愚か者と敬語 (PART 2)
そんな程度ですか?
もちろんですよ。 草柳さんは「敬語には・尊敬語・丁寧語・謙譲語・美化語・気くばり語の5種類があり、人間関係や生活感情の潤滑剤になっている」と書いているけれど、僕は敬語が潤滑剤になっているとは思えない。 むしろ、人間関係や生活感情の邪魔になっている。 だから敬語が廃(すた)れてくるのですよ。
デンマンさんは、敬語はない方がいいと主張るのでござ〜♪〜ますか?
いや。。。敬語を廃止しろ!とは言いませんよ。 でもねぇ、草柳さんは次のようにも書いている。
葉書にせよ電話にせよ、人と会話をはじめ会話を終わるときの、人間としての敬虔(けいけん)な態度がなければ、敬語を遺漏(いろう)なくふんまえた手紙は、かえって、“つくりもの”の味が濃厚になってしまうのではないだろうか。
つまり、「最初に敬語ありき」ではなくて、「最初に態度ありき」なのである。
その「態度」とは、通信をする相手の状況による。
結婚への祝いの言葉、破婚や失恋を慰める言葉、子どもが誕生したことへのよろこび、肉親を失ったことへの慰め、昇進ないし受賞した人へのよろこび、倒産失業した人へのいたわり……つまり、人生の光のスポットに自分の手紙を落とすとき、人生の陰の叢(くさむら)にメッセージを落すとき、それで心構えができるだろう。
(赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
136-137ページ
『きれいな敬語 羞(はず)かしい敬語』
著者: 草柳大蔵
2002(平成14)年3月1日 初版第5刷発行
発行所: 株式会社 グラフ社
つまりねぇ、敬語の使い方を考えること自体が本末転倒なのですよ。 問題は心なのですよ。 心に人を敬(うやま)う気持ちがあれば、どのような言葉を使おうが、その人の態度に敬語の意味が表現されている。
そうでしょうか? そんなに簡単に言って済ませていいものでござ〜♪〜ましょうか?
だってぇ、現に敬語が廃(すた)れているのですよ。 言葉は生き物なのですよ。 無駄な敬語は無くなっても当然なんですよ。 それが自然の成り行きなのです。
でも、それでは日本文化が危(あや)ぶまれますわ。
大丈夫ですよ。 卑弥子さんのように「日本文化と源氏物語」を講義する人が絶えない限り、敬語が廃(すた)れても日本文化は安泰なのですよ。 その証拠に、江戸時代に使われた敬語は、現在ほとんど使われてませんよ。 でも、卑弥子さんが平安時代の日本文化を伝えていますよ。(微笑)
【卑弥子の独り言】
ですってぇ〜。。。
確かに敬語は何かと煩わしいのでござ〜♪〜ますわ。
でも、知らないと恥をかくのですわよ。
知らない所で、噂になって馬鹿にされるのですわ。
そのような所がなんとも島国根性的だと言いたいところでござ〜♪〜ますわ。
ところで、アメリカ人の男性が Dumbest を発音するのを聞きたい人は次のリンクをクリックしてくださいまし。
スピーカーを ON にするのを忘れないでくださいね。
別窓にページが表示されるのと同時に声が聞こえてきます。
では、クリックしてみてください。
■『Dumbest の発音』
それでは、最もオツムの足りないブロンド女性(Dumbest Blond Ever)のビデオクリップを見てくださいまし。
ちょっと笑えますわよ。
うふふふふふ。。。
Dumbest Blond Ever
<iframe width="400" height="315" src="http://www.youtube.com/embed/1FEm5VwrgQY" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
あなたに上の英語が判ったかしら?
ブダペストはどこの国の首都ですか?と男性が尋ねているのですわ。
最後に金髪女性はフランスじゃないの!? と答えたのですけれど、
日本人ならばフランスの首都はパリだと、小学生でも知っているのではないでしょうか?
あなただって知っているでしょう?!
正解はハンガリー(Hungary)なのですわ。
でも、男性の発音を聞いていると“ハングリー(Hungry)”と聞こえるのですわよね。
そうすると女性が“お腹(なか)が空(す)いている”国なんてぇ、聞いたことないわよ、と言うのですよ。
ちょっと笑えますよね。
“お腹(なか)が空(す)いている”国で思い出したけれど、“七面鳥(Turkey)”という国があったわね。
トルコは正確には Republic of Turkey です。
いずれにしても上のクリップは、あまり面白くはないですよね。
とにかく、次回も興味深い記事が続きますわ。
だから、あなたも、また読みに戻ってきてくださいね。
じゃあ、また。。。
ィ〜ハァ〜♪〜!
メチャ面白い、
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こんにちは。ジューンです。
英語にも敬語が無いわけではありません。
でも、日本語ほど体系的には使われていません。
ヨーロッパ近代語に敬語があるかないかは
敬語の定義次第です。
敬語を広く「人物間の上下関係や
親疎関係を反映した言語表現」と定義すれば
英語で丁寧な命令文に please を付ける例を始め
学校で生徒が教師に、
軍隊で兵士が上官に対する応答の文末に
sir や madam(ma'am)を付ける例があります。
英語の二人称代名詞である you はもともとは敬称でした。
英語話者が家族であろうと親しい友人であろうと
常に本来敬称であった you のみを使うようになったために
you が敬称としての意味を失い、
敬称でない形の thou が忘れ去られたのです。
現在では敬語表現としては
次のような形を使って表現することが多いです。
Could you ...?
Would you ...?
May I ...?
ところで、卑弥子さんが面白いサイトを
やっています。
興味があったら、ぜひ次のリンクをクリックして
覗いてみてください。
■『あなたのための笑って幸せになれるサイト』
とにかく、今日も一日楽しく愉快に
ネットサーフィンしましょう。
じゃあね。バーィ