万夜一夜物語 (PART 1 OF 3)
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デンマンさん。。。 “万夜一夜物語”というのは“千夜一夜物語”の間違いではありませんかァ~?
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いや。。。 決して間違いではありません。
でも。。。、“万夜一夜物語”というのを これまでに聞いたことがありませんわァ~。
当然ですよ。。。 だってぇ、“万夜一夜物語”というの僕の物語ですから。。。
あらっ。。。 それってマジですか?
僕が“万夜一夜物語”を書いてはいけませんか?
でも。。。、でも。。。、千夜ならともかく。。。 万夜も物語を語り続けることなど不可能ではありませんか?
しかし、ナポレオンの辞書には“不可能”という言葉はありませんよ。
でも。。。、デンマンさんの辞書には“不可能”という言葉が ちゃんと載っているでしょう?
いや。。。 そのページは破り捨てましたから、僕の辞書にも“不可能”という言葉はないのですよ。 (爆笑)
でも、デンマンさんが その辞書を買った時には、ちゃんと載っていたのですわァ! そうでしょう?
確かに、その通りです。。。 だけど、僕が“万夜一夜物語”を書いてもいいではありませんか!?
しかし、千夜一夜物語のようなエロチックな話を 万夜も話し続けるほど デンマンさんは エロチックなエピソードを自分で経験したのですか?
千夜一夜物語
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千夜一夜物語は、八世紀頃に中世ペルシャ語からアラビア語に訳された、インド説話の影響の強い一大説話集である。
現在では、ムフシン・マフディー(Muhsin Mahdi 1926年–2007年)による詳細な研究とこれによるガラン写本の校訂版(1984年)が、原型を保った最良のものと評価されている。
『千夜一夜物語』は、日本語では『千一夜物語』、『アラビアンナイト』とも呼ばれている。
初期の翻訳においては、永峯秀樹訳『開巻驚奇 暴夜(あらびや)物語』や、日夏耿之介訳『壹阡壹夜譚』の題名も見られた。
内容
ドゥンヤザード姫妻の不貞を見て女性不信となったシャフリヤール(英語版)王が、国の若い女性と一夜を過ごしては殺していたのを止めさせるため、大臣の娘シェヘラザード(シャハラザード)が自ら王の元に嫁ぐ。
シェヘラザードは毎夜、王に興味深い物語を語る。
王は続きの話を聞きたいがために二百数十夜に渡ってシェヘラザードを生かし続け、ついに殺すのを止めさせるという物語が主軸となっている。
話が佳境に入った所で「続きはまた明日」とシェヘラザードが打ち切るため、王は次の話が聞きたくてシェヘラザードを殺すのを思いとどまり、それが二百数十夜続いた。
説話は、冒険商人たちをモデルにした架空の人物から、アッバース朝のカリフであるハールーン・アッ=ラシードや、その妃のズバイダのような実在の人物までが登場し、多彩な物語を繰り広げる。
説話は様々な地域に起源をもち、中世のイスラム世界が生き生きと描き出されている。
本来の夜数と物語数
アラビアンナイトは、9世紀ごろに原型ができてから、多くの人の手によるさまざまな発展段階を経た。
原型が作られたイスラム世界でも多様な版が存在し、やがて東方諸国、ヨーロッパに紹介されていくにつれ数多くのバリエーションが生まれたことが、この物語の大きな特徴である。
アラビアンナイトの原形はそれほど長大な物語ではなかった。
その理由は、現存するいろいろな版を比較すると、収録されている話も順序もかなり違うが、最初の二百数十夜くらいはほぼ共通しているからである。
ガラン写本ではその夜数は282夜(物語の数は40話)、マフディーによる校訂版では271夜(物語の数は35話)に過ぎない。
しかし、「千一夜」という題名のゆえに、本来は1001夜の「完本」があるはずだとガラン自身も信じていた。
このことから、ヨーロッパでの「残りの物語」探しが盛んになり、それに応じて中東でその後に多くの物語が無秩序に付加されて、ついに19世紀には現在の1001夜分を含む形で出版されるに至った。
現存する写本としては最古のものとされるガラン写本に収録されていたのは、東洋文庫版でいうと、第1巻、第2巻、そして第3巻冒頭の「ヌールッ・ディーン・アリーとアニースッ・ジャリースの物語」、第6巻の「アリー・ビン・バッカールとシャムス・ウン・ナハールとの物語」、それに続く「カマル・ウッ・ザマーンの物語」冒頭部分、第15巻の「ホラサーンのシャフルマーン王の物語(ジュナールの物語)」くらいであり、残りはすべてガラン写本以外の資料を典拠としている。
現在のアラビアンナイト物語集は、成立当時の姿の何倍にも膨らんでいる。
結局のところ、アラビアンナイトは「これ」という底本がない古典であり、底本がないゆえにどんどん新しい物語が加えられ、さらにヨーロッパと中東という二つの文明の間を行ったり来たりするうちに変形が進んだ物語といえる。
偽写本の捏造もしばしば行われた。
しかしオリジナルがないゆえに、どれが正しくどれが誤りといった判断をするのは困難である。
いつ、どの話が加えられたのかという判断も難しく、また、いつの段階までに収録された話を正式のアラビアンナイトと呼ぶのか、といった定義のようなものがあるわけではない。
出典: 「千夜一夜物語」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
いや。。。 もちろん、“万夜一夜物語”の すべてのエロい話が 僕の体験談ではありませんよ。
つまり、デンマンさんの“万夜一夜物語”には 10、001の話が載っているのですか?
当然でしょう!
信じられませんわァ。
あのねぇ~、昔の人は“信じる者は救われる!”と言ったのですよ。。。 だから、ジューンさんも僕の言うことを信じて幸せになってくださいねぇ。 (微笑)
。。。で、その“万夜一夜物語”には、わたしも登場するのですか?
当然でしょう! だから、ジューンさんの写真も貼り出したのですよ。
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でも、わたしは、この写真に見覚えがありませんわ。
やだなあああァ~。。。、 ジューンさんは もう忘れてしまったのですか?
第一、デンマンさんの“万夜一夜物語”のどの話に わたしが登場するのですか?
次の話ですよ。
(すぐ下のページへ続く)