漱石のラブレターを読みたい(PART 2 OF 3)
不倫の果てに…
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(kiss003.gif)
不倫と呼ばれる恋愛について、どんなイメージを抱かれますか?
わたしは女性として、相手の男性にパートナーがいるのに、自分が彼の一番になれないのに、
それに甘んじている女性の事を
“プライドはないの?”
“先(結婚という意味ではありません)がないのにばかげてる”
などと、どちらかというと軽い軽蔑感を持っていました。
でもわたしの身にも、それは訪れてしまったのです。
ある既婚男性のことを、
どうしようもなく好きになってしまったのです。
初めは手の届かない相手だと、
片思いを続けていたのですが、
どうしても我慢できずに、
彼にモーションをかけはじめてしまったのです。
そして、長い時間を経て彼と肉体関係を持ちました。
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(sadgirl32.gif)
そこから、彼はわたしのことを「彼女」だと呼ぶようになりました。
わたしは、一度の関係で終わろうと思っていました。
してはならないことをしてしまった、という思いと、
これで完結した、という気持ちがあったからです。
でも、長い間モーションをかけ続けておいて、
セックスして、
「はいさよなら」なんて図々しい考えですよね。
結局わたしたちは、不倫関係に陥ってしまったのです。
そして次第にわたしは苦悩に苛まれはじめました。
彼とは、毎日のように会っていました。
いつしか彼と会えない日は心に穴があいたように感じるようになりました。
これは、どんな恋愛でもあることだと思いますが・・・
でも、わたしの頭には、
“彼がわたしと会わない=奥さんといっしょにいる”
という図式ができあがってしまい、
嫉妬に苦しむようになったのです。
そのうち、彼から
「子供が大きくなったら(わたしと)いっしょになりたい」
と言われました。
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(valent1.gif)
その時点ではその言葉は、彼の本音だったと今でも思います。
言葉だけでなく、彼の行動がそれを裏打ちしていたからです。
でも、
“大きくなったらっていつ?”
“奥さんはどうするの?”
そんな疑問で頭がいっぱいでした。
そして、それと同時に彼の奥さんに対する嫉妬は、
ますますふくらんでいきました。
現在だけでなく、彼らの過去の歴史、
これからの生活などにも嫉妬の目が向くようになりました。
つまりわたしは、妄想に苦しめられていたのです。
そんなわたしは彼に対して、
自分の妄想をぶつけはじめたのです。
不倫であれ、どんな関係であれ、
相手から勝手な妄想をぶつけられたら、
何を言えばいいのか、どうすればいいのか
わからなくなる事でしょう。
その頃の自分の愚かさに、今でも情けなくなります。
わたしはいつも、恋愛を通して自分も相手も
成長していけたら・・・と考えてきました。
そして、何かを得ようとも思っていました。
(念のため、モノではないです)
でも、彼との長い不倫生活の果てに、
得られたものは、負の遺産ばかりでした。
世間のすべての不倫カップルがそうだとは
限らないとは思いますが、わたしたちの場合は、
おたがいを傷つけあって(傷の質は違いますが)
後々笑顔で思い出せるようなものではありませんでした。
おそらく今、会ったとしても、お互い自分の残した
嫌なものを見ているような気持ちしか、
生まれてこないでしょう。
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最初の頃のときめき。
彼のやさしさ。
いきいきとしたわたし。
何もかも、なくしてしまってからの別れ。
本当は、彼と和解したいと考えている自分がいます。
よりを戻すのではなく、ただ、醜い別れを修正したい。
・・・そんな甘い話は、ありませんよね。
by レンゲ
2004-07-21 10:11:08
『不倫の悦びと苦悩』より
(2004年7月21日)
『広い愛と狭い愛 (2009年3月31日)』に掲載
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レンゲさんの不倫の手記を持ち出してきて、あんさんはわたしを苦しめはるのォ~?
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ちゃうがなぁ~、わては鏡子夫人のふところの深い愛情について、めれちゃんに考えて欲しいのやがなぁ~。
そのふところの深い愛情がどうやと、あんさんは言わはるのォ~?
レンゲさんは純粋に相手の男を愛していたのかも知れへん。
わたしも、そうだと思いますねん。
でもなぁ~、相手の男の妻は、ふところの深い愛情で夫を見守っていたのかも知れへん。
(たとえ、他の女とかかわりを持ったとしても)
あなたのことだから安心している、
もしあってもなんとも思わない、
しかし、私のことを
お忘れになってはいやですよ
それで、レンゲさんの相手は、結局は、ふところの深い愛情を持った妻の元へ戻って行ったと。。。?
そうや。。。
つまり、あんさんは、わたしの不倫の経験を思い出させて同じことをわたしに言わはるのねぇ~?
いや。。。わては、あのォ~。。。、別に、めれちゃんの不倫の経験を思い出させるために、こうしてレンゲさんの手記を持ち出したのではないねん。
でも、あんさんは無意識のうちに、そうしてはるねん。。。。わたしは、また傷ついていますやん。。。んも~~。。。わたしの昔のことは蒸し返さないで欲しいねん。。。それよりも、あんさんこそ、小百合さんと旦那さんのことを考えた方がよろしおますでぇ~。。。
。。。ん? 小百合さんと旦那さんのこと。。。?
そうですやん。。。小百合さんもふところの深い愛情で旦那さんのことを思っていますやん。
そうや。。。その通りやでぇ~。。。
そやったら、いづれ、あんさんもレンゲさんのように小百合さんに捨てられて悲しい思いをしますねん。
わてが。。。?
そうやぁ!。。。小百合さんと旦那さんは、あんさんなどには分らない夫婦の絆で、しっかりと結ばれているねん。
めれちゃんにも、やっと夫婦の絆が分ってきたのんか?
わたしの事は、どうでもいいねん。。。あんさん自身のことを考えたらどうやのォ~?
。。。ん? わて自身のことォ~?
そうですう。。。なんでぇ、あんさんは小百合さんにちょっかいを出すのォ~?
ちょっかいではあらへん!小百合さんは次のように言うてるねん。
今、一番居なくなって
困る人
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前略
まだ1月、寒さが続きますね。
入院などしないように。
今、一番デンマンさんが居なくなると困ります。
その次が私の髪の毛をストレートにしてくれるパーマ屋の人。
その次が長~い付き合いの歯医者さん。
私の事を良く知って頼っていた人が急に居なくなると困ります。
父のように、もう会えないのは困ったです。
乱筆ですいません。
早々
小百合より
2008年1月7日
『武蔵と卑弥子さん』より
(2009年6月20日)
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つまり、あんさんが小百合さんにとって大切な人だということを自慢したいん?
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わては何も世界のネット市民の皆様を前にして自慢しようとしているのではないねん。
。。。で、上のような手紙を持ち出してきて、あんさんは一体何をしようとしやはるのォ~?
小百合さんは、さらに次のように書いていたんやでぇ~。
[793]RE:夢とロマンの女神、万歳!
Name: さゆり
Date: 2008/12/10 15:46
Pacific Standard Time
(バンクーバー時間:
2008年12月9日 午後10時46分)
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(sayuri2.gif)
小さい頃 小学生時代は
ケンカは負けが多く くやしかった。
菊ちゃんなんて 大人になっても
くやしい事 多かったかも。
高校生 になると ガがつよくなり
ケンカをして 負けても
くやしい などと 顔にも 出さない。
冷たい冷淡な子 に成ろう と思っていた。
そんな 高校時代を経て
今 大人。 子供や大切な人に
愛情をそそげる自分になった。
『杜の都と女の学園 (2009年3月18日)』より
この上のメールがどうやと、あんさんは言わはるのォ~?
つまり、小百合さんは冷淡な女子高生だったのやがなぁ。でも、それではいけないと思って、愛情豊かな女になろうと努力した。要するに、鏡子夫人のように、ふところの深い愛情に目覚めたのやがなぁ!
それで、現在、大切な人であるあんさんにも、旦那さんとは別の愛情を小百合さんは注げるようになったと、あんさんは勝手なことを言わはるのォ~?
勝手なことではあらへんでぇ~。。。小百合さんは鏡子夫人のようなふところの深い愛情を持つ女になろうと高校を卒業した頃から自分を変えようと努力したのやないかいなぁ~。。。!
つまり、大切な人になったら、不倫をしても良いと、あんさんは言わはるのねぇ?
ちゃうがなア!。。。めれちゃんは何を言うてるねん?。。。大切な人に寄せる愛と言うのは、動物同士が求め合うような本能的なセックスではないのやでぇ~。。。
。。。で、どういうセックスなのォ~?
だから、セックスではないと言うてるやんかァ~。。。
そんなこと信じられへん!
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(bearhug05.jpg)
あのなぁ~、こうしてHよりも感じるハグをして小百合さんとわては信頼感を深めるのやでぇ~
そんな話、中学生でも信じへんでぇ~。。。
さよかぁ~。
さよかぁ~で済ませんで欲しいわア!。。。わたしは子供騙しの御伽噺をしているのとちゃいますのやでぇ~。。。いい加減にしいやあああぁ~。
分っているがなぁ~。わては、めれちゃんの次の詩を読んださかいにぃ、めれちゃんが考えている肉体のコミュニケーションについてしっかりと理解しているでぇ~。
(すぐ下のページへ続く)