シルクロードのチーズ(PART 2)
日本では非常に一般的な食品であり、そのまま調味料をかけて食べられるほか、様々な料理に用いられている。
冷奴や湯豆腐、味噌田楽などのように主要食材になるほか、汁物や鍋料理の具材、料理のベースになる食材として使われるなど、用途は多彩である。
中国では、日本のようにそのまま食べることはしない(少なくとも伝統的ではない)ものの、様々な種類の豆腐と利用の仕方があり、多種多様の料理に使われている。
日本で天明2年(1782年)に刊行された『豆腐百珍』には、100種類の豆腐料理が記述されており、また様々な文学でも親しまれてきた。
日本では、かつて豆腐は行商販売もされており、一般的であった。
行商の豆腐屋はラッパや鐘を鳴らしながら売り歩いていた。
関東地方では、明治時代初期に乗合馬車や鉄道馬車の御者が危険防止のために鳴らしていたものを、ある豆腐屋が「音が『トーフ』と聞こえる」ことに気づき、ラッパを吹きながら売り歩くことを始めたものである。
(tofu003.jpg)
その由来のようにラッパの音は一回に2段階「トーフー」と聞こえるように吹くことが多いが、地域や販売店によっても異なり、1段階のみの場合もある。
関西地方では、豆腐屋はラッパではなく鐘(関東ではアイスクリーム屋が用いていた)を鳴らしていた。
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出典: 「豆腐」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
僕は知らなかったのだけれど、味噌田楽というのはコンニャクに味噌をつけて食べるものだとばかり思い込んでいましたよ。
あらっ。。。お豆腐を串に刺して焼いて、その上からお味噌をかけて食べますわよ。
そうらしいねぇ。 中国から豆腐が伝来し、拍子木型に切った豆腐を串刺しにして焼いた料理が生まれた。 その料理の、棒の上に白い豆腐が乗っている様子が高足を行っている田楽法師の姿と似ているので「田楽」の名が付いたと書いてありましたよ。
デンマンさんはお豆腐の田楽を食べたことがないのですか?
ありません。。。今まで一度も豆腐の田楽を食べたことがない。
じゃあ、今度、帰省したときに栃木市の「油伝商店」でご馳走しますわよ。
(tochigi80.jpg)
(tochigi82.gif)
ガイドブックによると、栃木市はなかなか風情のある町のようである。
よし行ってみよう。
上野駅から普通電車に乗車し、途中、小山で乗り換え、栃木駅に向かう。
(tochigi81.jpg)
電車の隣の席では、ふたりの女子高生が大きな声でしゃべっていた。
女子A 「ハウルの動く城ってさぁ、お婆さんになるけど、最終的には女の子になんのね。 でも髪の色は変わらないんだよね、グレー」
女子B 「えービミョー」
という会話。
女子Bの「ビミョー」がなんか可笑しくて、わたしも「ビミョー」って使ってみたくなってしまった。
(中略)
塚田歴史伝説館には、人間そっくりの動きをするハイテクロボットが設置されているが、展示の構成は学園祭みたいでキッチュである。
三味線を弾くおばあさんのロボットがリアルでちょっと怖かった。
売店の人が、
「田楽おいしい店がありますよ」
と教えてくれたので、行ってみることにする。
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油伝商店
(dengaku5.jpg)
油伝(あぶでん)味噌という、コクと甘味のある黒い味噌を使った田楽が食べられるというお店は、なんだか歴史がありそう。
(dengaku3.jpg)
店内は観光客らしき人たちで混んでいた。
おばあさんと、その娘さん(60歳くらい)という客と同じテーブルになり、おばあさんに「学生さん?」などと聞かれる。
ふたりは群馬県に住んでいるらしいのだが、ここの田楽が大好きでわざわざ食べにきたのだそう。
わたしはというと、改めてわかったけど、田楽というものがあまり好きではないかも。
甘い味噌がビミョーというか。
だけど、頼んだこんにゃく田楽は全部食べたし、田楽の中では、ここのはかなり美味しいんだと思う。
(dengaku2.jpg)
店を出て、ふたたび自転車で街をぶらぶらしていると、さきほどのおばあさんたちが車でわたしを追いこしながら「お元気でー!」と手を振ってくれた。
お元気で。
きっと、もう会うことはない。 少し切ない気持ちになる。
(赤字はデンマンが強調のため。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
130-132ページ
『47都道府県女ひとりで行ってみよう』
著者: 益田ミリ
2008年6月25日第1刷発行
発行所: 幻冬舎
『味噌がビミョーな田楽』に掲載
(2012年1月19日)
まじっすかァ〜。。。小百合さんと一緒に食べる豆腐の田楽なんてぇ、なんだか夢のようだなァ〜。。。
デンマンさん! 少し大げさですわよ。
【卑弥子の独り言】
ですってぇ〜
あたくしも、お豆腐の田楽が食べたくなってきましたわ。
(dengaku9.jpg)
それにしても、関東でラッパを吹きながらお豆腐を売り歩くなんてぇ、全く知りませんでした。
鐘を鳴らして売るものだとばっかり思っていたのでござ〜♪〜ますう。
“所変われば品変わる”
ホントにねぇ〜。
マジで、そうでござ〜♪〜ますわよ。
とにかく、次回も、面白い話題が続きそうでござァ〜ますう。
どうか、また読みに戻ってきてくださいましね。
では。。。
ィ〜ハァ〜♪〜!
メチャ面白い、
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こんにちは。ジューンです。
棒の上に白い豆腐が乗っている様子が
高足を行っている田楽法師の姿と似ているので
「田楽」の名が付いたそうです。
面白いですわね。
その田楽から江戸時代になると
「煮込み田楽」が登場します。
上方では具を昆布だしの中で温め、
甘味噌をつけて食べるようになります。
関東では、銚子や野田で醤油の醸造が盛んになりました。
江戸では、かつおだしに醤油や砂糖、みりんを入れた
甘辛い汁で煮込むようになります。
これが「おでん」の登場です。
面白いですわね。
ところで、英語の面白い話を集めました。
時間があったら覗いてみてください。
■ 『あなたのための愉快で面白い英語』
では、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。