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九ちゃんとコメンテータ(PART 1)

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九ちゃんとコメンテータ(PART 1)
 
 




  
別れの朝
  




Subj:無事に帰ってきた

小百合さんのために

僕のプレゼントがありますよ。

ヽ(´ー`)ノキャハハハ。。。

Date: 18/03/2008 2:16:33 AM
Pacific Daylight Saving Time
日本時間: 3月18日 午後6時16分
From: barclay1720@aol.com
To: fuji@adagio.ocn.ne.jp


山の家はどうでしたか?
無事に帰ってきた小百合さんのために僕のプレゼントがあります。
そうです!僕の心の歌です!

僕の小百合さんへの賛歌ですよ!
心の奥から搾り出すようにして歌っています。
まさに、僕の萌えるような気持ちが込められているのですよう!
うしししし。。。

では、聴いてくださいね。



Charade by Matt Monro

<iframe width="400" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/XSZB3hbSt_s" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

Charade by Henry Mancini

<iframe width="400" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/NZ1ANlvn3rs" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

『忘れられない、心にしみる歌』

フルートの前奏が小百合さんの心の琴線を
優しく震わせます。
メランコリックで、しかもロマンを感じさせるメロディー
“山の家”にもどって、一人でじっくりと聞きたくなるような。。。



小百合さんの心の中に眠る
夢見る乙女をそっと目覚めさせ、
厳しい現実の中の癒しを身近に感じさせてくれるのです。
夢とロマン!
そうです!
小百合さんのための曲なのですよ。
\(@_@)/ キャハハハ。。。

じゃあね。

by デンマン

 




Subj:3月19日 あの曲を聴いたら

寂しくなりました。

Date: 18/03/2008 5:49:34 PM
Pacific Daylight Saving Time
日本時間: 3月19日 午前9時49分
From: fuji@adagio.ocn.ne.jp
To: barclay1720@aol.com


映画音楽っていいですね。
本当にデンマンさんが歌ってくれてるようでした。

あの日本の景色が動画になってる曲は
日本人もカバーして 昔 歌ってましたね。

別れの朝 (ドイツ語原曲)

by Udo Jurgens

<iframe width="400" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/dPVhGE8Mdos" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

テレサ・テン - 別れの朝

<iframe width="400" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/1oVAsmmqK7Y" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>

私があまりにも子供の頃で良く覚えてない。
デンマンさんは大人で素敵な人と映画でもいってたでしょうね。

でもあの曲を聴いたら寂しくなりました。
今 朝なのに気持ちは夕方 

朝 コーヒーを飲み、
YAHOOファイナンス外国為替情報で
カナダ$ をチェックして
100円を割らないで欲しいと願って!

メールの返信を打って、
1日のスタートが始まるのだけど、

ところで、たらの芽 ふきのとう が出始めました。
クレソンは まだでした。

山には4本桜があります。
1本は 色の濃い 八重桜です。



ぜひ この次 山小屋に来てください。
時間があったら 軽井沢にも

今日は税金の事、実家の相続の事で出かけます。

ノー天気? 脳転記?
主人が私に良くいうけど何なの?
どうゆう字を書くのか 知らない全然

いい意味でないのは分かってますが・・・

小百合より



『別れの朝』より
(2008年3月21日)




デンマンさん。。。、ずいぶんと古いメールを持ち出してきましたわね。



懐かしいでしょう!?

今、自分の書いたメールを読み返してみると、なんだか恥ずかしいですわ。

どうして。。。?

デンマンさんは私信を公開して平気なんでしょうけれど、私はなんだ裸を見られているようで居たたまれない気持ちですわ。

小百合さんには、まだそのような乙女心があるのですかァ〜?

まだあるってぇ〜。。。どういう意味ですのォ〜?

いや。。。なんつうかァ〜。。。16歳や17歳の少女がそう言うなら解るけれど、おばさんパンツを穿いている女性が言うと、なんとなくちぐはぐな気がするのですよ。

デンマンさん!。。。デンマンさんは私がおばさんパンツを穿いていると思っているのですか?

あれっ。。。じゃあ、ストリングビキニのようなヒモパンですかァ〜?

どうしてパンツで女性を判断するのですか?

いや。。。別にパンツで判断しているわけじゃないけれど。。。んで、小百合さんは今日、ヒモパンを穿いているのですか?

いい加減にしてくださいなア。。。せっかく、懐かしい気分に浸ろうとしているのに、これではロマンチックな気分も何もあったものではありませんわ。

小百合さん。。。そう堅い事を言わないでくださいよ。

でも、メールはタイトルとは全く関係ないじゃありませんか! 何が「九ちゃんとコメンテータ」なのですか?

あのねぇ〜、たまたま夕べ『上を向いて歩こう』という本を読んだのですよ。 その中に次のようなコメンテータの話が書いてあったのですよ。



(izawa2.jpg)

飯沢匡: これは強調しておきたいんだけれども、あれがアメリカで受けたのは、九ちゃんの力じゃないですよ。 作詞の永六輔でもないですよ。 中村八大の作曲がいいんです。 だから「上を向いて」が「スキヤキ」になったんです。 九ちゃんの声はどうでもいいんで、イヌが鳴いているのと同じことなんだから。 (笑い) すぐに坂本九だ、永六輔だって出てくるけれども、おかしいですよ。 中村八大の作曲ですよ、問題は。 歌に関する限り、メロディーなんです。 歌詞なんか、ほんとうはどうだってかまわないんです。 (笑い)


(yasuoka2.jpg)

安岡章太郎: しかし、歌詞がさきにできて、それに曲をつけたんだろうから。


(sono2.jpg)

曽野綾子: それがあの二人でつくるときは、ちがうらしいですね。 さきにメロディーがあって、それに歌詞をつけるんですって。

飯沢: 二人でいてね。 中村八大がボロロンとやると、永六輔がつけるんです。 だから、♪ウエオムーイテでしょう。 日本語ではムーと低くなることはない。 ムイテとイが上がるんですよ。

曽野: ムーイテは、ミカンの皮をむくみたい。 (笑い)

飯沢: そうなんです。 ラッキョウをむくみたいな、そんなのないですよ。 これをみても、メロディーがさきだということがわかるんです。

安岡: ♪ナミダガ、コボレ、ナイヨオオオニイなんていうのも、おかしいな。

飯沢: そういう点では、歌詞としては不備なところがあるんだ。 中村八大は損してますよ。 ヒット・メロディーの作曲者としてとりあげてやっていいな。

安岡: そんなことをいうと、われもわれもと作曲家志望が乗出すだろうな。

荒垣秀雄: 中村八大は国際水準からいうとどうですか。

飯沢: とにかく「スキヤキ」が売れたんだから、そうとうなんでしょう。

(写真はデンマン・ライブラリーより
赤字はデンマンが強調のため)



132-133 ページ 『上を向いて歩こう』
著者: 佐藤 剛
2011年7月13日 第1刷発行
発行所: 株式会社 岩波書店




飯沢匡さんは、言われている本人が聞いたらマジでムカつくような事を言いたい放題ですわね。



小百合さんもそう思いますか?

だってぇ〜、「九ちゃんの声はどうでもいいんで、イヌが鳴いているのと同じことなんだから」と言うのはひどいと思いますわ。 九ちゃんが聞いたら絶対にムカつきますわよ。

そうでしょうね。 僕が九ちゃんで、その場に居たら、まず間違いなく取っ組み合いの喧嘩になりますよ。

取っ組み合いの喧嘩はちょっと子供じみていますわ。

とにかく、飯沢匡さんは音楽の専門家でもないのに言いたい放題の事を言っているのですよ。

確か、飯沢さんは劇作家でしたよね?

そうですよ。 元は朝日新聞の編集者をしていたけれど、当時は劇作家として活躍していました。

いつの頃の対談なのですか?

この上の対談は1963年12月27日号の『週刊朝日』に載ったのですよ。 安岡章太郎さんと曽野綾子さんは小説家で、荒垣秀雄さんは朝日新聞の名物コラム「天声人語」を20年以上も書き続けていた論説委員です。 この4人は、誰も音楽の専門家じゃない。

安岡さんが「♪ナミダガ、コボレ、ナイヨオオオニイなんていうのも、おかしいな」と言っていますけれど、デンマンさんもおかしいと思いますか?

いや。。。僕は、あまり詞にはこだわらないから。。。でも、おかしいとは思いませんね。 これを読んでいる人に判断してもらいますよ。 まず、九ちゃんの歌を聴いてみてください。

 (すぐ下のページへ続く)



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