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大切な第一印象(PART 2 OF 3)

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大切な第一印象(PART 2 OF 3)




On Thursday, December 18, 2014 11:56 PM
barclay1720@aol.com wrote:


Hi Diane,

Mayumi and I really enjoyed the food at your soup kitchen.
Everything is well-organized and everybody is friendly.
Even the people standing in line seem good-natured and well-behaved.

Diane, do you remember?
You jotted down as follows:
"Some are a bit crazy but if you just ignore them they'll move on."
I forwarded your email to Mayumi.


(church802.jpg)

Well, Mayumi mentioned that she could understand why you wrote like that.
I asked Mayumi why Diane wrote the above line.

Mayumi told me that her light bulb lit up when she observed Jack's peculiar preoccupation about his seat at the table.
Yes, yes, yes, ... Jack is a bit off-key guy, but he turns out to be a merry-go-lucky guy after all.
When she gave up the seat, Jack even kissed Mayumi's hand to show his gratitude as if to treat her as a princess.

After that, five people at the table talked about Mayumi's coming to Vancouver and her job serach as well as her learning of English.

Mayumi had definitely valuable experiences at the soup kitchen.
She seems to have enjoyed everything at the kitchen to the hilt.

By the way, the other day, I watched a Finnish movie called "The Man without a Past", in which a soup kitchen has a pivotal role because the protagonist meets a good-natured woman like you in the soup kitchen.
Her name is Irma, a spinster, who works for the Salvation Army.
This movie is one of my favorites.


(manpast2.jpg)

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Actually, it was nominated for the Academy Award for Best Foreign Language Film in 2002 and won the Grand Prix at the 2002 Cannes Film Festival.

This is a deadpan comedy directed by Aki Kaurismäki.
An unnamed middle-aged man arrives by train to Helsinki.
After falling asleep in Kaisaniemi Park, he is mugged and beaten by hoodlums and is severely injured in the head, losing consciousness.

Although declared dead, he misteriously sits up and starts his life from scratch, living in container dwellings, finding clothes with help from the Salvation Army and making friends with the poor, and eventually finds Irma as his soulmate.
It is a somewhat weird, unexpectedly-funny yet heart-warming story.

Irma reminds me of you, Diane.
But you are NOT a spinster.


(laughx.gif)

You might as well borrow this DVD from VPL.
I'm pretty sure you'll enjoy it immensely.

In any case, I thank you, again, for your hospitality, kindness and consideration.
Have a merry X'mas and a happy New Year.


(xmastree2.gif)

Your smiling and romantic Bohemian, Kato
with a lot of love as always...


(denman01.gif)


ダイアン、元気にやってますか?

真由美ちゃんと僕は“スープキッチン”の食事を充分に楽しみましたよ。
すべて手順良く サービスが行き届いていたし、スタッフの人たちは誰もが親切でした。
列に並んでいる人たちも、お行儀が良くて、揉(も)め事を起こす人はいませんでした。

ダイアン、覚えているかなァ~。。。?
メールで、次のように書いていたでしょう。。。
“ちょっとクレージーな人も居るけれど、そういう人は無視すればいいわ。そうすれば、何事もなく うまく行くわよ”


(funnymen.jpg)

実は、そのメールを真由美ちゃんに転送したのですよ。

それで、真由美ちゃんが、あとで言うことには、どうしてダイアンが そう書いたのか解ったってぇ~。。。
僕が “どういうことが解ったの?”と尋ねたら
ジャックが座席に拘(こだわ)るのを見たら、やっぱり、ジャックは普通の人じゃなくて ちょっとオツムの可笑しい人だと。。。

うん、うん、うん。。。 そうなんだよ。 ジャックは明らかに 普通の人とは変わっていますよ。
でも、最後まで観察していたら、けっこう愉快な人物でした。
真由美ちゃんが素直に席をゆづってやったら、あとで真由美ちゃんの席まで来て、感謝の気持ちを込めて、まるで皇太子妃にするかのように手に恭しく キスをしたもんねぇ~。。。

結局、5人があのテーブルに着いたのだけれど、真由美ちゃんがバンクーバーにやって来た事とか、仕事を探していること、英語を勉強していることなど話が弾(はず)みました。
真由美ちゃんにとって“スープキッチン”での出来事は、すべてが貴重な経験になったでしょう。
彼女も、本当に楽しんでいるようでした。

ところで、先日、フィンランドの映画を見たのですよ。
“過去を失った男”という題名なのだけれど。。。


(lib41224a.png)

『実際のDVDページ』

どうして、この映画を持ち出してきたかと言うと、
この映画の中にも“スープキッチン”が出てくるのです。
そこで主人公が ちょうどダイアンのように感じの良い女性と出会うのです。
彼女の名前は“イルマ”といって、“救世軍”で働いている“嫁に行きそびれた未婚の女性”です。
この映画は僕の気に入った映画の一つですよ。

実際、この映画は評判がいいらしいよ。
2002年のアカデミー授与式では最優秀外国映画にノミネートされたし、
2002年のカンヌ映画祭ではグランプリ賞を受賞した。

アキ・カウリスマキ監督が制作した一風変わった喜劇です。
中年男が列車でヘルシンキに到着するところから物語が始まるのですよ。
カイサミエミ公園で夜を過ごすのだけれど、眠りばなを暴漢に襲われて、身ぐるみ剥がれた上にバットで殴られて、意識を失ってしまう。
病院では死んだと診断されるのだけれど、奇跡的に生き返ってしまうのです。
しかし、記憶を全く失ってしまう。

だから 人生を初めからやり直すのです。
コンテナ・ハウスに住み、“救世軍”で衣類をもらって、貧乏人たちと仲良く暮らし始める。
やがて、スープキッチンで知り合った“イルマ”に惹かれ、人生の伴侶を見つけるという物語です。


(kitchen906.jpg)

ちょっと風変わりな映画で、期待しないところに笑いがあって、それでも、心が温まるいい映画です。
僕は、この映画の中の“イルマ”を見ながら、ダイアンを連想していましたよ。
でも、ダイアンは“嫁に行きそびれた未婚の女性”じゃないけれどねぇ。。。


(laughx.gif)

とにかく、“スープキッチン”では いろいろとお世話になりました。
感謝感激、雨アラレですよ。
もっと感謝したいのだけれど、感謝の言葉が見当たりません。

楽しいクリスマスを迎えてねぇ。
新年が幸せでありますように。。。

いつもニコニコ、ロマンチストのケイトーでした。
恒例になりましたが、親愛の情を込めて。。。
じゃあね。

【デンマン意訳】






(kato3.gif)

教会の“スープキッチン”では いい経験ができたでしょう?


(Mayumi40.png)

そうですねぇ~。。。 だいぶ前に、東京でホームレスの人たちのための“炊き出し”のようなイベントがあったのを テレビのニュースでやってましたけれど、まさかバンクーバーに着いて 1週間もしないうちに カナダのホームレスの人たちと一緒にテーブルに着いて 英語を話しながら食事をいただくなんて思ってもみませんでしたわ。

うん、うん、うん。。。 日本ではホームレスじゃない人は、まず“炊き出し”に行かないでしょう。 ホームレスの中にも、“炊き出し”のご飯を食べるほど落ちぶれてはいないと、断固として列に並ばない人も けっこう居ると思いますよ。

でも、見るからにホームレスだという人は バンクーバーのあの教会の“スープキッチン”にはいませんでしたね。

そうですよ。。。 見ただけでは、バンクーバーの街を歩いている人と、変わりませんよ。 むしろ、ちゃんとスーツを着て、これから食事の後でオフィスに向かうという格好の人も居ましたからね。

あのクラシックの歌曲を歌った中国系のカナダ人などは、日本では考えられないですよねぇ~。

そうですよ。。。 だいたい、“炊き出し”の間にバックグラウンド・ミュージックを奏(かな)でるという発想が日本にはないでしょう。 ピアニストとチェロの演奏者もボランティアですからねぇ~。

あの中国系のカナダ人が歌った歌曲はイタリアのオペラの中の曲ですか?

いや。。。 歌詞は英語だったよ。

じゃあ、英訳した歌詞で歌ったのでしょうか?

僕は、オペラはあまり好きでないので、良くわからないけれど、とにかくクラシックの歌曲ですよ。 ダイアンも素晴らしい声の持ち主だとマジで感心していたからね。。。

なんだか、東京の高級レストランで生のクラシック演奏を聞きながらタダで食事をしているような雰囲気でしたわ。。。 うふふふふふふ。。。

ところで、ノース・バンクーバーの生活はどうですか?


(nvancmap1.png)

『拡大する』


(nvanc001.jpg)

North Vancouver



何もかも新鮮で、本当に新しい人生を始めているという実感で、ワクワクしながら夢を見ているような気分ですわ。 時々、これって夢じゃないよねってぇ~、自分で頬をつねってみたりするのですわ。 うふふふふふ。。。



マジで。。。?

それは冗談です。 でも、デンマンさんと一緒に入ったロンズデールの Rosemary Rocksalt のベーグルは美味しかったですわ。


(nvanc002.jpg)

Lonsdale Avenue


(rosema01.jpg)


(rosema05.jpg)


(rosema03.jpg)



そおォ~。。。? 僕は、ああいう店でベーグルを食べることはないのですよ。



じゃあ、どこでベーグルを食べるのですか?

近くのスーパーで買って自宅で食べるのですよ。。。 その方が安くて旨い感じがするものです。。。それで、真由美ちゃんの仕事探しの方はどうなってますか?

ケータイ番号と新しい住所が決まったので履歴書を書き直してます。 これからが大変ですわ。。。 できるだけ早く仕事を見つけようと思います。

でもねぇ~、今までが順調で、何もかもスムーズに運んでいたから、何かのきっかけで、ガクンと落ち込んで寝込んでしまわないようにしないとね。。。

そうですねぇ~。。。

半分は気楽にノース・バンクーバーの生活を楽しむつもりでやらないと、ストレスがたまって長く続かないよ。

そうでしょうか?

とにかく、仕事が見つからないことを覚悟の上で、何事も貴重な人生経験だと思って、あせらずにやってね。

はい。。。

今は、クリスマスと正月を海外で楽しむと思って、ちょっと休憩するつもりの方がいいですよ。 たまには図書館で DVD を借りて映画を見たらいいよ。

デンマンさんは、しばしば図書館から DVD を借りて映画を見るのですか?

それが趣味ですよ。 1001本目の映画(『千一夜物語』)を見るのを楽しみにしているのですよ。


(lib41224b.png)

『実際のカタログページ』



現在、650本を見終わったところです。 あと 350本の映画を見てから、1001本目に『千一夜物語(アラビアンナイト)』を観るつもりなのですよ。 真由美ちゃんも、息抜きに、図書館で DVD を借りて映画を見たらいいですよ。 日本の映画も、けっこうあります。



じゃあ、そうします。


(xmascard8.jpg)



(laugh16.gif)

 (すぐ下のページへ続く)



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