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5歳の愛と死(PART 2)

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5歳の愛と死(PART 2)




デンマンさん。。。、あんさんは、わたしのために上のエピソード持ち出してきやはったん?



いや。。。わては上のエピソードを読んでマジで感動したのやがなァ。

その感動をわたしに押し付けるために持ち出してきやはったん?

いや、ちゃうねん。。。マザーテレサといい、ボランティアに専念するシスターといい、ビレアックのような孤児に手を差し伸べている高遠さん。。。その心とは。。。?

やっぱり、宗教と関係あるのとちゃうん?

めれちゃんもそう思うか。。。

そやかてマザーテレサもシスターたちも皆、敬虔なキリスト教徒やないかいなァ。

そのマザーテレサやシスターたちは、どうしてそれほど宗教に打ち込めるのか? どうしてなのか?

あんさんは、わたしに尋ねるのォ〜?

そうや。。。めれちゃんはどうしてやと思う?

実は、わたしも夕べ本を読んで考えていましてん。

どの本を読んでいたのや?

『儒教とは何か』という本ですねん。 次のように書いてありましたわ。


宗教の定義


(kierk2.jpg)

キルケゴールという19世紀の哲学者がいる。
彼は神を信じるのか信じないのか、あれかこれかと非常に悩んだ。
私は、学生時代、キルケゴールの著作をわずかながら読んだが、この人がなぜこんなに悩むのか、正直のところ不思議であった。
神を信じるのか信じないのか、という二者択一の場合、一神教であるキリスト教の信徒にとっては、唯一神を捨てると、そのとたんに無宗教となってしまうという大問題かもしれないが、われわれ東北アジア人一般にとっては、大した問題ではない。
なぜなら、神は唯一ではなくて、八百万(やおよろず)ましますからである。
 
 (中略)

東北アジア人は多神感覚だから神のスペアがあり気楽なものである。
あれかこれかではなくて、あれでもいい、これでもいいと自由な選択がきくわけである。
とこう述べると、キリスト教徒は、だから多神教者は不謹慎であり彼らのは宗教ではない、たとえ宗教だと言っても低い水準のものだ、ということであろう。

 (中略)

もっとも、キリスト教徒の中には、自分たち一神教の傲慢さを反省する人もいる。
たとえば、現在の宗教哲学者、J・ヒックに『神は多くの名前をもつ』という著述がある。
現在のイギリス社会では、世界各地からいろいろな民族すなわちいろいろな宗教徒が集まってきている現状を踏み、ヒックはキリスト教のみが中心ではありえないとして、他の宗教との調和を図ろうとする立場でキリスト教神学を考えている。
ヒックは、キリスト教や、ユダヤ教、イスラム教、シク教、ヒンズー教といった諸宗教で礼拝されている神々をつきつめ、究極的にはたがいに同一の神的実在であることを認めようとしている。

その、調和、適正な関わりの方法というものを見ると、何のことはない、多神教的世界にいる東北アジア人がすでにとっくの昔に考え出した方法と、思考類型的にはほとんど同じである。
すなわち、ヒックの説は本地垂迹(ほんじすいじゃく)といった考えに近い。
本地垂迹とは、或る最高神が姿をいろいろと変えてこの世に現れてくるとする立場である。 ... 或るときは地蔵さんであり、或るときはお不動産であり、はたまた或るときは八幡さまであり、お稲荷さんであるとする。
だから、どの神、どの仏を拝んでも、心配することなく、結局は最高の神的実在につながるとする。

 (中略)

さて、話を「宗教の定義」にもどす。
われわれは、キリスト教を念頭に置く宗教学の呪縛から解き放たれるべきであろう。
なにもキリスト教が唯一の絶対的宗教ではないからである。

 (中略)

宗教哲学者の西谷啓治氏は、「宗教とは何かといふことは、裏から見れば宗教といふものが我々にとって何のためにあるか、我々になぜ必要かといふことである」と述べる。
西谷氏は、宗教はその人にとって必要ということがあって始めてその姿が現れるものだと考えている。
私はこうした解釈に同意する。
宗教とはそのように「自分にとって」という実存的なものであろう。
必要としない人には宗教は無縁である。
まさに「馬の耳に念仏」である。

それでは、いったいどういうときに宗教を意識し、求め、必要とするのかということになる。
もちろん各人各様であろう。
しかし、大半において宗教が意識に上ってくる大きな機会がある。
それは死である。

(赤字はめれんげが強調。
イラストはデンマン・ライブラリーより)



28-33ページ 『儒教とは何か』
著者: 加地伸行
1998年12月20日 第17刷発行
発行所: 中央公論社




なるほど。。。なるほど。。。



デンマンさん。。。、あんさんは、わたしの言おうとしている事が判ってますのォ〜?

判っておるがなァ。 わては、めれちゃんの知能指数が140あることを改めて感じさせられたのやがなァ。

なんで、知能指数など持ち出してきやはったん? 関係ないやんかァ!

いや。。。関係あるでぇ〜。。。つまり、機転が利(き)くということやァ。 わてが、めれちゃんの「死にたい手記」を持ち出してきたさかいに、めれちゃんは返す刀で上の文章を『儒教とは何か』の中からを引用したのやないかいなァ。

解りますかァ〜?

解るでぇ〜。。。人は死に向かい合う時に、生きると言うことをマジで考え始めると言うことやなァ。 高遠さんも言うてるやないかいなァ。

たとえその命が儚いものだとしても、

命は輝くためにある。

 。。。

この子に出会えたことに、

この子のそばにいられることに

心から感謝して……。

いつまで続くかわからない私たちを

“永遠”と呼んで……。



【レンゲの独り言】



ですってぇ〜。。。
そうですよね。
たとえ5歳の命でも、
それは“永遠”に生きることができるのですよね。
あなたは、どう思いますか?

とにかく、次回も興味深い記事が続きますわ。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、また。。。








ィ〜ハァ〜♪〜!

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ネットサーフィンしましょう。

じゃあ、また。。。


 


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