結婚、仕事、人生(PART 1)
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DVD鑑賞中に、話を聞いて頂き
ありがとうございました。
なにかとデンマンさんには話を聞いて頂いて、
わたしもデンマンさんを頼ってバンクーバーに来てしまったのでついつい。。。
デンマンさんにもいろんな責任を感じさせていないかと。。。
すべて中途半端になってしまっている状態です。。。
^_^;) 反省。反省。。。
いろいろお話し ありがとうございました。
もっと自分の芯をしっかり持つべきですね。
それでは、デンマンさんも気をつけて帰宅してください。
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Mon, Feb 16, 2015 at 7:42 PM
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真由美ちゃんが僕を頼る気持ちは
十分に解ります。
でも、結局は、自分だけが頼りですからね。。。
“あなたまかせ”の人生は、一番つまらない人生だと僕は思いますよ。
これまで、真由美ちゃんの毎日を傍目(はため)ながら眺めていて、
予測以上に、自分で何とかしようと、意欲的に動き回っているので、
僕は安心していますよ。
どのような結果になろうとも、バンクーバーで過ごす5ヶ月間、6ヶ月間は、
真由美ちゃんにとって貴重な経験になるはずです。
真由美ちゃんが、やって来た時に観ていたDVD は、“M”というドイツの映画なのですよ。
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■『実際のカタログページ』
この映画は有名なドイツ人の監督・Fritz Lang (1890-1976)が作った作品なのだけれど、
さほど面白くなかったのですよ。
だから、真由美ちゃんがやって来た時には、
中断して、休憩のつもりで 図書館のロビーを出て
アトリウムのテーブルに座って 真由美ちゃんとダベったのです。
でも、真由美ちゃんが帰ったあとで観たDVDは、素晴らしい作品でしたよ。
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■『実際のカタログページ』
2時間の映画だけれど、半分観終わったところで午後9時になってしまいました。
明日、続きを観ます。
"The Painted Veil"というイギリス人夫婦のお話ですよ。
舞台は1925年の中国です。
日本では、大正14年、15年という、昔の話です。
僕は歴史に興味があるので、この時代の中国を舞台にした話は、実に面白く感じるのですよ。
DVD のカバーには次のように書いてあります。
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Once love is lost, can it---should it---ever be reclaimed?
That's the question that tortures Dr. Walter Fane (played by Edward Norton)
about his beautiful and feithless wife Kitty (played by Naomi Watts).
So he takes her away from the soirees, flirtations and ardent intrigues of colonial-era Shanghai to a cholera-ravaged village deep in China.
It is to be her punishiment.
But it may be redemption for them both.
Based on W. Somerset Maugham's novel and filmed in China,
it is a moving portrait of the volcanic emotions that can erupt between a man and a woman,
set againt the drama of a nation in turmoil.
Immerse yourself in this superb film's power and let it sweep you away.
【予告編】
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【全編 2時間】
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この映画は僕がバンクーバー市立図書館で 684本目に観た映画です。
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■『実際のページ』
Kitty は美人だけれど お嫁に行き遅れた、いわばオールドミスなのです。
お母さんからは、「あなたは、いつまで家に居てお父さんに面倒(めんどう)を見てもらうつもりなの? うちの経済事情はあなたが考えているほど裕福ではないのよ!」
と嫌味(いやみ)を言われるのですよ。
お父さんも早く娘をお嫁にやりたくて、お婿さん候補を探すのです。
その白羽の矢が当たったのが Dr. Walter Fane なのです。
パーティーで二人は会うのだけれど、Kitty は Dr. Fane に対して、特別な感情を抱かない。
でも、Dr.Fane は Kitty を一目見て気に入ってしまう。
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それで、やがて Dr. Fane は Kitty に結婚を申し込むのですよ。
Kitty は本心では結婚したくないのです。
でも、両親ともに、出遅れた娘のことを考えて、盛んに結婚するように薦める。
Kitty はお母さんには嫌味をタラタラ言われるので、仕方なく結婚するのですよ。
それで、二人は結婚してDr. Fane は政府の医療関係の仕事で上海に派遣されるのです。
もともと、Kitty には Dr.Fane に対して愛情を持っていないのだから、当然、寂しさから愛人を持ってしまう。
その、愛人というのは、結婚しているチャーリーというプレイボーイで、評判は芳(かんば)しくない。
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Kitty の浮気は、Dr.Fane の知るところとなる。
妻をプレイボーイから離すためにも、Dr.Fane はボランティアで中国の僻地へ赴任してゆくのですよ。
そこは、コレラが蔓延(まんえん)しているところで、生きて帰れる保証はないのです。
当然、Kitty は「そんな所には行きたくない!」と断固として主張する。
「僕と一緒に行かないのなら、離婚してもらうよ」と Dr.Faneは答える。
しかし、イギリスの両親に「離婚しました」とは言えない。
頼りにしていたチャーリーにも、結局は拒絶されてしまう。
離婚して一人で上海で生きてゆけないKitty は、しぶしぶ Dr.Fane と一緒に僻地へ行くのですよ。
大変な僻地で、Kitty は腰を抜かしてしまうほど驚いてしまう。
でも、そこでは白人の修道女が“自己犠牲の精神で”コレラにかかった病人や赤ちゃんを かいがいしく面倒を見ている。
そういう現状を見ながら、Kitty は、徐々に自分が“いたらない女”であることを知るようになってゆくのですよ。
そこで知り合ったイギリス人の副領事に Kittyは 上海に居る愛人のチャーリーに手紙を渡して欲しいと頼む。
もちろん、自分の愛人だとは言えないから、「実は、夫に頼まれて、この手紙をチャーリーに渡して欲しいのです」と言い訳を言うのですよ。
すると、副領事が言うのです。
「ああ、あのチャーリーですか!? あの男は、美人と見ると、すぐにちょっかいを出すのだけれど、
あの男に引っかかる女は、たいてい、どこかオツムが足りない女がほとんどですよ。」
こう言われたもんだから、Kitty はガックリとくるのですよ。
渡すつもりだった手紙も、渡さずに持ち帰り、ビリビリに破いてしまう。
自分は、おもちゃにされて遊ばれただけだと、気づくのです。
。。。と、いいところで午後9時の閉館時間になってしまいました。
どのような筋になるのかは、見当がつくけれど、明日が楽しみです。
Kitty は、結局のところ、自分を見出し、自分の生きる道を見出して、 Dr.Fane に改めて愛情を感じるようになるのですよ。
つまり、真由美ちゃんが言ったように「もっと自分の芯をしっかり持つべきですね。」
Kitty も、まさに、そう思って 自分の生きる道を見出してゆくのです。
真由美ちゃんも、観たくなるような映画ですよ。
実際、1時間見ただけだけれど、観ごたえがある映画でした。
Edward Norton と Naomi Watts という役者も、うまい役者です。
はい。。。 じゃあ、真由美ちゃんも、素晴らしい未来を夢見ながら、
今夜は、ぐっすりと眠ってね。
あやすみ。
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Mon, Feb 16, 2015 at 11:09 PM
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上の映画のお話は面白そうですわね。 わたしも観たくなりましたわ。 デンマンさんは翌日に続きを観たのですか?
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観たのですよ。 続きを観るのが待ち遠しくて、翌日(2月17日)は 次の記事を投稿してから すぐに続きを観たのですよ。
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■『猫と裸エプロン』
上の記事も面白そうですわね。
時間があったら、真由美ちゃんも読んでみてください。
それで、結末はどうなるのですか?
知りたいですか?
もちろん。。。
あのねぇ~、これを読んでいるネット市民の皆さんの中には、マジで この映画を観たいので、結末を今、知りたくはないかもしれません。 そういう人は、映画を観てから、この記事を読んでください。
。。。で、デンマンさんが予測したようなハッピーエンドに終わるのですか?
観る人によって、結末はハッピーエンドなのかどうか?。。。 別れると思うのですよ。
デンマンさんは、どう感じたのですか?
実はねぇ~、Dr.Fane はコレラに感染して亡くなってしまうのです。
あらっ。。。 じゃあ、悲劇的な結末になるのですか?
いや。。。 Dr.Fane は亡くなってしまうのだけれど、Kittyとは臨終のベッドで和解するのですよ。
どういうことですか?
Dr.Fane は Kittyが愛人を持ったことに対して“罰”のつもりで 生きて帰れる保証がないコレラが蔓延(まんえん)する僻地(へきち)の村に Kitty を連れてきたわけですよ。 でもねぇ~、臨終の床で、Kitty に“許してくれ”と謝(あやま)るのです。
。。。それで。。。?
もちろん、それまでに、実は、二人は和解して愛し合ったのですよ。 Kitty も自分のいたらなかったことを自覚して、修道女と共に、病院や保育所で奉仕活動に励むのです。
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二人が和解して愛し合ったことで、Kitty は、やがて妊娠するのです。 ところが、その和解した時期が微妙なのですよ。
どういうことですか?
父親が誰なのか? プレーボーイのチャーリーなのか? それとも夫の Dr.Fane なのか?。。。 Kitty は、判らない、と夫に告白するのです。
それで、Dr.Fane は、どう答えるのですか?
「誰が父親であろうが。。。それは問題じゃない。。。 僕たちの子供に違いないのだから」、と。。。
二人はマジで和解したのですわね。
そうです。。。
それで、どうなるのですか?
Dr.Fane を埋葬したあとで、映画は、5年後に飛ぶのです。 Kitty はイギリスに戻って、5歳になった息子のウォルターとロンドンの花屋さんで、花を選んでいる。 これからおじいちゃんの家に行くのですよ。。。 ところが花屋さんを出て、歩道を歩いている時に、偶然に、かつての愛人・チャーリーに出会ってしまう。
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それで、二人は、また交際するのですか?
チャーリーは、Kittyに対して未練がある。。。 できれば、昔の関係を再開したい。。。 それで、近いうちに会えない?とKittyに尋ねるのです。
Kitty は何と答えるのですか?
「申し訳ないけれど、あなたとはもう会えないわ。 用事があるのでこれで失礼します」。。。 もう2度と会わない、という気持ちを伝えてKittyは別れるのですよ。 歩きながら、息子のウォルターが「ママ、今の男の人はどういう人なの?」と尋ねる。。。 すると、Kittyは言うのですよ。 「つまらない、どうでもいい知り合いよ」、と。。。
Kitty は全く別人に生まれ変わったのですわね。
そうです。。。 真由美ちゃんが言ったように Kittyも“自分の芯をしっかり持”ったのですよ。
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