愛と魔法の豆腐 (PART 1 OF 3)
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デンマンさん。。。 お豆腐がチーズになるのですか?
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なるわけないでしょう!
だってぇ~、上のタイトルにそう書いてあるではありませんかァ~!?
豆腐は豆腐ですよ。 チーズは豆腐じゃないからチーズなのですよ。
でも、お豆腐がチーズに変身することだってあると思いますわ。
どうやって変身するのですか?
だから、それをデンマンさんが話してくれるのでしょう?
僕は手品師じゃありません。
だったら、どうして上のようなタイトルを持ち出してきたのですか?
実は夕べ、本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。
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豆腐を水切りして、うつわに盛る。
そこにオリーブオイルをかけ、塩をパラパラと振る。
ただそれだけのことなのだが、これがとんでもなくおいしい。
「え? 豆腐ってこんなにおいしかったの?」
そう思えるのだから、これはもう、変わった味でもなければ奇をてらった味でもない。
一度味わうと、ついこればかり。
そんな食べ方、味わい方になってしまう。
ただし、いくつかポイントがある。
豆腐は水切りすること。
もちろん時間のないときはそのままでもかまわないが、水を切って味わいがぎゅっと濃縮された豆腐とオリーブオイルの相性のよさ、これが格別だ。
あるとき来客にお出ししたら、彼女はなんと言ったか。
「ねえ、これモッツアレラチーズ?」
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もはや豆腐を超えた豆腐に変身してしまうのである。
そして、香りの高いおいしいエクストラバージンオイルを使うこと。
緑の香気高く、すっきりと切れのよいものであるほど、豆腐の持ち味をぐーっと生かしてくれる。
あともうひとつ。
オリーブオイルをかけたあとで、パラパラとおいしい塩を振ること。
オイルに塩がくっついたところ、くっついていないところ。
ひとくちのなかで、その変化が大豆の持ち味を逆に引き立てるのだ。
「すっかり醤油を使わなくなってしまいました」
何人からおなじ言葉を聞いたことか。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
181-182ページ 『』
著者: 平松洋子
2008年9月22日 第1刷発行
発行所: 日本経済新聞出版社
あらっ。。。 お豆腐がモッツアレラチーズに変身しているではありませんかァ!
変身するはずがないでしょう! 豆腐はあくまでも豆腐なのですよう!
でも、上のようにすると、お豆腐がモッツアレラチーズのように、おいしくいただけるということではありませんか! つまり、お豆腐がモッツアレラチーズに変身してしまうのですわア! 私もぜひ試してみたいわァ~。
あのねぇ~。。。、実は、小百合さんがそう言うだろうと思って 僕は実際に試してみたのですよ。
あらっ。。。 マジでデンマンさんは試してみたのですか?
そうなのです。 僕は今年の秋に帰省するときに、いかにして小百合さんの味覚を満足させることができるだろうか? 最近、そればかりを考えているのですよ。
あらっ。。。 マジで。。。?
だってぇ~、そうでしょう!? 去年の秋のピクニックで小百合さんは感激して次のようなメールを寄越したのですよ。
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Subj:ハッピー、バレンタイン!
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日本時間: 2014年2月14日(金)午前9時9分
Date: Thurs. 13/02/2014 16:09
(バンクーバー時間)
Pacific Standard Time
From: sayuri@hotmail.com
To: denman@coolmail.jp
CC: barclay1720@aol.com
デンマンさん、お元気ですか?
早いものですね。
去年の10月にお会いしたと思っていたら、もうバレンタインですね!
“ルート66の奇跡”でデンマンさんは死ぬほど驚いたようですが
ちょっとオーバーですよ。
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■『ルート66の奇跡』
でも、デンマンさんのおかげで
日本では手に入らないアイリッシュ・クリーム・フレーバーの待望のコーヒーがいただけて
懐かしいバンクーバーを思い出しながら
香りと味を充分に楽しみましたわァ。
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デンマンさんが滞在した1ヶ月は
“光陰矢のごとし”
なんだか アッという間に過ぎてしまったような気がします。
「さきたま古墳公園」でのピクニックが昨日のように
思い出されます。
私が「ツナ缶のLemon味も忘れずに!」とメールに書いたので
デンマンさんが わざわざlemon-pepper味のツナ缶を
日本へ持ち帰ってくれました。
ありがとう!
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10月16日の水曜日は、とっても天気がよくて
まさに秋晴れの行楽日和でした。
デンマンさんが lemon-pepper 味のツナをのせた“カナペ”を作ったのには驚かされましたよ。
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私も ウキウキして白ワインなどを持ち出して
“とっても美味しいわァ! 素敵だわァ~!”なんちゃってぇ~。。。
うふふふふふ。。。
。。。というわけで、お返しと言っては何ですけれど、
デンマンさんのためにバレンタインの小包を
船便で送りました。
ちょっと遅れるかもしれませんけど
近いうちにお手元に届くと思います。
\(*^_^*)/
では。。。
『失われたバレンタイン』より
(2014年3月23日)
デンマンさん!。。。 いったい、このメールを何度持ち出せば気が済むのですかァ?
何度も何度も持ち出してはいけませんかァ~?
だいいち、この記事を読んでいるネット市民の皆様が「またかァ~!」と呆れているではありませんかア!
あのねぇ~、小百合さん。。。 この記事を初めて読む人だっているのですよう。 その人にとって、上のメールを読まなかったら、どうして僕が今年の秋のピクニックにこだわるのか? その理由が解らないでしょう!
つまり、デンマンさんはピクニックでお豆腐をモッツアレラチーズに変身させてみようと思ったのですか?
その通りですよ。 僕には小百合さんの心が読めますからねぇ~。。。 案の定、小百合さんは上の小文を読んだら、「私もぜひ試してみたいわァ~」と言ったじゃありませんかア!
確かに、私はマジで そう思ったのですわ。
だから、もしですよ、ピクニックで、僕が試しもしないで、上のような事をやったとしますねぇ~。。。 それで、豆腐がモッツアレラチーズに変身しなかったら、ピクニックは台無しですよゥ。 ピクニックは、1年に1度の重要な儀式のようになってしまっているのですよ。 失敗は絶対に許されません!
デンマンさんは、ちょっと考えすぎではありませんか?
あれっ。。。 小百合さんは、今年のピクニックで、もしですよ。。。豆腐がモッツアレラチーズに変身しなかったら、ガッカリしませんかァ~?
もちろんガッカリしますわ。
だから、そうならないように、まず僕が試してみようと思ったわけですよう!
。。。で、実際に、試してみたのですか?
もちろんですよ。 今年の秋のピクニックを台無しにすることは絶対にできません。 だから、果たして豆腐がモッツアレラチーズに変身するかどうか? 僕は実際に確かめようとしたのですよ。 それで、僕はすぐ近くのデンマンモール マーケットに走ってゆきました。
(すぐ下のページへ続く)