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目の前で米軍のヘリが落ちた(PART 1)

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目の前で米軍のヘリが落ちた(PART 1)




お元気ですか?
ご無沙汰しております。

2011年度の TAX RETURN に基づいての医療保険の掛け金の免除申請は許可されました。
しかし、2010年度の TAX RETURN に基づいての申請はまだやっていないので
書類を3枚同封します。
左上に番号を振りましたが、
2ページ目に APPLICANT SIGNATURE と書いてある欄があります。
そこに安子さんのサインを書いてください。

そのあと 3枚の書類を 次の住所に直接郵送してください。

Health Insurance BC
Medical Services Plan

PO Box 9677 Stn Prov Govt,
Victoria BC
Canada V8W 9P7

ところで借金取りの会社(CBV COLLECTION SERVICES LTD.)から10月12日に書いた手紙が届きました。
内容はBC州の財務省に安子さんが支払わねばならない金額が10月12日現在で $2,867.00 あるということです。
つまり、10月12日の時点で健康保険の掛け金の「免除願い」がBC州の厚生省から許可が出てなかったので、財務省は安子さんに督促し続けているわけです。
しかも、金額が多くなったので財務省は借金取りの会社に集金を依頼したのです。

11月13日の午前8時40分にCollection OfficerのSharon Lowに電話しました。
それまで何度か連絡しましたが、いつも通話中で連絡ができませんでした。
彼女は、もう財務省には居ないそうで(おそらく退職したのでしょう) Anne Walker という女性が対応に出ました。

しかし、BC州の個人情報保護法によって、本人でない場合は一切対応することができないということです。
本人(安子さん)からの手紙(委任状)が必要だとのことです。

要するに、以前、Revenue Services of British Columbiaに提出した Letter of Attorney をCBV COLLECTION SERVICES LTD.にも提出する必要があります。
そのような訳で詳しいことは一切話しに応じてくれませんでした。

私の個人的な意見では $2,867.00 は支払わねばならないでしょう。
借金取りの会社は日本と提携している会社を使って日本に住んでいても、しつこく督促するようです。

でも、2010年と2011年の保険掛け金の免除が認められれば、$2,867.00 はチャラになって、支払わなくてもよいことになるはずです。

先にも書いた通り、2011年度の掛け金は免除になっています。
安子さんが 2010年度の書類を 医療保険局に提出すれば
2010年度の掛け金も免除になると思います。

そのような訳で、今回、3枚の書類を送らせてもらいました。

ところで、埼玉県行田市に住んでいる母が入院したので見舞いのために10月1日から10月29日まで日本に帰省しておりました。
母も高齢者になりましたので、かなり弱っております。
会うのは最後になるかも知れないので1ヶ月間毎日のように病院に通いました。



安子さんもお母さんの介護で大変ですね。
お互いに年老いた親の面倒を見る年になりました。
年はとりたくないけれど、こればかりはいたし方がありません。
どうか頑張ってください。

安子さんが現在住んでいる住所を見たら「宜野湾市」になっていました。
「ぎのわん」と読むのですね。
知りませんでした。

偶然にも山崎豊子が書いた『運命の人』をバンクーバー市立図書館から借りて読み終わったところです。
4冊の長い小説で第4部に宜野湾市が登場するのです。
ルビが振ってあったので「宜野湾市」の読み方がわかりました。

安子さんが住んでいるのが宜野湾市で、偶然とはいえ、なんとなく不思議な因縁を感じます。
安子さんはヤマトンチュで私と同様ですよね。
ウチナンチュの人たちの苦労を舐めたわけではないでしょうけれど、沖縄の人たちから、いろいろと昔の事を聞かされたことでしょう。
物の本によると沖縄の人は「ウチナンチュ」という言い方はしないようで「シマンチュ」と呼ぶそうです。
ホントでしょうか?
「シマ」とは「集落」の意味だということです。
やわさんたちが「シマ」を「縄張り」の意味で使っていますが沖縄の「シマ」と関係あるのでしょうか?

実は、私の亡くなった親父が宮古島で終戦を迎えました。
沖縄本島に居たら、そこで戦死していたかもしれません。
そうだとすれば、私は生まれていなかったわけです。
そのような訳で、沖縄も沖縄戦も、他人事ではないような「親近感」を感じます。
それで山崎豊子が書いた『運命の人』を読んでみたわけです。

つい脱線いたしました。
沖縄もこれから寒くなるでしょうけれど、
風邪など引かないように元気でお過ごしください。
素晴らしいクリスマスと良いお正月をお迎えください。
では、いつかお目にかかることを楽しみに。。。







デンマン

2012年12月3日




デンマンさん。。。沖縄にいる安子さんに上のお手紙を出したのでござ〜♪〜ますか?



そうです。

。。。で、「目の前で米軍のヘリが落ちた」というのは安子さんが目撃したのでざ〜ますか?

いや、違うのですよ。 実は、上の手紙の中にも書いたけれど『運命の人』の第4部を読んでいたら次の箇所にぶち当たったのですよ。



(heli02.jpg)

帰途、宜野湾市内の三線(さんしん)店へ寄るため、丘陵を下りると、西海岸沿いの国道へ出ず、県道を北上した。
愛用の三線の糸が切れ、修理に出していたのだった。

上空にヘリコプターが何度も去来した。
宜野湾市の中心部に普天間飛行場があり、約百機の野戦闘用ヘリコプターと空中給油機が、昼夜を分かたず離着陸訓練を繰り返しているのだった。


(futenma2.jpg)

住宅、学校、病院などは否応なく基地周辺に犇(ひしめ)いているため、騒音被害、車の渋滞がひどく、本島北部・辺野古(へのこ)への移転が決まっているが、基地は県外へという反対運動が激しく、案は宙に浮いたままだった。

おやっと弓成はフロントガラス越しに上空を見上げた。
神経を逆撫でするいつものヘリの音と違う軋(きし)むような爆音が、急に近くに聞こえて来たからだった。
間をおかず、ハンドルからはっと身を引きかけそうになるほど、大型ヘリが不気味な腹を見せ迫って来た。
恐怖に襲われ逃れるようにハンドルを切りかけたが、道路上を逃れる術(すべ)もない。
米軍ヘリに来るまごと押し潰されるのかと思った瞬間、ヘリは方向を変え、バランスを崩しながら視界から消えた。

助かったと額の脂汗を拭った時、、前方上空に黒煙の先が見えた。
今のあのヘリの事故なのか---、今しがたの恐怖を忘れ、黒煙の方向にスピードを上げた。

黒煙は目の先数百メートルの住宅地から上がっているようだったが、近づくと住宅地と道一本隔てた沖縄国際大学からだった。
車を空き地に停め、大学沿いの道を駆け上がると、黒煙は大学正面脇の植込みから上がっている。
目を凝らすと植込みをクッションのようにして、墜落していた。
全長25,6メートル、兵員35人乗りの大型ヘリは、空を飛行しているのを見るよりもはるかに大きく、近くの大木が幹からへし折られ、本館側面も最上階から各階、窓ガラスが割れてほぼ前面、煤(すす)で黒くなっている。
ヘリは一旦、本館端(はし)に墜落しかけ、慌てて操縦間が切られて、反対側の植込みに落ちたのか。
「ヘルプ ミー」
機内から、悲鳴が聞こえて来た。
咄嗟(とっさ)に弓成は足を踏み出しかけると、
「危い! 爆発するかもしれんぞ」

いつの間に来ていたのか、県警の腕章を巻いた捜査員が腕を掴んだ。
と同時に二方向から消防車、救急車、パトカーのサイレンが響いて来、周りは騒然とした気配に包まれた。
消火活動と併行して人命の救助が果敢に行われた。

(注: 赤字はデンマンが強調。
写真はデンマン・ライブラリーより
読み易くするために改行を加えています)



243−244ページ 『運命の人(四)』
著者: 山崎豊子
2009年8月25日 第3刷発行
発行所: 株式会社 草思社




あらっ。。。このような事故がマジであったのでござ〜ますか?



本当にあったのですよ。

。。。で、その事故に安子さんも遭遇したのですか?

いや、ラッキーにも保子さんではなかった。

。。。で、どなたですのォ〜?

上の部分を読みながら急に僕は思い出したのですよ。

何を。。。?

だから、その事故に遭遇した沖縄の次郎さんと僕は次のようなやり取りをしたことがあったのですよ。





しつこ過ぎてたまらんから話しておくが、英語の勉強を全くしていないのは事実。
私の中学の英語の成績は
1年 2 1 1
2年 1 1 1
3年 1 1 1
これを真面目にしゃべれってか?
笑わないでこんな恥さらしてられるか?
アホはあなただよ。




しかしなあ、次郎君よ。冷静になってよ〜く考えろよな。君はな、決して馬鹿じゃないんだよ。
今回は君が本音で話してくれたんで僕はうれしいよ。
どうして、はじめから本音で話さなかったの?僕には、君が意地を張っていたとしか思えない。

これまでの君の投稿を読んで感じた事は、君には才能があると言うことなんだよ。
つまり馬鹿じゃないんだよ。
上のような英語の点数を取るような男じゃないんだよ。

じゃあ、なぜ、こんな点数を取ってしまったのか?
「井の中の蛙」だからだよ!
君は素直じゃなかったからだよ。
下らない事で意地を張って、
へそを曲げてしまった。
それで英語を投げてしまった。
英語だけじゃない!
大学に行くことだって、君は考えたはずだよ。
でも、この事も英語を投げたのと全く同じ理由で投げてしまった。

なぜこういうことが言えるのか?
君が作文の先生の事を語ったときに僕にはぴんと来るものがありました。




まともな作文さえ書いたことが無い。



まあ、あんまりないですね。作文嫌いなので。
本は一冊出してますけどね。自慢しときますよ。ホレホレ



そういう訓練を受けてこなかったんだよね。



受けてこなかったというのは、
私を指導してくれた先生への侮辱です。
受けてきたけど、私が従わなかっただけです。


そうなんだよな!君のこれまでの人生はすべてこのために挫折の多いものになってしまった。
作文、しかり。
英語もしかり、
そして大学もしかり。だろう?
図星だろ!




受けてきたけど、
私が従わなかっただけです。


分かっているけれど従わなかったんだよな!
そこが君の大きな、大きな欠点なんだよ。
あの時従っていれば、作文も問題なかった!
英語も問題なかった。
大学も受かっていた。金は何とかなった!

そして君は時間の無駄をしながら遠回りをしてきた。英語の事だけを考えて見ても、結局英語が必要な事を君はよく理解している。でも、意地を張ったり、へそを曲げてしまう君がいる。素直じゃないんだよ!

僕は君との投稿のやり取りを通して、つくづくそう思いました。君には才能がある。君の先生もそのことが分かっていた。でも、君は先生の言うことを素直に聞く耳を持たなかった。

だから、君は自分の才能を充分に使いこなしていないんだよ。宝の持ち腐れだね。実にもったいない。

僕は君の話を聞いて、君には才能があることが分かったよ。




英語の時間は暇だから
他の教科の教科書を読んでいた。
先生も完全に見放したらしく、
卒業まで一度もあてられたことはない。


君が意地っ張りだからだよ。




冗談でもなんでもなく
全く勉強はしていないのだから仕方ない。


意地を張っていただけだったんだよ。
へそを曲げていただけだったんだよ。




外国人を前にすると何も出来ないそこらのアホよりは、
よほどコミニュケーションはとれるはずだ。


そうだろ。こういうところが君の才能のあるところなんだよ。
君自身だって知っているんだよ。
しかし、君の大きな悪い癖で、ついつい意地を張ってしまう。
へそを曲げてしまう。
素直になるべきときに素直になれない。
それで、英語を勉強しなかった。
やれば君には出来るんだよ。
でも、食わず嫌いになったり、君の悪い癖が出て来て意地になってしまう!
思い当たるだろ?
このためにこれまでどんなに後悔した事か!

“イヤ、そんな事ないよ”と君は必ず言うに違いない。
僕は、これまでの投稿で君という人間の本質を見ているからね。

僕が君の先生なら、僕は君の根性を叩きなおすことが出来た。もし出来なかったら、僕は先生を辞めただろう。僕はそう言う男ですからね。これまでに、僕のしつこさを君もイヤというほど知っているはずだ。実は粘り強さだ!どうか、しつこさと言わずに粘り強さと言って欲しいものだよ!へへへへ。。。

そうなんだよ、君がダメになるか、僕がダメになるか、僕は生徒に向かってもそのような気迫で向かって行ったからね。
叩き直すことが出来なければ僕は先生を辞める。だから、たいていの生徒の頑なな根性が直ったな。つまり、君流に言えば、相手が折れたんだよ。僕があまりにも真剣に捨て身になって構えるからね。実際、僕は日本でも海外でも先生になって生徒に教えたことがあるんだよ。




現実に仕事で外人相手など何度もこなしているし、
常連さんはケーキをもってきてくれたり楽しくやっている。


だろう?
だから必要になれば、君も英語を学ぶんじゃなくて、英語を“生きる”ことができるんだよ。しかも、ある程度必要なだけのものを君にはゲットすることが出来る。その事を僕は“才能”と言っているわけ。

ところが、君はこの才能を長いこと使わずに来たんだよ。君はずいぶんと人生を遠回りしてきたね。あたら才能を有効に使ってこなかったんだよ。
残念だね。

そして現在も、後遺症を引きずっている。

僕に対して同じ悪い癖が出てきている。
つまり、




受けてこなかったというのは、
私を指導してくれた先生への侮辱です。
受けてきたけど、私が従わなかっただけです。


今、君のやっていることは、中学生の時とすっかり同じことだよ。
意地を張って、へそを曲げて、素直になれない。
「井の中の次郎」!
君はまだ本当には分かっていない。
君との投稿のやり取りを通して君がいかに世間知らずかということを僕はしみじみと理解することが出来ましたよ。
投稿のやり取りはすべて保存されているからね、僕はいいかげんな事は言えない。ちゃんと根拠があるから、こうして言うことが出来る。


 (すぐ下のページへ続く)



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