ロダンの接吻(PART 1 OF 3)
(silkanim.gif)
デンマンさん。。。、いやですわァ〜? 今日はロダンの接吻のお話ですかァ〜?
あれっ。。。 小百合さんは、何か勘違いしているのではありませんか? 僕が小百合さんとの接吻の話でもするだろうと思っているのですか?
あらっ。。。 違うのですか?
やだなあああァ〜。。。 わざとらしい事を尋ねないでくださいよう。 白けるじゃありませんかァ!
私が何を言わなくてもタイトルを見ただけでも白けますわよう。
そんなことはありません! 「ロダンの接吻」というのは世界的に有名な彫刻ですからね。 上の画像を見れば誰だって、これからロダンの話をするだろうと思うのですよ。 小百合さんの個人的な接吻の話が出てくるなんて、誰も想像してませんよう。
そうかしら? 。。。で、どうして急に「ロダンの接吻」など持ち出してきたのですか?
いや。。。 僕が持ち出したわけではないのですよ。
だってぇ〜、デンマンさん以外にタイトルを書く人はいないではありませんか?
あのねぇ〜、実は、「ロダンの接吻」を検索して僕のブログにやって来た人がいるのですよ。 次のリストを見てください。
(ame30515b.gif)
これはアメブロの僕のブログの5月15日の「リンク元URL」のリストですよ。
29番の赤枠で囲んであるURLが「ロダンの接吻」を入れて検索してデンマンさんのブログえお読みにやって来たのですか?
そうです。 29番のURLをクリックすると次の検索結果が表示されるのですよ。
(yah30517.gif)
つまり、検索した人は赤枠で囲んだタイトルをクリックしてデンマンさんのブログを読んだわけですか?
その通りですよ。
。。。で、そのタイトルをクリックすると、どのページが表示されるのですか?
次のページですよ。
(ame30518m.gif)
■『実際のページ』
ずいぶんたくさんの記事が表示されるではありませんか!
あのねぇ〜、これはひとつの記事じゃなくて、上のリンクをクリックすると「国際化・グローバル化」というテーマについて書いた記事がすべて表示されるのですよ。
それで最初の記事には「ロダンの接吻」は出てこないのですね。
そういうことです。
。。。で、この検索した人はどの記事を読んだのですか?
次の検索結果を見てください。
(yah30517b.gif)
僕のアメブロでのハンドル名(barclay)を加えて「ロダン 接吻 barclay」と入れてYahoo!で検索してみたのですよ。
赤枠で囲んだ『なぜパリなの?』を読んだということですか?
その可能性が一番高いのですよ。
(ame01203m.gif)
■『実際のページ』
。。。で、検索した人は上の記事のいったいどこに興味を持って読んだのですか?
おそらく次の箇所だと思いますよ。
(salon22.jpg)
Subj:小百合さん、こんにちは!
パリの夢には続きがあるのですよう!
きゃはははは…
From: denman@coolmail.jp
To: sayuri@hotmail.com
Cc: barclay1720@aol.com
Date: 30/11/2010 7:26:27 PM
Pacific Standard Time
日本時間:12月1日(水)午後0時26分
(paris03.jpg)
(montan10.jpg)
■「シャンソン - 枯葉」
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イヴ・モンタンが歌う『枯葉』を聴きながらセーヌ川の右岸を小百合さんと一緒に歩いてからロダン美術館へ行ったのです。
何と言ってもロダンの作品の中では『接吻』が印象的ですよね。
初めてこの彫刻を見たのはいつだったろうか?
おそらく小学生の頃だと思うのだけれど、はっきりと思い出せないのですよう。
でも、僕が中学生の頃、テレビで『人間の条件』をシリーズで放映したのですよう。
主人公を演じていたのが加藤剛さん。
その恋人役、やがて結婚して妻の役に扮したのが新珠三千代さんですよう。
(ningen09.gif)
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(kato99.jpg)
(aratama2.jpg)
この番組の初めにテーマ音楽とともにタイトルの背景として現れるのがロダンの『接吻』でした。
中学生の僕の目には、“愛とロマン”の化身のような彫刻に見えましたよう。
『人間の条件』の中のシーンと、このロダンの『接吻』が重なるようなシーンがあるのですよう。
今でも、はっきり覚えているのだから、中学生の僕にとっては、かなり劇的なシーンとして映ったのでしょうね。
加藤剛さん扮する主人公が召集されて満州のある中隊に配属になるのです。
満州でもかなり遠方にあるので、面会に来る人などほとんど居ない。
たまたま中隊長が主人公の梶・上等兵の大学時代の同期だったので
梶の妻が面会に来た時、便宜を図って、特別に一晩だけ二人が泊まれるような部屋を兵舎の中に用意したのです。
その夜、二人きりになって、妻の役の新珠三千代さんが主人公の目の前で裸になるのだけれど。。。
もちろん、裸を見せるわけではなくて、シルエットだけです。
でも、この時、僕のまぶたにはロダンの『接吻』が人間の生身の姿で現れたのですよう。
よかったですねぇ~。。。うしししし。。。
。。。というような事をロダン美術館で『接吻』を見ながら僕が小百合さんに聞かせていると、小百合さんは、落ち着きなくモジモジし始めるのですよう。
「小百合さん。。。どうしたの?」
「デンマンさん。。。また山梨県からの団体さんですわ」
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小百合さんが顎をしゃくって眺めている方向を見ると、
山梨県の山奥からやってきた団体のおじさんとおばさんが
旗を振っている添乗員の後からゾロゾロとやって来て、
『接吻』を見てクスクス笑っているのですよう。
「デンマンさん。。。もう、ここを出ましょう」
せっかく僕がロマンチックな気分に浸っているのに、山奥からやって来た団体さんのおかげで、ロマンチックな雰囲気がブチ壊されてしまったのですよう。
んもお~~!
「デンマンさん。。。気分直しにカレーでも食べに行きましょうか?」
「。。。ん? カレー。。。? カレーだけは勘弁してくださいよう。 もう食べ飽きましたよう。 んもお~~」
「じゃあ、おいしいブイヤベースのお店にでも、連れて行ってくださいな」
(paris06.jpg)
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そう言う訳で、アンヴァリッド近くにあるレストラン「ル・プティ・ニソワ (Le Petit Niçois)」へ行ったのでした。
南フランス特有の地中海料理が食べられるレストランとして有名なのです。
もちろん、本格的なブイヤベースが食べられる。
ニンニクの入ったアイオリソースを自分の好みで味付けをし、カリカリのバゲットをスープに浸して食べる。
それが小百合さんには気に入ったようでした。
ペンチやらナイフなどさまざまな道具を使って、小百合さんはカニやエビと勇敢に格闘してました。
「今度来るときには子供を連れてきますわ。きっと喜んで楽しみながら食べると思います」
小百合さんは子供思いなのだよね。
そんな事を言いながら、すごい勢いで平らげていました。
いつもながら小百合さんの食欲には脱帽です。
ところで、そろそろ食べ終わる頃になると、また旗を振っている添乗員の後からゾロゾロと団体さんが入ってきたのですよう。
「デンマンさん!。。。また山梨県からの団体さんだわ!。。。どうして。。。?」
もちろん、僕だって分かりませんよう。
なぜ、山梨県の山奥からやってきた団体のおじさんとおばさんと顔を合わせなければならないのか?
夢とは言え、未だにその理由が分からない!
小百合さんにも分からないよね?
とにかく、いつか、夢じゃなく、パリで小百合さんと一緒に食事しようね。
じゃあ。 バ~~イ。
『なぜパリなの?』
(2010年12月3日)
(すぐ下のページへ続く)