遊女と三つ子(PART 2)
布袋さんのように施しを受けがら孤独の生活を何十年と続けてきた。
施しが無ければ食わずに居ることもある。
特に楽しみと言うほどのことも無い代わりに、これと言って憂いも無い。
冬は暖かい干し草の上にでも寝て、夏は橋の下の流れで涼む。
そのような生活のどこがいいのか?ともし、誰かがこの六助に問うならば、きれいなお月さんが池に映って浮かんでいるような気持ちで生きているだけです、と答えようか。。。?
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分かりましたわ。。。んで、「遊女と三つ子」はどうなったのですか?
あのねぇ〜、次のようなエピソードがコラムに載っていたのですよ。
嘉永二(1849)年の世相トピックス
ウソを売る
五月ごろ、吉原で遊女花井が三つ子を生んだという呼び売りの一枚刷が出た。
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766 ページ 『読める年表・日本史』
2012年7月21日 改訂11版第1刷発行
発行所: 株式会社 自由国民社
どうですか?。。。 漢文と違って、この程度ならば たいていのネット市民の皆様も理解できると思うのですよ。
そうですわね。。。 新吉原の遊郭の尾張屋というお店の“花井”と呼ばれる遊女が三つ子を生んだのですわね。
その通りです。 それで町奉行所へ届けたら、お奉行さんが一郎、二郎、三郎という名前を三つ子の男の子につけてくださり、しかもご褒美に“うぶ着”を一着づつくださったと言うのですよ。
そして、お奉行様から「大切に育てるように」という、有難いお言葉を頂戴したと言うことですわね。
その通りです。 それを祝って、一枚刷の瓦版を書いて吉原にやって来るお客さんにばら撒いたと言うわけです。
。。。んで、いったいどこにウソがあるのでござ〜ますか?
もう一度、一枚刷の瓦版を見てください。
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赤枠で囲んだ一番上の文字を横に読めば判ります。
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【小百合の独り言】
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ですってぇ〜。。。
「いまのはなしはみなうそだ」となりますよね。
ばかばかしいですわ。
ところで、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。
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