お股の花々(PART 1 OF 3)
デンマンさん。。。どうして、またヤ〜らしい画像を持ち出してきたのですか?
ヤ〜らしくないでしょう! これは僕が想い描いた小百合さんですよ。。。きれいな百合が咲きほこる花園でポーズを取っているロマンチックな姿です。
でも、そのポーズがなんだかヤ〜らしいのですわ。 私は絶対にこのようなポーズをとりませんわ。 まるでアダルトビデオのタイトルに出てくるようなポーズではありませんか。
あれっ。。。小百合さんは、そのようなアダルトビデオを観たのですか?
観てませんわよ。。。だから、例えばの話ですわ。
僕はヤらしいとは思いませんよ。
タイトルの「お股の花々」もヤ〜らしいではありませんか! 今日、もしおシモの話をするのでしたら私は帰らせていただきますわ。
ちょっと小百合さん。。。帰らないでくださいよ。 せっかく面白い話をしようと思っているのに、小百合さんが帰ってしまったら僕の立場がありませんよう。
。。。で、いったい何が「お股の花々」なのですか?
あのねぇ〜、バンクーバー図書館から借りてきた本を読んでいたら次の箇所にぶつかったのですよ。
空耳力(そらみみぢから)をつける
「おマタのハナハナ イヤイヤよ〜」
娘が今日も朝からたのしそうに歌っている。
「お股の花々が、いやいや?」と思って、ことばのリズムをよく聞いてみると、「ああ、あの歌か!」とわかった。
Old McDonald's Farm (「マクドナルドじいさん」)という英語の童謡だ。
2歳になったばかりの娘としては、この歌の出だしを歌っているつもりだったのだ。
Omatano hanahana iyaiyayo!
Ol' McDonald had a farm. E I E I O!
「お まくだ〜な はどふぁむ い〜あい〜あいお〜」
空耳アワー的に聞けば、「おマタのハナハナ イヤイヤよ〜」と聞こえなくもない。
子供なりに自分の知っている日本語として解釈して歌ったのだろうか。
いや、ひょっとして逆の原理か?
娘は、Ol' McDonald had a farm. E I E I O!と歌っているのに、母親には「おマタのハナハナ イヤイヤよ〜」に聞こえてしまうとか?
(中略)
知らない語を自分の耳慣れたことばに引きつけてしまうというのは、おとなのほうがやりがちだ。
子供は案外、聞いたままを覚えて使っている。
(赤字はデンマンが協調のため。
写真はデンマン・ライブラリーより。)
75-76ページ 『孕むことば』
著者: 鴻巣友季子
2008年5月22日 第1刷発行
発行所: 株式会社 マガジンハウス
小百合さんは上の歌を聞いたことがありますか?
ありますわ。 うちの三男坊が幼稚園の時に歌っていましたわ。
おおォ〜。。。最近では幼稚園でも英語の歌を教えるのですか?
そのようですわ。
僕も急に懐かしくなったというか。。。つい最近、この歌を聞いたばかりですよ。
Ol' McDonald had a farm.
E I E I O!
(farm2.jpg)
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あらっ。。。デンマンさんのお孫さんが歌っていたのですか?
やだなあああァ〜。。。なんで僕の孫が歌わなければならないのですか!? 僕の孫じゃありませんよ。 実は、この記事を書いているのはバンクーバー図書館の分館(Joe Fortes Library)なのですよ。
この分館には入り口を入ったすぐ左側に幼児コーナーがあるのです。 要するに幼稚園児用のコーナーですよ。 そこで、つい最近3人ぐらいの幼児が上の歌を一緒に歌っていたのですよ。 全く可愛いものでした。 つい、キーボードを叩く手を休めて聞き惚れてしまいましたよ。
デンマンさんも一緒に歌ったのですか? うふふふふふ。。。
どうして僕が幼児と一緒に歌うのですか? 歌いませんよう。 保母さんじゃありませんからね。
つまり、可愛い童謡を聞いたので、嬉しくなってこうして記事を書く気になったというわけですか?
いや。。。それだけじゃないのですよ。
他にどのような理由があるのですか?
あのねぇ〜、上の本を読んで「お股の花々が、いやいや?」という箇所に突き当たって、僕は一瞬ギクリとしたのですよ。 心臓が止まるかと思いましたよ。
心臓が止まるなんてオーバーですわよ。
小百合さんは覚えてませんか?
何をですか?
菊ちゃんのことですよ。 「お股の花々が、いやいや?」で。。。僕はすぐに菊ちゃんの事を思い出してしまったのですよ。 かつて記事にも書きました。 読んでみてください。
菊ちゃんの愛の世界
(theron573.jpg)
僕は自分の部屋でこっそりと輸入品の“Playboy”を眺めていたんですよ。
デンマンさんがいくつの頃のお話なんですの?
中学1年か2年生の頃ですよ。僕の知り合いが引っ越すので欲しければやるけど持って行くか?と言ったので、もうワクワクしながら、10冊ほど持ち帰ってきたんですよ。当時は検閲があって“毛”は見せてはならなかった。だから、黒いインクであの部分が丸く塗りつぶされていたんですよ。僕はどうにかして、あのインクを取り除くことができないものかと、いろいろなもので試してみましたよ。
デンマンさんは研究熱心なんですのねェ〜。
レンゲさん、半分呆れていますねェ〜〜?へへへ。。。とにかく、性に目覚めた頃で、好奇心が旺盛でしたからね。いろいろなもので試したけれど、どうにもインクを取り除くことが出来ないんですよ。僕は、どうしたらいいものか?。。。そう思いながら気に入ったページの(黒いインク以外に)一糸もまとわぬ女性の写真を眺めていたんですよ。
それで。。。
無我夢中だったんでしょうね。菊ちゃんが僕の部屋に入って来たことも僕は分からなかった。お袋だと思って、一瞬、びっくりして僕は肝をつぶしましたよ。お袋は買い物に出かけた、と言うんですよ。菊ちゃんは余りハッキリと言葉が話せないんですよね。僕の名前もハッキリとは言えない。アキラではなく“アキィ〜ヤ”と言うんですよ。
その菊ちゃんの表情はどうなんですの?知能が遅れていることが分かりますの?
いや、普通の人と変わらないですよ。だから、いやなセールスマンが来たりすると、お袋は菊ちゃんだけを残して隠れてしまう事がありましたよ。初めての人は菊ちゃんを見ても知能が遅れているとは思わないから、まともな大人に向かうような話し方をしますよ。菊ちゃんもそのような話し方をされると、うれしいんですよね。それで、天気の事から始まって、世間話をし始めるのだけれど、とにかく、僕の名前がまともに言えないほどだから、10分もすると、この人は知能が遅れているというのが分かるんですよね。そう言う時のセールスマンの表情の変わり方を見る事はいつ見ても飽きないものでしたよ。へへへ。。。。
デンマンさんは、いやな趣味をお持ちですのね?
セールスマンの知能が分かって面白いですよ。中には、菊ちゃんの知能が遅れているのが分からない奴が居て、早々に品物の説明をする愚か者が居るんですよ。菊ちゃんは何を言われているのか分からないけれど、一生懸命相槌を打つ。セールスマンも売りたくって仕方ないから、一生懸命に説明する。。。この様子を眺めているのは、どんな漫才を聞くよりも面白かったですよ。。。へへへ。。。
分かりましたわ。それで、菊ちゃんとどのようなことが。。。?
そうですよね。へへへ。。。その話をしようとしたんですよね。僕は、ハッと思って菊ちゃんをじっくりと見ましたよ。インクを取り除かなくても、そこに実物の健康で成人した見ごたえのある女性の体を持った菊ちゃんが居るではないか!。。。“灯台下(もと)暗し!” そう思ったわけなんですよ。
それはデンマンさん、いけない事ですわ。
僕だって、いけない事だとは分かっていましたよ。でも、好奇心がムラムラと湧き上がってきてしまった。それで、“Playboy”のページを菊ちゃんに示して、いろいろと説明したんですよ。“どう、菊ちゃん、きれいな女の人が写っているでしょう。菊ちゃんだって、このようにきれいなんだよ。だから、菊ちゃんも裸になって見せてくれない?” 菊ちゃんは僕になついていて、僕の言う事なら、たいていの事は、“あい、。。。あい、。。。”と言って、聞いてくれるんですよ。むしろ、喜んで僕の言う事に従うんですよ。
それで、菊ちゃんは裸になったんですの?
ところが、この時ばかりは、僕が何と説得しても首を縦には振りませんでしたよ。あとで考えてみれば、お母さんからしっかりとした“家庭教育”を受けていたんでしょうね。菊ちゃんのお母さんはしっかりした人でしたから。。。菊ちゃんを特殊学校にはやらなかったけれど、必要最低限の教育はしていたようです。つまり、自分の体の中で見せてはならないモノは見せてはダメ。触れさせてはいけない所は触れさせてはいけない。そういう女として守らなければならない事はしっかりと教えていたんですよね。あとで僕は反省したんだけれど、しみじみとそう思いましたよ。
それで、デンマンさんはどうなさったんですの?
僕だって、そう思い立ったらぜひとも菊ちゃんの“桜の花”を見てみたい。もう何が何でも見てみたくなったわけですよ。
それで、。。。?
僕は精一杯説得したんですよ。僕が余りにも一生懸命になっているので、菊ちゃんも本当に困ってしまったようでしたよ。“ね、。。ねっ。。。菊ちゃん、いいよね?だから、脱ごうねェ。” 僕は本当に一生懸命になって説得している。お願いしているわけですよ。菊ちゃんにだって、僕の熱意が通じている。それで、菊ちゃんは、すっかり困ってしまっている。しかし、埒(らち)があかないんですよ。
それで、どうなさったんですか?
菊ちゃんは一向に脱ごうとしない。僕は、イライラしてきて菊ちゃんのスカートのすそをたくし上げたんです。そして見たのがこの写真のような“おばさんパンティー”だったんですよ。でも、まさにこのようにフィットした見ごたえのあるもので、思わず僕は生唾をごくりと飲み込みました。心臓が口元まで飛び上がってきたような息苦しさを感じて、目がくらくらしてきましたよ。でも、菊ちゃんだって、大変な思いをしていたんですよね。“もう、それ以上は止めてくれ、。。。あたしは死んでしまう。。。。” そういう感じで、オロオロしているんですよ。泣き顔になって、しゃくりあげているんですよね。体を震わせて、声を殺して泣いているんですよ。僕はバケツの水を頭から浴びせられたようにハッとなりました。やはり、良心があったんですよね。してはいけないことを無理やり菊ちゃんにやっていた。“悪かったよな。。。” 僕は謝りましたよ。
それでどうなったんですの?
僕だって、菊ちゃんと一線を越えようなんて思っても居なかった。ただ、菊ちゃんの“桜の花”を見たくなった。しかし、菊ちゃんが“家庭教育”を受けていた事までは僕は知らない。7歳の「女性」だから、僕になついている菊ちゃんに頼めば見せてくれると思った。中学生の浅はかな頭だったんですよね。“女の操”を初めて感じさせられましたよ。
菊ちゃんは、その後どうしたんですの?
僕は、菊ちゃんという人を改めて見直しましたよ。しかも、そのあとで、僕の部屋にお盆の上にお茶とおやつの“八橋(やつはし)”を載せて入って来たんですよ。時々、お袋に言われて、僕の部屋にそうやっておやつを持ってきてくれたんです。でも、その日は買い物に行ってお袋は居ませんでしたからね。菊ちゃんが自発的におやつを用意してくれたんですよ。僕は本当に菊ちゃんにすまない事をしてしまったと思ったのだけれど、菊ちゃんが根に持たないで、そうやっておやつを用意してくれたことに感激しましたね。“菊ちゃん、一緒に食べようね” “あい” そう言って、菊ちゃんとお茶を飲みながら八橋を食べた思い出がありますよ。
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