コギャルと甘え(PART 2)
「10代の女性の間ではスーパーモンキーズの安室奈美恵の登場により彼女の装いを特に影響された者が続出した」と書いてある。 実際、上の YouTube を見ると10代のミーちゃん、ハーちゃんが茶髪にして、安室ファッションに影響されるのも納得がゆきますよ。
あらっ。。。デンマンさんのようにお年を召した殿方(とのがた)でも安室奈美恵さんの YouTube を見るとカッコイイと思うのですか?
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いけませんか?
意外でござ〜♪〜ますわアぁ〜〜。。。 デンマンさんは外見に似合わず気持ちがメチャ若いのですわねぇ〜。 いっそのこと茶髪にしてロブソン・ストリートをスキップしながら散歩してみてはいかがですか? うふふふふふふ。。。
キの字だと思われて救急車に乗せられて精神病院へ行きたくないので止めておきますよ。 (微笑)
。。。んで、どういうわけで「コギャルと甘え」というタイトルにしたのですか?
あのねぇ〜、たまたま僕は『「甘え」の構造』という本を読んでいたのですよ。 読んでいたら、どうして「コギャル」が日本で話題になっているのか? その理由をうまく説明している部分に出くわしたのですよ。
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現代が奇妙に甘えの充満している時代であることをのべてきたが、このことをいいかえれば、皆子供っぽくなっているということであろう。
いや、子供と大人の区別が昔ほど判然としなくなったという方が当たっているかもしれない。
子供はマスコミのお陰で早くから色んなことを知るので、大人を大人とも思わない、それこそ大人のような子供がふえてきている。
実際、世代間断絶とひとはいうが、世代間境界の喪失ということの方が現代の記述として当たっている。
それと同じように大人の方も、昔のような大人らしい大人はいなくなって、子供のような大人がふえてきている。
そしてこの大人のような子供と子供のような大人に共通するものこそ甘えなのである。
この点を物語るものとして最近(1970〔昭和45〕年8月22日)、毎日新聞紙上の視点と呼ばれる小さなコラムに、「生き遅れの季節」と題する次のような記事がのっていた。
「カッコイイ」という流行語がなまって「カッチョイイ」がはやりだしたが、これは幼児の舌たらずのしゃべり方への傾斜を示している。
青春の時期は、大人に早くなりたい、子供だとあなどられたくない、という生き急ぎの季節だと思ったが、咋今はどうも生き遅れの季節であるらしい。
その証拠に、長い髪や花やかな服装のどこが魅力なのか、と青年たちに聞いたところ、「かわいく見えるから」という答えが返ってきた。
以上がこの記事の大要であるが、このかわいく見えたいという気持ちが甘えの表現であることはいうまでもないことである。
(注: 赤字はデンマンが強調。
イラストはデンマン・ライブラリーより)
201-202ページ 『「甘え」の構造』
著者: 土居健郎
1991(平成11)年12月15日 第3版第9刷発行
発行所: 株式会社 弘文堂
これを読みながら1970年代と現在でミーちゃんハーちゃんの心理があまり変わっていないんだ、としみじみと思ったのですよ。
そうでしょうか?
だってぇ、現在だってミーちゃん、ハーちゃんはかっこつけたくて、目立ちたがって、趣味がいいと思われたくて、服を買ったり着たりしていますよ。
でも、あたくしは十二単(じゅうにひとえ)ですわ。
卑弥子さんは例外ですよう。 1970年代も若者はストリートファッションに敏感だったけれど、1990年代もストリートファッションなど「カジュアル」というキーワードをもったファッションが注目された。 それで、10代の女性の間ではスーパーモンキーズの安室奈美恵の登場により彼女の装いを特に影響された者が続出したわけですよ。 それで子供のような大人がふえてきているのですよう。
その証拠でもあるのですか?
ありますよ。 次の YouTube をもう一度見てください。
コギャルドラゴン
<iframe width="500" height="350" src="http://www.youtube.com/embed/2gssuIsotY4" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
上のビデオに出てくる「コギャル」は、まさに子供のような大人じゃありませんか!
。。。んで『うむうむ、ふむふむ人間』は他のブログでも読まれたのですか?
読まれましたよ。 GOOGLEで検索したら、けっこう他のサイトにも散らばっていましたよ。 その検索結果を見てください。
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【ジューンの独り言】
ですってぇ〜。。。
ネットで調べると、上の YouTube に登場する「コギャル」は千秋(ちあき)さんのようですわ。
本名は、藤本千秋です。
身長151cm、体重40.2kg。靴のサイズ23cmですって。
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小柄で童顔の子供っぽい容姿のため、実年齢よりかなり幼く見えますよね。
20歳を過ぎてからも、学生と間違えられて、警察に補導されそうになったことが5回あったそうですわ。
その際、警察に年齢証明のために免許証を見せても、すぐには信じてもらえず、免許証が偽物ではないかと疑われたこともあったということです。
最後に補導されそうになったのは、レギュラー出演していた『笑っていいとも!』終わりのアルタ前で、衣装の入ったカバンを横に置いてマネージャーを待っていたら、家出少女と間違えられたそうです。
「すげぇ」「やべぇ(やばい)」「お前」「食う(食った)」等の若者言葉の男性語を頻繁に口にすることで話題を呼びました。
1990年代半ば、若年層が好んで観る番組に多く出演していたこともあり、これらの言葉使いを若い女性に浸透させた人だと言われています。
ところで、卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。
■『感じてストで和露他』
■『笑える漢字クイズ』
■『哀れなネアンデルタール』
■『佐伯今毛人は臆病者か?』
■『笑わせる漢字でござ〜ます』
■『卑弥子@婚活』
■『プロメテウスの第2の火』
■『うむうむ、ふむふむ人間』
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ。
ィ〜ハァ〜♪〜!
メチャ面白い、
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