私のバレンタイン(PART 2 OF 3)
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バレンタインの小包は
ゆっくりゆっくりと太平洋を渡って
やって来るのですよ。
きゃははははは。。。
From: barclay1720@gmail.com
To: sayuri1190@yahoo.co.jp
Fri, Apr 10, 2015 at 12:41 AM
去年と同じように、バレンタインの小包は
ゆっくり ゆっくりと太平洋を渡ってやって来るのですよ。
早く着くよりも、遅く着いた方が、
待つ楽しみが増えるというものです。
もう、大長寺の桜も咲いているでしょう!
僕の代わりに、じっくりと花見をしてきてね。
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寝る前にメールをチェックしたら、
小百合さんからのメールがありました。
もう、夜中の12時半を過ぎました。
明日も、バンクーバー図書館に歩いてゆきます。
今日は 実に 素晴らしい天気でした。
でも、明日は雨が降ると天気予報では言ってましたよ。
じゃあ、もう寝ますね。
小百合さんと「さきたま古墳公園」でピクニックした夢を見ながら、
ぐっすりと眠りますよ。
きゃははははは。。。
じゃあ、おやすみ。。。
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デンマンさん。。。 スタンレー公園でバーベキューをしましたァ~?
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いや。。。 バーべキューは 面倒なので、する気になれません。
でも、去年の10月 「さきたま古墳公園」でバーベキューをしたではありませんかァ。
小百合さんが肉を焼いてくれるので、僕は ただサンドイッチを作るだけでしたからね。。。 その程度のことなら、バーベキューをしてもいいけれど、道具を用意して 牛肉や豚肉の準備をして、火をおこして 肉を焼いて。。。、 もう、考えただけでも、煩わしくなって、うんざりしてくるのですよ。
だったら、真由美ちゃんに手伝ってもらえばいいではありませんか! 彼女は本職のパン職人兼料理人なんでしょう? 私が焼くお肉よりも、よっぽど上手に焼きあげると思いますわァ~。。。
“紺屋の白袴”という諺があるでしょう。。。 本職の料理人というのは、遊びにまで 仕事と同じような事はしたくないものですよ。
じゃあ、デンマンさんは 真由美ちゃんが作った手料理を食べたことがないのですか?
いや。。。 ありますよ。。。
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真由美ちゃんが作ってくれた弁当を食べて
元気が出ました。
真由美ちゃんが帰ってから、すぐにベッドにもぐって寝て、
さっき、午前1時に目が覚めたばかりです。
ジンジャーを千切りにして、ジンジャー・ティーをいれて
弁当を食べました。
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元気が出ました。
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今日は突然押しかけて、すみませんでした。
僕もビックリしましたよ。
まさか風邪見舞いに、真由美ちゃんがやって来るとは思いませんでした。
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ほんと、お弁当だけ渡して帰るつもりだったのに、
後々、デンマンさんの体調を考えたら長居してしまった事を申し訳なく思いました。
今日はゆっくり、休んでください。
でも、別に迷惑ではありませんでしたよ。
“メリハリ”のある生活をする。。。これが僕のモットーですから。。。
つまり、病気になっても、できるだけ日常通りに過ごすと言うのが、これまでの僕のやり方です。
だから、これまで、風邪のために休んだということはありませんでした。
やっぱり、“気が張っている”ということは病気回復効果もあるのだと思います。
真由美ちゃんが“風邪”を移されなかったのも、“風邪にかかっている場合じゃない!”という気持ちが多少は影響していると思いますよ。
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もし、何かわたしにできる事あったら何でも言って下さいね。
わたしもデンマンさんの力になれる事は なりたいと思っています。
でもねぇ~、“あなたまかせ”の生活になってしまったら、マイナスになってしまいます。
真由美ちゃんが 初めて カレンおばさん夫婦に会った日に、カレンおばさんが旦那のことを愚痴っていましたよ。
覚えてますか?
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“あんたは、そばに面倒を見てくれる人がいるから
頼ってしまうねん。 それで、風邪がなかなか治らへん”
だから、真由美ちゃんの気持ちは充分にうれしいのですが、
誰にも頼らない生活を確立しないと、いざという時に苦労するのは自分ですからね。
頼れる人が常にそばに居るとは限らないのだから。。。
僕は、そういうつもりで、これまで生きてきましたから。。。
だから、これまでにカナダでは一度も医者にかかったことがなかったのですよ。
すくなくとも、“一匹狼の気持ち”を持っていたからこそ、健康で居られたのだと思います。
でも、今回の風邪だけは、ちょっと油断していました。
簡単な風邪だと思って、往復1時間かかって図書館まで歩いたのが、どうも風邪が長引く原因だったようです。
『風邪で甘えてる場合じゃねぇ~!』より
(2015年2月11日)
この時の弁当の差し入れは ありがたかったのですよ。
。。。そうでしょうねぇ~。。。風邪を引いていたら、自分で食事を作るのも億劫(おっくう)になりますからねぇ~。。。で、この時、デンマンさんは鼻水をたらして寝ていたのですかァ~?
やだなあああァ~。。。 老人が風邪を引いて寝込んでいたようなことを言わないでくださいよう。。。 久しぶりに風邪を引いたと言っても、熱が出たわけでもなければ、セキが出たわけでもなく、ちょっと喉のあたりがヒリヒリする程度でした。
だったら 自分で食事の支度ができるではありませんかァ!
もちろんですよ。。。 だから、いつものように、僕は自分で食事を作って食べていたのですよ。。。 でもねぇ~、予期せず 真由美ちゃんが 真心を込めて作ってくれた弁当を食べることができて、僕はマジで元気が出たのですよ。
それで風邪が治ってしまったのですか?
そうです。。。 (爆笑)
もしかして。。。、もしかして。。。、その風邪というのは 真由美ちゃんにお弁当を作って、持ってきてもらうために、デンマンさんが仮病を使ったのではありませんかァ~?
やだなあああァ~。。。 小百合さんは、僕が純情な乙女をナンパするような下種(ゲス)な男だと思っているのですかァ~?
でも “魔がさす”と よく世間では言うじゃありませんかア!
あのねぇ~。。。 僕と真由美ちゃんは血がつながっているのですよ。。。 島崎藤村(1872-1943)は姪と関係したけれど、僕は 島崎藤村ほどの文学的才能がありませんからねぇ~。。。 そういう事はできないのです。
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でも。。。、でも。。。、世間では“魔がさす”と言うではありませんかァ!
小百合さん!。。。 くどいですよ!。。。 僕は島崎藤村ほどの文学的才能がないのです。。。 だからできないのです。
でも、デンマンさん。。。 それほど悲観することもありませんわァ~。。。
小百合さん!。。。 あなたは、いったい何が言いたいのですかァ~?
うふふふふふふ。。。
こういう時に、笑ってごまかさないでくださいよう! んもおおおォ~。。。!
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