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平成の表象空間(PART 1 OF 3)

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平成の表象空間(PART 1 OF 3)

 


(heisei27.jpg)


(heisei28.jpg)


(sayuri201.jpg)




(sayuri55.gif)

デンマンさん。。。 なんだか難しいタイトルを書きましたわねぇ~。。。 もしかして、タイトルだけ場違いなモノにして、またバレンタインのことを書くのではないでしょうねぇ~。。。


(kato3.gif)

いや。。。 いくらなんでも、何度も何度もバレンタインの事を書いたら、僕のブログにやって来る人がうんざりしますからね。。。 今日はバレンタインの話ではありませんよ。

でも。。。、確か、デンマンさんは『昭和の表彰空間』というタイトルで記事を書いていましたよねぇ~。。。

あれっ。。。 小百合さんはよく覚えてますねぇ~?

よく覚えてますねってぇ~、まだ先月に書いたばかりじゃありませんか! それに、記事の中で デンマンさんは私と対談したのですわ。


(gdome02.jpg)

『昭和の表象空間』



うん、うん、うん。。。 そうでした。。。そうでした。。。



。。。で、今日はその続きですか?

いや。。。 続きというわけではないのですよ。。。 たまたま、夕べ本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。



(osawa02.jpg)

昭和30年代という言い方はよくしますよね。
しかし、昭和は64年まであるのに、たとえば昭和50年代とか昭和60年代という言い方はほとんどしないんです。
昭和40年代というのは微妙なところなんですが、50年代よりははるかによく使いますが、しかし30年代に比べたら全然使わないですね。
中間的なところがある。

「~年代」などという10年ごとに時間を区切る方法は、便宜の問題だと思うかもしれませんが、そうではありません。
「昭和30年代」という表現が使われるのは、それによって、僕らが一つの時代についてのイメージを持てるからです。
つまりそういう切り方に何かある種の共同主観的な意味があるわけです。

ところが昭和50年代という切り方は、僕らに何のイメージも与えない。
そのかわり何と言うかというと、1970年代とか80年代とかと言う。
あるいは現在も1990年代という言い方をするわけです。
昭和30年代という言い方にリアリティがあるのに、なぜ昭和50年代にはリアリティがないのか。

(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)



16ページ 『戦後の思想空間』
著者: 大澤真幸
1998年 発行
発行所: 筑摩書房




この箇所を読んでデンマンさんは感銘を受けたのですか?



いや。。。 別に感銘を受けたわけじゃないれど、確かに、昭和30年代という言い方にリアリティがあるのに、昭和50年代にはリアリティがないですよ。。。 なぜなら、僕は“昭和50年代”という言い方をしたことはないし、それに、“昭和50年代”というのを めったに目にしたこともない。 小百合さんはどうですか?

言われて見れば、そうですわね。。。

テレビでも映画でも、“昭和30年代”というのはリアリティがあるのですよ。。。 たとえば次の映画です。


(always02.jpg)

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この『3丁目の夕日』の頃。。。、たうまり、1964年は昭和39年ですからねぇ~。。。 東京オリンピックの年。。。 新幹線が走った年ですよ。。。、昭和30年代の最後の年です。



デンマンさん。。。 1964年には私はまだ生まれていないのですわ。

あれっ。。。 マジで。。。?

私とデンマンさんでは世代が違うのですわ。。。 うふふふふふ。。。

そうでしたか。。。 とにかく、僕にとっても、やっぱり“昭和30年代”というのはリアリティがあるのですよ。。。ちょっと次の写真を見てください。


(gozila2.jpg)


(gozila3.jpg)



あらっ。。。 これはゴジラがお城を壊しているところですか?



そうなのですよ。。。 ゴジラが大阪城を壊しているシーンなのですよ。

デンマンさんは意外に子供っぽいところがあるのですわねぇ~?。。。 このシーンが忘れられない思い出なのですかァ~?

そうです。。。 僕がまだ4つか5つの頃の話ですよ。。。 現在の秩父鉄道・行田市駅のすぐそばに“中央映画館”というのがあったのです。 


(ekimae02.jpg)



上の写真は現在の行田市駅前だけれど、昔の面影は全くなくなってしまいました。 この写真の向かって右の方に“中央映画館”があったのですよ。 当時は“大正座”と“忍館(しのぶかん)”と、この“中央映画館”の3つがあった。。。 昭和30年代の話です。。。 ゴジラの第1作目ができたのが この10年前の1954年。。。 


(gozila5.jpg)

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オヤジが僕を連れて“中央映画館”へ“ゴジラ”を観に行ったのです。



デンマンさんが「“ゴジラ”を観たい!」とねだって お父さんと一緒に見に行ったのですか?

いや。。。 僕はまだ新聞も読めないし、当時はテレビもなかった。 僕の家にテレビが入ったのは小学校3年生の時でしたからねぇ。。。 だから、“ゴジラ”なんてぇ全く知りませんでしたよ。

つまり、デンマンさんのお父さんが観たかったのですわねぇ~? うふふふふふ。。。

そうなのですよ。。。 一人で観に行くのが恥ずかしかったのでしょうねぇ~。。。 僕をダシにして観に行ったと思うのですよ。。。 そういうわけだから、僕は初めて怪獣映画を見て、強烈なイメージがオツムに焼きついたのです。

それが、ゴジラが大阪城を壊しているシーンなのですか?

そうなのです。。。 実は、2ヶ月ほど前の 5月23日にバンクーバー市立図書館で DVD を借りて 2014年に作られたアメリカの“ゴジラ”を観たのです。


(lib50616b.png)

『実際のカタログページ』



観終えたあとで上の赤枠で囲んだコメントを書き込んだのですか?



そうです。。。

1954年に作られた日本映画の方が良かったと書いてありますわねぇ。。。

そうです。。。 2014年のアメリカの“ゴジラ”の予告編を貼り出しますから、小百合さんもちょっと見てください。


(gozila6.jpg)

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けっこう面白そうじゃありませんか。。。



でもねぇ~、ゴジラ以外の変な怪獣が出てくるのですよ。。。 ゴジラだけにして欲しかったのですよ。。。 余計な怪獣は見たくない。

。。。で、デンマンさんは 子供の頃に観た 1954年の日本映画も観たのですか?

そうなのです。。。 バンクーバー図書館にあるだろうか?。。。 そう思って探してみたら あったのですよう。 


(lib50616a.png)

『実際のカタログページ』



上の パッケージには2本の DVD が入っていたのですか?



そうです。 DVD 1 には1954年の日本映画。。。 DVD 2 には 1956年に制作されたアメリカ版の“ゴジラ”が入っているのですよ。 アメリカ版のゴジラの予告編があるので観てください。


 (すぐ下のページへ続く)


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