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乙女と処女 (PART 1 OF 3)

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乙女と処女 (PART 1 OF 3)

 


(virgin13.jpg)


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(maria05.jpg)

 



(june001.gif)

デンマンさん。。。 好きですわねぇ~。。。 うふふふふふふ。。。


(kato3.gif)

ん。。。? 僕が“乙女と処女”を話題にするのは いけないのですか?

いえ。。。 別にかまいませんけれど。。。デンマンさんのことですから、なんとなくヤ~らしいお話しになるのではありませんか?

やだなあああァ~、僕は格調高い話をしようと思って、“乙女と処女”というタイトルにしたのですよ。

その格調高いお話というのはどういうことなのですか?

あのねぇ~、たまたま夕べ、バンクーバー市立図書館で借りた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。



(seisho90.jpg)

「イザヤ書」のインマヌエル預言に、「見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み その名をインマヌエルと呼ぶ」(「イザヤ書」7章14節)とありますが、あの場合の「おとめ」はただ「若い娘」という意味であって、「処女」かどうかは問題ではないんです。

ところが、それをギリシャ語で「パルテノス」と訳してしまったから、「処女が身ごもる」となってしまった。

人間(イエス)が神(キリスト)であるという矛盾同様、この論理は、現実的なセム語の世界では通らないんですが、ヘレニズム世界では、ギリシャ神話の神の世界として受け入れられるのではないでしょうか。

この訳語がもとで結局、マリアの処女懐胎ということにつながっていくわけですね。


(virgin01.jpg)

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)



207ページ
『ぼくたちが聖書について知りたかったこと』
著者: 池澤夏樹
2010年3月2日 第3刷発行
発行所: 株式会社小学館




どうですか。。。 格調高いと思いませんか?



デンマンさんが聖書のお話を持ち出してくるとは思いませんでしたわ。

いけませんか?

いいえ。。。 これからもデンマンさんから聖書のお話をたくさん聞きたいものですわァ。。。うふふふふふ。。。

いや。。。 僕は聖書の話は、あまり好きではないのですよ。。。 でもねぇ~、カナダにはキリスト教を信じている人が多いから、少しでも教養を高めようとして、たまたま気楽に読めるような聖書の本が目にとまったので、借りることにしたのですよ。

つまり、カナダでは聖書のお話が出ることがあるので、知らないと教養が無いと見なされる。。。、それで、少しは聖書のお話を記憶にとどめておこうと思い立ったのですか?

簡単に言ってしまうと、そういうことなのですよ。 うへへへへへへ。。。

デンマンさんは、意外にコスイところがあるのですわねぇ~。。。

。。。ん? コスイ?。。。 どういうことですか?

聖書のお話が会話の中に出てきても、知らない事は知らないと言えばいいではありませんか? 教養があると思われたくて無理して聖書の知識を詰め込むことは無いと思いますわァ~。

実は、僕もそう思ったのですよ。。。 でもねぇ~、何か本を借りて読むならば、たまには聖書の本でも読もうかと、手にとって見たわけですよ。

それで、目についたのが、他でもない“乙女と処女”という箇所だったのですか?

うへへへへへへへ。。。 いけませんか?

つまり、拾い読みして面白いと思うところだけ、こうして記事で取り上げようと思ったのですか?

そうです。。。 いけませんか? うししししし。。。

なんとなく、ヤ~らしいお話が始まるような予感がしてきましたわァ~。

いや。。。 あくまでも聖書の話ですからねぇ~。。。 ヤ~らしいと思うのは、その人の心がヤ~らしいからですよう。 (微笑)

分かりましたわ。。。 それで、デンマンさんは上の箇所を読んで、何が印象的だったのですか?

あのねぇ~、誤訳して それが、当然のように社会に通用するようになったというのはよくあることですよ。

たとえば。。。?

例えば、和製英語の“マンション”です。。。 英語の MANSION と言えば次のような建物ですよ。


(canhous3.jpg)

■写真は『カナダ移住の夢』より



ところが 日本で、“マンション”と呼ぶモノは、実は、アメリカやカナダでは CONDOMINIUM と呼ばれる建物の意味で使われているのですよ。 つまり、アパートよりも大きな集合住宅のことを “マンション”と日本では呼ぶようになった。


マンション

マンション(和製英語:Mansion)とは、日本語ではアパートよりも大型の共同住宅(集合住宅)を表す一般名詞として使われている。


(mansion001.jpg)

ただし、語源である英語では(例えばビル・ゲイツの私邸のような)豪邸などの意味で用いられることが多く、共同住宅の意味はほとんどない。

マンションという語は、日本のデベロッパーが、昭和30年代初めより一部の限られた階層を対象に、公団住宅などとは一線を画した高級路線の集合住宅を、高級感をイメージするために「マンション」と銘打って売り出したことに由来するという。
その後、対象とする層を広げて多様なものが開発、販売されるようになっても、「マンション」という呼び名が定着した。

しかし、英語では、Mansion(英)は、主に豪邸を示す言葉であり、日本語で言うような「共同住宅」を意味する一般名詞として用いられることは、ほとんどない。
イギリスではより限定的に、Mansion Houseといった場合は市長公邸、Mansion blockといった場合は高級なアパートを指す。

日本で言うところのマンションは、比較的大規模な共同住宅で独立して住居の用に供することができる各室を有するものを指す。

また、同じく共同住宅を指す「アパート」という言葉が、小規模なもの、木造や軽量鉄骨造のもの、賃貸物件を指していることが多いのに対し、「マンション」という言葉は比較的大規模で、構造としては基本的には鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造で区分所有(建物の区分所有等に関する法律-区分所有法)されるものが多い、という相違点がある。

なお共同住宅は住宅の建て方を示す用語で、一戸建、長屋建(タウンハウス)と並んで分類されている。



出典: 「マンション」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』




そういう訳で、ある日本人がアメリカ人の知り合いに「マンションに住んでいるので ぜひおいでください」といって誘ったら、そのアメリカ人はビル・ゲイツが住んでいるような豪邸を想いうかべた。。。 ところが、実際に訪ねたら、大きなアパートの1室に住んでいたので驚いたとい笑い話があるのですよ。



それってぇ~、マジなお話ですか?

実際にあった話かどうか僕は知らないけれど、そういう笑い話を僕は何度か聞いたことがあるのですよ。

それで、“乙女と処女”をデンマンさんが取り上げたのは、どうしてですか?

だから、ヘブライ語の“乙女”を ある翻訳者がギリシャ語に訳す時に“処女”の意味である「パルテノス」という言葉を使ってしまったのですよ。。。 それで、聖母マリアが処女のまま妊娠してしまったというようなバカバカしい話が“処女懐胎”として、多くのキリスト教信者が信じるようになってしまったのです。

あらっ。。。そうだったのですか?

あれっ。。。 ジューンさんは知らなかったのですか?

だってぇ~、デンマンさんはよく記事の中で書いているではありませんか!

僕が記事の中で何て書いているのですか?

“信じる者は救われる”と。。。 だから、多くのキリスト教信者が“聖母マリアが処女のまま妊娠してしまった”と素直に信じたのですわ。

つまり、ジューンさんも、その話を素直に信じたのですか?

そうですわ。。。 わたしは敬虔なキリスト教信者ではありませんけれど、一応、国勢調査のときなどには“キリスト教を信じている”という欄にチェックマークを入れているのですわ。

しかし、いくら“信じる者は救われる”と言われているからといって、処女がセックスもしないで妊娠するなんていうバカバカしい話をマジで信じている人などいませんよう!

それは、デンマンさんの独断と偏見だと思いますわ。

あれっ。。。 ジューンさんは、処女マリアがセックスもしないで妊娠したというバカバカしい話をマジで信じているのですか?

もちろんですわ。。。 それがキリスト教の奇跡ですわ。。。 (微笑)

あれっ。。。 ジューンさんは“奇跡”をマジで信じているのですか?

だってぇ~、世の中には信じられない事が実際に起こるということがあるものですわ。

たとえば。。。?

例えば、“女性の頭から胎児が出た”とか。。。 うふふふふふふ。。。

。。。ん? “女性の頭から胎児が出た”?。。。 そんな。。。 そんなバカバカしい話があるわけないでしょう!!?

それが、マジであるのですわよう!。。。 ちょっと次の記事を読んでくださいなァ~。。。


脳腫瘍手術で女性の頭から胎児


(taiji02.jpg)

2015年4月24日 20時45分
Techinsight

双胎妊娠において、特に二卵性である時によく聞かれる “バニシング・ツイン”という言葉をご存じであろうか。
双子を妊娠するも片方がうまく育たず、初期の段階で母体に吸収されて結果として1人だけが誕生する。
そして、その胚がもう片方の赤ちゃんの体内に宿ってしまうことも極めて稀に発生するようだ。
アメリカから驚きのニュースが飛び込んで来た。

ロサンゼルスの名医の執刀によりこのほど脳腫瘍の摘出手術を受けたのは、「インディアナ大学」の博士課程に身を置いているヤミーニ・カラナムさん(26)という女性。
昨年9月に読解、聴解力が非常に低下していることに不安を覚え、医師の診察を受けたところ脳腫瘍と診断され、低侵襲手術の権威であるHrayr Shahinian博士が率いる脳外科手術の専門機関「Skull Base Institute」を紹介されたのであった。

頭蓋骨は半インチの切開のみという内視鏡による手術は無事成功したが、そこで仰天の事実が発覚した。
なんと腫瘍の正体は胎児。骨、髪、歯がしっかりと確認されたのであった。

彼女は実は双子で、しかし母親の胎内で片方の胎児が成長しなくなる、いわゆる“バニシング・ツイン(Vanishing Twins)”の現象が起きていたと考えられるそうだ。
病理検査の結果は心配された悪性の所見もなく、カラナムさんは3週間ほどで普通の生活に戻れるという。

生き残れなかった胚芽や胎児は普通であれば母体の中に自然に吸収されてしまうが、このたびのケースのように稀にはどこかへ移り住んでしまうこともある。

香港で2010年、女の赤ちゃんが体の内部にほかの赤ちゃんを2体宿して誕生していたことが今年になって明らかにされ、世界中の周産期医療に携わる人々を驚かせていた。
赤ちゃんが生後3週目になってからその胎児が取り出されたが、へその緒、手足、皮膚、胸郭と骨、腸、脳の組織が確認されるなど、かなりの大きさに育っていたという。

また2013年には南米コロンビアで、いわゆる“不育症”が「石胎(石児)」と化したケースが大きな話題となった。

82歳の女性が感染性胃腸炎の可能性で受診した際、腹部の異常な張りにレントゲン検査を受けたところそれが発覚。

女性は40年前に子宮外妊娠の中でも珍しい腹膜妊娠を経験しており、成長を止めた胎児が自己防衛手段として石灰化して腹部に宿っていたとみられ、その後は摘出手術が成功している。



出典: 「脳腫瘍手術で女性の頭から胎児」
Techinsight





 (すぐ下のページへ続く)



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