小さな親切(PART 2)
■『デンマンの祖先は百済からやって来た』
(2010年8月4日)
デンマンさんは、また上のお話を普州のおばさんにしたのですか?
いけませんか?
だってぇ、根拠があやふやじゃありませんか!?
でもねぇ〜、根も葉もない出鱈目(でたらめ)ではないのですよ。 ちゃんと海外飛躍遺伝子というものを小百合さんも僕もDNAに持っているのですよ。
それが根拠があやふやだと言うのですわ。
とにかく、おばさんは僕の話を聞いて2度ビックリしていましたよ。 「面白い話を聞かせていただきました。 喉が渇いたでしょうから今一つどうぞ。。。」ともう一つみかんをいただきましたよ。 (微笑)
。。。で、「小さな親切」というタイトルは、この韓国のおばさんが乗り合いバスでデンマンさんにみかんをあげたということですか?
いや。。。そうじゃないのですよ。 実は夕べ『からくり民主主義』という本を読んでいたら次のエピソードに出くわしたのですよ。
朝、時々利用するそのバスには盲導犬を連れた女性が乗ってくる。
ある日、久しぶりにそのバスに乗った私は、乗車口に一番近い席に座ろうとして、ふと彼女のことを思い出し、ドアの後ろの席に座りなおした。
次のバス停では、何人かの乗客とともに若い娘さんが乗り込んできた。
時々見かける彼女は小児麻痺の後遺症ででもあろうか、歩くたびに体が左右に大きく揺れる。
彼女は私が先ほど座ろうとした乗車口の席に座った。
が、いったんそうしながら、また立ち上がると、不自由な体で私の座席の横に移ってきた。
「よく気がつくのね」
私は思わず小さな声で言った。
彼女はひっそりと微笑み返してきた。
ところが次のバス停で乗り込んできた中年男性一人が、せっかく彼女があけておいた座席にどかりと座り込んだ。
二人の失望のうちに、盲導犬の女性が乗ってくる次のバス停が近づいた。
その時、中年の男性は急にキョロキョロ辺りを見回すと、前のこんでいる席に移っていった。
明らかに彼も席をあけたのである。
(dog703.jpg)
やがて次のバス停が来て、盲導犬に続いて目の不自由な女性が乗り込んでくると、彼女は背もたれにちょっと手をやって誰も座っていないのを確かめると、その席に腰をかけた。
彼女はもちろんその席が三人の小さな善意であけられていたことを知らない。
そのことが嬉しくて、私はもう一度隣の席の人に微笑みかけた。
自分の知らないところで、私もこうして多くの人の善意を受けながら生かされているのだろう、と思いながら…… (48歳・女性)
(注: 赤字はデンマンが強調。
写真はデンマン・ライブラリーより
読み易くするために改行を加えています)
35-36ページ 『からくり民主主義』
著者: 高橋秀実
2002年8月2日 第5刷発行
発行所: 株式会社 草思社
あらっ。。。いいお話ですわね。
つまり、善意の連鎖なのですよ。
そうですわね。。。で、この事が言いたかったのですか?
そう言う事ですよ。 日本に住んでいる誰もが自分の知らないところで、私もこうして多くの人の善意を受けながら生かされているのだろう、と思いながら暮らせることができれば、日本も素晴らしい国になるでしょうね。
そんな国があるでしょうか?
あのねぇ〜、日本にだって上のようなエピソードがあるのだから、他の国にもあるのですよ。
その証拠でもあるのですか?
あります。 次のビデオクリップを見てください。
ロシア人ドライバーの小さな親切に
世界中がホッコリ感動
<iframe width="500" height="350" src="http://www.youtube.com/embed/CQ7tyIvPTQY" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
こういう善意の連鎖が世界中に増えてゆけば戦争のない明るい地球になるでしょうね。
そうですわね。。。
【卑弥子の独り言】
ですってぇ〜。。。
そうですよね。
あなたも、この世知辛(せちがら)い殺伐とした日本で、せめて一日に一度だけ小さな親切を心がけてくださいね。
あたくしも、そのように心がけたいと思うのでござ〜♪〜ますう。
うふふふふふふ。。。
とにかく、興味深い話題が続きますわァ。
どうか、あなたもまた読みに戻って来てくださいませ。
じゃあ、またねぇ。。。
ィ〜ハァ〜♪〜!
メチャ面白い、
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こんにちは。ジューンです。
小さな親切は結構ですけれど、
あまり親切にこだわらないでくださいね。
あまり拘(こだ)るとお仕着(しき)せがましくなります。
ええっ。。。お仕着せがましいってどういうことかって。。。?
次のようなことですわ。
電車の優先座席に座って携帯メールを打っていたら、
横にいた子どもづれのおばさんが私に言いました。
『優先座席では携帯の電源を切らないといけないでしょう』
『はい、すみません』
すると、おばさんの携帯がけたたましく鳴りました。
しばらくは、すごく気まずい雰囲気になりました。
運よく、次の駅でおばさんたちは降りました。
でも、降りるとき 一緒の子どもさんが言いました。
『おかあさん、ここ降りる駅じゃないよ』って……
ところで、英語の面白いお話を集めました。
時間があったら覗いてみてくださいね。
■ 『あなたのための愉快で面白い英語』
では、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。