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お役所仕事@行田 (part 2)

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お役所仕事@行田 (part 2)



(okada02.jpg)

書類に何か不備があったのでしょうか?



不備と言うよりも たった1枚の紙切れで母親の介護認定結果が“要介護5”から“要介護1”と知らされただけで、納得ゆくような説明が一切書いてないのですよ。

実は、認定の際に資格を持った審査官と担当のケア・マネージャーさんがお宅にお伺いして 三男の正造さんの立会いのもとで お母様の様態を認定調査票に基ずき 100項目ほど調べたのです。

一枚の紙切れで済ませないで その調査票を通知に添付すればいいではありませんか?

でも、正造さんは調査票の結果をご存知のはずです。

あのねぇ〜、100項目以上について調べたのでしょう!? それをすべて弟から聞き出すわけにはゆかないでしょう。 すべて覚えてないですよ。 それに、判断基準が何も書面には記載されてませんよ。 要するに、「なぜ、“要介護5”から“要介護1”になったのか?」という説明が通知には全く見当たらないのです。 弟も その説明を聞いてませんよ。

では、7ページにわたる調査書のコピーをお見せすることができますので ご覧になりますか? 1ページにつき10円をいただきますが。。。

調査票の“控え”ということで、そういうものは通知と一緒に添付すべきですよ。 とにかく、70円払いますからその調査票をコピーしてください。

 (調査票をじっくり眺めたあとで。。。)

この調査票を見ると日常生活自立度とか、身体機能・起居動作・生活機能、社会生活への適応度について調べてあるけれど、最も重要な母親の病状や医療についての記載欄が空白ですよ! こんなことでは介護度を判断できないではありませんかア!?

それはですね。。。 この調査票とは別に お母様の主治医の意見書というものがあるのです。

じゃあ、それを見せてくださいよ。

“主治医意見書”というのは個人情報に関するもので、主治医の了解を得た上でないと すぐにお出しできないのです。

どのくらいかかるのですか?

2週間かかるのです。

それはないでしょう! これから診断をして それで意見書を書くのであれば納得できるけれど、すでに書いてある意見書を主治医に電話して了解を得ればいいだけのことでしょう? すぐに主治医に電話してファックスで送ってもらってくださいよ。

個人情報はファックスでは送れないのです。

だったらネットを使って意見書を送付してくれるように頼んでください。

市役所では ネットを使って それほど迅速に対応するようにはなってないのです。

あのねぇ〜、“主治医意見書”は個人情報というけれど、この100項目にわたる“調査票”だってぇ個人情報でしょう? 違いますか?

そうですけれど、“主治医意見書”は主治医の手元にある書類なので。。。

だから、主治医の了解を得てネットで送付するように手配すれば済むことじゃありませんか!

でも、市役所の手続き上、そうするわけにはゆかないのです。


(vanc700.jpg)



あのねぇ〜、バンクーバー市では、このような場合、認定資料は一箇所に保存されて希望があればすぐにコピーを出すのですよ。 行田市役所ではいつから2週間もかかるようになっているのですか?



平成11年に介護制度ができてから変わっていません。

今年は平成25年でしょう!? 。。。と言うことは、すでに14年が経過してますよ。 ネットの世界では3年は一昔ですからね。 市役所のサービスも社会の進歩に見合った改善をしてください。 国際的に見たって、ずいぶん遅れているでしょう! バンクーバー市では希望があればその日にコピーを渡すのですよ。 この市役所でも やってできないわけがないでしょう!?

でも、日本では、こんなものですよ。

だから、日本のお役所仕事は、市民の立場に立って満足のゆくようなサービスを提供してないのです!  チンタラ、チンタラと今でも14年も前のサービスを提供しているだけなのですよ。 市民税を払っている市民としては、このような時代遅れのサービスは受け入れがたいものです。 あなただって、市民としてそう思いませんか? とにかく、2週間も待てないのですよ。 僕は11月7日にバンクーバーへも戻るのです。 どうにかできませんか? 。。。と言うよりも、どうにかして欲しいのですよ。

 (岡田主幹は無言)

実は、去年の10月に、母親の病状が悪化して死にそうになたのです。 それで僕は葬式の準備を済ませてバンクーバーに戻ったのです。 救急車で行田総合病院へ搬送された時には、担当の三宅先生がすぐにレントゲンを撮って その写真を見せて説明してくれたのですよ。 心臓に少なくとも4箇所、白濁しているところがあって、つまり、血管が詰っていたのですね。 体力的に手術に耐えられない様態なので手術は無理だと。。。 しかも、腎臓も悪くなっており、普通、検査の結果、数値が40ならば危険値なのに、100を超えていると言うのです。 とりあえず腎臓の処置をすることになったのだけれど、様態が急変して危篤状態になることも考えられるということだった。。。 そういう状態で、病院で寝たきりになって 最後に病床を見舞った時には 目も開けられない、言葉も出ない、まるで植物人間でしたよ。

 (岡田主幹は、さらに無言)

つまりですね、母親が亡くなってからでは 何をしても無意味なわけです。 後悔先に立たずですよ。 だから、母親が生きている内に最善の事をしたい。 できるだけの事をしたい。 それで、こうして適切な介護認定をしてもらうために、あなたと話しているのですよ。 そのためには、どのような理由で “要介護5”から“要介護1”になったのか? 家族の者が納得できるような説明をしてもらわない限り、母親が亡くなってからでは後悔するだけですからね。。。 だから、僕が行田市に滞在している間に“主治医意見書”を見たい。 母親の病状を考慮に入れた判断がなされているのか? それを知りたいわけです。 さっきも言ったように、調査票を見ると最も重要な母親の病状や医療についての記載欄が空白ですよ! とにかく、この状況をあなたにも理解してもらって、僕が行田市に滞在している間に“主治医意見書”のコピーを出してください。 もし出来ないようであれば、市長のところまで話が届きますので。。。

あの〜。。。、11月7日までに出せるかどうか確約はできません。 でも、できるだけの事をしたいと思います。




あらっ。。。 デンマンさんはムカつかなかったのですか?



あのねぇ〜、高齢者福祉課のカウンター越しに岡田主幹と話したのだけれど、周りには結構 用事のある市民がサービスを受けていたので、みっともない真似は極力控えようと努力したのですよ。

それで、どうなったのですか?

要望を受け付けてもらっているのか? 気になって2日後の金曜日の午前中に電話したのですよ。 岡田主幹は有給休暇をとって休んでいた。 でも、担当の女性が対応に出て、「“主治医意見書”のコピーは用意ができているので 月曜日は文化の日の振り替えで 祝日だから火曜日に取りに来てください」と言ったのですよ。

あらっ。。。 岡田主幹はデンマンさんと会った翌日に手配したのですわね。

そうですよ。  思わせぶりなことを言っていたけれど、やれば翌日に書類のコピーを出せるのですよ。 それを平成11年から誰が決めたのか知らないけれど 翌日に手配できるのに、2週間という期間を設けて、まるで金科玉条のように堅く守っていた。 お役所仕事というのは そういうものなのですよ。




(laugh16.gif)


【卑弥子の独り言】


(himiko22.gif)

ですってぇ〜。。。
お役所仕事は のろいということを聞いていましたけれど、
やればできるのでござ〜♪〜ますわね。

あたくしも、必要な時には マジで役人をせかせることにいたしますわ。

ところで、どうして小百合さんが「軽井沢タリアセン夫人」と呼ばれているのか?
ご存知でござ〜♪〜ますか?

実は簡単な事なのですわよ。
小百合さんは軽井沢に別荘を持ったのですわ。
小さな頃から軽井沢に住むことが夢だったのですって。
分からない事ではござ〜ませんわ。

そもそも小百合さんが軽井沢に興味を持ったのは、朝吹登水子のエッセーなどを読んだことがきっかけだったとか。。。
現在、朝吹登水子の山荘、睡鳩荘(すいきゅうそう)は軽井沢タリアセンに移築されて公開されています。


(suikyu9.jpg)

それで、小百合さんは軽井沢タリアセンを訪れては睡鳩荘に足を運んで少女の頃の事を思い出すのが楽しみなんですってよ。

そういう訳で、デンマンさんが小百合さんのことを「軽井沢タリアセン夫人」と呼ぶようになったのですわ。

軽井沢・雲場池の紅葉

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軽井沢のイルミネーション

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秋の旧軽井沢銀座ぶらり散歩

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とにかく、明日もデンマンさんが興味深い記事を書くと思いますわ。
だから、あなたも、お暇なら、また読みに戻ってきてくださいまし。
じゃあねぇ〜〜。


(hand.gif)


メチャ面白い、

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