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クールジャパンとDVD宣伝スパマー(PART 1)

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クールジャパンとDVD宣伝スパマー(PART 1)


 Cool Japan

  (maiko19.png)


Cool

Japan





デンマンさん。。。、きれいな舞妓さんとオイラを並べてくれたのは、日ごろオイラを虚仮(コケ)にしている罪ほろぼしのつもりですか?



どうして僕が罪ほろぼしをしなくちゃならないの?

だってぇ、デンマンさんは、いつもオイラをイジメてるではありませんか!

僕はオマエをイジメたりしてないよ。

さんざイジメたではありませんか!

何を寝ぼけたことを言ってんだよ! いつだってオマエは喜んでスキップして帰るじゃないか!





わァ〜〜 うれしいなあああァ〜。。。

デンマンさんに

国際的な人物だと

マジで褒められてしまったァ。

うれしいなあああァ〜。。。

もうスキップしてしまおう!

ルンルンル〜♪〜ン

ランランラ〜♪〜ン




『DVD宣伝スパマー愚録』より
(2012年3月11日)




3月11日だってぇ、オマエはこうして喜んで帰っていったじゃないか。



じゃあ、どうしてクール・ジャパンを持ち出してきたのですか?

僕はたまたま次のような本を読んでいたのだよ。


日本的想像力の未来

クール・ジャパノロジー

の可能性
 
 
 
(cooljpn6.jpg)





デンマンさんは、なかなか格調高い本を読むのですねぇ〜。



僕を褒(ほ)めたつもりなのだろうけれど、僕はオマエと違って単純じゃないから、ルンルン気分でスキップしたりしないのだよ。

別にデンマンさんをスキップさせようと思って褒めた訳ではないのですよ。。。んで、その本の中に何か素晴らしい事でも書いてあったのですか?

次のような事が書いてあったのだよ。



(cooljpn2.jpg)

今回のシンポジウムで用いた「クール・ジャパノロジー」という造語---「クールな日本学」とも「クール・ジャパン学」とも読むことができるだろう---には、現在日本のジャーナリズムや言論界に流通している「クール・ジャパン」をめぐる言説を更新したいという思いが込められている。

言うまでもなく、「クール・ジャパン」という言葉は、2000年代以降、宮崎駿をはじめとする日本発のアニメやマンガ・ファッション・日本食・Jポップなど現代日本社会の文化商品がアジアや欧米をはじめとして世界で爆発的な人気となっている状況を指す。
また、その語源となった英国ブレア政権下の「クール・ブリタニア」同様、若者文化を国家イメージ戦略やコンテンツ産業支援策に使おうという日本政府の新しいソフトパワー外交戦略も指す。

 (中略)

しかし、海外の日本研究者がなぜいま日本の「ポピュラーカルチャー」に注目しているのか。
現在、欧米のアカデミックな日本研究では、「ポピュラーカルチャー研究」への大きなシフトが起こっている。
多くの大学では「日本文学」と同じかそれ以上に「日本のポピュラーカルチャー」の講座が開講し、映画・アニメ・ポップカルチャーを論じた研究書・論集などが大学出版局から次々と刊行されつつある。
 。。。


(cooljpn7.jpg)

その根底にあるのは、もちろん学生たちの関心の変化だ。 。。。 現在欧米の大学で日本について関心を持ち、専門的に学んでいる学生は、小さい頃からアニメやマンガに関心を持っていて日本文化に親しんだ学生が多い。
これは1980年代に経済やビジネス的な理由から日本研究に入った学生が多いのとは好対照である。

(赤字はデンマンが強調のため。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)



260-264ページ
『日本的想像力の未来』
編者: 東 浩紀
2010年8月30日 第1刷発行
発行所: 日本放送出版協会




別に目新しい事は何も書いてないじゃありませんか。



僕は日本のポピュラーカルチャーが10年ほど前から欧米で人気が出ていることは知っていたけれど、若者文化を国家イメージ戦略やコンテンツ産業支援策に使おうという日本政府の新しいソフトパワー外交戦略があったとは全く知らなかったよ。

それはデンマンさんのアンテナが壊れていたのでしょう。

じゃあ、オマエは知っていたの?

もちろんですよ。 重慶市などでも“Cool Japan Fair”などを日本の政府関係の出先が開いて盛んに中国人を観光客として日本へ送り込もうというキャンペーンをやっていましたよ。


(cooljpn3.jpg)



日本政府がそうまでしてクール・ジャパンを中国にも売り込んでいるの?



そうですよ。 デンマンさんは完全に浦島太郎になっていますよ。

なるほどねぇ〜。。。

何がなるほどねぇ〜、なのですか?

上の本には次のように書いてある。


現在欧米の大学で日本について関心を持ち、専門的に学んでいる学生は、小さい頃からアニメやマンガに関心を持っていて日本文化に親しんだ学生が多い。


つまり、欧米ばかりじゃなく、中国でも小さい頃からアニメやマンガにハマッている子供がいるんだなァ〜。

その通りですよ。 オイラもその一人ですよ。

なるほどォ〜。。。それで、どうしてオマエが DVD の宣伝スパマーになったのかが解(わか)ったような気がするよ。 ちょっと、オマエが最近書き込んだスパム・コメントを見てごらんよ。


(liv20309.gif)

『DVD宣伝スパマー』

(2011年03月05日)



3月9日にオマエは上の記事にスパム・コメントを飛ばしたのだよ。



そのスパムがクールジャパンと関係あるとデンマンさんは言うのですか?

そうだよ。 スパム・コメントの中のリンクをクリックすると次のページが表示される。


(dvd20311.gif)


『ONE PIECE』(ワンピース)は、尾田栄一郎による日本の少年漫画。
および、これを原作としたテレビアニメ、アニメ映画、ゲームといったメディアミックス作品。
1997年より『週刊少年ジャンプ』(集英社)にて連載されている。
略称は「OP」「ワンピ」。

かつてこの世の全てを手に入れた海賊王ゴールド・ロジャーが遺した「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」をめぐり、幾多の海賊たちが覇権を賭けて争う大海賊時代。

そんな時代に生まれ、幼い頃の命の恩人である海賊赤髪のシャンクスに憧れる少年モンキー・D・ルフィは、「ゴムゴムの実」という悪魔の実を食べてゴム人間となり、その副作用で泳げない体になりながらも、海賊王を目指して仲間と共に冒険と戦いを繰り広げていく。




つまり、オマエは小さい頃から日本の少年漫画や、それを原作としたテレビアニメ、アニメ映画、ゲームにハマッていた。 クールジャパンがもてはやされていることに気づいたオマエは、それを利用してお金儲けができないか?。。。そう考えたのだよ。 そして思いついたのがアメリカへ渡った仲間と共同で不正コピーしたDVDを売ろうと考えた。



デンマンさんは推理小説作家になれますよ。

どうだい。。。図星だろう?

でも、どうして不正コピーした DVD だと判(わか)るのですか?

あのさァ〜、普通に仕入れた商品の通常価格 57、500円の DVD が、どんなに安くしても、まともな商人ならば、特別価格を無料にすることはないのだよ。 それができるのは、おまえ達が不正に DVD をコピーしたからじゃないか! 

デンマンさんは、やっぱり推理小説を書かない方がいいですよ。

どうして。。。?

デンマンさんが書く推理小説は月並みだからですよ。 たぶん、誰もがそう考えるでしょうね。 でも、だからと言って不正コピーした証明にはならないのですよ。

あのさァ〜、常識的に考えてだよ、通常価格 57、500円の DVDは 仕入れ値がどんなに安くても 20,000円はするよ。 それを只であげたら、オマエは儲けるどころか2万円の損をするのだよ。

その通りですよ。

だったら、損をするだけ DVDを売る意味がないじゃないか!

デンマンさんのような凡人は、そう考えるのですよ。

じゃあ、天才バカボンのオマエは、どうやって儲けるんだい?

最初に無料のDVD をばら撒いてそれで客を集めるのですよ。 日本にも「損をして得を取れ」という諺があるでしょう!?

僕は聞いたことがないよ。

デンマンさんは浦島太郎になってしまっているので、たぶん忘れてしまったのですよ。

それで、儲けが出ているのかい?

ボチボチ。。。

そんなバカバカしい話を誰が信じると思う?

要するにデンマンさんはオイラを馬鹿者と決め付けたいのですね?

いや、違う。 日本には「一寸の虫にも五分の魂」という格言がある。 つまり、どのようなつまらない人物でも、たとえば一寸の体には五分の魂を持っている。 だから、愚かなように見える者でも決して侮(あなど)ってはいけない。 昔の日本人の中には、そのように鋭い事を言った人が居たのだよ。

じゃあ、デンマンさんも内心ではオイラを馬鹿にしないで、オイラの五分の魂を認めてくださるのですか?

もちろんだよ。

マジで。。。?

このような状況の中で、僕はウソや「デマカセ」を言わないよう!

本当に。。。?

僕がウソを言ったら、マジで針を千本飲ませてもいいよ。

本当にしてもいいのですね? デンマンさんはオイラを馬鹿にしているのではなく、五分の魂を認めてくださるのですね?

そうだよ!

本当に、本当ですか? 信じてもいいのですか?

本当だよ! “信じる者は救われる” という格言もあるだろう? オマエは2万円で仕入れたものを通常価格の57、500円で売らないで、無料であげてしまう。 損をしてまでネット市民の皆様に喜んでもらおうという寛大な心を持っている人は、この世界には希少価値なんだよ。 僕は改めてオマエが底抜けの馬鹿だと。。。いや、言い方が間違ってしまった。 うへへへへへ。。。つまり、僕の言おうとしている事は、オマエが底抜けに寛大な心の持ち主だということを改めて気づいたのだよ。

 (すぐ下のページへ続く)

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