柏原知美@不徳 (PART 1 OF 3)
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デンマンさん。。。、どうして私が不徳なのですか? “太く”の間違いではないですよね。 うふふふふふ。。。
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“太く”ではなくて“不徳”です。。。 間違いありません。。。
つまり、私がセクシーなビキニを着てネット市民の男性を誘惑しようとしているので“不徳”なのですか?
いや。。。 そうではありません。
じゃあ、いったい どういうわけで私が“不徳”なのですか?
あのねぇ~、実は夕べ本を読んでいたら次の箇所にぶち当たったのですよ。
今の日本はおカネだけが
価値の単線社会
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上田紀行:
最近の話ですが、僕の教え子の女性が、タイで結婚しました。 タイ仏教の研究者で実に慈愛の精神に溢れた女性なんです。 ただし、優秀な女性にありがちなことなのですが、男性への要求水準が必然的に高くなっているように見えたので、いったいどんな男性と結婚するのだろうと思っていました。 彼女のような優秀な女性から見たら男は皆欠陥商品ですから(笑)。 その彼女が研究地のタイで結婚することになりました。 相手はタイ人の元お坊さんです。 その結婚式に行ってきました。
池上彰:
欠陥商品でしたか?
上田紀行:
それが、彼もまた慈愛に満ち溢れた人なんです。 結婚式で彼のお父さんがスピーチをしました。 いかにも田舎のおじさんでしたが、こう言ったんです。 「私の息子は、こんなに徳の高い女性と結婚できて、本当に幸せ者だ」と。 僕は驚いてしまいました。 日本の結婚式で、妻となる人を褒めるときに「徳の高い女性」なんて褒め方、聞いたことがありませんから。
池上彰:
日本の結婚式での新妻への褒め言葉は器量よしだとか性格がいいとかになりますよね。
上田紀行:
なぜタイでは徳という言葉が出るのか。 タイは日本同様の資本主義社会だし、失業率が高まったり政権交代したりするときには暴動も起こりますし、都会と農村の格差は問題になっています。 国の経済はどんどん発展してほしい、自分はもっともっと金を儲けたい。 皆基本的にそう思っている社会です。
池上彰:
日本とあまり変わりありませんね。
上田紀行:
経済的に成功しよう。 それがタイの社会に通っている一本の線だとします。 ところが、タイにはもう一本、線が通っているのです。 人生は得を高めるためにあり、来世には徳を積んでよりよい人生に転生したい。 つまり宗教的な人生観が生きている。 タイの社会は、2本のよりどころがある複線的な社会なんですね、経済と宗教という。
池上彰:
金儲けだけが心のよりどころじゃない。 仏教があるとタイの人たちは思っているんですね。
上田紀行:
金儲けもするし、一方で、得も高める。 複線の社会を生きているから、タイの結婚式のスピーチに「徳の高い人」という言葉が出てくるんです。
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(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
218-219ページ 『池上彰の教養のススメ』
著者: 池上彰
2014年4月7日 初版第1刷発行
発行所: 日経BP社
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知美さんの結婚式の時には「新妻の知美さんは徳の高い女性」とは言われなかったでしょう?
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言われなかったに決まっているじゃありませんかァ! 日本には、第一、徳の高い女性などおりませんわァ!
そんなことはありませんよ。。。
デンマンさんが知っている徳の高い女性が日本にいるのですか?
いますよ。。。 ちょっと次のメールを読んでみてください。
差出人:真由美
件名:今日はいつもより
涼しかったですよ~☆
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デンマンさん、こんにちはv(^-^)v
I just finished work.
It's cool and comfortable.
今日も仕事が終わり、帰宅してパソコンの前にいます。
今日はデンマンさんに少し嬉しいお知らせがあります。
今日会社に行き、店長に話があるとの事でした。
その内容はほんの少しですが。。。時給を上げさせて頂きました。
との報告でした。
とても嬉しかったです。
店長は本当に少しですが、と言われましたが私は金額よりも
その気持ちと少しでも頑張りを認めてもらえた事がとても嬉しかったです。
そして、時給を聞いた時に思った以上に上げてくれた事にとても感謝しました。
デンマンさんの記事
やっぱり、血のつながりでしょうねぇ。
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やっぱり、真由美ちゃんがカナダに住んでいる僕に
関心を持ったということは、
“血のつながり”と共に“生き方”を同じくする者という
共感もあるのでしょうね。
それで、僕も 真由美ちゃんに対して
“身内の話”もしたくなるのですよ。
デンマンさんからのお話を母に少ししました。
母もデンマンさんのお母様が随分昔に、随分な苦労をされた方だ、というのは知っていたようです。
詳しい内容までは母も知らなかったようで、デンマンさんからの話を伝えました。
母も驚いていました。
不思議な血の繋がり。。。
素敵ですね。
私が今回カナダに行きたいという願いは、実は昔まだ私が小学生の頃に
親戚の かよちゃんがとても優しくて、良くしてもらった記憶が強く残っていました。
小学生といっても低学年で、一度ほど?くらいしか会ったことしかないので、
顔も声も全く覚えていないのに、かよちゃんは優しい!!という私の中で記憶として残っていました。
私が かよちゃんの話をすれば母から、かよちゃんはカナダに行っての話や、英語がペラペラという話しをよく聞いていました。
そんなことからわたしもいつしか英語を話してみたい!!という気持ちが
ずっとありました。
しかし、決してわたしの学生時代はまじめなものではありませんでした。
勉強も好きではなく、遊びに夢中になってしまった時期もありました。
父にも母にも沢山沢山、迷惑かけました。
(これはあまり血のつながりはなかったのかな。。。笑)
それでもずっと気持ちの中に、変わらない「夢」として、
ありました。
デンマンさんの存在を知った時には、やっぱり、何かあるんだ!!なんて勝手に
自分の中で、血のつながりを感じていました。
そして、私の夢を、、、長年の夢を一歩一歩かたちに繋いでくれている事に、
デンマンさん、感謝しています。
私がカナダに行く事は昔からの夢だという事は小さいころから知っていますので、
頑張って欲しいという気持ちで応援してくれています。
そしたらたまの休みにはカナダに旅行にいけるかしら。。?
なんて冗談交じりに言っている母を見ていると
やっぱり夢、絶対叶えたいなって、強く思います。
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母親は 昔の苦労話や、悲しかった事などは
おくびにも出しませんでした。
初めから、お互いに元気であることを喜び、
声が聞けたことに感謝して、笑い転げながら話しましたよ。
そんな人ほど、本当に強い人間なんだな。。って私は思います。
そんな女性でありたいです。。
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真由美ちゃんも、僕のお袋と話せば、
面白い楽しい人だということが すぐに解りますよ。
でも、内面には、ずいぶんと苦労して
耐え抜いてきた悲しみを持っている人です。
お袋が 真由美ちゃんのお母さんに優しい気持ちになれるのも、
いろいろと苦労した過去があればこそです。
いつかいつかそんなお話もデンマンさんに直接、話を聞けたらな p(^-^)q っと思っています。
もっといろんな事が、不思議に繋がる気がして。。
そう。。かよちゃんにも会いたいですね。
向こうで、、
デンマンさんとかよちゃんと3人で会えたらそれも何だか素敵ですね!
デンマンさんも素敵な一日をお過ごしください!!
Have a nice day!!
真由美より
2014年06月04日 17:55
『真由美ちゃんの命の力』より
(2014年8月18日)
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あのねぇ~、真由美ちゃんはお金が欲しいから一生懸命働いたわけじゃない。。。 もともと陰日向(かげひなた)なく、勤勉に自分の勤(つと)めを果たすという 徳目のひとつを無意識的に実行しているに過ぎない。。。 その誠実で勤勉な姿を見て店長が給料を上げてくれたのですよ。
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真由美ちゃんが意識的に、そういう演技をしたということだって考えられるじゃありませんか!
あのねぇ~、真由美ちゃんは、知美さんのように“腹黒い女”じゃないのですよ。
真由美ちゃんはデンマンさんの身内だから、“えこひいき”をしているのですわ。
違うのですよ。。。 彼女と僕が血がつながっているからといって、僕は真由美ちゃんの性格を美化しているわけじゃないのです。。。 例えば、次のようにカナダ人の女性も真由美ちゃんの“誠実で勤勉な姿”に心を打たれて奨学金がもらえるように取り計らってくれたのですよ。
(すぐ下のページへ続く)