もっとゴーマンかませ!(PART 3 OF 3)
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小沢氏と三回目の会見をした際の印象のことも関係している。 その会見を設定したのはある政治家の奥さんで、彼女自身、選挙に立候補したこともある。 私は、ある出版社の重役みたいな人が、定年退職後にデスクを置く場所を探しているというので、彼女にその世話を頼んだことがあり、その縁で彼女には恩義を感じていた。 その彼女がいうに「小沢さんに会ってほしい。小沢さんもあなたに会ってもいいといっている」とのことである。
(中略)
彼女には彼女なりの思惑があって、小沢氏と私の会見をしつらえたのであろうということである。 しかし、そんな思惑のことなど、私の関知するところではない。 それで、全日空ホテル内の中華料理店に出向いた。
予想通り、小沢氏はほとんど口を開かなかった。 私は、致し方なく、「小泉改革が国を滅ぼす。アメリカン・ヘゲモニーはかならず失態をさらす。どんなに小さくとも真正保守の政治勢力を創る必要がある」などということについて喋っていた。小沢氏は、退屈至極といった顔付きで、「うーん」とか「まあ」とかしか反応しなかった。
いや、思い出したことが一つある。 私が「真正保守の可能性があるとしたら自民党内しかなかったのですから、小沢さんには自民党への説得をしてもらいたかった。 そうされていれば、小沢主導で保守党ができていたかもしれない」というようなことを御世辞としていったら、小沢氏は「まあ、今になって考えれば、そうしておいたほうがよかったという気もするけれどね」と答えた。 しかし、大概は、楊子(ようじ)を歯に挟んで、それを掌(てのひら)で隠すことすらせずに、「シー、ハアッ」とやっているのが小沢氏の振る舞いであった。
そして私が「大衆政治は有能な人材をボロにしてゆく。私が小沢さんの兄貴だとしたら、私は“弟よ、傷つくだけだから、政治家なんて辞めたほうがいいぜ”と小声でいいますね」と愛嬌でいったら、傍らにいた彼女が突然に怒り出した。 思うに、「小沢氏を怒らせてはならぬ」という配慮でも彼女にはあったのであろう。 「あなた、政治を莫迦(ばか)にしちゃあいけませんよ。政治の恐ろしさも奥深さも何も知らないくせに」と彼女は大変な剣幕であった。 私も、本人としては「君子は豹変(ひょうへん)す」のつもりで、言い返した。
「うるせえや、こちとらは政治のことで鉄格子の独房に、半年間、座っていたんだ。4年も5年も、食うや食わずで生きていたこともあるんだ。政治についてふたたび発言するには20年の沈黙もあったんだ。筋を通して大学だって辞めてやったんだ。言論だって、家を焼かれる成り行きの中で、守り通しているんだ。たかだかカネや情報を動かしたくらいで政治の恐ろしさなんていってもらいたかあないんだ」
やがて小沢は、相変わらず楊子を口に咥(くわ)えたまま、全日空ホテルの廊下をぶらりぶらりと歩いて、姿を消していった。 私に残ったのは、またしても、予想していたこととはいえ、何とまあ不毛な一夜であったことか、という納得めいた思いのみであった。
(注: 写真はデンマン・ライブラリーから貼り付けました。
赤字はデンマンが強調)
142 - 145ページ
『小沢一郎は背広を着たゴロツキである』
2010年8月14日 第2刷発行
著者: 西部邁
発行所: 株式会社 飛鳥新社
要するに、西部さんは料亭の女将にはからかわられるし、同じ世代の政治家の奥さんからもムカつかれて「政治の恐ろしさも奥深さも知らないくせに」と言われてしまった。 この2つのエピソードを読むと西部さんの「人となり」がなんとなく分かってくる。 そうじゃないか!?
確かに、西部さんには、時たま感情的になるところがありますよ。 でも、誰でも長所と短所がありますからね。 短所だけを取り上げて、重箱の隅を突っつくようにアラ捜しをするのはよくないと思いますよ。
でも、なぜ西部さんは中年のおばさん二人に反感をもたれたのか? オマエは、なぜだと思う?
要するに、西部さんが「信じられないほど杜撰で不誠実な文章」を書いた。 それは、とりもなおさず、西部さんが不誠実な人間であると、デンマンさんは言おうとしているのですか?
いや。。。 僕が言っているのじゃなく、オマエが本の中で、そう書いているのだよ! つまり、オマエが西部さんの不誠実さを暴(あば)いたのじゃないかァ!
料亭の女将と政治家の奥さんも、その“不誠実”さを西部さんに感じ取ったと、デンマンさんは言うのですか?
その通りだよ! もちろん、100%の善人も居なければ、100%の悪人も居ない! 西部さんにも人に好かれる部分が間違いなくあると僕は信じているよ。 しかし、あたかも相手に非があるようなエピソードを自分の本に書いている。 だけど、読む人は、むしろ西部さんの方に問題があると感じる。 僕はそう思う! しかし、西部さん自身は、そう思っていたようには感じられない。
要するに、読む人が読むと、西部さんは自分の欠陥を自分で書いた本の中に晒していると、デンマンさんは言うのですか?
その通りだよ! その西部さんとオマエは『本日の雑談』という本を出している。 その後、本の売れゆきはよくないはずだよ。
どうして、そんなことがデンマンさんに解るのですか?
だってぇ〜、2008年出版のオマエの『パール真論』を最後に、新しい本がバンクーバー市立図書館に入ってこない。 つまり、オマエのこれまでの読者がオマエの本を買わなくなってきている証拠じゃないかァ!
マジっすかあああァ〜?
僕は言わなくても、オマエには解っているはずだよ!
981 :名無しかましてよかですか?:2014/02/20(木) 02:49:39.98 ID:bR74yXd3
ついに自分の意見が全く支持されない事を
国民の劣化が止まらないからと言い出した。
よしりん1991「それから小林(2013)な、国民が愚民なのはあたりまえやねーけ!
てめーらみたいに本と情報にうもれておまんま食ってるヒマはねーんじゃバカヤロー!
この愚漫画家!わしは頭いいとぬかすんなら、愚民にわかる言葉でしゃべりやがれ!
何が大衆は愚民じゃ!役にも立たん、楽しめもしない戯れ言をもってまわった言い回しで
垂れ流すんじゃねーーーーー!!」
オマエ、読者の声を少しは真摯な気持ちで聞いた方がいいよ。
もしかして、上のコメントはデンマンさんが書いたんじゃありませんかァ〜?!
僕じゃないよ! 僕は 2006年2月29日以来 1度も2ちゃんねるでカキコしていないのだから。。。
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【レンゲの独り言】
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ですってぇ〜。。。
ところで、あなたは小林よしのりさんが書いた『戦争論』を読みましたか?
『パール真論』を読みましたか?
デンマンさんが取り上げた『「個と公」論』はどうですか?
『戦争論』は65万部売れたのですって。。。
出版されたのは、もう10年以上も前のことですから、現在までにはもっと売れているもしれません。
かなり話題になりましたよね。
あなたは大東亜戦争を肯定しますか?
戦争が正義か?
平和が正義か?
考えてみたことがありますか?
もし時間があったら次の記事を読んでみてください。
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■『パール判事とゴーマン』
とにかく、デンマンさんが明日、また興味ある記事を書くと思います。
だから、あなたも読みに戻ってきてくださいまし。
じゃあねぇ。
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ィ〜ハァ〜♪〜!
メチャ面白い、
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こんにちは。ジューンです。
わたしもデンマンさんに薦められて
『「個と公」論』を読んでみましたわ。
インタビュー形式で対談のようになっています。
マンガは全く描いてありません。
言葉を惜しみなく駆使した実験だそうです。
インタビュアーが「時浦兼」という人物なんですね。
同書の403ページに書いてあります。
でも、「時浦兼」という人物が実在したとしても
二人の会話がそのまま活字になったのではないと
わたしは思います。
2ちゃんねる流に言えば「自作自演」ですよね。
良くてインタビューに見せかけた「創作」だと思います。
『パール真論』を読んでいたら「時浦兼」という人物は“小林漫画”スタッフの一人だと書いてありましたわ。
このような事は『「個と公」論』の中で明記すべきだと思います。
そうでないと誤解を招きますよね。
デンマンさんのこれまでの記事を読めば
分かると思いますけれど、
上の記事はデンマンさんの「自作自演」です。
マンガ家の「わし」と「僕」はデンマンさんが
一人で二役を演じています。
つまり、「創作」です。
ただし、記事で引用した本の内容は
小林よしのりさんが書いたそのものを引用しています。
誤解がないように老婆心から申し上げました。
ところで、卑弥子さんが面白い記事をまとめました。
楽しいから、ぜひ読んでみてくださいね。
■ 『笑って幸せな気分になれるサイト』
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では、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょうね。
じゃあね。
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