源氏物語エロいの?(PART 1)
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デンマンさん。。。 今日は苦情があるのですけれど。。。
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。。。ん? 苦情?
そうでござ~♪~ますわァ。
まさかァ~。。。、まさかァ~。。。、卑弥子さんが結婚できないことを僕のせいにするのではないでしょうねぇ~。。。
そのことも、今日の苦情と関係があるようなのですわァ~。
やだなあああァ~。。。、マジですかァ~。。。?
あたくしの今後にも関わる重大な問題なのでござ~ますう。
あのねぇ~。。。 そのような重大な問題を日本語が解る世界のネット市民の皆様の前で公開してしまってもいいのですかァ~?
いいのですわァ~。。。日本語が解る世界のネット市民の皆様にも関係があることでござ~ますから。。。
。。。ん? 日本語が解る世界のネット市民の皆様にも関係があるのですかァ~?
そうでござ~ますわァ~。。。
いったい。。。、いったい。。。、どういうことなのですか?
ちょっと次の検索結果を見てくださいましなァ。
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■『現時点での検索結果』
Yahoo!で「源氏物語はエロいのでしょうか?」と入れて検索してみたのでござ~ますわァ。 そしたら、デンマンさんがアメブロのブログに投稿した次の記事がトップから5番目に出てきたのでござ~ますわァ。
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■『エロい源氏物語』
この記事が卑弥子さんの結婚の妨(さまた)げになっていると言うのですかァ~?
だいたい、『源氏物語』を“エロい源氏物語”と決め付けているタイトルからして あたくしは不満なのでござ~ますわア!
でも。。。、でも。。。、上の記事は卑弥子さんと僕の対話形式で話が進んでゆくのですよ。
そうでござ~ますわァ。
つまり。。。、つまり。。。、卑弥子さんも納得して僕の対話に参加して最後まで話を進めたのですよ。 それなのに。。。、それなのに。。。、今になって、どうして 2013年の2月に投稿した記事のことで僕に苦情を言うのですか?
だってぇ~、Yahoo!で「源氏物語はエロいのでしょうか?」と入れて検索してみたら、検索結果の中に『エロい源氏物語』というタイトルが出てきたのでござ~ますわよう。 誰が書いたのかと思ったら、デンマンさんじゃありませんかア! しかも。。。、しかも。。。、デンマンさんのお相手をしているのが あたくしなのですわよう。
その通りですよ。
だから、問題なのですわァ~! あたくしは京都の女子大学で腐女子たちに「日本文化と源氏物語」を講義しているのですわァ。
もちろん、そのことは僕も知ってますよ。
その腐女子の一人が「源氏物語はエロいのでしょうか?」と あたくしに質問をしたのですわ。
。。。で、卑弥子さんは何と答えたのですか?
当然のことですけれど、上の記事の中でも言っているように、あたくしは“『源氏物語』をエロいと決め付けるのは非常識というものでござ~♪~ますわア”と答えたのです。
そしたら。。。?
その腐女子が言うではありませんかァ。。。 「でも、私がYahoo! で検索してみたらデンマンと橘卑弥子・准教授の記事で『エロい源氏物語』がヒットしました」と。。。 だから、あたくしも検索して確かめてみたのでござ~ますわァ。 そしたら、腐女子の言う通りじゃござ~ませんかア! あたくしの立場というものがござ~ますわァ。 これでは、あたくしの本業に支障が出てくるのですわァ。
それで、僕にどうしろと。。。?
だから、すぐに『エロい源氏物語』をネットから抹消して欲しいのでござ~ますわア。
卑弥子さん。。。、そのような無理な事を言わないでくださいよ。 あのねぇ~、アメブロのファシスト管理人でさえ、『エロい源氏物語』を未公開にしてないのですよ。 つまり、どのサイトの管理人が読んでも、『エロい源氏物語』は青少年に読ませても問題がないと言うことなのですよ。 それなのに、『エロい源氏物語』をネットから抹消しろ!と言う卑弥子さんの申し出こそ 非常識と言うものですよ。
でも。。。、でも。。。、あたくしの教え子の腐女子たちが。。。
あのねぇ~、卑弥子さん。。。、あなたは教え子の腐女子に からかわれているのですよ。
あの腐女子が あたくしを からかっているとデンマンさんは言うのでござ~ますか?
そうですよ。
その証拠でもあるのですか?
あるのですよ。 実は、つい最近、僕はアメブロの「リンク元URL」のリストを見てみたのです。
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■『拡大する』
赤枠で囲んだ 28番に注目してください。
あらっ。。。 Yahoo!で「源氏物語 エロ」と入れて画像検索して アメブロのデンマンさんのブログにやって来た人が居たのですわねぇ~。。。
そうですよ。
もしかして。。。、もしかして。。。、この検索をしたのが あたくしに嫌がらせの質問をした腐女子だと、デンマンさんは言うのでござ~ますか?
その通りですよ。
。。。で、28番の URL をクリックすると、いったい どのような検索結果が出てくるのでござ~ますか?
次のページが出てくるのです。
(yah50108a.png)
■『拡大する』
■『現時点での検索結果』
でも、上の検索結果に出てくる画像は、どれもエロいと言うほど、エロいものではござ~ませんわァ。
あのねぇ~、上の検索結果は“セーフサーチ” が “オン”になっているからですよ。
つまり。。。、つまり。。。、アダルト系の画像を出さないようにして表示してあるのでござ~ますか?
その通りですよ。 でもねぇ~、当然のことだけれど、卑弥子さんに嫌がらせの質問をした腐女子は“セーフサーチ”を“オフ”にして検索したのです。
じゃあ、その“セーフサーチ”を“オフ”にしたら、どのような結果が出てくるのでござ~ますか?
“セーフサーチ”を“オフ”にすると、次のような結果が出てきます。
(yah50108b.png)
■『拡大する』
あららあああァ~。。。、拡大して見ると、ずいぶんとエロいものがでてくるではござ~ませんかア! 赤枠で囲んである画像が デンマンさんの記事の中で使われている画像でござ~ますか?
そうですよ。。。 上の ①の画像をクリックすると次の画面が出てきます。
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■『拡大する』
アメブロの記事のタイトルと URL が赤枠で囲んだところに出てくるのですわねぇ~。。。 で、②番の画像をクリックすると どうなるのでござ~ますか?
次の画面が出てきます。
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■『拡大する』
あらっ。。。 やっぱり、アメブロの同じ記事のタイトルと URL が赤枠で囲んだところに出てくるのですわねぇ~。。。 つまり、あたくしに嫌がらせの質問をした腐女子は、この検索結果を見て アメブロの『エロい源氏物語』を読んだのでござ~ますかァ?
その通りですよ。 それで、このことで卑弥子さんをからかってやろうと、わざと「源氏物語はエロいのでしょうか?」という質問をしたのですよ。
やっぱり、腐った女子ですわねぇ~。。。 あたくしを困らせて、それでウサを晴らそうとしたのですわねぇ~。。。
卑弥子さんは見かけによらず単純なところがあるのですねぇ~。。。 冷静に考えてみれば、解りそうなものじゃありませんかァ! 腐女子たちは、卑弥子さんの講義に退屈しているのですよ。
それで、嫌がらせの質問をしたのですかァ~?
そうとしか考えられないでしょう!。。。 卑弥子さんがビビるのを見て、内心で ほくそ笑(え)みながら、楽しんでいるのですよ。
ムカつきますわァ~。。。 どのような“お返し”をしたらよいでしょうか?
無視すればいいですよ。 そのような腐女子の嫌がらせに いちいち付き合うことはないですよ。
でも。。。、でも。。。、あたくしのお腹の虫が納まりませんわァ。 ギャフンという目に遭(あ)わせてやりたいのですわァ。
じゃあねぇ~、腐女子に宿題を出すのですよ。
どのような宿題でござ~ますか?
腐女子たちが 目の色を変えて喜ぶような宿題です。
だから、どのような宿題ですか?
『エロい源氏物語』の中にも出てきた次のエピソードの“読み下し文”を現代文に訳させて、一人づつクラスの前で、訳した現代文を読ませるのですよ。
音勢(おとせ)は夜に入っても帰らない。
(母親の)浅香の酌で酒を飲んだ吉光公(よしみつこう)は、したたかに酔い、横になる。
浅香がまめまめしく尽くす。
当然のなりゆきとなる。
(ここからは読み下し文)
浅香は久しく男の傍らを、遠ざかりつることなれば、歳はとっても何となく、初々しさに気もときめき、自由になれば吉光は、やがて抱きしめ手をやつて、山繭の腰巻を、探りひらきて内股へ、わり込み給へば思ひの外、肌ざわりさへすべすべし、毛はふつさりと房やうじを、並べていぢる如くなる、
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だんだん奥へさしこむ手先に、紅舌(さね)はさはれどこの辺り、吐淫ぬらぬら溢れ出て、滑(ぬめ)りて紅舌もつままれず、況(ま)して陰門の両淵は、流るるばかりのありさまに、吉光もはや堪(たま)りかね、両手でぐつと内股を、おし広げて足を割込み、鉄火に等しき一物をあてがひて二腰三腰、おせば下より持ち上げる、はずみにぬるぬる毛際まで、何の苦もなく押し込めば、その開(ぼぼ)中の温かさは、いふも更なり忽地(たちまち)に、子宮(こつぼ)ひらけて鈴口を、しつかと咥(くわ)へて内へひく、その心よさ気味よさは、何に喩(たと)へんものもなく、吉光は目を細くなし、口をすぱすぱ吸いながら、大腰小腰九浅一深、上を下へとつき立て給ふに、浅香は子供を二三人産みたる開(ぼぼ)にて、さまざまの道具だてさへ多ければ雁首(かりくび)より胴中へ、ひらひらしたもの巻きついて出しいれのたび玉茎(たまぐき)をしごくやうにてえも言はれず、吉光あまたの側室を抱へ、いろいろ楽しみたりといへど、かかる稀代の上開(ぼぼ)は、いまだ覚えぬばかりにて、それいくいくア、またいくと、浅香が背中へ手をまわし、力一ぱい抱きしめて、嬌(よが)り給へばさらぬだに、浅香は誠に久しぶり、殊(こと)には太く逞しき、一物に突きたてられ、ヒイヒイフウフウム、フウと、声をも立てず最初から、精をやりつづけて息もはづみ、正体もなき折からに、
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アアソレいくよまたいくよと、男に嬌(よが)りたてられて、何かは以(もっ)てたまるべき、五臓六腑を絞るばかり、陰水どろどろずるずると限りもあらず流れ出て、昔を今にかへり花、たのしく其夜を明したり。
(ここから現代文)
そもそも浅香は色好みの性で、15歳で大納言蟻盛卿のおそば勤め中にお手がつき、というより浅香の方から手を取りて、あげくは妊娠、卿は実家に帰らせる。
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産まれたのが音勢である。
世間の手前、出産前に婿を迎えたが、とんでもない食わせ物で、すぐさま離縁した。
(読み易いように改行を加えました。
赤字はデンマンが強調。
写真はデンマン・ライブラリーより)
158-160ページ 『春本を愉しむ』
著者: 出久根達郎
2009年9月20日 第1刷発行
発行所: 株式会社新潮社
『エロい源氏物語』に掲載
(2013年2月8日)
上の“読み下し文”を現代文に訳して、クラスの皆の前で読むには度胸が要(い)りますよ。。。 卑弥子さんにも想像がつくでしょう?
ええ、ええ、ええ。。。 これは面白そうでござ~ますわ。。。 さっそく、明日にでも宿題を出そうと思いますう。
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(すぐ下のページへ続く)