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あたなも国際市民(PART 1)

 
あたなも国際市民(PART 1)

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国際協力

国際協力とは、医者や看護師になって中東やアフリカに行き、死にそうな患者たちを救うことだけをいうのではない。 ... 日本にいてもできることはたくさんある。 一番手っ取り早いのが環境問題だ。 たとえば、「ゴミ」である。 ... 分別すればすべて立派な資源。 ... これを徹底して行うだけで、人類の寿命は百年延びるといわれている。 ... ほかにも、電気や水を節約すること、買い物をするときにリサイクルマークやエコマークの入ったものをなるべく買うこと、移動するときになるべく公共の電車やバスを使うこと、などがあげられる。

ともかく、「Think Global, Act Local」という言葉があるように、世界全体のことを考え、それを身近なことから始めていくことはとても大切だと思う。

 (中略)

あと50年で人類の人口はおよそ百億に達する。 百億に達してから、食糧問題、エネルギー問題、民族紛争などをなんとかしようとしても、まず絶対に間に合わない。 おそらく人類は滅びるだけだ。 だが「50年先には、私は多分死んでいるから別にどうでもいいわ」と思う方もいるかもしれない。 しかし、もしもあなたが子供を持っている場合に、その子が成長するころ、あるいはその子の子、あなたの孫が成長するころ、人口百億の時代が確実にやってくる。 だからもしもあなたが、自分の子供たちの将来を少しでも心配するならば、「今から」世界に目を向けた子どもたちを育成しなければならない。

まずは世界中で起こっているさまざまなニュースを、毎日3分でいいから説明してあげることだ。 親が子どもに、教師が生徒に、あるいは友達同士で。 ... 地球に住む人々に共通となる問題を話し、そうしたもののどれかに、あるいは全部に、子どもらちが小さいころから目を向けていく機会を作ること。 それがもっとも重要なのではないだろうか?

 (中略)

この本の印税・原稿料はいっさいなく、著者の収益はありません。
本当に意味のある国際協力を実現するためには、あらゆる分野で世界のために働く人を増やさねばならないと著者は考えております。 「世界のために目を向けてください」とお願いしているほうの著者が、お願いされているほうの皆様から金銭をいただくのはおかしい、という理由で、山本敏晴の本はすべて非営利にさせていただいております。

【著者略歴】

1965年12月8日生まれ。 宮城県仙台市出身。 医師・写真家。
12歳のとき、南アフリカ共和国の人種差別問題を目の当たりにして以来、発展途上国を中心に60カ国に及ぶ国々を訪問、各地の撮影を行い世界中で写真展を行う。
2000年よりさまざまな国際協力団体に所属しアフリカやアジアで医療援助活動を行う。
2003年、自ら「世界共通の教科書を作る会」を創設。 2004年、団体名を「宇宙船地球号 Earth the Spaceship (ETS)」に変更。

(注: 赤字はデンマンが強調)



184 - 186ページ; 254ページ
『アフガニスタンに住む彼女からあなたへ』
著者: 山本敏晴
2004年8月10日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 白水社


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ケイトー。。。この記事を読んでいる日本に住んでいる人に国際市民になって欲しいためにこうして私と話をするつもりなの?

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いけませんか。。。?(微笑)

あのねぇ〜。。。そのようにエヘラエヘラと笑うと、まるでケイトーは国際市民のように聞こえるじゃない!?

僕は国際市民の一人だと思っているのですよう。

マジで。。。?

これまでに34カ国を放浪して。。。人生の半分以上を日本以外の国で過ごしてきた。。。そしてかれこれ20年近くカナダで暮らしている。

つまり、世界を放浪すると国際人になれるとケイトーは言うの?

違いますよ。 日本にいて一度も海外に出たことのない人でも国際市民になれるのですよ。

どのように。。。?

だから、この記事を最後まで読めば分かるのですよ。 (微笑)

分からなかったら。。。?

その人の国語の理解力が足りないのですよ。 (爆笑)

そのように馬鹿笑いをすると、この記事を読んでいる人がムカつくわよ。

そういう人は国際市民になれないのですよ。

どうして。。。?

感情的になってぇ、もし僕を捕まえたら僕を拷問に書けるような人物と変わらないからですよ。

つまり、ムカついて人間を拷問にかけるような人は国際市民とは言えないの?

もちろんですよ。 だからブッシュ前大統領やラムズフェルド前国務長官のような人間は国際市民ではないのですよ。

つまり、ブッシュ前大統領やラムズフェルド前国務長官はムカついて誰かを拷問にかけたの?

いや。。。直接手をかけて拷問したわけではないけれど、拷問をしてもよいという書類にサインしてキューバのガンタナモ・ベイに拘束されているアフガニスタンで捕らえられたイスラム教徒の兵士たちを拷問してオサマ・ビンラディンに関する情報を引き出そうとしたのですよ。

その証拠でもあるの?

あのねぇ、ブッシュ前大統領もラムズフェルド前国務長官も拷問などやってないし、やろうとも思ってないとアメリカ国民の前ではっきり言ったのですよ。 その記録が残っています。 見てください。

Rumsfeld rejects allegations

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拷問をしていないと言っているのだから、そのような事実はなかったのでしょう!?

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ところが拷問している写真をラムズフェルド長官は見ているし、それを隠していた。 ブッシュ大統領にも見せていなかった。

ケイトーはどうしてそのような事まで知ってるの?

世界のネット市民の知る権利があるからですよ。 (微笑)

その証拠でもあるの?

ちゃんと、その事実が報道されたのですよ。 その一部がYouTubeで流れていますよ。 見てください。

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Bush's War part 1 (Preview)

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ラムズフェルドさんはウソをついていたのね!

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そう言う事になりますよ。

ブッシュ大統領は何と言ったの?

ムカついたらしい。

そうでしょうね!? 。。。でクビにしたの?

いや。。。クビにしなかった。。。と言うよりもクビにできなかった。

どうして。。。?

ラムズフェルドさんは、言わばブッシュ政権の要(かなめ)なのですよ。 ラムズフェルドさんの居ないブッシュ政権はクリープが入らないコーヒーのようなもので。。。コーヒーとは言えないのですよ。 (微笑)

マジで。。。?

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ラムズフェルドさんはフォード大統領時代の首席補佐官でした。 左の人がラムズフェルドさんですよ。

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右の人は。。。?

ブッシュ政権の副大統領のチェイニーさんです。 フォード時代には首席補佐官補でした。

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つまり、ラムズフェルドさんとチェイニーさんは良かれ悪しかれ共和党の重鎮(じゅうちん)なのですよ。 つまり、エスタブリッシュメントの代表です。 クビにするわけにはゆかないのですよ。

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。。。で、アメリカで問題になったの?

なりましたよ。 当時のブッシュ大統領を戦犯として裁判にかけようとする動きがあった。

マジで。。。?

テレビがその模様を伝えていますよ。 YouTubeで見てください。

Bush War Crimes:

Torture and (Eventual) Justice?

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Countdown:

Bush And His War Criminal

Torture Team 4-10-08

<iframe width="425" height="349" src="http://www.youtube.com/embed/ZMhFhjTPoak" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

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。。。で、ブッシュ大統領は裁判にかけられたの?

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一時テレビで騒いだけれど、結局、アメリカ市民はブッシュ大統領を戦犯にしようとはしなかった。

どうして。。。?

喉もと過ぎれば熱さを忘れる

日本語にこういう諺があるんだけれどシルヴィーは聞いたことがある?

あるわよ。。。その時は痛いと思っても月日が経てば痛みも忘れてしまうということでしょう?

そうですよ。 

その事と拷問が関係あるの?

ありますよ。。かつて、アメリカは政府レベルで拷問技術を開発したことがあるのですよ。


アメリカ政府の拷問技術開発

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1950年代に米国陸軍の研究所は2本のフィルムを製作した。 「静かなる暴行(In Silence The Atack)」と「魂に鎧を(Armor for the Inner Man)」である。 この2本をはじめとする同研究所のフィルムには、LSDを投与された兵士が混乱したり、怒ったり、興奮したり、おびえたりする様子が収められている。 こうした実験では1000人以上の兵士がモルモットにされ、その多くが長期的な影響を訴え、少なくとも2人の死亡が報告されている。 

 (中略)

資金提供を受けた総合大学、医大、研究所で、185人の人体実験プロジェクトが行われた。 皮肉なことに、当時はロシアも中国も、尋問の際に身体能力を奪う薬物を利用していなかった。 思い上がった(アメリカ)政府の犠牲者となった米国民が最大の被害者だった。

 (中略)

米国の政府や科学者が、拷問技術の開発に貢献してしまったことはきわめて遺憾である。 その過程で国民の命が失われたのだ。 人間の記憶力などあてにならない。 米国は拷問を加える人間を支援し、要請さえした---無法行為としか言いようがない。 断じて認められるものではない。 米国は、外国でこのような拷問技術が利用されるのを容認しない。 ならば、わが国が自らこのような残虐行為を行うことも許してはならない---絶対に。 だからこそ、われわれは過去を振り返らなければならないのである。

(注: 赤字はデンマンが強調。
写真はデンマン・ライブラリーより)



344 - 345ページ 『CIA洗脳実験室』
著者:ハービー・M・ワインスタイン
訳者: 苫米地英人
2010年5月4日 初版第1刷発行
発行所: WAVE出版


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アメリカ政府が拷問技術開発にかかわっていたのは、ずいぶん前からなのですよ。 ケネディさんが大統領になる前から行われていた。 しかも、この件についてはアメリカ政府は誤りを認めて被害者に謝ったのですよ。 ところが、その誤りを認めたのはその時だけで、誤りから学ぼうとする真面目な気持ちになってない。

歴史に学ばない者は失敗を繰り返す

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つまり、過去に洗脳実験、拷問実験あったという事実にもかかわらずアメリカの政治家が過去の忌まわしい歴史的事実から学んでいないとケイトーは主張するの?

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その通りですよ。 つまり、最近のアメリカの政治は愚衆政治になりつつあると僕は思うのですよ。 アメリカ市民が国際市民としての自覚を持っていない! アメリカ市民はアメリカ政府に対してもっと批判的にならねばならないと思うのですよ。

批判のないところに進歩なし

愛のない批判は空虚にして

批判のない愛は盲目なり

つまり、ケイトーはブッシュさんを愛しながら批判すると言うわけね。

いや。。。ブッシュさんを愛するというと、ちょっとホモがかってくるから、その「愛する」という言葉はこの場合不適切なのですよ。

じゃあ、なんと言えばいいの?

だから、ブッシュさんにフレンドリーな気持ちを抱きながら批判するとでも言ってくれますか?

分かったわ。。。で、まず何から批判するの?

あのねぇ〜、ブッシュさんにはリーダーシップが欠如していた。

なぜ、そのようなことを言うの?

「拷問はしていません。 また拷問するつもりもありません」と、アメリカ国民の前で明言したのだから、率先して拷問を廃絶する行動をとるべきだったのですよ。

つまり、ブッシュ前大統領は過去の拷問技術開発の悲惨な失敗から学んでいないのね?

そうですよ。。。しかも、戦争についても過去の失敗から学んでいないのですよ。

どう言う事。。。?

ジューンさんが次のように言ってましたよ。


 (すぐ下のページへ続く)





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