カナダはカエデの国なの?(PART 1 OF 3)
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デンマンさん。。。 カナダってぇ、マジでカエデの国なのでしょう!?
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多分、日本に住んでいる ほとんどの人がカナダにゆくと カエデがどこへ行っても見られると思っているのでしょうねぇ〜。。。
そうですわァ。 だってぇ、カナダの国旗にはカエデがあしらってあるではござ〜ませんかァ!
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やっぱり、卑弥子さんも そう思うのですかァ〜?
当然でござ〜ますわァ。。。 あたくしはバンクーバーへ行った時に お土産にメープルシロップと シロップで作られたチョコレートを買ってきたのですもの。。。 おほほほほ。。。
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。。。で、カエデ、つまりメープルの赤い葉っぱが木にヒラヒラしているのを卑弥子さんはバンクーバーで見たことがあるのですか?
う〜♪〜ん。。。 そうですわねぇ〜。。。 思い出してみると、カエデの木を見た記憶がないのですわァ。。。
。。。でしょう! あのねぇ〜、実は夕べ、大前研一さんの本を読んでいたら 次の箇所にぶちあったったのですよ。
カナダ人というよりアメリカ人
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ブリティッシュ・コロンビア州ではアメリカのテレビの地上波や衛星放送が受信できる。
カナダにはCBC(カナダ放送協会)というNHKのような公共放送局があるが、日常的に視聴している住民はほとんどいない。
ブリティッシュ・コロンビア州に限らず、カナダ人の大半は、子供の頃から自国の放送よりもアメリカの放送に親しんでいる。
だからアメリカのニュースに詳しく、カナダ国内の出来事には関心が薄い。
いわば「カナダ人というよりアメリカ人」という認識の国民が多いのだ。
とくに若い世代の意識は、限りなくアメリカ人に近い。
20年ぐらい前まではカナダ人としての意識が強かったが、今では「カナダとは何か?」「カナダ人とは何か?」という問いに対して「アメリカではない」「アメリカ人ではない」という答えしか持てなくなっている。
では、東はニューファウンドランド・ラブラドール州や『赤毛のアン』の舞台となったプリンス・エドワード・アイランド州から、西はブリティッシュ・コロンビア州まで、広大なカナダに共通項はあるのか?
私に言わせれば、カナダの唯一の共通項はカエデである。
国旗にも描かれているカエデは、カナダ国内のどこでも見ることができる。
言い換えれば、それほど“国の顔”が見えにくい国家なのである。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
185-186ページ 『さらばアメリカ』
著者: 大前研一
2009年2月11日 初版第1刷発行
発行所: 株式会社 小学館
あらっ。。。 東京都知事選挙に落選し、 第17回参議院議員通常選挙にも落選した大前研一さんは、「カナダの唯一の共通項はカエデである。 国旗にも描かれているカエデは、カナダ国内のどこでも見ることができる」と書いているではござ〜ませんかア!
そうなのですよ。 大前さんも卑弥子さんのように カナダはカエデの国だと マジで信じているようなのですよ。
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1992年11月、新自由主義を標榜する市民団体・平成維新の会を設立し、同会代表に就任。
翌1993年、文藝春秋3月号で「新・薩長連合結成宣言」を発表。
知事連盟構想を掲げて1995年東京都知事選挙に立候補したが青島幸男に敗れ落選する。
同月の北海道知事選挙では、大前の構想に呼応した友人の三浦雄一郎が出馬したが落選した。1994年マッキンゼー・アンド・カンパニーを退職。
第17回参議院議員通常選挙に比例区から、平成維新の会公認で大前、三浦を含め10人が出馬したが、10人全員が落選した。
(中略)
平成維新の会は参院選惨敗後に事実上解散した...
出典: 「大前研一」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『落選男の正体?』に掲載。
(2014年4月2日)
あらっ。。。 カエデと大前さんが選挙に落選したことが関係あるのでござ〜♪〜ますか?
実は、マジで関係あるのですよ。
どういうわけで。。。?
あのねぇ〜、大前さんの選挙民に対する認識や予測が間違っていたように カナダ人に対する認識やカエデに対する認識も、どうやら間違っているようなのですよ。
あらっ。。。 そうなのでござ〜ますか? 知りませんでしたわ。
それに、卑弥子さんのカエデに対する認識も間違っているのですよ。
だったら、日本に住んでいる多くの日本人がカナダに対して抱いているイメージや カエデに対する認識も間違っていると デンマンさんは敢(あ)えてネットで主張するのでござ〜ますか?
そうなのですよ。 大前さんの本を読んで、カナダに20年近く住んでいる者として 僕は黙ってはいられなくなったのですよ。
。。。んで、「カエデは、カナダ国内のどこでも見ることができる」というのは事実に反しているのでござ〜ますか?
事実に反しているのです。
つまり、その証拠をデンマンさんは これからネット市民の皆様に見せてくれると言うわけなのですわね。
そうなのですよ。 あのねぇ〜、マジで分かり易いように、僕が今朝、自分のマンションから30分かけてバンクーバー市立中央図書館まで歩いてきた道筋の写真を見てください。
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これは Haro Street という通りなのですよ。
あらっ。。。 ずいぶんとたくさんの街路樹が植わっているのですわね。
でもねぇ〜、カエデの木は一本もないのですよ。 この上のHARO Streetを歩いてゆくと小さな公園が道路の脇にあるのです。
(すぐ下のページへ続く)