足袋御殿(PART 1)
Subj:あの足袋御殿はでた?
From: sayuri@hotmail.com
To: denman@coolmail
Date: 2011年10月16日 16:22:25
こんにちは。。。
久しぶりに実家に帰って
のんびりと癒されていますか?
デンマンさんとご一緒にいただいた「田舎っぺきのこ汁うどん」はメチャ美味しかったですよ。
手打ちなのですね。
“こし”があって、なかなか噛み応えのある手打ちウドンでした。
いつか子供を連れて、また食べてみようと思います。
「行田のグルメ20」に選ばれただけのことはありますね。
「きんぴら」は栃木の「きんぴら」とは違って、とても大きく切ってあるのでビックリしました。
埼玉県では、あのように大きな「きんぴら」を食べるのですか?
水城公園ではゆっくりとお話ができて気分がすっきりとしました。
今まで気づきませんでしたけれど、
「ホテイアオイ」の花がたくさん咲いていたのには驚きました。
「ホテイアオイ」の花
ところで次の記事を読みました。
■『タリアセン夫人と再会』
(2011年10月13日)
デンマンさんは私のメールをそのまま記事の中で使ってしまうのですね。
それってぇ、かなりムカつくのですよ。
名前や地名がすぐにでるんだから。。。
んもお〜〜。
。。。と書いても、またこのメールも記事の中で使うのでしょうね。
半ば諦めていますが、ほどほどにしてください。
私の堪忍袋がブチ切れないうちに止めてくださいね。(苦笑)
水城公園から見た「足袋御殿」は昭和の古い時代を垣間(かいま)見せているようでした。
「足袋御殿」のオリジナルの建物の写真はネット上で公開されていますか?
また水城公園でのんびりとお会いしたいですよ。
そのうち電話します。
では。。。
小百合より
Subj:小百合さん、おはよう!
ゆったりとした気分で
コーヒーを飲みながら
「足袋御殿」の応接室に居る
気分に浸ってね。
きゃはははは。。。
From: denman@infoseek.jp
To: sayuri@hotmail.com
Cc: barclay1720@aol.com
Date: 2011年10月18日
(火曜日)午前10時39分
アイリッシュ クリーム コーヒー ビーンズを調べてみましたか?
日本ではあまり人気がないようで
このコーヒー豆を売っている店は極めてまれです。
10日ほど前にYAHOO!で検索した時にゲットした Irish Cream Coffee Beans の画像は10月16日に画像検索した時には見つけることができませんでした。
今日調べてみたら次の画像が見つかりました。
■『ハワイ島のコナ地区から生まれた
世界の名品コナコーヒー』より
バンクーバーで売っているアイリッシュ クリーム コーヒー ビーンズと比べると約2倍の値段ですよ!
それにしても小百合さんがアイリッシュ クリーム コーヒー ビーンズにハマっているのはちょっと不思議な気がします。
やっぱりカナダの思い出と強く結びついているのだろうね。
僕にとってはとりわけ印象に残るコーヒーではないけれど、
小百合さんが選んだコーヒー豆ということだけが記憶に残っていますよ。
しいて言えば、甘いコーヒー豆の香りが強烈で、
この香りを嗅ぐと小百合さんを思い出すようにになりました。
きゃはははは。。。
僕にとってアイリッシュ クリーム コーヒー ビーンズは小百合コーヒー・ビーンズになりましたよ。
「足袋御殿」をじっくりと調べてみました。
今では御殿は懐石料亭になっています。
足袋御殿で食べる国産黒毛和牛懐石
昭和の初め、足袋の産地として栄えた行田。
その行田に”足袋御殿”と呼ばれた邸宅があります。
彩々亭はその足袋御殿を懐石料亭として生かしたもの。
洋館と日本家屋からなる和洋折衷造りは、何か懐かしさの漂う落ちついた雰囲気です。
昭和天皇がご覧になられた庭園を眺めながら、国産黒毛和牛の、そして、季節の懐石料理をお楽しみください。
きっと普段の喧騒さを忘れて料理を堪能し、往時のゆっくりした時の流れもお楽しみいただけます。
『彩々亭ご紹介』より
「足袋御殿」の建物と歴史も調べてみましたよ。
水城公園と南大通りの間にある懐石料亭「彩々亭」。
南大通りの入り口正面から。
上の写真は、水城公園の散策路からの様子です。
元々は、足袋製造業者であった新井八郎氏が大正14年に現在地(佐間)に工場を建設するとともに、昭和元年頃に写真のようにモダンな緑色の洋風瓦が特徴的なスクラッチタイル貼りの外壁を持つ2階建ての事務所兼住宅を建設し、その後西側に3階建ての離れ等を増築したと言われています。
往時には政財界で活躍した八郎氏の迎賓館的な役割を果たし、昭和天皇をはじめとする多くの名士が訪れており、「足袋御殿」と称されていました。
歴史あるこの建物は、平成19年に国の「登録有形文化財」に登録されています。
『行田市内の見所』より
調べた限りでは、あの建物は建てられたまま改築されたということが書いてない。
おそらく僕の記憶違いだとしか思えない。
しかし,僕の記憶の中にある建物は、もっと荘厳な石造りの建物で、印象的には国会議事堂のような厳(いかめ)しい感じを与えたものでした。
小学生の目にはそのように見えた。
現在建っているようなちゃちな物とは大違いでした。
それにしても小百合さんがどうして「足袋御殿」にこだわるのか?
小百合さんとの思い出を手繰(たぐ)り寄せながら考えてみて判りましたよ。
あの軽井沢タリアセンの中に建っている「睡鳩荘」に小百合さんはこだわりを見せたけれど、ちょうど同じような気持ちで「足袋御殿」に強く惹かれるのだろうね。
心の中に軽井沢タリアセン夫人としての上流志向があるのかもね?
きゃはははは。。。
では、今日もアイリッシュ クリーム コーヒー ビーンズをドリップして、ゆったりとした気分でコーヒーを飲みながら「足袋御殿」の応接室に居る気分に浸ってね。
明日も、また会えるといいね。
今度は「さきたま古墳公園」で“ゼリーフライ”でも食べましょう。
じゃあね。
私が「足袋御殿」にこだわるのは軽井沢タリアセンにある「睡鳩荘」にこだわるのと同じだとデンマンさんは考えているのですか?
その通りですよ。。。いわゆる「昭和の上流社会」を覗いてみたいという気持ちが小百合さんにはあるのではありませんか?
そうかしら。。。?
だから小百合さんは無意識のうちに「軽井沢タリアセン」に惹かれるのですよ。
軽井沢タリアセン
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デンマンさんとご一緒に出かけた時には閉まっていましたわね。
レストラン 湖水
小百合さんは、このレストランを知っていたのですか?
私は軽井沢タリアセンには子供をつれて何度か行ったことがありましたから知っていますわ。
睡鳩荘(すいきゅうそう)
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小百合さんと一緒に行った時には睡鳩荘(すいきゅうそう)を見て、それからレストラン・ソネットへ行ったのですよね。
レストラン ソネット
(1階がレストランで2階は「深沢虹子・野の花美術館」)
そうでしたわ。 チーズケーキをいただきながらコーヒーを飲んだのでしたわね。
そうでした。 寒い日で、園内には数えるほどの人しか居なかった。 「レストラン湖水」 が閉まっていたのも納得がゆきましたよう。 確か11月の寒い日で、季節外れだったのですよね。
でも、またいつか行く機会があると思いますわ。
じゃあ、来年の秋に、小百合さんと一緒にブイヤベースを食べましょう。
ブイヤベースはないと思いますわ。 うふふふふ。。。
マジで。。。?
デンマンさんは、何かといえばブイヤベースですわね? 他に気のきいた料理の名前を覚えてないのですか?
もちろん、他にも料理の名前ぐらい覚えていますよう。。。でもねぇ、ブイヤベースの響きが、なんとなく格調高くありませんか?
そうでしょうか?
『しんみりした曲ですね』より
(2010年12月27日)
こうして読み返してみると、小百合さんには「昭和の上流社会」を覗いてみたいという気持ちがあると僕には思えるのですよ。
私自身はそのような事を考えたこともありませんけれど。。。
そういうものですよ。。。自分では分からないものです。
。。。で、デンマンさんは現在の懐石料亭「彩々亭」の建物は改築されたものだと思うのですか?
そうですよ。。。僕の記憶の中にある建物は現在建っている建物とは全く違っているのですよ。
何十年かの間にデンマンさんの記憶が変化してしまったのではありませんか?
う〜ん。。。確かに、その可能性がないわけじゃないけれど、現在の建物のと僕の記憶の中の建物を比べてみると、なんだか狐に鼻をつままれた感じですよ。
でも、どうしてそれほど印象深く昔の建物がデンマンさんの思い出の中に強く残っているのですか?
あのねぇ〜、それには訳がある。。。
どのような。。。?
僕は小学校5年生と6年生の時、理科クラブでプランクトンの研究をしていたのですよ。
マジで。。。?
毎朝、職員会議が行われる自習時間に水城公園へ出かけて採集ネットでプランクトンを集めた。
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