永遠の愛と世界 (PART 2 OF 3)
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When two people make love, there are at least four people present---the two who are actually there and the two they are thinking about.
--- Sigmund Freud
カップルがベッドで愛し合うとき、
実は4人がかかわっている。
そこに居る二人と、
それぞれが思い浮かべている違う相手。
--- ジクムント・フロイト
『日本で最も有名な三角関係』より
(2007年6月25日)
めれちゃんが、現実の世界でわてと愛しおうたとしても、フロイトのおっさんが言うように、4人がかかわってるねんでぇ〜。。。 めれちゃんの「今一つの世界」で思い描いている相手と。。。 それに、わての「今一つの世界」で思い描いている相手やんかァ〜。。。
つまり、どのみち、現実の世界で愛しおうたとしても、結局、オツムの中の“相手”と愛しおうていると、あんさんは言わはるのォ〜?
めれちゃんも、過去に愛しおうた男のことを考えてみィ〜なァ〜。。。 現実の男と、自分がこうやァとオツムの中で思い描いていた男が違いすぎて、結局は破局を迎えたということが何度かあったやろう?
あんさんは、ごっつう冷酷なことを言いますねんなァ〜! そう言うあんさんは、どうやのォ〜? あんさんかて、現実の小百合さんと、あんさんのオツムの中の小百合さんが違いすぎて破局を迎えることになったのやろう? うふふふふふ。。。
あれっ。。。 めれちゃんもマジで非情な事を言うのやなァ〜。。。
やっぱり、あんさんと小百合さんは別れはったん?
あのなァ〜。。。 わてと小百合さんは“永遠の愛”でむすばれてるねん。 うしししし。。。
何をぬかしてけつかんねん! んもおォ〜。。。! “永遠の愛”ってなモンがあるわけないやろう! アホくさァ〜!
あれっ。。。 めれちゃんは、えろう鼻息荒(あろ)う河内弁でまくし立てたなァ〜。
あんさんは相変わらず“永遠の愛”っちゅうような少女コミックの世界でも、誰も信じへんようなことを夢見てはる。 そやから、わたしは言うてますねん。
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あなたは夢を見ているから
本当の世界から逃げている
わたしなんて本当は存在しないのに
あなたがこの身体を抱く
わたしがあなたの夢でみだれる
快楽の瞬間が生々しく
この身体をはじけさせて、よじれさせる
それすらもあなたの夢の中のセックス
あなたも目を覚ましてね
あのなァ〜、めれちゃん。。。 そないに言うけれど、フロイトのおっさんは、やっぱり次のように言うのやでぇ〜。。。
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カップルがベッドで愛し合うとき、
実は4人がかかわっている。
そこに居る二人と、
それぞれが思い浮かべている違う相手。
--- ジクムント・フロイト
現実の世界でも、皆、腕の中で抱いている相手を「今一つの世界」にいる相手だとオツムの中で思い描きながら“永遠の愛”で愛しおうてるつもりになっていると、あんさんは言わはるのォ〜?
わてじゃのうてぇ、フロイトのおっさんがそう言うてるねん。
アホくさァ〜。。。 いつまで、あんさんはフロイトのおっさんの言うことにこだわりはってるん? フロイトのおっさんは20世紀の人やねん。 わたしらは21世紀に生きてるねんでぇ〜。。。 あんさん! いい加減にしいやァ〜。。。
あのなァ〜、めれちゃん!。。。 そこやがなァ〜。。。
そこやってぇ〜、どこやと、あんさんは言わはるのォ〜?
めれちゃんは次のように言うてたやないかいなァ〜。。。
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こんにちわ。めれんげです。
この極私的詩集って、
2006年に、始めたんですよ。
で、ちょいっと読み返してみて思ったのが、
当初は、わたしの心が荒んでいたのか、
ずいぶん、荒々しい表現が目立ちます・・・
血に餓えているような、
怒りのオーラを身にまとっているような、
今とは、ちょっと感じが違うなあ、
と、われながら思います
これからの投稿は、現在製作した作品と、
ノートに書き溜めた、過去の作品を、
織り交ぜてやっていこうと思います。
by めれんげ
『極私的詩集』
『極私的詩集の過去と現在』より
(2013年7月1日)
これがどうやと、あんさんは言わはるのォ〜?
かつて、めれちゃんの心が荒んでいたのか。。。? 血に餓えていたのか。。。? 怒りのオーラを身にまとっているような感じで詩を書いていたと、めれちゃんは自分で言うてるやないかいなァ〜。。。
それが、どうやと、あんさんは言わはるのォ〜?
あのなァ〜、現実の世界にこだわると、相手の真実を見誤るねん。 つまり、相手を理解したつもりになってまう。 ところが一人の人間を理解したつもりになっても、なかなか理解できるものやあらへん。
そやから。。。?
そやから、相手の「今一つの世界」を理解するしかあらへん。 それが理解できへんかぎり現実の相手を理解することはできへん。 ちゃうかァ〜? それやのに、めれちゃんは次のように言うてるねん。
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だから
あなたも目を覚ましてね
わたしはわたしの世界を
生きるから
目を覚ますのはいいけれど、「わたしはわたしの世界を生きるから」あんさんは、あんさんの世界を生きてぇ〜、では、別れ別れになってしまうねん。
そやから、どないしろと、あんさんは言わはるのォ〜?
そやから、本当に生きるということは相手の「今一つの世界」に入ってゆくことやないかいなァ〜。 もし、その相手がめれちゃんにとって大切ならば。。。 そして、相手にもめれちゃんの「今一つの世界」に入ってきてもらうことやんかァ〜。。。 フルトヴェングラーのおっさんも次のように言うてたのやでぇ〜。。。
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人は芸術作品に没頭しなくてはならない。
作品には独立した世界がある。
そのプロセスは愛と呼ばれ、評価や比較とは対極の行為です。
愛は比較できないもの独自性のあるものだけを大切にします。
没頭するたびに喚び起こされるこの愛によってこそ作品の全体を把握できるのです。
作品全体は愛以外の何物でもありません。
それぞれの部分は理性によって把握できますが、全体を理解するには愛が不可欠なのです。
--- フルトヴェングラー
(赤字はデンマンが強調)
そやから、あんさんは わたしに どないせぇ〜、と言わはるのォ〜?
めれちゃんに どないせぇ〜、と言う前に わては めれちゃんの芸術作品に没頭しておるねんでぇ〜。。。 そやから、こうして めれちゃんの短歌と詩を取り上げておるねん。
ふゥ〜♪〜ん。。。
めれちゃん。。。 なんやァ〜、突き放した言い方やんかァ〜。。。
あんさんが そないに言うなら、 他に言うことあらへん。
えろう素直に開き直ったのやなァ〜。。。
。。。で、結局 あんさんは何が言いたいねん?
そやから、ニーチェのおっさんが言うたことを わては、ここで今一度 めれちゃんと一緒に味あおうと思うたわけやァ。。。
そのままの相手を愛する
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愛するとは、若く美しい者を好んで手に入れたがったり、すぐれた者を何とか自分のものにしようとしたり、自分の影響下に置こうとすることではない。
愛するとはまた、自分と似たような者を探したり、嗅ぎ分けたりすることでもないし、自分を好む者を好んで受け入れることでもない。
愛するとは、自分とはまったく正反対に生きている者を、その状態のまま喜ぶことだ。
自分とは逆の感性を持っている人をも、その感性のまま喜ぶことだ。
愛を使って二人のちがいを埋めたり、どちらかを引っ込めさせるのではなく、両者のちがいのままに喜ぶのが愛することなのだ。
『漂泊者とその影』 --- ニーチェ
151 『超訳 ニーチェの言葉』
訳者: 白取春彦
2010年3月20日 第11刷発行
発行所: 株式会社ディスカバー・トゥエンティワン
あんさんもニーチェのおっさんに私淑してはるのォ〜?
いや。。。 わては別にニーチェのおっさんに私淑しているわけやないでぇ〜。。。
そんなら どないなわけでニーチェのおっさんの言葉を取り上げはったん?
わての思うていることを 110年前に言うてくれたからやんかァ〜。。。
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