肥後ずいきと龍之介(PART 1)
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この上の食べ物は何でしょうか?
肥後ずいきだよ!
あんさんのために一生懸命作りましたのやでぇ〜。。。
マジかいなァ。。。?
結婚して熊本に行きはった友達が「肥後ずいき」の茎を送ってくれましてん。
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これがその「肥後ずいき」の茎かいなァ?
そうですう。 「ハスイモ」とも呼ばれてますのやでぇ〜。。。茎のなかに気泡のような空洞がありますねん。 それが蓮根に似ているよってに、この名前がついたと聞いてますう。
ほおォ〜。。。そういう訳やったのかい。。。
この茎を乾燥させたものがデンマンさんの愛用している「肥後ずいき」という大人のおもちゃの原料になりますねん。 うふふふふふ。。。
わては「肥後ずいき」を愛用してへんでぇ〜。 根の部分はどうしたのやァ?
根の部分は食べられへんと言うて、送ってよこしまへんでしたわ。 そないな事よりも、まず一口食べてみてくれへん?
おおおォ〜。。。シャキシャキした食感がええやないかいなァ!
そうですねん。 清涼感があるさかいに、夏の食べ物にええと思いますわァ。
そうやなァ〜。 それで、この紫色はどないしてつけたん?
水前寺菜の色素を使いましてん。
ほおォ〜。。。そないもので、こないな色がつくのんかいなァ〜!?
ちょっとアクがあるので皮を手でむいて熱湯を潜らせ冷水に晒し、それから水分を抜いて芥子味噌で「えぐみ」を抜きましてん。
ほおォ〜。。。案外、手間、暇がかかるのやなァ〜。。。?
そうでおますう。 あんさんのために心を込めて作りましたのやでぇ〜。。。
マジかいなァ。。。? 隣からのおすそ分けとちゃうん?
あんさん!。。。わたしの言うことが信用できへんのォ〜?
そないにムキにならんでも、ええやんかァ。。。めれちゃんに、こないな料理の才能があるなんて、全く夢にも思わんかったでぇ〜。。。知能指数が140もあると、こないな料理まで作れるのやなァ〜。。。
知能指数とは関係あらへん。
さよかァ〜。。。じゃあ、もう一ついただきまっさァ〜。。。
『愛駅を探して』より
(2012年5月24日)
デンマンさん。。。、あんさんはまた「肥後ずいき」を持ち出してきやはったん?
あきまへんか? 相変わらず「肥後ずいき」を入れて検索して「デンマン・シンジケート」のブログやウェブページを読む人が多いねん。 次のリストを見てみィ〜なァ。
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6月26日から7月5日までの10日間に延べ 401人が「肥後ずいき」を検索して「デンマン・シンジケート」へやって来たのやがなァ。 つまり、1日につき延べ40人が 「肥後ずいき」を入れて検索してやって来たわけやァ。
つまり、わたしが「肥後ずいき」を使って作った料理がネット市民の皆様に受けて人気が急上昇して来たのやね?
めれちゃん。。。マジでそう思ってるのかァ〜? そないな事があるわけないやろう! 何をぬかしてけつかんねん。 「性具」という検索ワードも出てるやんかァ〜。 「肥後ずいき」の料理で人気が出てきたのとちゃうねん。
そやけど、それは最近10日間に限って急に誰かが集中的に検索したのとちゃうのォ〜?
めれちゃんがそう言うやろうと思うたから、わては去年の11月から今年の6月までの記録もソフトカメラで撮っておいたのやァ。 めれちゃんも見たらええやん。
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あらっ。。。8ヶ月間に延べ 3,777人が「肥後ずいき」を入れて検索してますやん。
そうやろう!。。。「肥後ずいき」は常に人気があるねん。 1ヶ月に平均 472人が「肥後ずいき」を入れて検索したことになるねん。
それでどの記事を読みはったん?
それを見極めるために、わてもGOOGLEで「肥後ずいき」を入れて検索してみたのやァ。 めれちゃんもその結果を見て欲しい。
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上の赤枠で囲んである記事が「デンマン・シンジケート」のブログとウェブページに掲載されているということやのォ〜?
そういうこっちゃァ。 最近デンマン・シンジケートのブログが読まれてるねん。
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つまり、「肥後ずいき」を目当てに来る人が増えたのでアクセス数が月ごとに上昇していると、あんさんは言わはるのォ〜?
それも理由の一つやと、わては思うてるねん。
。。。で、読者は何を知りたがってるん?
おそらく「性具」のことやろなァ。
そないな事が書いてあるのォ〜?
あるねん。 めれちゃんも読んでみたらええやん。
『道鏡鎧甲(よろいかぶと)』
上の絵は葛飾北斎の「魂胆遣曲道具」の一部を忠実に再現したものです。
『道鏡鎧甲(よろいかぶと)』と画題がついていますが、道鏡が鎧兜をつけて戦いに臨んだということはもちろん記録にありません。
奈良時代の僧には、鎌倉時代のようにまだ僧兵として活躍できる場はありませんでした。では、なぜ、道鏡の鎧甲という画題で、葛飾北斎が上の絵を描いたのでしょうか?
よく絵を見てください。
確かに鎧兜らしきものが2つ描かれていますが、私たちが普通頭に思い浮かべる鎧兜とは格好がかなり違っています。
もちろん、これは戦争で身につける鎧兜ではありません。
江戸時代に使われた性具を描いたものです。左が鎧で右が兜なのです。
鎧はペニスに装着します。これを男根に嵌(は)めるこことによって太さが増すと共に、この凹凸が腰を使った前後運動に伴い女性の膣壁をしっかりと摩擦することになります。
つまり、これによってGスポットが、確実に愛撫されるというわけですね。江戸時代の研究家が、性生活の知恵としてこういうものを考え出したようです。
兜は亀頭にかぶせます。
リングだと思えばどのような効果があるか想像がつくと思います。
しかし、使ったことがない場合、この絵だけで判断しますから、とても実用的とは思えませんね。
これでは、すぐに外れてしまいそうです。何か仕掛けがあるんでしょうか?
この性具に詳しい方が居たらぜひ教えて欲しいものです。
『光謙帝香合(こうけんていこうごう)』
上の絵も葛飾北斎の「魂胆遣曲道具」の一部を忠実に再現したものです。
『光謙帝香合(こうけんていこうごう)』という画題がついています。
気がついたと思いますが、孝謙女帝の『孝』の字が『光』になっています。
おそらく、天皇の名を性具の名にかぶせるのは恐れ多いことだとして、わざと一字だけ変えたのでしょう。
中国では、皇帝の名は庶民は使えませんでした。
現在よりも、中国の文化の影響が強かった時代ですから、葛飾北斎か、あるいは、この煉香(ねりこう)媚薬の考案者が、そのように配慮したものだと思います。
この香合(こうごう)というのは国語辞典で引くと「香の入れ物(香盒とも書く)」と出ていますが、この場合の香合は「こうあわせ」のことです。
つまり、二種の香木をたいて、その匂いや香銘の優劣を競うゲームのようなものです。
孝謙女帝はご存知のように、巨根の道鏡を愛人にしていたと、下世話では昔から言い伝えられてきました。
最近では、多くの研究家がそれはデマだと言うようになりました。
従来どおり下世話に従うなら、巨根の道鏡を愛人として受け容れていたわけですから、この女帝はたぐい希な巨マンの持ち主だったというわけです。
その孝謙女帝の巨陰の姿をそのまま写した煉香(ねりこう)が、上の絵に描かれているわけです。
『道鏡と孝謙女帝は性具でも有名』より
(2004年3月1日)
デンマンさん。。。あんさんは、ずいぶんと詳しいやんか。。。道鏡さんの鎧甲(よろいかぶと)を使いはったん?
めれちゃん、言うに事欠いて何を言うねん? わては道鏡さんの鎧甲(よろいかぶと)を使う必要ないねん。
つまり、使わんでも道鏡さんの鎧甲(よろいかぶと)に太刀打(たちう)ちできると、あんさんは自慢したいん?
めれちゃん。。。脱線しているやんかァ!。。。脇道にそれたらアッカ~♪~ン!
分かりましたわ。。。あとでゆっくりと見せてもらいますよってにィ。。。うふふふふふふ。。。それで、他に何が言いたいねん?
わては、たまたまバンクーバー図書館からおもろい本を借りてきたのやがなァ。
何がそれほどおもろいのォ~?
芥川龍之介がエロ本を探して欲しいという依頼の手紙を書いてるねん。 ちょっと次の部分を読んで欲しいねん。
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大正10年3月、芥川はある人にこんな手紙を書いている。
「拝啓 支那の本中楊貴妃の生殖器なぞの事を書いた本と云(い)ふのは何と云う本ですか御教示下されば幸甚です
なほそんな本で面白いのがあつたら御教へくださいませんか
僕の知つてゐる誨淫(かいいん)の書は金瓶梅。
肉蒲団。 杏花天。 牡丹奇縁。 痴婆子。 貪官報。 歓喜奇観。 殺子報。 野嫂曝言(やそうばくげん)。 如意君伝(にょいくんでん)。 春風得意奇縁(しゅんぷうとくいきえん)。 隔簾花影(かくれんかえい) 等です
以上」
(写真はデンマン・ライブラリーより)
172ページ 『春本を愉しむ』
著者: 出久根達郎 2009年9月20日発行
発行所: 株式会社 新潮社
あらっ。。。あの有名な芥川さんがエロ本に関心がありはったん?
あのなァ~、男なら誰でも、まず間違いなくエロ本に関心があるねん。
そうやろか?
『春本を愉しむ』を読むと、森鴎外、北原白秋、石川啄木なども春本をずいぶんと愛読していたと書いてある。
あんさんもエロ本を愛読してはるのォ~?
最近は、それほどでもないんやけど、日本に居た頃にはずいぶんとあさって読んだものなのやァ。 うししししし。。。
あんさん!。。。下卑た笑いを浮かべている場合と違いますやろう?。。。それで何が言いたいねん?
上の続きがあるねん。 ちょっと読んでみて欲しい。
(すぐ下のページへ続く)