酒が行って着物目変境(PART 2)
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すでに空軍を中心に軍部は不穏な動きを見せていた。
ペンタゴンでは、キューバへの空爆の準備を着々と進めていたのだった。
大統領の最終的な命令が下れば、直ちに爆撃機を発進できるように空爆目標の選定もほぼ終わっていた。
主戦論の中核にいたのが、空軍参謀長、カーティス・ルメイだった。
この主戦派は、かつてドイツと日本への戦略爆撃を指揮し、空の英雄と呼ばれていた。
戦後もアメリカ空軍に君臨して、膨大な軍事予算を握り、多数の国防族議員まで要して巨大な政治集団を形成していた。
そのため、ジョン・F・ケネディは、カーティス・ルメイを頂点とする空の制服組を抑えるため、ロベット翁の隠然たる政治的権威を必要としたのだった。
『葡萄酒か、さもなくば銃弾を』
著者: 手嶋龍一
2008年6月4日 第3刷発行
発行所: 株式会社 講談社
『振袖火事とケネディ暗殺』に掲載
(2015年1月29日)
これは、もう半世紀も前の話ではござ~ませんかア!
あのねぇ、アメリカ政府の中の“軍政府”、その“軍政府”と軍需産業で形成された巨大な“軍産複合体”の威力は、アイゼンハワー大統領が警告したにもかかわらず、ケネディ大統領もどうすることもできなかった。
そのケネディ大統領が“軍産複合体”に手をつけようとしたので暗殺されてしまったのでござ~ますか?
そういうことですよ。。。 要するに、今でも、“軍産複合体”は巨大な政治集団を形成している。
その集団が自分の組織を存続させ、あるいは活性化させるために、やっているのが“イスラム国殲滅作戦”でござ~ますか?
そうですよ。。。 でも、見ていてください。。。 そのうち、またベトナム戦争の時のような厭戦(えんせん)気分がアメリカ国内に広まりますよ。。。現在は、そうならないように、テロのニュースを大々的に流していますが。。。
それで、どうなるのでござ~ますか?
争いは、最後は話し合いでケリがつくものですよ。 第一次大戦も、第二次大戦も、朝鮮戦争も、そしてベトナム和平も。。。みな、話し合いでケリがついたのです。
最初から、話し合いの場を持てばいいではござ~ませんか?
それでは、“軍産複合体”が存続する意味がなくなってしまいますからねぇ~。。。 “軍産複合体”にとって、常に争いの場が必要なのですよ。。。
。。。んで、現在、その争いの場が“イスラム国”ということでござ~ますか?
そういうことですよ。。。
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【卑弥子の独り言】
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ですってぇ~。。。
あなたは、どう思いますか?
確かに、争いが収まったと思ったら、また次の争い。。。
人間が月に行けるという時代に、人間の心の進歩は、あまりないようでござ~ますわァ。
国と国との関係は2000年前とほとんど変わっていないようです。
戦争が繰り返されています。
個人的には、誰もが戦争は厭です。
戦場で死にたい人はまずいないでしょう。
でも、『軍産複合体』のような組織が、存続するためには、どうしても争いが必要なのですね。
世界が平和になってしまったら、“ただ飯”を喰らうペンタゴンの役人は肩身が狭くなるでしょうから。
軍需産業は廃業に追い込まれてしまいます。
そうならないためにも、一生懸命に、陰で争いを起こしているのですね。
なんだか、ムカついてきますわ。
ところで、個人的なことになりますけれど、あたくしは“平成の紫式部”と呼ばれているのでござ~ますゥ。
信じられないってぇ~。。。?
じゃあ、『卑弥子の源氏物語』を お読みくださいませぇ。。。
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■『卑弥子の源氏物語』
どうですか? あたくしが “平成の紫式部”だと納得がゆきましたか?
ええっ。。。 ちょっと納得がゆかないのでござ~ますかァ?
そうでしょうねぇ~。。。 あたくしだって、デンマンさんの お話を聞いていて なんとなく 騙されているような気になるのですものォ~。。。
でも こう見えても 一応 京都の女子大学で腐女子たちに「日本文化と源氏物語」を講義しているのでござ~ますわァ。
ただし、なかなか あたくしの魅力を認めてもらえないのでござ~ますう。
つまり、結婚相手が 現れないのですわァ。
この際 高望みはいたしません。
“寅さん”のような人でもいいですわ。
旅に出ていることが多いので 手がかからないと思うのでござ~ますう。
ついでだから、寅さんの映画でも見て、希望をつなごうと思います。
“袖触れ合うも他生の縁”と申します。
あなたも 一緒に寅さんのYouTubeでも見てくださいねぇ~。。。
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ちなみに、紫式部のお話も面白いですけれど、古代のお話も心にしみますわァ。
たまには、日本の古代史の記事も読んでくださいませぇ。
そういうわけで あなたのために平安史、古代史の記事を用意しました。
ぜひ 覗いてみてください。
■天武天皇と天智天皇は
同腹の兄弟ではなかった。
■天智天皇は暗殺された
■定慧出生の秘密
■藤原鎌足と長男・定慧
■渡来人とアイヌ人の連合王国
■なぜ、蝦夷という名前なの?
■平和を愛したアイヌ人
■藤原鎌足と六韜
■古事記より古い書物が
どうして残っていないの?
■今、日本に住んでいる人は
日本人でないの?
■マキアベリもビックリ、
藤原氏のバイブルとは?
とにかく、次回も興味深い記事が続きます。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、またねぇ~。。。
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ところで、平成の紫式部こと、卑弥子さんは見かけによらず、京都の女子大学で腐女子に「日本文化と源氏物語」を講義している橘卑弥子・准教授という肩書きを持っています。
卑弥子さんの面白い話をもっと読みたい人は
下のリンクをクリックして読んでみてくださいね。
■『今、エジプトに?』
■『鍋かむり祭り』
■『日本人はどこから来たの?』
■『卑弥子も待ってます』
■『卑弥子の源氏物語』
■『源氏物語もエッチなのに』
■『失意の紫式部』
■『めちゃムカつく足枷』
■『床上手な女になりたい』
■『日本へ、紀元前のメイフラワー号』
■『日本の死海文書』
■『今さら聞けない、床上手』
■『兄妹の恋と大乱』
■『えっ、ヒトラーはベジタリアン?』
■『外人に乗っ取られた日本?』
■『失われたバレンタイン』
■『軽井沢夫人@日本王国』
■『都知事になれなかった男』
■『落選男の正体?』
■『カナダはカエデの国なの?』
■『海外飛躍遺伝子』
■『ふるさとは遠きにありて…』
■『芭蕉と遊女の出会い』
■『芭蕉と遊女が…あれぇ~!』
■『宮沢りえと3723人の観客』
■『血のつながり』
■『チョー有名な三角関係』
■『日本の真ん中』
■『デンマンの死@玉淀』
■『血の絆』
■『イジメられたら?』
■『アタマにくる一言をかわすには』
■『顔文字がダメなら?』
■『日本の一番長い日』
■『オルフェと聖徳太子』
■『寅さんの本棚』
■『平成の紫式部』
■『心にしみるウンチ』
■『念願のトップページへ』
■『愛とロマンの昔話』
■『愛とロマンのアクセス解析』
■『兄妹の恋のつづき』
■『源氏物語エロいの?』
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