平和が一番(PART 2 OF 3)
なるほど。。。それで、またこうして記事のネタにしているわけね。。。「転んでも只では起きない」と言うのはケイトーのためにある諺のようね。
それはちょっと、この場合には、そぐわないと思うよ。 「転んでも只では起きない」と言うのは「災い転じて福となす」と言うことだと思うよ。
じゃあ、この場合に相応(ふさわ)しい諺には、どういうものがあるの?
う〜〜ん。。。「タナボタ」かな?
なによ、それ?
「棚から牡丹餅(ぼたもち)」ということだよ。。。努力することなしに予期しない幸運がまいこんでくること。。。でも、それとも、ちょと違うよねぇ。。。そうだなァ〜、もっとぴったりした諺があるかなァ〜?
無理して考えなくてもいいわよ。 これを読んでいるネット市民の皆様の中から、これが適切な諺だと、コメントを書いてくれる人が出てくるかもよ。。。それで、ケイトーは柴田さんのコメントから「平和が一番」をタイトルにしたわけね。
その通りですよ。
ところで、ケイトーが観たという“Fahrenheit 9/11”という映画は、だいぶ前の映画でしょう?
そうですよ。 2004年に公開された映画だけど、つい観る機会がなくて一昨日観たばかりですよ。
公開当時は、ずいぶんと話題になった映画だったわ。 ケイトーは、いつものようにバンクーバー図書館で DVD を借りて観たの?
そうなのですよ。 バンクーバー図書館のカタログの“Fahrenheit 9/11”ページに、ちょっと気になるコメントが書いてあったので、僕も反対意見を書いたのですよ。
その気になるコメントってどんなものなの?
カタログのページをソフトカメラで撮ったからシルヴィーも見てよ。
(lib20327.gif)
■バンクーバー図書館のカタログのこのページ』
青枠で囲んだコメントが気になったのですよ。
This "documentary" selected among "facts" to support the producer's biases.
As a mother who lost a son on 9/11, I was quite disappointed in its flippant and slanted POV.
Its title is a ripoff of Fahrenheit 451, to which this travesty bears no resemblance or relationship.
このドキュメンタリーはプロデーサーの偏見をサポートするために都合の良い事実だけを選び出して作ってあるわ。
あの9.11の同時多発テロ事件で息子を亡くした母親として、映画の中の軽薄で偏見に満ちた見解に私は失望しました。
この映画のタイトルは『華氏451度』という映画のタイトルを金儲けのために真似しただけじゃないの。
『華氏451度』は思想統制のための焚書を描いたレイ・ブラッドベリのSF小説なのよ。
フランスのフランソワ・トリュフォー監督がその小説を映画にしたのだけれど、
“Fahrenheit 9/11”は、その映画とは全く何の関係もない、馬鹿げた模倣に過ぎないわ。
(デンマン意訳)
なるほど。。。9.11のテロで息子さんを亡くしたお母さんならば、あの映画に反発を感じるかもしれないわね。 それで、ケイトーのコメントは日本語に訳すとどうなるの?
僕は次のように言いたかったのですよ。
I'd like to feel tons of empathy to the mother who lost a son on 9/11, but the world peace is the eternal desire of the mankind.
Yet, George W. Bush and his father, friends, close advisors as well as his business associates all supported the wars!
There are no sacred wars nor good wars!---only bad wars that bring up all the miseries we would have to endure.
Nobody like wars.
So, why don't we say "NO" to all the wars?
This movie is a must-to-see for world-peace lovers!
9.11の同時多発テロで息子さんを亡くされたお母さんには、いくら同情しても同情しきれないものを感じますが、世界平和は地球上のすべての人間が永遠に希求するものだと僕は信じます。
それにもかかわらず、ブッシュ前大統領や彼の父親、そして、友人やビジネス・パートナーは戦争を推し進めました。
聖戦などはないし、良い戦争なんてものもない!
戦争というのは、どんな戦争も人類に不幸と悲惨さをもたらすだけですよ。
そのような戦争は、誰だってやりたくないのです。
だから、すべての戦争に対して断固反対するだけの強い信念を我々は持つべきです。
この映画は、平和を愛する人ならば、ぜひ見るべき映画だと僕は思います。
なるほど。。。ケイトーは戦争には、どんな戦争にも断固反対なのね。
シルヴィーだって好き好(この)んで戦争をしたいとは思わないでしょう!?
でも、世の中を見回すと、ケイトーのように奇麗事を言う人は少ないわよ。 戦争に反対する人が居たとしても、人類jの歴史は戦争と平和の繰り返しなんだから。。。
あのねぇ〜、我々はそのように洗脳されているのですよ。 つまり、戦争は無くならないものだと無関心な市民は無意識のうちにオツムに刷り込まれている。
誰から。。。?
だから、僕が何度も言っているように軍産複合体ですよ。 武器を開発・製造している、特にアメリカの航空機製造会社、重機製造会社、家電メーカー。。。そういう大企業は表の顔とは違い、裏では兵器も作っている。 むしろ兵器を作っている方が儲かる。 アメリカ政府の莫大な国防予算があるので、間違いなく作れば買ってもらえる。 いわゆる軍事会社は政治家とも密接に結びついている。 軍事会社から政治献金も政治家に流れている。 戦争は無くならないものだと市民に無意識のうちに刷り込むために、世界の各地で CIA が小さな戦争・大きな紛争を起こしている。
まるで陰謀のようじゃない。
そうですよ。。。 それが拝金主義・資本主義の最も悪い面ですよ。
武器開発は、それほど儲かるものなの?
儲かるというよりも、武器開発・製造が軍産複合体の中核をなしている。 軍隊を廃止するわけにも行かない。 だから新しい武器を作らなければならない。 軍隊を遊ばせておくわけにもゆかないから、どこかでCIA が小さな戦争・大きな紛争を起こす。 この悪循環を繰り返しているのですよ。 だから、戦争が絶えない。 しかも、アメリカの戦略はコンピューターと無人攻撃機でこれからの戦争を戦おうとしている。
無人航空機 (UAV)
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「無人航空機」には全幅30メートルを越える本格的な機体から手の上に乗る小さなラジコンまでの様々な大きさのものが存在し、固定翼機と回転翼機の両方で軍用・民間用いずれも実用化されている。
操縦は基本的に無線操縦で行われ、機影を目視で見ながら操縦するものから衛星回線を利用して地球の裏側からでも制御可能なものまで多様である。
飛行ルートを座標データとしてあらかじめプログラムすることでGPSなどの援用で完全自律飛行を行う機体も存在する。
名称
無人航空機を意味する英語 "Unmanned Aerial Vehicle" や "Unmanned Air Vehicle" からUAVと呼ばれることが多い。
"Unmanned" が男女差別を想起させるため、遠隔操縦するパイロットが地上から操縦しているが機体には乗っていないという点を強調して、「人が居ない」という意味の "uninhabited" で表し、"Uninhabited Aerial(Air) Vehicle" の表記も見かけるがそれほど普及していない。
ギリシアの叙事詩『イーリアス』中で、偵察を行う登場人物ドローン (ギリシア神話)から、「ドローン」(drone)を同義で使うこともある。
歴史
軍用での無人機として、一番古くから運用されているものは「ターゲット・ドローン」と呼ばれる標的機で、例えばアメリカ空軍では1950年代にBQM-34 ファイヤービーのような高速飛行するジェット推進式の標的機を配備して、標的機の他にも試験的ながら攻撃用途での開発の先鞭が付けられた。
ファイヤービーはパラシュートによる回収方法が採用されたが、アメリカ海軍では無線操縦式のヘリコプターであるQH-50 DASHにより、海上を飛行して魚雷を投下する用途で1960年代に開発配備した。
当初は攻撃用途での軍用無人機の開発が多かったが、標的機を除けば、無人作戦機として使えるものが実用化されることはなかった。
1970年頃から無線機の小型化や電子誘導装置の発達で写真偵察などの目的で無人偵察機がアメリカやイスラエルでの開発が本格化した。
20世紀末からは画像電子機器や通信機器、コンピュータの発達で、リアルタイムでの操縦と偵察映像の入手、完全自動操縦などが可能となり、21世紀からは偵察型から攻撃機型への展開が行われた。
また、高高度を飛行することで通信中継点となる軍用無人航空機の研究も進められている。
高性能な機体で衛星通信での双方向の通信によってリアルタイムの操縦が行えるものでは、パイロット席に相当する移動式の操縦ステーションが組み合わされ、全体が1つのシステムとして機能するものも現れている。
(predator2.jpg)
軍用無人航空機
無人ステルス機の研究も進められておりRQ-3 ダークスターやX-47のような実験機を経て、RQ-170センチネルが実戦に参加しているという。
ただし、機密が多く詳細は明らかではない。
また、無人制空戦闘機といった計画も知られていない。
アメリカ軍では無人機の操縦者のうち7人に1人は民間人(民間軍事会社)だが、アメリカ軍の交戦規定により攻撃は軍人が担当している。
UAV Predator (Reaper)
Ground Control Station
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無人機による攻撃
(predator3.jpg)
操縦ステーション
MQ-1の操縦席MQ-1 プレデターなど武装した無人航空機が世界で数多く登場しており、アフガニスタン紛争、イラク戦争などで実戦投入されている。
主な任務は対地攻撃だがイラク戦争では有人機との空中戦に用いられたケースもある。
近年、攻撃能力を持つ無人機がアフガニスタンとパキスタンでのターリバーン、アルカイーダ攻撃に参加しており、2009年8月にベイトゥラ・メスード司令官、2010年1月にはハキムラ・メスード司令官(生存説もある)の殺害に成功しているが、誤爆や巻き添えによる民間人の犠牲者が多いことが問題となっている。
これは無人機操縦員の誤認や地上部隊の誤報、ヘルファイアミサイルの威力が大きすぎることなどが原因となっている。
ヘルファイアミサイルの問題に関してはより小型で精密なスコーピオンミサイルを採用して対処することになっている。
US Drone attack kills
Baitluah Maisud
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操縦者の精神的問題
MQ-1Cの操縦者機体そのものに人間が搭乗しないため撃墜されたり事故を起こしたりしても操縦員に危険はなく、また衛星経由でアメリカから遠隔操作が可能であるため、操縦員は長い期間戦地に派遣されることもなく、任務を終えればそのまま自宅に帰ることも可能である。
このような無人機の運用は操縦者が人間を殺傷したという実感を持ちにくいという意見があるが、「いつミサイルを発射してもおかしくない状況から、次には子どものサッカーの試合に行く」という平和な日常と戦場を行き来する、従来の軍事作戦では有り得ない生活を送ることや、敵を殺傷する瞬間をカラーテレビカメラや赤外線カメラで鮮明に見ることが無人機の操縦員に大きな精神的ストレスを与えているという意見もある。
国際政治学者のP・W・シンガーによると、無人機のパイロットは実際にイラクに展開している兵士よりも高い割合で心的外傷後ストレス障害を発症している。
出典:「無人航空機」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
写真はデンマン・ライブラリーより
アメリカで一番進んでいる産業は兵器産業ですよ。 アメリカが世界の覇権を維持するために、この分野だけは他の国の追従を許さない。
ケイトーは見てきたようなことを言うのね?
あのねぇ〜、ネットで情報収集をするだけでも、これだけの事ははっきりと見えてくる。 世界のネット市民の皆様は、もっと真剣にアメリカの軍産複合体のことを考えるべきだと僕は思いますよ。 アイゼンハワー大統領がホワイトハウスを去る時に、軍産複合体の”将来の危険”を警告したのですよ。 それに気づいてケネディ大統領が軍産複合体を封じ込めようとしたら暗殺されてしまった。 それ以来、臭い物には蓋をして、心ある人も「触らぬ神に祟(たた)りなし」を決め込んで軍産複合体に逆らわないようになってしまった。 軍産複合体は恐竜のように巨大化しつつある。 それが上の「無人攻撃機」に象徴されているのですよ。
軍産複合体を何とかしなければ地球は自滅するということなの?
そうなるでしょうね。 恐竜は絶滅しましたからね。
小惑星がメキシコ湾に激突して気候変動を招いたことになっているわね。
それが現在では恐竜絶滅の通説になっているようですね。 つまり、恐竜が生存するには全く適さない環境になってしまったので、恐竜が滅びて、人間を含めた哺乳類が地球の支配権を持つようになった。 でも、現在、人類がかつての“恐竜”のようになってしまった。 特にアメリカの国防予算が“恐竜化”している。
アメリカの国防予算と軍産複合体だけが“恐竜化”しているのよ。
そうだとすると、その“恐竜”が絶滅する原因は何になるのだろうか?
やっぱり、小惑星が地球に激突するようにならないと駄目なのかしら?
いや。。。そうなる前に世界のネット市民は目覚めると僕は信じていますよ。
(すぐ下のページへ続く)