌヴィエーヴは娘の名はフランソワーズだと告げ、「会ってみる?」とギィに聞くが、彼は無言で首を振る。
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やがて車は去って行き、雪の降りしきるガソリンスタンドには、買い物から帰った妻子を迎えるギィの幸せに満ちあふれた笑顔があった。
出典: 「シェルブールの雨傘」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ここに「予告編」を貼り出すさかいに、めれちゃんも じっくりと観たらええやん。
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なるほど。。。 なるほどォ~。。。
何がなるほど やねん?
あのイタリア映画の名作の『ひまわり』のような話やねぇ~。。。
うん、うん、うん。。。 確かに、似ているところがあるなァ~。。。
そやけど、あんさんが上の映画を観て、涙を流したなんて、考えられへん。
めれちゃん!。。。 わても、斬られれば、涙も血も出る 生身(なまみ)の人間なのやでぇ~。。。 でもなァ~、不幸は映画の中だけで充分やがなァ~。。。
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