小百合ママの悩み(PART 1)
デンマンさん。。。次の記事をわざわざ転送してくれたのですわね。
■『夏時間と創作料理』
(2012年3月17日)
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。。。で、読みましたか?
ええ。。。読ませていただきましたわ。 大長寺の桜も、そのうち咲くでしょうね。
たまには、幸代さんものんびりと花見に出かけてくださいよ。
でも、最近、また子供の事でいろいろと。。。
あのねぇ〜、小百合さんが子供と一緒に深刻に悩んでは駄目なのですよ。 そういう時には気分転換に花見でもして、おおらかな気持ちになるのですよ。 心配したっていい事は何もありません。 それよりも、笑顔を忘れずに子供のために、いつでも元気を与える存在であり続けてくださいね。 母親は子供にとって最後の希望ですから。。。
うちの子供もそう思ってくれるかしら。。。?
子供というのは、いつでも母親の顔色をうかがっているものですよ。 だから、母親の笑顔を見ると安心するものです。
そうかしら? それにしても、どうしてデンマンさんは自殺などを持ち出してきたのですか?
最近、日本では子供が自殺すると言うじゃありませんか。
そうですわ。 イジメにあって自殺した子供も何人かおりますわ。
あのねぇ、僕はつい最近バンクーバー図書館でDVDを借りて 『アンネの日記』のAnne Frankのドキュメンタリーを観たのですよ。
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■『バンクーバー図書館のこのカタログページ』
あらっ。。。デンマンさんはコメントまで残しているではありませんか。
上のDVDを観て、しばらくぶりに感動しましたよ。 アンネと小学校時代に親友だった女の子だとか、食べ物を毎日のように届けていたミープ・ギーズ(Miep Gies)さんの話だとか、アウシュビッツの収容所で一緒だった女性の話だとか。。。それは、もう生々しい話でしたよ。
ホーム・ムービーにアンネが映っているのですか?
アンネが12歳当時、近所の新婚さんが通りを歩いているところをアパートの2階の窓から見下ろしているところが映っているのですよ。 アンネが生前にムービーに納められた唯一の映像だそうです。 1分にも満たない映像だけれど、ニコニコしていて、やがて収容所で死んでしまうことを思うと、見ていて本当に可哀想でしたよ。 アンネは、これから青春を謳歌したいという15歳で死ななければならなかった。 日本でイジメにあって自殺する少年少女をアンネが天国から見ていたならば、きっと言うでしょうね。 「あなたたち、どうして自殺するの? それほど命を粗末にしたいのならば、私にあなたの命を頂戴よ」
そうでしょうね。 まだこれからだという時に、死ななければならない運命にあったのですものね。 本当に可哀想ですわ。
“死んで花実が咲くものか”という格言が日本にはあるけれど、死んでしまっては何もかもおしまいですよ。 日本での20歳未満の自殺は中年や老人の自殺に比べて少ないとは言え、本当に悲しい出来事ですよね。 だから、小百合さんも子供に夢と希望を持たせてくださいよ。 アンネもハリウッドを夢見ていた時があったのですから。。。
マジで。。。?
ジューンさんが次のように書いていましたよ。
こんにちはジューンです。
藤原氏の時代も大変な世の中だったようですが、
ナチスの時代も酷かったのですよね。
その時代の状況を最もよく伝えているのは
なんと言っても『アンネの日記』ではないでしょうか?
感動的な作品ですよね?
この作品を読めば、
ナチズムがどういうものであったかが
伝わってきますよね。
あなたは読んだことがありますか?
いつでも、こんな風に写ってたらいいなぁ。
私のお気に入りの写真ですよ。
これだったらハリウッドも夢じゃないと思う。
1942年10月10日 アンネ・フランク
【ジューン意訳】
ところで、英語の面白いお話を集めてみました。
もし、時間があったら読んでみてくださいね。
■ 『あなたのための 楽しい英語』
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
『萌える恋歌の裏に』より
(2011年5月7日)
デンマンさんは『アンネの日記』にずいぶんと拘(こだわ)りがあるようですわね?
そう見えますか。。。
だってぇ、DVDを観たり、ジューンさんの話を持ち出してきたり。。。最近の子供たちは『アンネの日記』なんて読まないと思いますわ。 本を読むくらいならコンピューターゲームをしたり、ケイタイをいじったり、さもなければ、漫画やアニメを見ますわ。 それに、女の子ならまだしも、男の子は『アンネの日記』などに関心を持たないと思いますわ。
日本の少年少女は、皆、そうなってしまったのですか?
全部が全部そうでもないでしょうけれど、今時、『アンネの日記』を電車の中で広げて読む子供なんて考えられませんわ。
小百合さんの子供時代はどうだったのですか?
一応、私は『アンネの日記』を読みましたけれど、なんとなく別世界のような気がして物語の中へ入って行けませんでしたわ。 デンマンさんはどうでしたの?
実は、僕は、少年の頃、本を読むタイプではありませんでした。 だから、『アンネの日記』は本で読んだのではないのですよ。
テレビで見たのですか?
いや、熊谷高校の1年生の時に劇団民藝が巡業で熊谷にやって来た。 それで、体育館で公演したのですよ。
誰がアンネ役になったのですか?
日色ともゑさんでした。
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あらっ。。。これは、ずいぶん若い時のお写真ですわね。
小百合さんも日色ともゑを知ってますか?
名前ぐらい知ってますわ。 母から話を聞いたことがありました。 NHK連続テレビ小説「旅路」のヒロインになったとか。。。そのような話を聞いたことがありますわ。
後で知ったことだけれど、劇団民藝では『アンネの日記』は歌舞伎18番のようになっているのですよ。 今でも、時々公演してますよ。
(すぐ下のページへ続く)