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またまた言葉狩り(PART 1)

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またまた言葉狩り(PART 1)
 
 

 
 
んっもおォ〜!
  
 



デンマンさん。。。また言葉狩りされはったん?



そうなのやがなァ〜。。。

今度は何が問題になりはったん?

まず次の画面を見て欲しいねん。





また、あんさんのアメブロのブログやん!



そうなのやァ。

そやけど今回は、あんさんの英語の記事やん。



"Net Revolution"

(2011年7月14日)



。。。で、どの言葉が問題になりはったん?



上の記事は極めて真面目な記事やねん。

そやけど、禁止語が記事の中にありますのやろう?

そうらしいのや。 でもなァ、上の記事は他のブログでは全く問題になってないねん。 

それやのにアメブロでは、どないなわけで禁止語に引っかかってしまうの?

アメーバ・ブログ(http://ameblo.jp/)の管理人が極めて怠慢で教養のない人間なのやァ。

どないな訳で、あんさんはそないに言わはるのォ?

あのなァ〜、わてもコミュニティサイトの管理人をやっているので分かるのやけど、アメブロが提供しているブログ用のプログラムは、おそらくアメリカで開発された無料のものやと思うねん。



『Beaverland e-XOOPS』



あらっ。。。ジューンさんが笑ってますやん。 このサイトをあんさんが管理人になって運営してはりますのォ?



そうなのや。。。このサイト用のプログラムは、アメリカ人がメインになって作った無料のプログラムやねん。 いわゆるオープンソースということや。 つまり、誰でも無料でゲットして使っていいものやねん。 アメブロが提供しているブログ用のプログラムも同様にオープンソースの無料のものやと思うねん。

それと英語の禁止語とどないな関係があるの?

あのなァ〜、どのサイトの管理人用のプログラムにも禁止語を指定できるサブ・プログラムがあるねん。 わての禁止語指定のサブ・プログラムは次のようになってるねん。





あらっ。。。"hehe"という言葉をあんさんは禁止語にしやはったん?



いや。。。別に禁止語と言う訳やないねん。 試しに入れてみただけやねん。 わてが管理人をしておるコミュニティ・サイトや掲示板には禁止語は一つもあらへん。

つまり最近では、ほとんどの管理人さんが禁止語を設定してないと、あんさんは言わはるの?

その通りや。 わての経験からライブドアは間違いなく禁止語を設定してないと思うでぇ〜。。。

どないなわけで、あんさんはそないに言わはるのォ〜?

なぜなら、2005年の2月からやっておるけど、まだ一度もライブドアのブログで禁止語に引っかかったことがあらへん。

そやのに、どうしてアメーバ・ブログ(http://ameblo.jp/)では英語の単語が禁止語に引っかかるん?

そやから、アメリカで開発された無料のオープンソースのブログ用のプログラムをつかっておるねん。 たぶんな。 その中の禁止語設定の欄に例として幾つかの英語の単語が並べてあるねん。 たぶんな。

つまり、その英語の単語をアメブロの管理人さんは、そのままにしてあると、あんさんは言わはるの?

そうやァ! そやから、わてはアメブロの管理人は怠慢やと言うねん。 怠(なま)けてるねん。 もちろん、そのプログラムを見たわけやないから断定できへん。 そやけど、わてのこれまでの経験から、そう思うねん。

要するに英語の禁止語に、あんさんは思い当たることがあるねんな?

そのとおりやァ。。。以前、禁止語の例としてあげてある英単語に、わてが上の記事で使った英単語も含まれていたことがあったのやァ。

その英単語ってどないなものやのォ〜?

おそらく卑弥子さんが書きはった次の英語の文章の中に禁止語があるねん。


【Himiko's Monologue】




FUNNY ENGLISH NOTICES

AROUND THE WORLD!



Advertisement for donkey rides in Thailand:



Would you like to ride on your own ass?



Have a nice day!
Bye bye ...





"Net Revolution"より
(2011年7月14日)




これだけ英単語が出てきよると、わたしにはどれやら、さっぱり分かりまへん。。。いったいどの単語やのォ〜?



わては ass やと思うねん。 この単語が禁止語の例の中に出てきたのを見たことがあるねん。

そやけど、ロバがどないな訳で禁止語になるのォ〜?

俗語では「ケツ」だとか「ケツの穴」という意味になるねん。

そないなたわいもない単語をアメーバ・ブログ(http://ameblo.jp/)の管理人さんは禁止語にしてはるのォ〜?

それ以外に、わてには考えることができへん。 とにかく、この記事もまたアメブロに投稿するよってに、ass が禁止語やったら、またこの記事が非公開になるはずやァ。

つまり、そのために、この記事を書く気になったん?

うへへへへへ。。。その通りやァ。 めれちゃんも楽しみにして待っててな。

あんさんはアメブロの管理人さんが教養がないと言うたけど、どないな訳でそう言わはるん?

アメブロの管理人は太平洋戦争中に行われた極めて愚かな言論統制のことも知らへんのやァ。


言葉狩りをする

未熟な精神構造は、

日本に何をもたらすのか?



生命の危機と言論の自由



知っていますか?
太平洋戦争時代、日本帝国政府は今から考えれば愚劣と言えるほどの言論統制で国民をがんじがらめにしたのです。

その良い例が英語を使うな、という規制です。
野球で英語が使えなかった。
ストライクと言ってはダメなんですね。
じゃあ、何と言ったか?

「当たり」「一本」「良し」とか言ったらしい。
「ボール」も使えない。
「はずれ」とか「ダメ」とか言ったらしい。

愚かと言うより、こうなるともう滑稽ですね。
しかし、戦争当時、みんなが真面目にこう言いながら野球したらしい。
いっそのこと野球も敵性スポーツとして禁止すればよかったと思うのですが、帝国政府の親玉の中に野球の好きな人がいたらしい。

それなら、英語も使わせればよいと思うのに、そうはしなかった。こういうところが片手落ちなんですよね。

アメリカはどうだったか?
すっかり逆でした。

日本人が昔から親しんだ「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という『孫子の兵法』の中の有名な格言を忠実に守ったんですね。つまり、戦争に勝つためには日本人を知らなければならない。そのためには日本語を大いに学ばねばならない。と言う事でアメリカ政府は日本語学校を作ってそこで日本語を徹底的に学ばせて、日本人の研究人材を養成したわけです。

しかし、日本にだって良識を失わない人たちも居たんですね。極めて少なかったですが。。。太平洋戦争下で唯一といってよい言論抵抗事件がありました。このことについて、ちょっと詳しく語ろうと思います。1944(昭和19)年2月23日の『毎日』新聞の竹ヤリ事件というのがこれです。

この記事を書いたのは37歳の新名丈夫記者でした。「竹やりなんかでアメリカに徹底抗戦なんてどうかしている」と言うような趣旨の事を書いてしまったんですね。もちろん、覚悟して書いたんです。うっかりして書いてしまったわけではないんです。

でも、当時の東条英機首相はこれを読んで激怒した。

それで、頭にきたものですから、できれば書いた記者を死刑にしたい。でもいくらなんでもそんな無茶な事は出来ませんから、赤紙で徴兵して南方戦線に送り込もうとしたわけです。当時の常識として、南方戦線に送り込まれれば生きて帰れないということが分かっていました。つまり事実上の「死刑」です。いづれにしても、無茶な事をしたんですね。

当時軍部と帝国政府に真っ向から反対すれば、このような仕打ちが待っていたんです。だから、分かっていた人もおとなしく黙っていた。でも、新名記者はメディア人としての良識を持っていたわけです。アメリカを例に取れば、あのニクソン大統領を退陣に追い込む事になったウォーターゲート事件を暴露したワシントンポスト記者のボブ・ウッドワード(Bob Woodward)のような人だったわけです。

最近、命を懸けて記事を書くような新聞記者が日本にはいなくなりましたね。残念です。

この記事が発表された頃には、もう戦局は悪化していました。問題の記事が発表された前年、1943(昭和18)年には、まず2月、ガダルカナル島で日本軍の撤退が開始されました。これを契機に、米軍は一挙に攻勢に転じたわけです。以後、5月にアッツ玉砕、11月にはマキン・タラワ全滅と戦局は日々悪化していきました。1944年2月17日には「日本の真珠湾」と米軍から呼ばれた作戦の最重要拠点、トラック諸島が米軍の手に落ちてしまいました。

軍部でも、帝国政府でも太平洋戦争の敗北はすでに決定的となったと考える人がでてきました。しかし国民には「勝った、勝った」という虚偽の情報以外は一切知らされていなかったんですね。そのためにも言論は厳しく統制されたわけです。

新名さんは海軍記者となって以来半年間にわたって主力艦隊に乗り組み、戦況を自分の目で確かめていた。戦況が悪くなっていた事も充分に知っていた。陸海軍が対立し、飛行機生産のためのジュラルミン三十万トンの大部分を陸軍が本土決戦用に抑えて出さないという内幕もキャッチしていたほどです。

マーシャル陥落の発表を大本営が20日間もためらって大騒動を演じているのを見た新名記者は決意を固め、一大プレスキャンペーンを社に上申しました。メディア人としての良識です。「日本の破滅が目前に迫っているのに、国民は陸海軍の醜い相克を知りません。今こそわれわれ言論機関が立ち上がるほかはありません」
そのように便せんに書いて、吉岡文六編集局長に上申したのでした。
「よし、何とかして国民に知らせるほかない」と決意した吉岡局長は社外の大物に書かせようと、まず元中国駐劉大使・本多熊太郎氏に交渉しました。しかし、「検閲があっては書けない」と断わられてしまいました。

結局、編集会議の結果、新名さんが指名されました。当時の記事は、もちろん検閲を受けなければならなかったのです。しかし、海軍担当の新名記者が執筆したものは海軍省の検閲だけでよく、各社のキャップの書くものは無検閲でよいという紳士協定になっており、その特典を利用したのです。

「書けば東条から懲罰召集を喰らうかも知れない。社もつぶされるかも知れない。殺されるかも知れない」
新名記者は悲壮な覚悟で執筆したのでした。実際、その通りになってしまい、ハチの巣をつついたような騒ぎとなったのです。新名記者は責任を感じ辞表を提出しました。しかし、吉岡局長は突き返し、逆に金一封の特賞を出したのです。その代わり、3月1日に吉岡局長、加茂勝雄編集次長兼経理部長は責任をとって辞任しました。

しかし、こんなことで東条首相はおさまりません。東条さんは情報局次長村田五郎を呼びつけて「竹ヤリ作戦は陸軍の根本作戦ではないか。毎日を廃刊にしろ」と指示したのです。村田さんは答えました。「廃刊するのはわけありません。紙の配給を止めれば、毎日は明日から出ません。ただし、よくお考えになってはいかがですか。毎日と朝日は、いまの日本の世論を代表しています。その新聞の一つがあのくらいの記事を書いた程度で、廃刊ということになりますと、世間の物議をかもす、ひいては外国から笑われることになるでしょう」

東条首相も馬鹿ではありませんから、この説得が効いたのでしょう。廃刊は引っ込めました。しかし、陸軍からの新名さんへの執拗な処罰要求が出されたのです。そういうわけで、新名記者に対して陸軍から懲罰召集が強行されたわけです。

極度の近視ですでに徴兵検査で兵役免除になっていた37歳の新名さんへの再度の徴兵でした。海軍省は「新名は報道班員としてパラオ派遣が決定しているので、召集を延期されたい」と陸軍省に申し入れたのです。陸軍省はこれを突っぱねました。しかし、海軍も負けてはいられないと大運動を展開して、なんとか召集を解除させたのです。

ところが、陸軍中央から絶対に還すなという厳命がきており再度召集があり、丸亀連隊へ一人だけの中年二等兵の入隊になったのです。これはもう、海軍と陸軍の対立というところまでエスカレートしてしまったわけです。

これに対して海軍が再び抗議しました。「なぜ、中年二等兵が一人だけ入隊するのか?」
陸軍も黙っては居ません。何とかしようという事で、新名さんと同じく大正生まれの兵役免除者二百五十人を召集したのです。つじつまを合わせたわけですね。「新名記者憎し」の陸軍の執念はすごかった。

さらに、陸軍中央は新名さんを最激戦地の沖縄、硫黄島方面の部隊へ転属させろと厳命してきたのです。やることが汚いです。生きて帰さぬ方針を取ったわけです。こうなると、もう、無茶苦茶ですね。

しかし、陸軍の思い通りには行きませんでした。三ヵ月がたち、結局新名さんは他の戦友と除隊になりました。丸亀連隊報道部の香川進大将は 「この召集は東条大将の厳命だったんだよ。新名は絶対に還すな、重労働を課せとね。海軍や軍令部からもなんども人がきた。われわれは自分らの正しいと思う判断で君を扱った。善通寺師団司令部でも見て見ぬふりをしてくれた」と除隊の真相を説明したのです。

海軍は直ちに新名さんを報道班員としてフィリピンへ送り、陸軍の再召集を防いだのでした。新名記者がフィリピンに出発した直後、新名さんの“とばっちり”を喰らって再召集された丸亀連隊の中年二等兵たち二百五十人は硫黄島に送られ、全員玉砕してしまったのです。全くこれでは、この二百五十人の人たちの魂は泣き切れないでしょうね。ひどいものです。

言論統制から、人の命までが軽々しく一部の人間の思うように処分されてゆく。死ななくても良い人たちまでが、とばっちりを受けて250人もが硫黄島のチリとなって消えてしまう。もし、あなたがこの250人の中に選ばれたとしたらどう思いますか?

ええっ?現在、そんな馬鹿げた事は起こらない?
そうでしょうか?
太平洋戦争が終って戦争放棄を謳(うた)った憲法が出来た時、いったい誰が自衛隊が出来ると考えたでしょうか?
その自衛隊が、イラクに派遣されると誰が考えたでしょうか?

ええっ?でも徴兵なんて日本には絶対にないから、戦争で死ぬ事はない?
そうでしょうか?
あなたと私が声を大きくして、表現の自由と言論の自由のもとで戦争反対を訴えない限り、
一体、誰が徴兵の無い時代を保障しますか?

これまで読んできて、表現の自由と言論の自由の大切さが分からないとしたら、あなたも、あの250人の中に選ばれて硫黄島へ送られるということが、また起こるかもしれないですよ。
そう思いませんか?
ええっ?あなたは女だから心配ない?

しかし、アメリカを見てくださいよ。
アメリカ女性兵士がイラクで救出されたことがありましたよね。あなただって知っているでしょう?
日本はアメリカの真似をしますからね、志願だけではなく女性だって徴兵される時代が来るかもしれませんよ。現在の日本の自衛隊にも男性と同様に実戦訓練を受けている女性自衛官が結構たくさん居るんですよ。

ええっ?もう兵隊にとられるような年齢じゃない?
あなたの子供の事、あなたの孫の事を考えてくださいよ!
表現の自由、言論の自由のもとで、平和な国にしようと主張しましょうね。
とにかく、表現の自由、言論の自由を守りましょうね。



『少しでも日本を良くしたいと思いませんか?』より
(2005年7月3日)


 (すぐ下のページへ続く)


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