平成の表象空間(PART 2 OF 3)
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(gozila7.jpg)
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デンマンさんも好きですわねぇ~。。。 うふふふふふ。。。 ネットで上の YouTube のクリップを見つけ出したのですか?
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そうです。。。 いけませんか?
いいえ。。。 別に、デンマンさんが怪獣にハマッていてもかまいませんけれど。。。
いや。。。 僕は怪獣映画にハマっているわけじゃないのですよ。。。 実は、カナダにやって来てから、怪獣映画を観たのは“ゴジラ”が初めてなのです。
どうしてゴジラを観る気になったのですか?
だから、大阪城をゴジラが壊すシーンを、もう一度観たいと思ったわけですよ。。。 とにかく、4歳か5歳の頃に見た 特に印象的にオツムに焼きついたシーンでしたからねぇ~。。。 20年経っても、30年経っても記憶に鮮明に残っていて色あせてない。
。。。で、そのシーンを確認できたのですかァ~?
それがねぇ~、どちらのゴジラを観ても大阪城のシーンが出てこないのですよ。
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(gozila2.jpg)
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(gozila3.jpg)
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デンマンさんは他の映画で見たシーンを 1954年のゴジラ映画で見たと思い込んでしまったのではありませんか?
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いや。。。 決してそんなことはないはずです。。。 怪獣映画といえば、他には、子供の頃に“ザ・ピーナツ”が出た“モスラ”しか観たことがありませんからねぇ~。。。
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(mosura02.jpg)
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大阪城がゴジラに破壊されるシーンは 1954年に作られた“ゴジラ”に間違いがないはずですよ。
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でも、思い違いということもあるでしょう?。。 デンマンさんは思い込みが激しい人ですから。。。 うふふふふふ。。。
たぶん、小百合さんがそう言うだろうと思って、念のために調べてみましたよ。。。 ちょっと次のウィキペディアのページを見てください。
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(wik50616a.png)
■『実際のページ』
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なんと大阪城が破壊されるのは第1作目の“ゴジラ”じゃなくて 1955年に作られた第2作目の“ゴジラの逆襲”なのですよ。
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つまり、デンマンさんのお父さんは第1作目が人気が出たので、第2作目は見逃さないようにとデンマンさんを連れて観に行ったのですわねぇ~。。。
どうやら、そうらしいですよう。。。 この1955年というのが昭和30年です。。。 つまり、僕にとってゴジラに始まり、1939年の東京オリンピックで終わったのが“昭和30年代”なのですよ。。。 だから、僕の人生でも、ものすごくリアリティがあるのです。
じゃあ、昭和50年代とか、60年代には、どうしてリアリティがないのですか?
あのねぇ~、上の本には次のように書いてありましたよ。
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(gdome02.jpg)
昭和25年8月
昭和という言い方は日本でしか通用しないんですね。
ですから昭和30年代というイメージを持てるのは、日本人か日本に相当コミットしている人だけなんですね。
昭和30年代はそういう共同性のユニットでものを考えるときに意味があったんです。
ところが昭和50年代という言い方にはあまり意味がない。
どうしてだろうか。
それは昭和50年代に生きている人は、自分が日本に所属しているという自覚が、非常に乏しいからですね。
他方、1970年代と80年代という表現は、言うまでもなく地球規模で通じると信じられているから、この表現を使うときに、自分は日本よりも広い世界、地球規模の世界に属しているという感覚が前面にせり出しているわけです。
言い換えれば、自分が日本人であるということはもちろんわかっていても、そのことに特別な意味を見出せなくなっているときに、19XX年代という表現になるわけですね。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
17ページ 『戦後の思想空間』
著者: 大澤真幸
1998年 発行
発行所: 筑摩書房
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そうですわねぇ~。。。 「それは昭和50年代に生きている人は、自分が日本に所属しているという自覚が、非常に乏しいからですね」と書いてありますけれど、確かに、私もバンクーバーの隣町・バーナビーに別荘を借りて13年間夏休みを過ごしていましたからねぇ~。。。
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そうです。。。そうです。。。 バーナビーは小百合さんにとって第2のふるさとなのですよ。
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(foolw.gif)
件名:小百合さん、おはよう!
カナダの143歳の誕生日
おめでとう!
きゃはははは。。。
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(sunwind2.gif)
Date: 01/07/2010 12:46:58 PM
Pacific Daylight Saving Time
日本時間:7月2日(金曜日)午前4日46分
From: denman@coolmail.jp
To: sayuri@hotmail.com
CC: barclay1720@aol.com
今日のバンクーバーは、のどかで、まったりとした花曇ですよう。
なんとなくカナダの143歳の誕生日に似合っているような。。。
でも、これまで7月1日を思い出すと、たいてい晴れていたのだけれど。。。
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(canadafg.gif)
考えてみれば、小百合さんもカナダとは深い縁があるよね。
バーナビーのDeer Lake の畔に“山の家”を13年間も借りて
夏をカナダで過ごしたということは、
小百合さんにとってカナダのバーナビーは第2のふるさとだったのでしょうね。
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(deerlak3.jpg)
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(house22.jpg)
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(house23.jpg)
でも、その第2のふるさとに、たびたび来れなくなったので、その心のふるさとを子供の頃から小百合さんにとって聖地であった軽井沢に求めた。
僕は、そのように考えているのですよう。
きゃはははは。。。
いづれにしても、そのDeer Lake の畔の山の家も、軽井沢の別荘も、僕にとって懐かしく思い出せる“メルヘンの里”になりました。
『小百合物語』にバーナビーの山の家と軽井沢は欠かせません。
小百合さん、ありがとう!
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(pray03.gif)
では、くどいようだけれど、いつものように日本の神様たちにお祈りをささげます。
行田の大長寺の大仏様。。。
高崎の観音様。。。
軽井沢の不動様。。。
栃木のお稲荷様。。。
仙台の八幡様。。。
小樽の海の神様。。。
八甲田の山の神様。。。
伊勢の皇大神宮様。。。
宇佐の八幡様。。。
小百合さんが軽井沢タリアセン夫人になりきって、ルンルン気分で今日、一日を無事で楽しく愉快に過ごせますように。。。
そして、この夏休みには、バンクーバータリアセン夫人になって、北京ダックを僕と一緒に食べることができますように。。。
日本の神様、よろしくお願いいたします。
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(funny3.gif)
きゃはははは。。。
じゃあねぇ~♪~!
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(denman01.gif)
『広くて小さい世界』より
(2010年7月5日)
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デンマンさんが、こういうことを書いていたのですわねぇ~。。。
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そうです。。。そうです。。。
。。。で、デンマンさんにとっても、「昭和50年代」、「昭和60年代」という言い方にはリアリティを感じないのですか?
当然ですよ。。。 僕は「昭和50年代」、「昭和60年代」には、もうバンクーバーに住んでいましたからねぇ~。。。「自分が日本人であるということはもちろんわかっていても、そのことに特別な意味を見出せなくなっているときに、19XX年代という表現になるわけですね」とかいてあるけれど、僕も19XX年代という表現を使っていますよ。
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(laugh16.gif)
(すぐ下のページへ続く)