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星空の記憶(PART 3 OF 4)

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星空の記憶(PART 3 OF 4)


琴の緒絶ゆ(ことのおたゆ)



中国の春秋時代、琴の名人伯牙(はくが)が、友人の鍾子期(しょうしき)が死んだとき、もはや自分の琴を理解する者が居ないと言って琴の緒を絶ち、生涯琴を弾かなかったという。
「呂氏春秋」本味の故事から
親友・知己に死別するたとえ。
琴の緒を断つ。
伯牙断琴(はくがだんきん)
伯牙絶弦(はくがぜつげん)



『厳しさの中の愛の絆』より
(2010年8月20日)




つまり、この事が言いたかったのですか?



違いますよ。

まだ他にも理由があるのですか?

もちろんです。 わざわざ須田さんが生まれた町を僕は略歴の中で赤字で強調したのですよ。

埼玉県北足立郡吹上町ですか?

そうです。 最近、合併して鴻巣市になったけれど、長いこと吹上町だった。 僕にも身近に感じられる町でした。

どう言う訳で。。。?

僕のオヤジは僕が行田市立中央小学校にあがるまではそこで先生をやっていたのですよ。 埼玉県の小学校では、自分の子供が入学したら先生は他の学校に移るという不文律があるようで、僕のオヤジも隣の吹上町の下忍小学校に移ったのですよう。 僕も何度か、運動会がある時など、その下忍小学校に自転車で行ったことがあったのです。

それで吹上町が身近に感じるのですか?

やだなあああァ〜、それだけじゃありませんよ。

まだ他にも理由があるのですか?

小百合さんにも吹上町の思い出があるでしょう?

私にですか。。。?

そうですよう。。。やだなあああァ〜。。。忘れてしまったのですか?

何を。。。?

ちょっと次のメールを読んでみてくださいよ。





Subj:小百合さん、おはよう!

栃木の田舎も紅葉が盛りだろうね。

きゃはははは…



From: denman@coolmail.jp
To: sayuri@hotmail.com
Cc: barclay1720@aol.com
Date:Wed, Nov 10, 2010 2:29 pm
Pacific Standard Time
日本時間:11月11日(木)午前7時29分
 

千代田町のインドカレーに旧吹上町のインドカレー。
小百合さんがカレーにハマっていたとは。。。?!
振り返れば栃木の「山の家」で僕の創作カレー(ラヴィオリカレー)を作ったことがあったよ!
あれは、もう2年前だね。
8Kg $5.99(500円)のロング・グレインの米をバンクーバーからわざわざ持って行ったものでした。
タイ米に似ているといって「旨いわ。カレーにすごく合うわね」と小百合さんは言ってた。
食べ慣れた僕にとって、それ程旨いとは思わなかったけれど。。。

僕がわざわざ作ったので社交辞令かと思っていたけれど今年の10月に帰省した時に2度もインドカレーを食べたことを思えば、あの時のラヴィオリカレーを小百合さんはマジで旨いと思って食べたんだね。
きゃはははは。。。。



思い出を食べる軽井沢タリアセン夫人と食べたインドカレー。
あのでかい“ナン”を懐かしく思い出しています。



ところで旧吹上町の「印度市場」で昼食に印度カレーを食べる前に待ち合わせたインターネットカフェ「自遊空間」ではゴタゴタがあったのですよ!
あの店は全国展開しているネットカフェのチェーン店だという。
本社は東京にあるそうだ。
北海道にも同じ名前の店があるとか。。。
そもそも、この店を見つけたのはJR北鴻巣駅の近くに住んでいる叔母の家へ自転車をこいで行ったときだった。
県道ルート66から左に折れて国道17号をのんびりとこいで行ったら「印度市場」を左に見てから5分程こいだ所に4階建ての薄水色のビルが左側に建っていた。
国道に面しているビルの壁には“インターネット24時間”と書いてある。
しかし、“会員制”とは書いてない。

これまで、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロスアンゼルス、バンクーバー、上海、香港、。。。とネットカフェでパソコンを使ってきたけれど会員制のネットカフェなんて一つもお目にかからなかった。
だから、日本でも、会員などにならずにすぐに使えるものだと思った。
でも、残念ながら、そうではなかった。

自動車免許証も持たずに家を出たので身分証明書になるものがない。
実家に取りに戻ったら往復で一時間もかかる。
フロントの女の子に話しても埒(らち)が開かないので店長と話したいと言ったら、店長は店に居ない。
電話で呼び出してもらって、かなり執拗に説明したのだけれど店長は「規則だから会員手続きをしなければ使えません」と言う。

前日、小百合さんに電話して待ち合わせ場所に指定したものだから仕方なく、もう一度実家に戻ってパスポートと免許証を持参した。
合計2時間のロスタイム!

「栃木県からやって来られた藤島小百合さんですか?」
フロントの係員が初対面の小百合さんに向かって丁重に尋ねたのには、そのような経緯があったのですよ。
小百合さんに会費200円と最初の30分利用料金280円、合計480円を払わせるのは迷惑をかけるし、無駄なことだと思い事情を話して、小百合さんが来たら僕のブースまで係員に呼びに来てもらったのでした。

「どうして私のことを知っていたのかしら?」
午前中にやって来るお客は2,3人だったから小百合さんを見分けるのに時間がかからなかったのですよう。
それに小百合さんの容姿や容貌などを話していましたからね。。。
きゃはははは。。。



ところで、このメールは、今、バンクーバー市立図書館の無料のパソコンで書いてます。
無料で一日2時間まで使うことができます。
でも、記事を投稿するには不十分。
帰宅してからウェストエンドのコミュニティ・センターの分館で、もう一時間使えるように予約したばかりです。

小百合さんのパソコンはダウンして使えないんだったね。
最近、日本でも図書館で無料でネットを使えるようだから時間があるときにメールボックスを覗いてみてね。
じゃあね。





『不自遊空間(2010年11月14日)』より




どうですか? 思い出しましたか?



あの印度カレーのお店がある所が旧吹上町なのですか?

もちろん、あそこがけじゃないですけれどね。 うししししし。。。 でもねぇ、間違いなく小百合さんは須田画伯の生まれ育った町で印度カレーを僕と一緒に食べたのですよ。

つまり、この事を言いたかったので須田さんが2歳の時に眺めた星空を持ち出してきたのですか?

いけませんか?

(小百合さん、呆れて無言です)


【卑弥子の独り言】



ですってぇ〜。。。
なんだかんだと書いてきて最後には小百合さんとインドカレーを食べたことを持ち出してきたのでござ〜♪〜ますわ。
たぶん、その事を持ち出して小百合さんとの付き合いも司馬さんと須田さんのコンビのように長くなっていると、デンマンさんはおっしゃろうとしたようですわよう。
見え透いているのですわ。

そのような事を言い出すならば、あたくしとデンマンさんのコンビもずいぶんと長いのですわ。
でも、どう言う訳か、あたくしとのコンビの事について書いてくださらないのですわ。
いけすかないこと!

でもねぇ〜、箱根の芦ノ湖の宿でデンマンさんといただいた公魚(わかさぎ)はおいしかったのですわ。



今でも思い出すとヨダレが出てくるのでござ〜♪〜ますう。

とにかく次回も面白くなりそうですわ。
だから、あなたも読みに戻ってきてくださいましね。
じゃあねぇ。




 (すぐ下のページへ続く)

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