ムカつく検査(PART 1)
ケイトーは、今度の旅行でムカつく検査にでも出会ったの?
そうなのですよ。 成田空港で検査に引っかかった。
何が引っかかったの?
ノートに穴を開けるパンチャーが検査に引っかかって旅行バッグを開けて調べられたのですよ。
これがその穴あけ器なの?
そうです。
昔の切符切りのようなものね。 でも、どうしてケイトーはムカついたの?
あのねぇ〜、考えてもみてくださいよ。 どうしてこんなものが凶器になるの? どう考えても危険物にはならないよ。
でも、これで殴られることだってぇあるんじゃないの?
このパンチャーは手の平よりも小さい物ですよ。 これが危険な物ならばハイヒールやブーツだってぇ、同様に凶器になりますよ。 さらに食事の時に出される金属製のナイフの方がよっぽど危険なものですよ。
言われてみれば確かにそうね。 上の穴あけ器が凶器ならば食事の時に出されるナイフの方がよっぽど危険だわよね。
そうでしょう!? だから僕は検査員の女の子にどうしてこれが凶器になるのか尋ねたのですよ。
何て言ったの?
工具に似ているので改めてチェックしたと言うのですよ。 だから僕は「バンクーバー空港では問題にならなかった。 成田空港で問題にするのは可笑しいのではないか!?」 と問い詰めたのですよ。 そしたら成田で空港では規則で工具に似ているものは実際に手にとって目で見て確かめると言うのですよ。
でも、念には念を入れて調べたわけだから、何もケイトーがムカつくことはないじゃないの。
あのねぇ〜、常識的に考えても食事時に出されるナイフが凶器でないのならば、ナイフよりも短いパンチャーが凶器であるはずがないのですよ。 そんなものはX線の検査で見て判る。 検査員の訓練が不十分なのですよ。 だから、僕は成田空港の規則が国際基準ではない。 バンクーバー空港ではパンチャーは問題にされなかった。 つまり、成田空港利用者を不愉快にさせるような不必要な検査になっていると主張したのですよ。
それで。。。?
検査員の女の子は「規則だから。。。」、そう言うだけで埒(らち)が開かないから責任者を呼んで欲しいと言ったのですよ。
何もそこまでする必要はないじゃないの!?
あのねぇ〜、利用者の声を空港管理者は大切にするべきですよ。 乗客はちゃんと空港利用料をとられているのだから。。。
あらっ。。。マジで私たちは空港利用料を払っているの?
飛行料金の中に含まれているのですよ。
それで検査員は責任者を呼んできたの?
呼んできましたよ。
JSS
Rina Hirayama
Chief Leader
Japan Security Support Co., Ltd.
Room M1148 Passenger Terminal Bldg2
Narita International Airport
Natita City, Chiba 282-004 JAPAN
PHONE 0476-34-6383
FAX 0476-34-6384
これが、その責任者の名刺なの?
そうです。
ケイトーは名刺まで要求したの?
そうですよ。。。こうしてブログに書くつもりだったから。。。
何もそこまでする必要はないんじゃない!?
あのねぇ〜、危険物のチェックをするのは大切なことですよ。 でもねぇ〜、空港利用者を不愉快にするような過剰な検査はやめるべきなんですよ。 バンクーバー空港では問題にならなかった。 これまでに、どこの空港でも問題にならなかったのですよ。
ブログに書かなくても直接責任者に言えばいいじゃないの。
だから、当然僕は言いましたよ。 書面で利用者の声として書きたいから、そのようなフォームをくださいと。。。
それで、そのような書き込み用のフィードバック・シートを持ってきてくれたの?
検査場には無くて Rinaさんは事務所に戻って持ってきてくれました。 10分以上待たされました。 検査を含めて20分以上かかりましたよ。 1時間以上も待ち時間があったからよかったけれど、急いでいたらマジでムカついたと思いますよ。
でも、ケイトーはムカついたのでしょう?
ムカついたと言うよりも不愉快でしたよ。
それで、そのフォームはどういうものなの?
写真付で次のように印刷されたきれいなフォームでした。
みんなの笑顔が見たいから
ようこそ成田空港へ
成田空港をご利用いただき誠にありがとうございます。
私どもは、常にお客様が何を求めていらっしゃるか、お客様のために何ができるかを考え、すべてのお客様にとって安心で快適な空港づくりに取り組んでおります。
お客様に満足していただける空港にするため、ぜひ、皆様のご意見・ご感想をお聞かせください。
いただきましたご意見は、大切な財産として空港全体で共有し、今後の改善につなげて参ります。
皆様の旅が素晴らしいものになりますように心よりお祈り申し上げます。
成田空港株式会社
代表取締役社長
森中 小三郎
(デンマン注: 文言はそのままですが写真はデンマン・ライブラリーより)
あらっ。。。ちゃんと、このようなフォームが作ってあるのね?
この用紙の裏面に、こまごまと書き込む欄や意見を書く欄があるのですよ。 でも、すべて日本語で書いてある。
英語の用紙は別にあるのじゃないの?
たぶんね。 英文のフォームが無かったら、それこそ成田空港の欠陥ですよ。
それでケイトーは意見を書いて置いてきたの?
時間が充分に無かったから今こうしてブログに書いているのですよ。
でも、わざわざブログに書くことは無いと思うけれど。。。
あのねぇ、世の中を暮らしやすくなるためには批判が大切なのですよ。 だから成田空港でも上のようなフォームを作ったのですよ。 それに、シルヴィーも僕の座右の銘を知っているでしょう?
ええ。。。何度もブログで見たわよ。
批判のないところに進歩なし。
愛なき批判は空虚にして
批判なき愛は盲目なり。
シルヴィーも分かっているのならば同じ事を繰り返さないでね。
でも、この座右の銘を見てムカつく人も居ると思うわ。
十人十色だから、そういう人も居るだろうね。 うししししし。。。
(すぐ下のページへ続く)