にほん村からの常連さん (PART 1)
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デンマンさん。。。 今日は“にほん村からの常連さん”に迫るのですかァ~?
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そうです。。。 いけませんかァ~。。。
かまいませんけれど、どうして私をお呼びになったのですか?
ちょっと次のリストを見てください。。。
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『拡大する』
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『女の本音』
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『大売出し』
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『ラーメン@バクー』
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これはライブドアの僕の『徒然ブログ』の日本時間で8月27日の午前9時57分から午前10時22分までの約1時間半の「生ログ」の一部だよ。。。 赤枠で囲んだ箇所に注目して欲しい。。。
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あらっ。。。 「にほんブログ村」からやって来て『女の本音』を読んだのですわねぇ~。。。
そうです。。。 ジュンコさんが登場する記事ですよ。。。
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『拡大する』
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『女の本音』
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。。。で、“にほん村からの常連さん”というのは、どなたのことなのですか?
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神奈川県平塚市に住んでいる平田桃子さんですよ。。。
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『拡大する』
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平田桃子さんは“にほん村からの常連さん”と言われるほどデンマンさんの『徒然ブログ』の記事を読んでいるのですか?
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そうです。。。 次のように検索すると平田桃子さんが読んだ記事が表示されるのです。。。
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『拡大する』
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『現時点での検索結果』
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「"平田 桃子" 徒然ブログ ip19231b.png」を入れて検索したのですわねぇ~。。。
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そうです。。。 僕はすでに次の記事の中で桃子さんのことを書いているのですよ。。。
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『ピンク桃色村』
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『マリリンに誘われて』
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『綺麗な写真に魅せられて』
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つまり、桃子さんがデンマンさんのブログにたびたびやって来ることを自慢したいのですか?
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いや。。。 別に自慢したいわけではありません。。。
じゃあ、私を呼び出してまで桃子さんのことを話すのは何のためですか?
だから、桃子さんはジュンコさんが登場する『女の本音』を読んでマジで納得したのですよ。。。
何を納得したのですか?
まず、ジュンコさんの次の小文を読んだわけです。。。
完全なる結婚
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さまざまなテクニックの実践による性的満足が幸せな結婚生活への道であると説いています。
『完全なる結婚』が強調しているのは、従来の男性が一方的に性的満足を得るような性交のあり方ではなく、男性と女性の双方が満足できるようなセックスを通して結婚生活が築かれるとしている点です。
そこでは女性の能動的な参加も、望ましいこととして推奨されています。
1960年代になると、マスターズ&ジョンソンの膨大な人体実験による「人間の性反応」が刊行され、性理論は、確立されたかに見えました。
しかし、その理論は、あまりに膨大な実験の結果であったため、誰も異論を唱えることができず、そこに内在する重大な矛盾を放置したまま、それを土台にした理論が氾濫して行くことになります。
マスターズ&ジョンソン理論においても、オーガズムの定義は確立したとは言い難いようです。
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21世紀を迎えた今日、女性の95%がオーガズムを知らないという状況が続いているそうです。
ヴァン・デ・ヴェルデは、女性のオーガズムは男性のそれより後で発現することを実験によって明らかにしました。
しかし、後の動物実験(アカゲザル)では、メスのオーガズム収縮によって、オスの射精が起こるということが確認されています。
by ジュンコ
『10秒台では素人』 より
(2016年12月21日)
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上の文章を読んで桃子さんは何か感じるものがあったのですか?
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そうです。。。 「21世紀を迎えた今日、女性の95%がオーガズムを知らないという状況が続いているそうです」という事実に驚いたのですよ。。。
それほど驚くこともないと思いますけれど。。。。
だってぇ、100人の女性のうち95人がオーガズムを知らないということは、充分に驚くべきことだと思いませんかァ~!?
統計の数字はすべて信用できるというものでもありませんわァ~。。。 何を基準に“オーガズムを知っているのか?”。。。 この基準によって統計の数字は変わると思います。。。
ジュンコさんは、鋭いことを言いますねぇ~。。。
。。。で、桃子さんは上の事実に意外な感じを受けたのですか?
そうです。。。 でも、次の佐野洋子さんの手記を読んで納得することができたのですよ。。。
もう亭主とセックスなんか
したくないどころか
うんざりなのだ
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小母さんたちは自ら発見し、地中のマグマのように津波のようにどーっと韓流ドラマを押し上げたのである。
そして恥も外聞もなくのめり込み、日本を変えた。 (略)
私など、そのしり馬におくれて乗り、身をもちくずしているのである。
そして私のオドオドしている気持ちを開放してくれた。
それどころではない、私を幸せにしてくれた。
もう私はこの一年依存症であった。 (略)
小母さんは淋しいのである。
やる事がないのである。
そして人生はもう終わりかけているのである。
家にはうすら汚い小父さんがころがっているのだ。
半端な恋ごころで、あるいは親の云うとおりに見合いなんかで結婚して、燃焼し切れない見はてぬ夢に気づいたのだ。
もう亭主とセックスなんかしたくないどころかうんざりなのだ。
誰ともセックスなんかしたくないのだ。
したってやがてどうなるかわかっちまう程の知恵は体験から充分にあるのだ。
もう体は使わんでもいい。
もうめんどくさくってうざったい。
でも気持ちは与えられたい。
もうこれでもかと満たされたい。
(中略)
私は小母さんである。
小母さんは無意識である。
使われなかった気持ちの袋が空っぽだった事も気がつかなかった。
韓流ドラマを見て、気持ちの袋に見果てぬ気持ちをドバドバ注ぎ込まれたのである。
知らなかったら、気がつかずに死んだだろう。
人生こんなものさって。
しかし、ブラウン管に映る絵空事で、こんなに満たされたら、そりゃお得です。
私とヤヤ子さんはしこたま真っ赤な辛い韓国料理を食って帰って来た。
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帰ってきたら赤いウンコが出た。
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(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
131-134ページ 『役に立たない日々』
著者: 佐野洋子
2008年8月20日 第6刷発行
発行所: 朝日新聞出版
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つまり、赤いウンチをする女性はオーガズムを知らないということを桃子さんは納得したのですか?
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違いますよ。。。 赤いウンチとは関係ありません。。。 おばさんがどうして次のように言うのか?
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もう体は使わんでもいい。
もうめんどくさくってうざったい。
でも気持ちは与えられたい。
もうこれでもかと満たされたい。
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桃子さんは その理由が次の記事を読むことによって理解できたのですよ。。。
ヴィーナスのえくぼ
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ヴィーナスのえくぼ(英語: dimples of Venus あるいは Venusian dimples)は、人体の背面下部、臀裂(英語版)のちょうど上にしばしば見られる、矢状面に対照的なくぼみ。
これらは骨盤の仙骨と腸骨が連結する、1対の仙腸関節のちょうど外(浅部)にあたる。
「ヴィーナスのえくぼ」(dimples of Venus)という名称は、正式な用語ではないながら、仙腸関節の浅部にあたる部位の形状を指すものとして医療従事者の間で歴史的に受け容れられてきた。
ラテン語名では fossae lumbales laterales(腰椎の横のくぼみ)と呼ばれ、英語ではほかに back dimples, butt dimplesなどとも呼ばれる。
これらのくぼみは、上後腸骨棘(英語版)と皮膚のあいだに伸びている短い靱帯によってつくられている。
これらは遺伝によると考えられている。
この部位には、ほかにクーパー靱帯(英語版)のような、表面の皮膚までの別の靱帯があるが、これらは、胸部の中にあったり、そして胸筋の主な筋膜と皮膚のあいだに見出される。
外科解剖学においては、「ヴィーナスのえくぼ」(Dimple of Venus)という用語に別の用法がある。
仙骨後面に対照的にある1対のくぼみを指すもので、ここには静脈道も含まれる。
この「ヴィーナスのえくぼ」は、仙骨の上部の関節面をさがすための目印として利用されており、脊柱の外科手術において仙骨椎弓根スクリューを取り付けるガイドの役割を果たす。
「ヴィーナスのえくぼ」は、その名がローマ神話の美の女神であるヴィーナスに由来することに示されるように、美のしるしであるとしばしば信じられている。
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YouTube のクリップを見るには
次のリンクをクリックしてください。
■
『Denman Blogで
YouTube クリップを見る』
出典: 「ウェヌスのえくぼ」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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“ヴィーナスのえくぼ” ができる女性は“名器”の持ち主であるとは書いてありませんわねぇ~。。。
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それは単なる俗説ですよ。 解剖学的にも証明されてません。 「ヴィーナスのえくぼ」は、その名がローマ神話の美の女神であるヴィーナスに由来することに示されるように、美のしるしであるとしばしば信じられているとは書いてある。 だから、男の中には想像をたくましくして、“美のしるし”であるから、「ヴィーナスのえくぼ」を持っている女性は“名器”も持っていて欲しいと期待したわけですよ。 それが俗説になって世間に広まったと僕は見ているのです。
そもそも“名器”って何ですか?
あれっ。。。 ジューンさんは、そんなことも知らないのォ~?
“名器”ってぇ、ふつうバイオリンのストラディバリウス(Stradivarius)のようなものについて言うのでしょう?
そうです。。。 でも、“ヴィーナスのえくぼ 名器”で検索した人にとって“名器”とは「かずのこ天井」、「ミミズ千匹」、「蛸壺」のようなものなのですよ。
それってぇ~、どういうものなのですかァ~?
あれっ。。。 ジューンさんはマジで知らないのォ~?
だってぇ、わたしはカナダのオタワで生まれ育ったのですよう。 日本語は、わたしにとってフランス語についで第三外国語ですわ。
あのねぇ~、「かずのこ天井」というのは、膣内の上部に“かずのこ”のような“ざらつき”があるというのですよ。 そういうのがあると“名器”だと信じている男が居るのですよ。 「ミミズ千匹」というのは、膣内のひだがミミズのようにペニスにまとわりつくことを言うのです。 「蛸壺」は、読んで字のごとく 膣の入り口がぎゅっと締まり、ペニスが吸い上げられるような構造をしている。 そういうのを“名器”だと信じている男が居るのですよ。
デンマンさんも、そう信じているのですか?
あのねぇ~、どれもこれも、男の妄想の賜物(たまもの)ですよ。 だいたい“下つき”だとか、“上つき”だとか、“名器”だとかに拘(こだわ)る人は セックスに関しては きわめて初心者なのですよ。
あらっ。。。 それは、どういうことですか?
ちょっと次のビデオクリップを見てください。
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(sarah03.jpg)
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これは“チゴイネルワイゼン”というジプシーの曲で、 サラ・チャンさんが演奏しているのだけれど、“名器”を問題にするのは、バイオリンならば、この程度にバイオリンを弾きこなせる人が 更に究極の音をめざす場合に限られるのですよ。 そういう人が“名器”を欲しがるのならば話は解る。
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つまり、女性経験の少ない人が“名器”に拘る場合が多いのですか?
そうですよ。 女性を悦ばせる“仕方”を知らない。 だから、“名器”の女性が居ればいいなと思う。 日本の諺に“弘法は筆を選ばず”と言うのがあるのですよ。 ジューンさんも聞いたことがあるでしょう?
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“弘法は筆を選ばず”
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ええ。。。 弘法大師という偉いお坊さんは、どのような筆を使っても、素晴らしい字を書いてしまうと言うのでしょう!? 英語にも、似たような諺がありますわ。
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ほおォ~。。。 何と言うのですか?
次のように言うのですわ。
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A good workman
does not blame his tools.
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なるほどォ~。。。 要するに、性経験が豊富な人は tools(道具) いや。。。“名器”などには拘らないのですよ。 どのような女性であっても、素晴らしい官能の悦びに導くことができる。
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デンマンさんも、そういう性経験が豊富な人だと言いたいのですか?
いや。。。 僕は、そこまであつかましくないですよ。。。 うへへへへへ。。。
『ヴィーナスのえくぼ』 より
(2014年8月31日)
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つまり、普通の男は、自分のことは棚に上げておいて、相手の女性にばかりに過度の期待を寄せてしまうのです。。。 それで、こういう自分本位の男とベッドを共にする女性は不幸になるのだと、桃子さんは納得したのです。。。
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なるほどォ~。。。 自己中心的な男が多いので女性が被害をこうむるのですわねぇ~。。。
そうですよ。。。 それで“おばさんシンドローム”に陥ってしまうのです!
。。。で、“おばさんシンドローム”を解決するには、どうすればよいかも、桃子さんは理解したのですか?
そうです。。。 その解決策は次の記事に中に隠されていたのです。
わたしの中の悪いわたし
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わたしの中には悪いわたしが棲んでいる。
こましゃくれた子どもはいまも苦手だし、かといって天真爛漫であれば、それはそれでどうもうんざりする。
このあいだひどいことがあった。
娘は保育園から帰って、ささやかなおやつを食べていた。
一日園ですごして甘えたかったのだろう。
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ビスケットとヤクルトのほかに牛乳がほしい、牛乳をこぼしたから拭いてほしい、拭くのはそのタオルじゃなくてピンクのやつにして、などと次々に要求してくる。
ヤクルトを飲み終わったボトルをさしだして、「これ、かたづけて~」と言ってきた娘に、家事がはかどらずにイライラしていたわたしは、つい「わたしはあなたのメイドじゃないんだからね」と言ってしまった。 (略)
急にわけのわからない理屈をぶつけられた娘はぽかんとした後にしょんぼりし、沈黙が部屋を支配した。
わたしは口にしたとたん「しまった……」と思っているのに、バツがわるくて撤回できず、背を向けたまま夕飯のしたくをつづけた。
……シーン……
トントントントン(包丁の音)
ポリポリポリ(ビスケットをかじる音)
なんとかしなくてはと思いつつ舌がほぐれない。
しばらくすると、「ママ?」と娘が呼んできた。
「ヒシしようよ」
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ヒシというのは、彼女の用語で「ハグ」のこと。
「ひしと抱きあう」
という言い回しをどこかで聞いて気に入ったらしく、ぎゅっと抱擁しあうことを「ヒシ」と言う。
わが家では、2歳数か月の子どものほうが母よりずっとおとななのであった。
こういう時ばかりは、わたしの中の悪いわたしは跡形もなく消えてしまう。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
97-98ページ 『孕むことば』
著者: 鴻巣友季子
2008年5月22日 第1刷発行
発行所: 株式会社 マガジンハウス
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デンマンさん。。。 なんだか 私に対する当て付けのようなエピソードを持ち出してきましたわねぇ~。。。
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あれっ。。。 小百合さんも 鴻巣友季子さんのように子どもの前でヒステリーを起こしたことがあったのですかァ~?
台所で夕飯のしたくをしている時などに、子どもがうるさく まとわりついてくる時など ついついムカついて 言わなくてもいい言葉を口走ったりしたことがありましたわ。。。
。。。でしょうねぇ~。。。 僕にも子どもの頃、甘えたいのに母親につっけんどんにされたことがありましたよ。。。
小さな子どもの頃ってぇ、誰にでも同じような経験があるのではありませんかァ~。。。?
でもねぇ~、僕が子どもの頃にはハグをする習慣というのは、全くありませんでしたよ。。。 最近、日本に帰省してテレビを見ていると、アメリカの映画の影響か? あるいは欧米を旅行してハグをするのを見慣れるようになったせいか? 中学生か、あるいは女子高生か? 戸外で女の子同志でハグをしているのを見かけることが多くなったけれど、僕が小学生か中学生の頃には、そのような事は全くありませんでした。。。 小百合さんの子どもの頃はどうでしたか?
やっぱり、ありませんでしたわァ。。。 アメリカ文化の影響だと思いますわァ。。。
僕が小学生の頃だって、テレビでアメリカのホームドラマをやっていたけれど、ハグをするのって、あまりテレビに映ってなかったよな気がするのですよ。。。
私が子どもの頃は、アメリカのホームドラマで たまにはハグを見かけましたけれど。。。、でも、その真似をしてハグする人はいませんでしたわァ。。。
海外で暮らしている人にとっては、ハグはけっこう当たり前ですからね。。。 例えば、ブラジルですよ。。。
アブラッソ不在の美
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日本に住み始めた頃、ここには、ブラジルのアブラッソ(ハグ)の習慣がないことぐらいはすぐに気づきました。
しかし、これを試みると嫌われるとまでは、分かりませんでした。
だから、アブラッソを試みて拒否されると、ずいぶんと傷つき、いやな思いをしたものです。
「心の温かさを伝えたいだけなのに、なぜこの人は逃げるの?」
それは夫との間でも同じでした。
彼との交際が始まり、後に結婚してからも、私はアブラッソをしたかったのだと思います。
でも日本では、人前でベタベタすると嫌われますよね。
ですから外を歩く時など、夫の腕に手を回すだけにしていました。
(略) 東京都町田市にあった夫の実家でしばらく過ごすことになりました。
ある日、夫と腕を組んで歩いていたら、道の向こうから、知人(夫の友人の母親)が私たちのほうに歩いてくるのが見えました。
すると彼は私の腕をぱっ!と振りほどき、通りの向こう側に行ってしまったのです。
なにも通りの向こうのほうにまで行くこともないのにねぇ。
腕を組んで歩くくらいなら東京(新宿など)でも自然にやっていたことですし、オーストラリアでは当たり前でした。
でもそこは、町田。
人出の多い新宿などとは違って、住宅地。
腕など組んでいるカップルは、当時はまだ珍しかったようです。
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(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
47-48 ページ
『悪いけど日本人じゃないの』
著者: 日向ノエミア
2013年5月25日 第1刷発行
発行所: 柏書房株式会社
『ヒシしようよ』 に掲載。
(2017年6月23日)
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デンマンさんは次のように書いてましたわね。
今度は古代蓮を見ながら
“Hよりも感じるハグ”をして
再会を喜び合いたいものです。
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確かに、このように書きました。
それでデンマンさんはハグにこだわるのですか?
いけませんか?
だってぇ、デンマンさんのハグは、まるでプロレスの胴締めのように肋骨をギュッと締め付けるのですわ。
まさか。。。?
私はいつも死ぬかと思うほど呼吸困難に陥ってしまうのですわ。
それは、ちょっとオーバーではありませんか?
とにかく、いつ会ってもハグをっするのは、いったいどういうつもりなのですか?
やだなあああァ~、小百合さんが「ハグは素敵ですね」と言ったからですよ!
私がですか?
そうですよ!。。。もう忘れてしまったのですか?
そのような事を言ったかしら?
言いましたよ。。。次の写真を見ながら小百合さんはしみじみと言ったのですよゥ。。。
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つまり、白熊の真似をしてデンマンさんは私に会うとベアハグをするのですか?
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いや。。。ちがいますよ!。。。白熊が人間のハグを真似したのですよ!
とにかく、デンマンさんのハグは肋骨が折れると思うほど締め付けが激しいのですわ。
まさか。。。?
だってぇ~、今年も肋骨の1本がボキッと音をたてましたわ。。。肋骨が折れたと私は思いましたわ。
あのねぇ~、僕はプロレスラーじゃありませんよ。 小百合さんの肋骨が折れるほど強烈なベアハグをしませんよゥ。。。 んもおおおォ~!
でも とにかく、肋骨がボキッと音を出すようなハグだけは止めていただけませんか!?
だから、それ程に僕は小百合さんとの再会を喜んだわけですよ。
でも、肋骨が折れるのが心配ですわ。
分かりました。 今度は白鳥を優しく抱きしめるようなハグをしますよ。 うししししし。。。
『タリアセン夫人と再会』 より
(2011年10月13日)
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上の記事の中に“おばさんシンドローム”の解決策が隠されているのですか?
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そうですよ。。。
確か、デンマンさんは“思いやり”と言いましたわねぇ~。。。
そうですよ。。。 “思いやり”ですよ。。。 男も女もお互いに“思いやる”ことが大切なのですよ。。。 そう思いませんか?
そんなこと、デンマンさんに言われなくても誰でも分かっていますわよう。。。
でも。。。、でも。。。、分かっているけれど、なかなかできないのです。。。 だから、佐野洋子さんのようにうんざりして、“韓流”にハマッて韓国へ行き、真っ赤な辛い韓国料理を食って帰って来て赤いウンコをすることになるのですよ。
それで、桃子さんも“思いやり”が大切だと思ったわけですか?
そうですよ。。。
つまり、この事を言うためにわざわざ私を呼び出したのですか?
そうです。。。 だってぇ、ジュンコさんは、僕が“思いやり”だ大切だと言ったにもかかわらず、「そんなこと、デンマンさんに言われなくても誰でも分かっていますわ」と吐き捨てるように言うのですよ。。。 でもねぇ~、しみじみと、確かに“思いやり”が大切だと、身にしみて感心する桃子さんのような女性もいるのですよ。。。
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